きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


37才人妻の赤裸々な告白…、なんちって


10月1日(木) どしゃどしゃの雨

昨夜、夫が誘ってきた。
夫の腕に抱かれるのは本当に久し振りだ。
相変わらず、彼の愛撫は優しい。
でも、あの人は…。
ついつい、あの人の激しい愛撫と比べてしまう。
私のいけない癖…。

なーんて話をつらつら書いたら、ホームページのカウンターはじゃかじゃか上がるんだろーが、残念ながらそーゆー事実はナイ。
ナイことは書けないので、他のテーマで書くしかないですな。
実は『はぎさんちのページ』の中で、私担当の『気功セラピストのたまごが行く』というコンテンツはいつまでたっても予定のままになっている。
それはどーしてかというと、そのような内容で書けることは少ないし、気功そのものの解説を書くには私のお師匠さまの承諾がいるから。
だから、いつまでたっても予定のままの『気功セラピストのたまごが行く』はやめにして、日記風エッセイを書くことにしたのだ。
37才人妻の赤裸々な告白と言いたいところだが、赤裸々な事実がないからなぁ…。

今日は、ひたすら眠かった。
寝不足もあるけれど、多分排卵期のせい。
これから2週間、下っ腹が痛かったり、妙にイライラしたり、胸が張ったりしながら過ごさなきゃなんない。
そんでもって、無事に生理が来ると1日どんより過ごすことになる。
それはブルーデーだからというだけでなく、まただめだったかと落ち込むからなのだ。
落ち込む原因は「子供」。
もう、子供は諦めたはずなんだけど、でもやっぱり生理が来るたびガッカリしちゃう。
実際問題として、それほど子供が欲しいかと聞かれると、そうでもないと答えざるをえない。
それでもいつも、心のどこかで子供がいないことを気にしている。
悲しい女のさがってやつですかね…。

だいたい、結婚したら必ず子供はできるものと思ってたから、いつもそのことばかり気にしていた。
結婚して1年目はまだ遊びたい盛り、神経質なほど避妊した。
それなのに、2年目からそろそろと思い、避妊をやめたのに一向にその気配がない。
3年目には、自分の歳のこともあって、早くもあせり出し、不妊治療に通い出す。
この不妊治療というのが曲者で、どうにも楽しくない治療の上に(治療だから当たり前か)基礎体温に振り回される生活なのだ。
体温表とにらめっこして病院に行くと、エコーで診て、あなたの卵は何ミリになりましたから、明日夫婦生活して下さい(病院ではセックスのことをこう呼ぶ)と言われる。
それで夫に明日お願いなんて言って、するエッチはどう考えても味気ない。
挙げ句の果てに、夫婦生活して4時間以内(だったかな、忘れちゃった)に病院に来いと言われ、行くと検査。
そんでもって、精子が死んでるとか動いてないとか言われて、また次回がんばって、ということになる。
こういう非人間的なことを続けていると、精神衛生上よくない。
夫との関係をうまく築けない悩みとあいまって、4年目の私はドロドロに悩んでいた。

5年目になって、そうよ、他に生きがいを持てばいいのよ!と気持ちを切替えることに成功して、やっとドロ沼状態から抜け出した。
それから、4年間子供のためにと思って貯めたお金を自分に費やし、心理学を勉強し、気功を始めた。
ひょんなきっかけで、小説も書いた。
でも、今はそのどれもが優雅な暇つぶしにしかなっていない。
子育てに追い回されている友達に、優雅ね、と言われて、いたく傷ついたことがあった。
私自身、この優雅な生活は罪悪だと思っているみたい。
優雅は罪悪→子育てすれば優雅じゃない→罪悪感からの解放
こんな図式に囚われて離れられない。
だから、今でも「子供」に振り回されているのだ。

気功セラピストの勉強に行き詰まりを感じている今日この頃、またしても「子供」に自分の人生を託して逃げたくなってる。
でも、それは無い物ねだりの隣の芝生。
何か生きがいを得ようとあせってみても、それがうまくいくとは限らない。
ここはひとつ、優雅でいいじゃないか、と開き直って日々楽しく暮らすしかないよーだ。
うまくいかないと、注ぎ込んだお金がもったいないけど、誰だって損することなんていくらでもあるしね。
まあ運がよけりゃ、何か見つけるでしょーよ。

そんなわけで、37才子供のいない人妻=私の生活は今日も何事もなく過ぎていくのだった。

とりあえず、今まであったことを赤裸々に告白してみたんだけど。
ちょっとは赤裸々だったかなぁ… (^_^;)


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