いまどきの目次へ '99年作品リストへ ホームへ戻る 掲示板へ一言
いまどきの映画のお値段 in 2000(や以下)
〜見たい作品をクリックしてね〜
夕映えの道 ライフ・オブ・デビット・ゲイル ロスト・イン・ラ・マンチャ
WATARIDORI 猟奇的な彼女 ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
レッド・ドラゴン ロード・トゥ・パーディション 龍馬の妻とその夫と愛人
ラッキー・ブレイク ロード・オブ・ザ・リング ラット・レース
ロック・ユー! 夜になるまえに ロンドン・ドッグス
ヤマカシ 山の郵便配達 ローサのぬくもり
楽園をください レッド・プラネット リトル・ダンサー
ロゼッタ ヤンヤン 夏の思い出 リプレイスメント
リトル・チュン U−571 ルナ・パパ
リプリー ヤナの友達 理想の結婚
ワンダーランド駅で ラスベガスをやっつけろ ワイルド・ワイルド・ウエスト

「夕映えの道」
SADAHIKO…2000円
おばあさん役の女優さんにはとにかく脱帽です。
彼女が若い頃を語るシーン。その活き活きとした顔は「本物」と思ってしまいました。 人はいつか老いる。彼女にも活き活きとした若い時代があった・・・当たり前のことなのだけれど、 街で見かける気難しい老女からそれを想像することはできません。主人公の女性もそういう世界とは無縁でした。 しかし彼女と関わるようになって、自分自身にもくる老いについても考えるようになります。「今大切なものは何か」…
こういう孤独で厳しい生活を送る老女が出てくる映画って実はあまりなかったかもしれません。 考えさせられる映画です。主人公の女性の動機が不明とか舌足らずのところもありますが、 こんな地味なテーマで映画を作ったその努力には頭が下がる思いです。

SACHINEKO…3000円
自分が老いていくこと、人の老いや死に正面から向き合うこと。なかなか難しいことです。
働くこと、自分のために生きることに夢中だった主人公が、一人の孤独な老女との出会いが きっかけで、今まで自分の目に入らなかった世界、無意識に見ることを避けていた世界に 足を踏み入れていきます。
厳しい内容の映画ですが、自費でよくこんな映画を作ってくれました。原作本もおススメです。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
SADAHIKO…2000円
ミステリーとしても面白いですね。こういう映画を作らせれば、『ミシシッピー・バーニング』のアラン・パーカーは本当に上手いです。
死刑廃止云々といったことをストレートにしないところが、このイギリスの監督の個性にあっています。 賛成の人もいれば反対の人もいる。政治的に利用している人もいれば、個人的な問題とすりかえている人もいる。 どちらにしてもそこには英雄はいません。死刑廃止の是非を問うということより、 周辺の本質を見誤った人々に焦点を当てたという感じです。そんなところが面白かったですね。

SACHINEKO…2500円
ムムムム、見応えありですよ。言いたいことは、上でSADAHIKOくんが言ってしまいました。^^; おススメ映画ですよ。
ただひとつ。ラスト近く、オペラ好きの謎のカウボーイが部屋で聞いていたオペラは、「トゥーラン・ドット」でした。 彼は、ダッタンの王ティムールに仕える忠実な女奴隷リューのような存在ではなかったのでしょうか……。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロスト・イン・ラ・マンチャ」
SADAHIKO…2500円
映画製作の現場というものがどんなものか見るだけでも興味深いものがある。 助監督、プロデューサー、保険会社などなどそれぞれの役割が大変よくわかる。
映画について語る監督テリー・ギリアムの顔が少年のような笑顔なだけに、 次から次へと襲う悲運(あまりにも悲惨過ぎて笑ってしまうほど)には心から同情してしまう。 「頑張れ!」思わず声をかけたくなる人は大勢いたはず。
この映画が完成しなかったことは映画界の文字通り損失(ロスト)かもしれませんね。

SACHINEKO…3000円
「金、金、金」…ハリウッド式ビジネスは、映画の作り手からロマンを奪ってしまったのでしょうか……。
ヨーロッパ資本と個人投資家の3300万ドルで始まったこの映画。 お金がないからCGなんて…大きな風車を発泡スチロールで作る大道具さん。 一日もムダはできないのに、いくらアポを取っても連絡が取れないスターのバネッサ・パラディ。
ドン・キ・ホーテ役のジャン・ロシュフォールは、7ヶ月の英会話の特訓を受けたものの、 ヘルニアで馬に乗れず。不運続きの撮影の中で、ジョニー・デップのプロ根性には脱帽。 (彼のファンなら必見ですよ)
その映画作りへの熱意に、映画が終わった時、客席から「頑張って!!」と声がかかってしまったほど。 ぜひ劇場でご覧になっていただいて、映画の制作費を稼がせてあげましょう。
トップに戻る   私も一言いいたい

「WATARIDORI」
SADAHIKO…2700円
今までに見たことのない映像が美しい。鳥の目から地球を見ると今までと違った世界が見えてくるものですね。 さりげなく自然の残酷、文明批判も盛り込まれていて、飽きることなく映像に見とれてしまいます。 スタッフの苦労さぞ大変だったことと思います。

SACHINEKO…3500円
子供の頃、鳥になって空を飛びたい…なんて思ったことがありましたが、 空からの眺めとはうらはらに、こんなに過酷なものだったとは……。
何の文明も持たず自然と向き合い、ただひたすら飛び続ける鳥たちの強さ、 人間の弱さ身勝手さ、まぁまぁよくぞこんな映画を作ってくれたものです。 いろんなことを考えさせられ、感動させられる作り手の品格も感じられる映画でした。 映画館での観賞をおススメします。
トップに戻る   私も一言いいたい

「猟奇的な彼女」
タノキン…1800円
韓国はとっても「男・女」っていう性差の激しい国。 だってついこの前まで、女は外でタバコを吸ってけないっていう法律があったくらい・・・。 この映画の主人公くらいに弾けたいってのが韓国の女の子の願望なのかもしれません。 そこらへんを踏まえて観ると隠れたテキストが発見できるかも・・・

