大宮ましろのストライキ報告


序文。
みなさんこんにちは、大宮ましろです。

今回私が行ったストライキ活動は、ひとまず終了しました。
ここを見ていた多くの方々、ご協力ありがとうございました。

多少遅くなりましたが、この場で活動報告をしたいと思います。
長文になっていますので、のーんびりとお付き合いいただければ幸いです。



目的について。
このストライキの目的は、二つありました。
一つ、代理店に対する抗議。
これは、行動開始直後からトップに貼り付けて、明確に宣言していました。

そしてもう一つは、ラグナユーザーへの、抗議行動の例示です。
今回のストは、ただ代理店の文句をいうだけではなく、例えばこういう行動を
起こすこともできるんだぞ、というユーザーへ向けてのデモンストレーションです。

かつて、ラグナロクのユーザーは、署名活動、代理店への直接取材など、
様々な抗議活動を行ってきました。
しかし私には、どうもそれは、個人のスタンドプレイと言った印象がありました。
(以前サクライのアレさんが行った署名などは、自分の抗議の権利を他人に
委任しただけで、署名者達が真に行動をおこすのとは別のような気がしています。)
で、参加者自身の行動が直接代理店へのダメージになるような
抗議行動はないかな、と企画したのが今回のものです。

ストライキがたった3日だったのは、参加者を増やそうという
意図があったからです。
今回の目的の一つは代理店に対する抗議方法の例示ですから、
大事なのは参加者の確保でした。
自分1人なら1週間でも1ヶ月でも可能ですが、
日数が増えれば増えるほど参加しづらくなってしまいます。
よって期間は3日としました。
ストライキの参加者は、3日(150円)という意思を
自らの行動で代理店に叩きつけたのです。

余談ですが、私1人で1ヶ月のストライキだと、代理店は1500円の損害。
3日のストライキを10人で行うと、代理店にはやっぱり1500円の損害。
質より量という良い見本です。



目的の達成度について。
1つ目の目的、代理店に対する抗議ですが。
具体的にどこまで抗議するということを決めなかったため、
なんらかの効果を与えた時点で成功と、自分では思っています。
要は嫌がらせのようなものですから。
そういう意味では、私が1人でストライキをしても、それはそれで成功です。
1つ目の目的は、行動をおこした時点で成功しています。
気分の問題ですから、何かやればそれでOKだったのです。

2つ目の目的、抗議行動の例示。
正直、自分で思っていたよりはるかに多くの反応をいただきました。
多くのサイトにリンクしていただき、サイトのアクセス数は跳ね上がりました。
ファンサイトやにちゃんねる系の掲示板でも時々話題にのぼりました。
こちらは、個人的には大成功と思っています。

実際にストライキを実行してくれた人の数は、正直言って不明です。
数えたわけじゃありませんが、大体20人程度の方から参加表明をいただきました。
実際参加してくれた人は、少なくともこの数倍はいそうですが、
実態は全然わかりません(汗
サイト自体は、20時間で17932ヒットとか行ってたんですけどねー。



実際の経過について。
目的を読んでいただけるとある程度わかると思いますが、
今回のストライキ活動は、大規模アカウント停止とは
全く無関係なところから始まっています。

ただ、行動を開始した直後に大規模アカウント停止があり、
タイミングがよかったので抗議活動の急先鋒として持ち上げられるようになりました。
私は、不条理なアカウント停止に対する抗議活動としてのストライキを
否定はしませんでしたが、それは今回の直接の目的ではありませんでした。
実際、私はストライキ中、アカウント停止の件にはほとんど触れていません。


その後、3月1日になり、ストライキは始まりました。
実際にどのくらい人数が減ったでしょうか。
Ragnarok Peopleさんによると、2月22日(土)と3月1日(土)を較べると、
ラグナロク全体で約5000人減っています。
そして、この日の夜、tripodからアクセス停止を受け、私のサイトは撃沈されます。

2日目、慌ててサイトを引っ越し、ストライキ継続。
やっぱり5000人程度の人数減少です。
この日は、アクセスが多いこと以外には、順調にすぎていきます。

3日目、代理店から営業妨害で訴えられないか、との声を複数いただき、
代理店が私を訴えても、得る物は何もないという試算を書きました。
…実は、書いている途中に、3月4日になってたりして。
人数減少は、やっぱり約5000人。

4日目になり、私はストライキを終了しました。
当初は気がすむまで続けるつもりでしたが、あまりの反響に、
4日になったとたんストライキを終了しています。
理由は、以前書いた通りです。


