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いまどきの映画のお値段 in 2000〜(た行)
〜見たい作品をクリックしてね〜
ターミネーター3 トーク・トゥ・ハー チャーリーズ・エンジェル
/フルスロットル
デブラ・ウィンガーを探して トゥー・ウィークス・ノーティス トンネル
トランスポーター T.R.Y. トータル・フィアーズ
田神有楽 チェンジング・レーン TRICK〜劇場版〜
ドールズ〜Dolls〜 太陽の雫 チョコレート
たそがれ清兵衛 ディナー・ラッシュ 月のひつじ
チャドルと生きる 父よ タイムマシン
突入せよ!浅間山荘事件 タイタンズを忘れない ドリアン・ドリアン
Dr.Tと女たち ダンボール・ハウス・ガール トレーニング・デイ
チアーズ 大河の一滴 ドリヴン
蝶の舌 デンジャラス・ビューティー 隣のヒットマン
トラフィック チキン・ラン タップ・ドックス
どら平太 ダンサー・イン・ザ・ダーク チャーリーズ・エンジェル
タイタス チューブ・テイルズ 太陽は、ぼくの瞳
どこまでも行こう 遠い空の向こうに トマス・クラウン・アフェアー

「ターミネーター3」
SADAHIKO…1400円
あの時代の映画の雰囲気がカー・アクション・シーンなどに出ているのが嬉しいですね。 車を壊しまくるは、建物まで破壊するは、かつてのシュワちゃんムービーを彷彿とさせます。
かつしっかり女のターミネーターを出すなどは今風です。しかし前作から時間が経ち過ぎてしまいました。 ビデオで復習しないと、なんだかわからない部分も出てきます。また今の技術も取り入れているのですが、 それがかえってこの映画の古さを際立たせてしまいました。シュワちゃんには知事選のいい宣伝にはなったかもしれません。

SACHINEKO…1700円
シュワちゃんも老いたとはいえ、『T3』はやっぱり楽しみです。 アクション・シーンは、ハリボテやCGはなるべく使わず、バンバン壊しまくっていたのは 爽快でした。
でも、肝心の悪役が今ひとつ。今回は女性で、"『トゥームレイダー』入って"ましたね。 私にはあの悪役像に、魅力をあまり感じませんでした。 悪役が今ひとつだったのと、若作りしたシュワちゃんが、引退寸前の横綱のようで、 痛々しかったです。『ロボ・コップ』もそうだったけど、やっばり3本目とも なると、賞味期限切れなのかしらねぇ。とはいえ『T3』じゃなきゃ、もっと値段は低くするところですので、 腐っても何とか…というところですね。
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「トーク・トゥ・ハー」
ギョー座の女さん…3200円
愛情表現の方法を間違ってしまうと悲劇になる。一歩間違うと変なストーカーまがいの話に なるところを、独特の暖かさとユーモアで感動的にするのがさすがアルモドヴァル監督である。 さまざまな愛の形について考えさせられる。劇中劇の使い方も見事で、構成が素晴らしい。

SADAHIKO…2800円
『オール・アバウト・マイ・マザー』の母性の孤独に対して今度は男の孤独がテーマになっています。 異様な形で誰にでもある孤独を語るというこの監督のスタイルは、この作品でも健在です。
そして男が主人公ということになると、その度合いもより強烈になります。 子供のままの男と父性のある普通の男。方や女性に対して対等に話せない男が、 眠りつづる女性とまるで意志が通じているかのように話すという皮肉。かたや眠りつづける女に、 振られてしまう男の皮肉。夢から覚めて現実を思い知らされる男の悲哀。最後の小さな奇蹟には素 直に希望が感じられます。

SACHINEKO…1900円
"孤独と向き合えること"と"人を思いやれること(愛すること)"というのは、表裏一体だと、 私は思うのだけれど(←なかなか難しいけどね)、この映画の主人公の男どもはどうなんだろう。
言いたいことはわからんでもないが、いかんせんちょっと私には強烈すぎる演出でした。^^; やっぱり私は熱いスペイン系のこういうお話より、お寒いフィンランドの"カウリスマキ風"の演出が 肌に合うな。
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「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」
スパロウさん…2000円
ストーリーを考えずに、目で見て楽しむ!ですかね?
ブルースブラザースをパロったような?シーンもあり。なかなか楽しめました。 ってことで、\1,800+\200(エンジェル達の笑顔に)