いずみさん…1000円
チョン・ジヒョンが可愛い。ゲロゲロ〜ゲロゲロ〜(@_@;) ただそれだけです。

まりさん…1500円
韓国の男には日本の少女マンガ魂があるのか、が第一の感想。
日本の少女マンガに出てきそうなヒロインなんである。意地っ張りで常識外れ、 ぶっとんだ行動をするけど、「でも女の子だもん、そこんとこ分かってよ!」っていう欲ばりな 願望を絵に描いたような。言いたいことを言いたい、やりたいことをしたい、でも女の子でもいたい、 っつう駄々っ子のジレンマを、「でもかわいいでしょ?」の一言で強引にまとめてしまう少女マンガ魂。
それで終わっちゃうとアレなんだが、この映画は「女の子もかわいいけど、男の子だってかわいいんだぞ」 ってとこまで押し進めてて、微笑ましい。彼も彼女も純情なんだよね。キスもしてないもん。 やっぱ純情な奴にはかなわない。
一生懸命な想いは、おかしくて情けなくてすがすがしくて、「でもかわいいでしょ?」って言われたら 「うん。」と言うしかないんだよね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」
まりさん…1800円
前作が15分に一回「すごいよこの映画!」とうなったとしたら、今作は40分に一回くらいでした…。 それは多分この映画が悪いというわけではなく、二作目公開が待ちきれずに原作に手を出してしまった私が悪いんです…。 やっぱり自分の脳内映像にまさるものって無いんですよ。イメージと違う、ってのは非常に個人的かつ主観的な感想で、 言ってもしゃあないことですが。
でもそれでもあえて感想のべてるのは、あらためてこの監督の心意気っつうか情熱に心底感服したからです。 多分この映画が監督の「指輪物語」を読んでできた脳内映像なんだろうな、と。これが撮りたい、こう撮りたい、 っていう情熱の産物なんだろうな、と。それになんかじーんときちゃいました。
今リメイク映画とか多いけど、一度映像化したものをわざわざもう一度焼き直さなくても、 すっごい自分が好きな本とか鮮烈な脳内映像を抱いてるものは無いんですかね、とか思いました。

みつぐさん…2500円
物語はますます複雑化して、その分テーマの深さを際立たせている。 二つの人格に苦しむゴラム(スメアゴル)の悲しさ。指輪に魅了されるフロド。生きているもの達の 憎悪・善良・懐疑。第三部を公開されて意味のある三部だったと確信させてほしいもんです。
特にSFXのすばらしさは、感動に値する。意味のあるSFXとは正にこのことだね。って事で、前作同様続きは以下次号!

いずみさん…4000円
男優人絶好調!アラゴルン最高で〜す!
パワフルで情熱的な超大作に、我を忘れ3時間大いに興奮しました。映画がパワーダウンするどころか、 パワーアップしていることろが最高です!登場人物によっては性格や行動がはっきりしてきたので観ていて飽きません。 リブ・タイラーは大根ですが、あのくらいの少ない出番なら我慢できます。 映画は三手に分かれた各登場人物の物語が交互に進む構成で、終盤1時間弱は、怒涛のように同時進行します。 特に、1万ものウルク・ハイ大軍団を迎え撃つ場面の迫力と緊張感たるや・・・年甲斐もなく興奮してしまいました!

NOBIさん…3600円
第1作目も、DVDで見直して観ると、スッゴイ面白い! やはり、話の途中で終わった事で印象が悪いだけで・・・
この第2作目は、そんな事を抜きにして、最初から最後まで楽しめる作品になっている。 映画が本来持つ、夢や希望や、そして勇気とかを教えてくれる作品であり、 見せ方が上手いから、どうしてもワクワクしちゃう。 CGの使い方も上手いし、小説だと簡単な3つの話が並行にして進むところを上手く演出している。 とにかく飽きさせない!早く3作目が観たい!

kabuさん…2000円
RPGの原点ですからね。前作よりスケール大きくなってます。それぞれのキャラも良いし。 誰が今、どこいらへんにいてそれぞれの関係はどのようになってるのかゴチャゴチャしますがね。 やはり間があくと・・。でも『ハリポタ』の記録を超えたのも納得。

SADAHIKO…2500円
この映画を観てああついに、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは『スター・ウォーズ』 新シリーズを完全に超えてしまったと思いました。
前作で3派に別れたそれぞれの物語、よくまとめあげたものだと感嘆してしまいます。 戦争シーンは歴史映画さながらに戦略までしっかりと見えてくる丁寧さだし、 ゴラムのドラマはそれだけで面白く、満足の一編でした。

SACHINEKO…3000円
早く次が観た〜〜〜〜い!!!!!
一作目で火の海に落っこっちゃったガンダルフは、『スター・ウォーズ』のアレック・ギネスみたいに 消えちゃうのかと思ったけど、しっかり白魔導士から賢者になって戻ってきました〜。
それと、バーナード・ヒル演じるセオデン王もいいねぇ。日本の首相もこういう人だったら もうちょっと何とかなるのに。この人は『タイタニック』の船長さんで有名な俳優さんですが、 こんなイキなジェントルマンが船長なのに、何て沈むんだ〜〜と叫びたくなるほど 素敵です。(関係ないけど、ポセイドン号が沈んだのは、納得ができる。 だってレスリー・ニールセンが船長だもの^^;)その他イギリス俳優たちも、存在感見せてくれました。
CG中心の映画でしたが、実写をしっかり間に挟んであるせいか、CGにありがちな扁平な感じがなく、 臨場感と迫力満点でした。CGは、ぜひこう使って欲しい!という見本の映画でした。
トップに戻る   私も一言いいたい