で、肝心の人数ですが。
ストライキ終了後も、約5000人減で安定しているような気がします。
つまり、ストライキは、グラフに表れるほどの人数は参加していないと思われます。
…って、当然と言えば当然ですが(汗



反省点。
まず最初に言うべきは、行動が遅すぎたこと。
私がこの運動を始めたのは25〜26日あたりのことです。
で、クレジットカードでチケットを買っている場合、
25日の時点で既に自動的に継続課金扱いになっていたようで…。
クレジットカード組から、参加したくてもできないといっぱい言われちゃいました。

この運動、思いついたのは2月上旬でした。
その時期から行動していれば、さらにうまくいっていたのかも知れません。


2つ目。
思いつきで始めたため、事前調査がしっかりしていませんでした。
例えば、課金開始二日目以降にチケットをWebMoneyで購入すると、
チケットは2/28日には切れないとか、すーっかり頭から抜けていました。

チケットは個人の事情によるところが大きいために調整は難しいですが、
きちんと考慮に入れておけば、もっといいやり方ができたと思っています。


3つ目。
初っ端にさらさらさらっと書いたテキストをアップして活動を開始したため、
後で突っ込みがぼろぼろ入りました。
作文は、きちんと推敲をしましょう。

一番大きいミスは、ボイコットと言うべきところを、ストライキ
言ってしまったことでしょう。
ボイコットとは不買運動や排斥運動のことを指し、
ストライキとは労働者が業務を停止することを指します。
私達はラグナロクという商品を購入している立場であって
別に代理店から給料もらって働いているわけじゃないので、
この場合明らかにボイコットとすべきです。

…だけど、指摘してもらったときには既に時遅し、ストライキという言葉が
普及してしまっていたため、運動中はあえて訂正はしませんでした。
この文中でもストライキで統一しています。
でも、まわりの人に言われるとなんか恥ずかしいので、
ボイコットと言い換えてくれると嬉しいです…。
ちょうど春闘の準備期間でね…(泣


4つ目。
tripodのアカウントが、転送量過多で停止させられたこと。
えーと、実はこの停止、これが初めてじゃないんです。
昔1回、日記がそこそこのヒットをするようになったときに経験があります。
で、対策として本文と画像はプロバイダのサーバーに置いて、
tripodは入り口として使っていたのですが。
今回は、index.htmlの転送量だけで帯域食い尽くしちゃいました…。

で、実際に4時間の停止措置を受けてしまったわけです。
ちょうど各所からリンクされて盛り上がっていたときにサイトが
なくなってしまったため、あらぬ噂を呼んでしまったようです。

幸い、停止措置解除以降はスムーズに移転作業がすすみましたが。
停止される前に移転しなかったのは、サイト管理者として明らかな不手際ですね。

余談ですが、ラグナのアカウント停止、なんでいきなり永久停止なんでしょうか?
tripodみたいに、段階的にやるのが筋だと思うんだけど。
あと、金銭授受ログじゃなくて、蝿パケットとか先に調べてください。


5つ目。
まわりの人の反応を直接聞けるシステムを作らなかったこと。
そのため、私は自分の行動の評価を、身内の意見、他サイト管理者のリンク、
メール、人の集まる大手ファンサイトやにちゃんんねるなどの掲示板の書き込み、
以上から得ていました。
これだと、一部の人の意見しか吸収できていません。
例えば掲示板を設置すれば、より多くの反応を収集できたはずです。
わかってはいたんですが、掲示板運営ってどうも苦手でして…。



謝辞。
ストライキ活動に協力してくれた多くの知り合いの方々、どうもありがとうございます。
中の様子の報告など、立場上不可能なことが多かったので、大助かりです。
インスタントメッセンジャーなどで連絡のついた方には、
草稿の添削まで頼んじゃってました。

恥ずかしい話ですが、ちょうどこの活動と前後して、
気落ちするような事がいくつもありました。
延々と続く私の愚痴に付き合ってくれた方、どうもありがとうございます。
一人で溜め込んでいたら、このまま引退していたかもしれません。

サイトでリンクを貼っていただいた方々、ありがとうございました。
あの多くのリンクがなければ、このストライキは失敗していたと思います。
また、ごくごく個人的なことですが、日記を書く直接のきっかけになった、
Sister ProjectXさんからコメントをいただけたのは、何よりの喜びでした。

そして、参加者の皆様。
ご協力いただきありがとうございました。
ネガティブキャンペーンとはいえこんなに盛り上がることができて、私は大満足です。
お疲れさま、そして今後も一緒にラグナロクを楽しみましょう。



戻りますね。