ギョー座の女さん…1800円
いろいろなスターが出演していたり、三人のアクションがパワーアップしていたりで楽しいのだが、 そちらに力を入れすぎて肝心のストーリーがちょっとおざなりになってしまった感あり。そこが少し残念。
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「デブラ・ウィンガーを探して」
みつぐさん…2000円
そこらにいるおばちゃん連中でも言わない本音をスター達が言うわ言うわ・・・
《女優》という独特な職業のようで実は、女性が仕事をするという上でなんら別の職業と変わらない 【悩み・苦しみ・セクハラの腹立だしさ】を率直に語っています。 トップ女優・脇役女優・カリスマ女優達の話は、今の【悩める】女性達に大いに勇気を与えてくれるのです。
パンフに竹中直人さんが、典型的な男性的ご意見を書いていらっしゃいました。面白いですね。 そんな考えに対して「勘違いしないでよ!」って主張しているのがこの映画なのに。
この映画は、内容の過激さからか《MPAA(アメリカ映画協会)のレーティングのどれにも当てはまらなくて ハリウッドのお偉方が規制できない?》本国アメリカではまだ公開されず、日本での公開が世界初! 日本での大ヒットをきっかけに全世界で公開できればアメリカの女性にとってこんなよい事はないと思います。

SADAHIKO…2800円
仕事と家庭の両立は…。 働く女性なら誰もが抱くであろうテーマを女優ロザンナ・アークェットが自らの人脈を活用してまとめた力作。
僕などは80年代に売れていた女優たちと同じように歳を取りその後を見てきているので、 一見同じように見える彼女たちの間にも悲喜こもごもが垣間見れて複雑なところもある。 男も女も若いときの生き方が、30代、40代になると結果として反映されてくるものなのだ。
彼女たちのこれからは…50代になったらまたその年代のテーマで作るとまた面白いと思う。

ギョー座の女さん…2500円
これはロザンナ・アークエットが監督でなければありえなかった内容だと思う。
34人の女優たちが本音を語っていて、私たち一般人と同じ悩みを持っていることがわかって、 彼女たちが身近に感じられる。ハリウッドがいかに男性中心の社会なのかがよくわかる。
もっと、彼女たちのような’大人の女’が活躍する素敵な映画が沢山できればよいのに・・ と願わずにはいられない。

SACHINEKO…2200円
もうかつての若さはない。この先女優としてどう生きていくか、また子育てか仕事か…。
女性が40代を迎えるということは、怖いもの知らずで修正が容易な10代20代の曲がり角とは 大きく違うのね。1人1人の言葉が、それぞれの現実に裏打ちされていて、とても興味深かった。
昔々、私たちを楽しませてくれた女優たち…彼女たちだって人間だもの、歳を取るのよね。 スクリーンの向うにいる女優さんたちに触れられたのは良かったけれど、何だか複雑な気分。
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「トゥー・ウィークス・ノーティス」
SADAHIKO…800円
はじめに言っておくと、私はラブコメが苦手である…。苦手と言うか、激しい疑問符の嵐に襲われる、 と言った方が正しい。
この映画を1800円払って観終わった後、「思ったんだけどさ…、服装選びとかつまんないことで 呼び出しくらうのがイヤだったら、スタイリスト雇えばすむことだよね…? それにさ、あの男に会社社長辞められたら、公民館を誰が守ってくれるのかな…、 権力と経済力持ってるからこそ守れる約束じゃない…?早まって仕事辞められてもさ、 はっきり言って困るよねえ…、転がりこまれてもさあ…」
というようなことをきわめて淡々と冷静に口に出すと、一緒に観に行った友人に目をむいて 怒られました。
「これがラブコメなの!ラブラブで終わればそれでオッケーなの!」
…そういうものなのかラブコメって…。つくづくラブコメ体質じゃないことを痛感しながら、 小声で力無く「…でもヒュー・グラントのかわいさはちゃんと分かったも〜ん」と呟いた私…。