「レッド・ドラゴン」
いずみさん…1500円
音楽だけで恐怖心煽りすぎ! 噛み付き魔”=犯人の「歯」が怪物の起源です。なのに、コップの中に入っている(入れ歯のように)「歯」、 レイフの裂けた口だけでは、観客は“噛み付き魔”の恐ろしさを想像することができません。 優秀な捜査官であるグレアム(エドワード・ノートン)の演技(精神面、頭脳明晰ぶり)いまいちでした。 ただ、レイフ・ファインズと恋に落ちるエミリー・ワトスンが出色でした。

まりさん…1300円
「ハンニバル」より、「羊たちの沈黙」の面白さがある。
「羊たち〜」の面白さは、レクター博士という禁じ手を使う緊張感、 狂気の側に立って世界を覗き込もうとする恐怖だと思う。人間が踏み越えるべきではない知能・想像力の限界、 人間が人間である為の境界。それを意識するから緊張する、犯してはならないと思うから憧れのような恐怖をおぼえる。
「レッド・ドラゴン」には境界意識がある。グレアムとレクター博士・レッドドラゴンという知能の対立構図は、 なかなか緊張感があって面白い。が、「羊たち〜」と比べると単調で単純な対立図式である。 グレアムは守るべき家庭もあり、きわめてまっとうなFBI捜査官で、クラリスのような世界に放り出された ちっぽけな女の子のような青さ・あやうさが無い。
捜査官と犯罪者の対立構図は、クラリス対レクター博士の時のように多彩な陰影や変化が生まれず、 推理ものとしてはまっとうで悪くは無いが…。
あとレイフ・ファインズは暗い内向的な役はぴったりだが、異常者の暗さじゃない。 あの人の暗さは生まれつきの、んでもってその暗い性格に割と満足して暗い日々を享受してるタイプの暗さ、だと思うんだが…。

SADAHIKO…2200円
開巻のコンサート・シーンからもう引きこまれること間違いなしです。 かなり『羊たちの沈黙』を意識した作りと思います。見せ方が上手で最初の映画化作品 『刑事グラハム』とこうも違うかと思いました。
ただ、レイフ・ファインズはこのての映画にしてはくど過ぎるきらいがないではありません。 バランスに難ありといったところでしょうか。

SACHINEKO…1800円
『羊たちの沈黙』が結構スキなんですが、その前編というイメージが崩れされない作りでした。 ラストも気が利いていたし、よくできていたと思うし、何より何も考えずに楽しめたのがよかった。
しかしながら…私、レイフ・ファインズが気になって気になって。 あの作品の中で、何か浮いていたような気がするんですよ。あの人、「私はここよ〜〜」ってな大芝居だし。
それと、若作りしていたけど、刑務所にいた教授のセンセは、年はごまかせなかったわね。(笑)
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロード・トゥ・パーディション」
としさん…1800円
最後のシーンは悲しいが、納得の出来るものでした。

ギョー座の女さん…2400円
一歩間違うと演出過剰のクサい話になるところを最低限に抑えているので、観る側に想像させて くれる余白がある。息子役の少年が特に良かった。 散弾銃の銃音を土砂降りの雨音だけにしているところが効果的だと思った。 豪華なキャスト達が抑えた演技をしているので、とてもバランスがとれていたと思う。

TAMAさん…1200円
レイトショーで観た相当分の値段です。
丁寧に作ってある映画で、特にどこも悪いところはなかったように思います。 が、裏返せば、ほとんど何も心に残っていないのです。「いつか・どこかで・見たような?」内容や 場面を、幾つも繋げて観せられたみたいで…。
また、案外と会話の少ない渋めの映画に感じられましたのに、それぞれの父と息子の関係を主に 台詞で説明してしまった点が少し残念でした。

SADAHIKO…2500円
この映画は「父と子」というより「父の肖像」といった映画です。出来の悪い息子を持った父の苦悩。 自分に似すぎた子を持った父。それぞれ子の父でもある義理の親子ポール・ニューマンとトム・ハンクスには 話をしなくても通じ合う何かがあるんです。言葉の裏に、音としては出てこない会話がある。こんな映画は 最近のアメリカ映画では珍しいです。 クールでタフでなくては生きて行かれない世界に住んできたふたり。しかし、肉親への感情を前にして、 それは崩れ去っていきます。そこに忍び込む「死神」ジュード・ロウ…さてふたりの運命やいかに。 ギャングとしてでなく父として生きようとしたふたりの生きざまは、イタリア系ともユダヤ系ギャングとも違う アイリッシュの血を濃厚に感じさせました。

SACHINEKO…2500円
最近、森繁化しているトム・ハンクスが鼻に付いて仕方がないのだけれど、 この映画は良かったねぇ。
でもこの映画の命は、トムくんじゃなくて、ポール・ニューマンでしたね。 彼には「この映画でもう一度オスカーあげたい」って思うほどの存在感と名演技。
この映画、二組の"父と子"がテーマと思うのだけれど、運命を悟ったトム父は、息子に何を残して やれるのか。わかっちゃいるけどどうにもならない感情を抱えたポール父。 アメリカ社会の中で、差別され続けたアイリッシュの悲哀も感じられます。
30年代の黒社会は、あくまで父と子を描くベースと考えますが、 『ゴッド・ファザー』(イタリア)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(ユダヤ)、 『ミラーズ・クロッシング』(アイリッシュ、ユダヤ、イタリア)というマフィア映画を 観てから、この映画を観ると、もっと楽しめるかもしれません。
トップに戻る   私も一言いいたい

「龍馬の妻とその夫と愛人」
SADAHIKO…1600円
すべては、最後のオチの可笑しさにつきる。木梨と中井貴一のコンビはなかなかよろしい。 ジャク・レモンとウォルター・マッソーの線をきっと狙ったのでしょうね。毒は全然及ばないけれど。 その上これに江口洋介がからまると、さらに雰囲気が違ってしまうか…。
映画的になるような工夫を一所懸命やっているのはわかるのだけれど、最大の見せ場4人のからみは、 ずいぶんと演劇的だなと思っていたら、元は演劇の台本だったと後から知り、納得。 そのへんがやっぱり限界なのかな。とりあえずは楽しめましたが。

