きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


危険なパクリ


10月16日(金) しょぼしょぼの雨

先週に引き続き、『作者にも言わせて』ネタでいこーっと。
というのも、今週そのことでちょっとショックなことがあったから。

私はアニメファンである。
(夫もアニメファンで、アニメとマンガが二人の仲を取り持ったと言っても過言ではない)
そんでもって、二人して10月からの新アニメ番組をチェックするために、わざわざアニメージュを買ったのだが、それにあるOVAのことが載っていた。
それはもうとても有名な人気小説のOVAで、その小説は読んだことはないが、名前だけは私も知っている。
そのストーリーの中に出てくる地名が、『賢者の結婚』で設定した8公国のうちの一つの公国の名と同じだったのだ。
その地名がアニメージュに載ってて、それを読んでショックを受けたってわけ。
まあ、たいしたことじゃないから、他人は何でそれがショックなのって思うかもしれない。
でもねー、やっぱり同じっていい気持ちしないよぉ。

実はその地名は、ドイツの実在の地名なのです。
私がうっかり東ユーレシア8公国なんて設定をしたもんだから、8つもの地名を決めなきゃならなくなって、あわてて参考になりそうな地名を地図帳めくって探し回った。
その地図帳は私が高校の時使ってた古いやつだったんだけど、それにはドイツのルール地方の拡大図がついてて、その中からなかなか格好いい地名を探し出したのだった。
本当は、何か意図するものがない限り、実在の地名をそのまま使うってことは避ける(といっても1文字か2文字すり替えるだけなんだけど)。
でもね、その地名は本当に格好がよかったので、そのまま使っちゃったんですぅ。
まさか、まさか同じ地名が使われてるなんて!!
(もし、オリジナルだったのなら、作者の先生、ごめんなさい。でも実在にあるのですよ)

人名のパクリの場合は、似たような名前っていっぱいあるから、そんなに気にならないんだけど。
そして地名でも、3文字程度なら同じになることはあるだろうから、私もこだわらないないんだけど、6文字の偶然の一致ってあまりないからなぁ。
普通の縮尺の地図では絶対載っていない小さな町だからいいか、なんてタカをくくっていたのがまずかった。
しかも、私が知らなかっただけで、どう考えても向こうが先なんだよなぁ。
向こうの真似したと思われても、おかしくないよなぁ。
ええーん、こんなことならいつものように、1文字替えときゃよかったよ、くすんくすん。(;_;)

パクるときは気をつけなくちゃイケナイ。
どうどうとパクる理由がある時以外は、小心者らしく、文字列替えをやっとかなきゃ。
ということを肝に銘じて、今後のお話作りに臨むきんとさんでした。
『賢者』の方は、バイオン以外の地名はそんなに出てきてないから、新しいお話を書く時にこっそり替えとこっと。
その地名と、もう一つスイスの地名をパクったやつをね。
あーあ、どっちも気に入ってたんだけどな…。


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