SACHINEKO…1500円
木梨くんと中井貴一の漫才コンビが絶妙で、笑えました。それと鈴木京香という女優さん、いいですね。 結った髪が、ここまで似合う女優さんはいまどき珍しいです。貴重ですね。 途中、ちょっとモタモタしているところはありましたが、後半からラストにかけては 軽快なテンポになっていて、特にオチが良かったです。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ラッキー・ブレイク」
SADAHIKO…1600円
個性的な俳優たちの姿を観ているだけで楽しい一編。ただ前作『フル・モンティ』に較べると中身があまりないのがマイナス。 とはいえ、ワールド・カップの応援の時に『大脱走マーチ』が英国人のサポーターの席から流れていたことだし、 結局「脱走モノ」が大好きな国民性なんだということでは妙に納得した。脱走は紳士の義務だからねぇ。

SACHINEKO…1800円
『ウェイクアップ!ネッド』に出ていたブタ臭いお兄ちゃんが、主人公の囚人役で出ています。 クリストファー・プラマーが、ミュージカルおタクのお茶目な刑務所長に扮しておりまして、 その辺もおもしろいです。
『フル・モンティ』ほどのパワーはありませんが、この映画は、頭を空っぽにして気軽に楽しめますね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロード・オブ・ザ・リング」
みつぐさん…1500円
実写映画は絶対無理だと言われていたトールキンの『指輪物語』を完全映画化。原作者のトールキンは、 古代・中世のイギリス・北欧の言語・文学の研究者だった。彼は自分の子供達の為に『指輪物語』の前作『ホビットの冒険』を創作。 1937年に出版。その評判に気をよくして次に出版したのが『指輪物語』。以後三部まで刊行、亡くなるまで「中つ国」世界の 構築に力を入れていたそうな。
この手の(笑)物語『スターウォーズ』などその他《ファンタジー》と言われるお話に多大な影響を与えた物語〈?〉。 本を読んだ事はないのですが、不思議な力を持つ気高い人々エルフ族・純朴なホビット族・人間達・ドワーフ族・魔法使い・ 闇の勢力の冥王サウロン達との戦い。あまりにも強大な力を持つ《指輪》を葬ろうとするフロド達そして《指輪》を 奪還して力を得ようとする冥王サウロン達との攻防。 う〜ん、あまりにも「まねっこ」されたお話でこういう話ってよくあるよなって感じ。
でも、そこはオリジナルのパワーそしてSFXのすごさ。美しい山々・恐ろしい怪物達・不思議な魔法の数々。 SFX好きの私は大満足でした。それにオリジナルらしくやっぱりこちらも【説教臭い】。 ファンタジーって不思議な世界を描いて、すべて人間世界を示唆していて人間達への警鐘なのでしょうが・・・ 【説教臭い】・・・ でも、これは第1部という事でこの感想も以下次号。

SADAHIKO…2000円
SFXの映像が大変魅力的である。まさに『スター・ウォーズ』の原点ここにありといった感じ。これといって悪い ところはないのだけれど、何かが違う。3本に分けたとはいうが、それでも長い。やっぱりこれだけの長編は一気に 観るのではなくて、毎晩少しずつ、本のページをめくっていくような感覚で(物語自体がそんな風に作られている のではないだろうか)、はたまた連続活劇にでも通うような感覚で観るのが望ましい形なのかもしれない。

SACHINEKO…2000円
RPGも、あの『スター・ウォーズ』も、原点はこれだったのね、と思いながら観ました。
とにかくこの手のお話が、映像として見せてくれたということだけで、2000円あげちゃいます。 ちょっとタルい部分もありましたが、まぁこんなものでしょうか……。 とはいえ、この映画は三部作。はっきりした評価は、3作観てからということになりますね。

としさん…100円
だめ!映画の最後に予告的なものを入れるなんて・・・。 ただ、はじめだけは、『グラディエーター』と『MUMMY』(『ハムナプトラ』)が一緒になった感じで、 ちょっと期待した分100円!3本まとめて、DVD7800円というところでしょうか。

ギョー座の女さん…1800円
3部作の最初の1本目ということで、続きを見なくては評価しきれないところがあるので、 無難なお値段をつけました。壮大なお話なので、約3時間がそれ以上に長く感じてしまい、観るのに体力を使いました。

NOBIさん…1800円
話の筋も面白い・・・流石、ロール・プレイング・ゲームの原点。『ドラクエ』なんかの原点ですね。
魔法と冒険と勇者と化け物、愛と勇気、そして憎悪が入り乱れて物語がどんどん進んでいきます。 映像の凄さ!特撮はこうやって使うもの!と言うお手本のような。 SFX技術を、古代の魔法の世界に生かしている点も素晴らしい。 そして、凄い凄い俳優陣・・・リヴ・タイラーは相変わらず可愛いけど、ゲスト出演?ケイト・ブランシェットは今回限り? でも、存在感が凄かったですね・・・主演のイライジャ君よりも周りの俳優さんが凄かったですね、ホント。

でも・・・(ネタバレ?←と言うより事前に知っていた方が良いと思う) これは『スター・ウォーズ』のエピソード1と一緒、と言うより、エピソード1より評価が難しいですね。 『スター・ウォーズ』シリーズは、まがいなりにも一話完結でしたが・・・こちらは、 最初から一つの物語を三分割している訳ですから・・・
ポテンシャルは凄い映画なんですけど、全部見ないと評価が書けません・・・取り敢えず、 と言うか、必ず映画館で1度は観ておきましょう。 3年後に、映画史に残る作品になる可能性を秘めた映画ですから・・・と言う訳で、 1回分のお値段にしてみました(^-^;

ダンディさん…1000円
尻切れ映画!次回第2弾があるそうですが、次回作を見るまで内容を忘れてしまいそう! しかし最後の尻切れにはガッツカリさせられましたよー!スッキリしない!
トップに戻る   私も一言いいたい

「ラット・レース」
ギョー座の女さん…2000円
映画を観てこんなに笑ったのは久しぶりです。ジェリ−・ザッカ−は期待を裏切らないっす。 キャスティングも良かったし。お約束(?)の牛ネタも出てきたし、純粋に楽しめます。

みつぐさん…1800円
【モンティ・パイソン】のジョン・グリースを筆頭に、アメリカの【おもろい】方々が大量御出演。 私好みのぶちぎれギャグを展開。とっても楽しかったです!
実はこの《ラット・レース−人間も金を目指して動物のようにレースをする−》は金持ち連中のカケのレース。 しかも、結果の出る待ち時間に変な事にカケをしまくる始末。お金持ちの単なるお遊びで《金》に狂った人間を見るなんて、 ヒドイ話なんだけど、カケ事に狂(きょう)じる金持ち達の方が、ラット(どぶねずみ)みたいなもん! って展開が一番の皮肉だね。
特別ゲストがまたすごかったり、道に迷った砂漠でりすは絶対買わないといけないとわかったり、 ちゃんと確認してから博物館に入らないとなぁって思ったり、牛が気の毒だったりって、 わけわかんない人は映画をレンタルして見ましょうね(ああ・意地悪・・・)。

SADAHIKO…1000円
笑いの細切れはいかがですかー♪ウーピーにキューバにクリース、それと賞味期限切れの豆(ビーン)も入ってますよ。 今ならおまけにミザリーもプレゼントしちゃいます。なに?おまけがおいしいですって。

SACHINEKO…1500円
あまりにもじょうずなSADAHIKOくんのコメントに、SACHINEKOはビビりつつ…。(苦笑)
あれだけ芸達者なコメディ役者を出演させて、だいじょうぶなのか、と心配したとおり、 爆発的に笑える部分とそうでないところが極端でしたね。中途半端に終わってしまったところもありました。 特に、ローワン・アトキンソンは、スケッチコメディの名人なので、完全に浮いておりました。すべてビーンの焼き直しでした。
豪華な出演者に、究極のおバカ監督。役者は揃っているのに、「もったいない、もったいない、あーーー、もったいない」 と嘆くことしきりです。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロック・ユー!」
ミニミーさん…5000円
『グラディエーター』や『ブレイブハート』が好きな人は、絶対オススメ! もっとポップで、パロディーだけど感動もする。楽しいね!

とりいちゃん…2000円
クイーンの名曲をモチーフにした中世が、舞台の騎士道映画。ロックと騎士道って合いますね! ただ、もう少しロックファン向けの選曲だとよかったかな?槍が甲冑にぶつかる時、 物凄い衝撃音がします。これは、ぜひ映画館で観て欲しい作品です。
この映画、キャストが地味で見覚えのある顔が『フルモンティ』にでていたマーク・アディ だけだったので(ぼくの場合)、ぜひ見逃さないようにしてください!
トップに戻る   私も一言いいたい

「夜になるまえに」
ギョー座の女さん…2400円
キューバの作家レイナルド・アレナスの生涯を描いている。
ハビエル・バルデムはアカデミー賞にノミネートされただけあって熱演していて迫力がある。 一度観たら忘れない濃ゆい顔立ちである。ショーン・ペンとジョニ−・デップが ワンシーン出演しているが、役になりきっていてあじわいがあった。 とくにジョニ−君は全然違う二役を演じ分けていて、観ていて楽しかった。
心理的描写は素晴らしかったが、レイナルドのキューバからニューヨークに 渡ったあとの最後の10年間はもう少し詳しく描いて欲しかった。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロンドン・ドッグス」
ギョー座の女さん…1800円
ロンドンのカラオケ好きのボスが率いるギャング達のお話である。 もっと軽いストーリーなのかと思っていたら、最後がちょっとドライに哀しかった。 やっぱり出る杭は打たれてしまうのね。 ジュ−ド・ロウのチンピラファッションがお似合いだった。 なぜかスーツを着ているよりカッコ良く見えるのである。

SADAHIKO…1800円
アイデアはなかなかいいのだけれど、なにしろかったるい。 なんだかモタモタしていて、もう一息といった感じ。 しかしながら、ラストはしっかり英国映画だったので、とりあえず入場料分ということで…。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ヤマカシ」
ニンじんバズーカさん…200円
見る価値の無い映画だと思いました。

ギョー座の女さん…1800円
パリに実在する肉体パフォーマンス集団「ヤマカシ」のアクションが楽しめる、 迫力ある映画である。特撮やCGは一切なく、本物の凄さが伝わってくる。 リュック・ベッソンのプロデューサーとしてのこだわりを感じた。
トップに戻る   私も一言いいたい

「山の郵便配達」
とりいちゃん…3000円
とても、良かったです。山の新鮮な空気が、スクリーンから伝わってくるような、 そんな映画でした。次男坊という名前のシェパードが、本当にいい演技するんですよね。 途中で、郵便物が風で飛んでいきそうになった時なんか (前の席の人なんか、アッとか声だしたりして)ちゃんと、 とってくるしホント名犬でした。
途中のトン族の娘さん、とてもかわいい女優さんでしたね。これから、郵便配達をしながら、 二人が結ばれて欲しいと思いました。映像も、ホントにキレイで目玉を洗われたような気がしました。

SADAHIKO…3000円
これまた、昔ながらの人情が胸に染みる、過去形の映画。
郵便配達を通して、父親と息子が互いに理解しあっていく過程がとてもよくできていて感動的だ。 小さな寒村の人々や風景の中で物語が進んでいき、変りゆく世の中をも予感させる。 ただ世の中が変っていっても、心の部分で受け継いでいくものさえいれば… そんな期待感のある終わり方が私は好きだ。

SACHINEKO…4000円
「公務員なんだから失業はないし、将来幹部になれるかもしれないから…」と父の仕事を 継いだ息子。足を痛め、最後の配達になる父と、初めての仕事に旅だつ。 単なる僻地への郵便配達と思っていた息子は、配達の為に家を空けてばかりいた父の本当の姿 を知ることになる。世間からは隔絶された小さな小さな人々の声なき声に耳を傾け、 父は何を配達してきたか……。
若い監督さんだから、ちょっと気負った部分もあったけれど、とにかく人も風景も"作り手の心"も 限りなく純粋で美しい。できたら、親子で観に行って欲しい映画です。私の2001年、ベスト5入りは確実の逸品です。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ローサのぬくもり」
SADAHIKO…2400円
一人都会の片隅に暮らす女の部屋、窓を開けても隣の壁でふさがれていて、 彼女の心の閉塞感が出ています。
母ローサが去った後の人の温もり。それに気付いたき、 彼女は初めて人に心を開くのです。ひとりでは、自分と向き合えなくても、 きっと誰かが、チャンスを与えてくれます。それを見逃さなければ、 幸福もやってくることでしょう。特に女性にオススメの映画です。

SACHINEKO…2500円
夫に暴力をふるわれつづけ、一言も文句を言わず耐えて続けてきた母親ローサ、 そんな母親の二の足は踏むまいと、片意地を張る娘、そしてその階下に住む孤独な老人……。
不幸の中で生きてきても、ローサは老人を優しく世話をします。 殺伐とした娘の部屋には、一つずつ綺麗な花の鉢植えが増えて行きます。
本当の愛情とは、静かに淡々と注がれるものなのですね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「楽園をください」
深川さん…3000円
アン・リー監督作品ということで、期待して観に行ったが、正解であった。
この事実は、南北戦争史を超えて、アメリカ史の恥部といってもいいくらいのもの。 さすが、単なる泣きの青春ドラマにならなかったところは、アン・リーの 底力といったところだろうか…。西部劇というジャンルとしても、秀逸だと思う。
良い映画だと思うのだが、思ったよりお客さんが入っていない。なぜ?

SADAHIKO…2500円
南北戦争とはいうけれど、南北の中間に位置していた州っていうのがあるのだが、 街がふたつに別れ、知合い同士が殺し合いをする凄惨さゆえか、 あまり映画にはなっていないだけに興味深かった。 ドイツ系移民でありながら南軍に入り、段々と戦争の意味を見失っていく過程 が、とても丁寧に描かれていて、これは現代にも通じる「戦争映画」となった。
トップに戻る   私も一言いいたい

「レッド・プラネット」
オヨヨさん…1600円
公開最終日に観に行ったのですが、劇場で観といて良かったです。 トータル的な緻密さには欠けますが、適度にドキドキ感もあって良いのではないでしょうか。 ロボットのエイミーがスゴイです。もしかしたら、エイミーとの戦闘映画の方が良かったかも?
トップに戻る   私も一言いいたい

「リトル・ダンサー」
まりさん…2300円
私はこの映画あんまり主人公が印象に残らなかったってゆうか、 あんまり感情移入しなかったんですよ。 私は父親&兄貴サイドのストの展開にかなり心を奪われてしまった…。
狭苦しいさびれた労働者の街の景色と暮しぶりが、私のツボにはまって。 ごちゃごちゃと小さな家の立ち並ぶ坂道に、この街に暮し続ける限りだらだらと つづく変わりばえの無さを感じて。その坂をビリーが踊るように駈けるシーンはとても爽快。 んでも私はその坂をずっと歩いてきた父親が、ロンドンに行った事もない父親がさ、 息子は「夢」へと出発させてやろうって兄ちゃんと抱き合うところに…男泣きに泣きました。 そう、私は少年ダンサーの成功話ではなく、労働野郎の男泣きな話として感動のツボにはまりました。

カイジさん…2500円
この映画を嫌いって言う人はあまりいないのでは? 僕は画面全体が踊っているような感じを受けました。 すごい編集が凝ってましたね。 最後、速く走る汽車を時の流れと掛けたシーンは、「何年後・・・」とかの 安っぽいテロップより全然いい。
すごく良かったんだけど、一つケチをつけるとしたら、やはりラストかな。 劇場に先生と少女もいるべきだったと思う。 なんか「全員集合」って感じで安っぽく見えるかもしれないけど、 でもあれではビリーがただ自分の成功のためだけに先生を利用したみたいで。 それまでのビリーの描写でそんなことはないってわかるんだけど、 あまりにも変わってしまったビリーの姿を見たら少し心配になってしまいました。

TAMAさん…2500円
ビりーが自宅の狭いバスルームで、鏡を前に繰返しターンを練習する場面と、 彼がロンドンへ旅立つ場面(祖母の抱擁・大きなトランクを奪い合うように持つ父と兄 ・親友マイケルへのキス等)が特に好きです。 夢中で踊る少年の力強い眼差しと、成長段階の体型(細く長い手足) とのアンバランス加減は絶妙かも。(笑)
泣いて笑って・・・すがすがしさの残る作品だと思います。

ギョー座の女さん…3600円
ビル少年がとにかくいい味だしてます。イギリスの炭坑の町の素朴な訛のある男の子、 という設定が妙に可愛くて、頭をなでなでしたい気持ちになりました。 変声期直前の男の子って独特のキュートさがあると思う。 そこが最大限に生かされていて、とても良かったです。 ダンスが美味いだけでなく、「踊る事が心底好き」という気持ちがストレートに伝わってきました。 パパもなかなかナイスガイでした。

SADAHIKO…3000円
もはや、ひとつのジャンルと化した英国の炭坑ものだが一味違う。 「踊っていれば、すべてを忘れて、空を飛んでいるような感覚になる」 そんな少年の感覚が自然に出ていて、自分まで踊れるようないい気分になった。 ただしすべて丸く収まらないところが、純英国風なんだな。

SACHINEKO…2800円
炭坑、おカマ、頑固なおやじ、もしや選択肢もない兄、階級社会…その閉塞感の中から 飛び出して行く少年、よかったねぇ。 フレッド・アステアの『トップ・ハット』をチラっと入れる監督の心意気、 ふるえちゃったねぇ。英国映画はホントに元気だ。嬉しいぞ、私は。(*^.^*)
でもひとつ…不満を言うと、先生がかわいそう。SADAHIKOくんの感想にも あるように、だから英国映画なんだけどね。^^;
トップに戻る   私も一言いいたい

「ロゼッタ」
亀甲鶴さん…3000円
ロゼッタは笑はない。アル中の母と二人、仕事も無い。 なんて不器用な馬鹿な生き方をするの、この母と娘。なんて真っ当な生き方を選ぶの。 家庭の幸せという幻想にとらわれて、行き場のないロゼッタ。 20世紀の<国家>と言う幻想は、戦争を。21世紀の<家庭の幸せ>と言う幻想は、自殺を。 日本庶民の大量死は変わらぬ。 ここで、ロゼッタは泣く。泣いた後、何を見た。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ヤンヤン 夏の思い出」
SADAHIKO…2500円
意識不明になったおばあちゃんに家族それぞれが語りかける。それが自分をみつめることになるという ドラマのアイデアは素晴らしい。「人生は複雑に見えて単純だ」逆にいえば単純だけれど、色々なバリ エーションがあるからこそ、私たちの悩みも多く、そこにドラマが生まれるのだ。

SACHINEKO…2000円
台湾の中流家庭、5人を中心にした人々の日常を、ゆったりしたリズムでこの映画は描きます。 心に響くセリフがあります。日本人でも撮れないような、きっれーーな日本の風景も 出てきます。
でも……主演のお父さん役の男優さんが、以前知り合いだった知人にそっっっっくりだったこと。何か損した気分です。 それともうひとつ。『ヤンヤン 夏の思い出』…この邦題、もうちょっと違う邦題は なかったでしょうか。
トップに戻る   私も一言いいたい

「リプレイスメント」
SACHINEKO…3000円(内ジーン・ハックマンに2000円)
キアヌ・リーブスの映画と思いきや、元相撲取り、 イギリスの元プロサッカー選手やボディ・ガード、 聾唖者、囚人…など個性溢れる選手たちが大活躍。 当たり前のスター映画、恋愛映画になっていないところが 良かったです。
中でも、ジーン・ハックマンは、彼らに命を吹き込む 重要な役どころ。やっぱり彼がいなきゃこうはならないですね。 ジーン・ハックマンファンの私を、久しぶりに満足 させてくれた映画でした。(結局、このことを言いたかっただけなのかも…ハハハ)
トップに戻る   私も一言いいたい

「リトル・チュン」
SADAHIKO…3000円
香港返還、ニュースでは伝わって来ない、人々の微妙な感情。映画はこれを感覚的に伝えます。 これぞ映画の魅力ではないでしょうか。
子供、大人、お年寄り、新移民、旧移民、出稼ぎ外国人。それぞれの思いが伝 わってきます。そしてやはり大切なのは、社会ではなく、ひとりひとりの人の尊厳なのです。

SACHINEKO…3000円
『ぴ○』の作品紹介には、ハート・ウォーミングなストーリーと書いてあったが、 そういう映画ではないと思う。
時代の大きなうねりの中、余計なモノは一切入れず、香港の人々の生活のみをスパッと 切り取った監督のうまさが光った。
香港返還前夜を舞台にしながらも、下町で懸命に生きるの人々。 たった9歳の少年の背中にはあまりある"大きな荷物"を背負い、それでも生きて行く少年、 それを囲む大人たち。 ときに哀しく、ときにあたたかく、絶望と希望が交差して、涙が溢れました。 この秋、一番のおススメです。
トップに戻る   私も一言いいたい

「U−571」
kokoさん…2000円
はっきり言って全く期待せず見に行った映画。 戦争映画って女性は苦手ですよね。でも、 船長として人間として極限状態の中 成長する姿を演じていたマシュー・マコノヒーは 特にすばらしかった。
人間として成長していく過程も見せなかなか面白かったので 2000円です。(=^^=)

深川さん…1850円
これは、戦争映画というよりもサスペンス&アクションとして楽しむ映画だと思う。 あくまで、舞台が第二次大戦の対ドイツ戦だったと…。
しかしながら、極限状態の人間を巧みに描き、スクリーンの中に私も閉じ込められた ような感覚に陥らせたのはうまい!マシュー・マコノヒーは秀逸であった。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ルナ・パパ」
ギョー座の女さん…1900円
タジキスタンが舞台の、ファンタジーなお話である。
主人公の17歳の少女が、満月の晩にある役者の声に導かれて草むらに行き、 或る出来事が起こって、妊娠する。 そしてお腹の子供の父親探しの旅をする。
・・・タジキスタンの風景が心惹かれる。全体の雰囲気が「黒猫・白猫」に良く似ている。 ・・・それにしても、タジキスタンのウサギって何であんなにデカイのだろう?
トップに戻る   私も一言いいたい

「リプリー」
タマさん…1800円
私がジュード・ロウ好きだからか、なんかマッド・デイモンがジュードにくわれた感じがする。 あと、時間もすごい長い気がした。でも、ジュードにくわれたといえども、 リプリーの孤独さとかすごいうまく表現されててマッド・デイモンもすごいと思う。 なんかプラスマイナスされて1800えんって感じ。

ミス・ロウさん…3000円
ジュード・ロウの大・大・大ファンなんです、私!!
ジュート・ロウさまが見られる、もうそれだけで充分。みんなも見てね。

ミンチーさん…2000円
マット・ディモン、ジュード・ロウ、ケイト・ブランシェット、 グウィネス・パルトロウが一度に楽しめるという、豪華な映画。
難を言えば、マット・ディモンかな。
『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンを思い出さなければ、 良かったんだけど、なんかダサくてバカっぽいんです。今ひとつ話に乗りきれない。 ジュード・ロウは、本当に良かった。『ガタカ』も美しいかったけど、 この映画でも、彼の美しさが光ってました。
リメイクということは、頭から追い出して、まっさらで観たらもっと楽しめるかも...

たけ@ボストンさん…2900円
なんだ〜、、やっぱり「太陽がいっぱい」のリメイクだったのね。。。
で、かの名作を超えているか?ってことですが、、、アラン・ドロンとマット・デーモン、どっちがハンサムか?ってなことを考えなければ、、、はっきり言っちゃうと超えてます。 脚本といい、映像センスといい、俳優たちの存在感といい、とりあえずは1級品っす。 デイモン君は本当に作品選びが上手だねぇ〜。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ヤナの友達」
SADAHIKO…2500円
珍しいイスラエルの映画。
イスラエルの移民を描くという視点は『ビューティフル・ピープル』と 相通じるものがあり、そのタッチはフランス映画の群像劇のよう。 質が高く、ぜひ一般公開して欲しい。

SACHINEKO…2800円
イスラエル映画ながら、監督も主人公たちもロシアからの移民。
ロシアからイスラエルへ移民してきたロシア人たちの希望と失望、異国で とまどいながらも、懸命に生きる人々を描いている。 …と書くと、ジメジメした内容のようだが、被害者意識もなく、 どちらかというと、カラッと描いているから、また感動も大きい。
トップに戻る   私も一言いいたい

「理想の結婚」
まりさん…2000円
よよよ良いではないの〜、この映画!
今までタイトルから、シロガネーゼやアシヤレーヌな空気を感じて、 素敵なマダム系の映画なのではと避けてたんですが。そんな浅薄なもんじゃありません。 もう、英国万歳ですよ!
表面をつくろったり、相手の出方をうかがったり、本音と駆け引きが交錯するあのまどろっこしさ。 んでそのまどろっこしさのドツボにはまって一人苦労するルパート・エヴェレット(笑)。 これでもか、これでもかとばかりの英国式洒落っ気に、これでもかとばかりの英国美青年 ルパート・エヴェレット(こればっか)。
もう、イギリス万歳、紅茶飲みたい、な世界です。軽妙なセリフに上質な雰囲気、 とぼけた執事には一本とられちゃいます。

亀甲鶴さん…50円
なんだか一度見ただけでは良くわからない。原作を読んでから見る映画なのか? 会話のダブルミーニングを掴めないので、ワタシには土台無理な作品。見ないほうが良かった。

ギョー座の女さん…2200円
男と女の微妙な心理をうまく描いていて、とても面白かった。
1895年、世紀末のロンドンが舞台というのもいい背景になっている。
ケイト・プランシェットもルパート・エバレットも巧いが、今回、キーパーソンを演じる ジュリアン・ムーアが、ちょっと心根の悪い女を楽しそうに表現していて、とても良かった。 勢いのある人って、観てて気持ちいいです。
それに比べて。ミニー・ドライヴァーがちょっとお衣装と顔がなじんでなくて、浮いていた 感じ。惜しいなぁ、演技は悪くないのに。

SADAHIKO…2500円
19世紀末のイギリス上流階級の香り漂う見事な映画。 ブラック・ユーモアもたっぷり。オスカー・ワイルドも草場の陰で祝福していることでしょう。

SACHINEKO…2400円
理想の結婚とはなんぞや!などという説教じみた映画ではありません。
この映画には、小粋なユーモアと、上品なおかしみ、シェークスピアに通じる てんやわんやの楽しさがあります。アメリカ映画では味わえない軽さ。観終わったあとには、 なんとも言えぬ心地よさが残ります。
お話や雰囲気だけでも充分に楽しめますが、ちょっぴり当時のイギリスのことをちょっぴり知っていたら、 もっともっと楽しめると思います。
あとは出演した俳優さんたちは、みんなじょうずでした。拍手、拍手です。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ワンダーランド駅で」
SADAHIKO…2000円
普通恋愛映画は、まずはじめに出会いありき。恋に落ちる過程を描けばロマンス映画。恋の行方が 怪しくなって行けばメロ・ドラマになるわけですが、この映画は出会いが最後になります。そう いう意味ではとても現実的で、特に女性には共感を呼ぶ恋愛映画とも言えましょう。

SACHINEKO…2000円
夢見る少女でもなく、現実の重さを知り、枯れ果てたおばさんでもない。 そんな中で、揺れ動く女性が、とってもいいですね。 なんといっても、その周りを取り囲む男どものバカさ加減が、 非常に爽快でございます。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ラスベガスをやっつけろ」
ギョー座の女さん…1500円
ジョニー・デップが相変わらず、なりきり演技を見せてくれる。 今回は横山やすしのようなカックン歩きだ。 ドラッグでトリップしている映像がエキセントリックで、 想像力をかきたてられる。
ストーリーはたいしたことないが、1971年を振り返るという意味では面白いかも…。 でも今年のジョニー君の作品はこれ一本だけの公開なので、さびしい。 もっと早く公開して欲しい。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ワイルド・ワイルド・ウエスト」
まささん…500円
正直言って面白くない。メン・イン・ブラックを意識しすぎと言う感じ。時間を損した。

みつぐさん…2000円
いやもう、楽しいうれしい!2000年の初映画ふさわしい映画でした。 くも型ロボットやら数々の珍発見なんか絶対あの時代にないはずなのに「ある」っと 思っちゃうのが「さすが」です。

ギョー座の女さん…1800円
今年は、ケヴィン・クライン(『イン&アウト』)で始まり、ケヴィン・クラインでしめた。
彼は本当に芸域の広い人だ。ウィル・スミスもキュートでこの2人のコンビは最高である。 ケネス・ブラナーも悪役を楽しんでいるようだった。 ただ惜しいのは、CGのシーンがあまりにもバレバレで不自然だった点である。

たけ@ボストンさん…1500円
またしても、CMで全て見せる+俳優のキャラだけで攻める…という映画を観てしまった… という気分で映画館をあとにしたのだった…。
トップに戻る   私も一言いいたい   ホームヘもどる