ギョー座の女さん…2000円
サンドラ・ブロックが「この映画はニューヨークへのラヴレターです。」と言っているとおり、 摩天楼その他が美しく描かれている。 ヒュ−・グラントもああいう情けないお坊ちゃんをやらせたら右に出るひとはいないと思う。 思いがけなく面白く、拾い物だった。
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「トンネル」
いずみさん…3000円
ベルリンの間に壁が築かれたのは1961年。東側から西側に逃亡しようとした人々が 後を絶たなかったのは周知の事実です。この作品は実話を元にしています。
東に残った家族を救うために(興味深いのは)西側から東側にトンネルを掘るところです。 主人公のハリー(ハイノ・フエルヒ)は妹のロッテを救うためにトンネルを掘り続けます。 気骨のあるタフガイです。 終盤はハラハラ、ドキドキで「成功するの?」と思わせるところは見応えあります。
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「トランスポーター」
としさん…3000円
全然期待していなかったのに、ちょっと入ってみたら、スッキリしました。 また見るかも…。
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「T.R.Y.」
hiroさん…500円
詐欺師の物語に入り込めませんでした。織田裕二の映画であり期待していましたが、残念でした。

みつぐさん…1500円
まあ楽しめる映画でした。スケールのでかい映画のわりには、ちょっとこじんまりとまとまりすぎ って感じ?いい意味でのガサツな映画かなっと思ったんですが・・・綺麗すぎました。
織田裕二はがんばっているんですが、“いい人”すぎてねぇ、詐欺師なんだからどっか 不良っぽいとこがないと真実味がない。軍人役の渡辺謙・不良日本人役の今井雅之が怪しげな役で ハマリ役って感じでよかった。割引で1500円で見てトントンかなってとこかかな。
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「トータル・フィアーズ」
carawayさん…2000円
『レッド・オクトーバーを追え!』『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』と、 ジャック・ライアンものは好きなのですが、アレック・ボールドウィンやハリソン・フォードに 比べると、ベン・アフレックはちょっと頼りなさそう‥と思っていたら。これがけっこう拾い物。
この頼りなさげなところが、まだCIAでは実績もないぺーぺーの身分や、 CIA長官のモーガン・フリーマンとの師弟を思わせる関係とぴったりはまってました。
原題「恐怖の総和」のとおり、偶然や悪意からおこるいろいろな要因が重なり合って、 最後にはアメリカ・ロシアの全面核戦争へと導かれる過程は緊張感があり、 現実のアメリカの状況からしても怖いものが‥。
ただ、核爆弾の描き方が甘いと感じるのは日本人だからでしょうか。 (核爆発が起こったらこれですまないよなあという突っ込みどころ満載‥)
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「田神有楽」
SADAHIKO…2100円
六ヶ所村の原発反対運動を追っていくドキュメンタリーを作るはずが、いつしか唯一誰も いなくなった地区に残り、農業を続ける家族特に一家のあるじである老人の生き方を 見せる映画になっていきました。
本当は映画としては一貫性がないのかもしれませんが、監督自身の気持ちが 見えてくるようで逆に面白かったです。事実、反対のデモをする風景より、 毎年黙々と農作業をすることで、抵抗しつづけている彼の姿には、 筋を通すひとりの人間の気高ささえ感じさせ、感動さえ覚えてしまうのです。

SACHINEKO…2500円
戦後の復興と発展の中で、都合の良いように振り回されてきた貧しい農民たち …と聞くと、何となく哀れを誘うが、どっこい主役の老人たちは、 ヘコまず、腐らず、我が道を生きている。
「政治家と大企業の世界なんてもなぁ、ブラックホールみてぇなもんだ。 まともに戦ったって勝てっこねぇ。それに負けねぇために、何があっても百姓続けてんだ。 それに、百姓が好きだから」
東大卒のエリート官僚よりも、政治家よりも、この老人の方がはるかに神々しく見えるのは なぜたろうか…政治家と官僚にぜひ見てほしい作品。
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「チェンジング・レーン」
SADAHIKO…1000円
出てくる人すべてが嫌なやつという珍しい映画。
執拗ないやがらせ合戦も笑いに昇華せず嫌な後味が残るだけ。柱の陰に隠れての「ザマア見ろ!」 これが陰湿さを増してしまっている。唯一いい人いい味出してるトニ・コレットの奮闘も まったく報われない。多分ブラックコメディを狙ったのだとは想像するが、 それにはベン・アフレックがねぇ…。

SACHINEKO…700円
車の車線変更はしなくていいから、俳優と映画の路線変更をすべし。
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「TRICK〜劇場版〜」
みつぐさん…2000円
ファンにとっては期待通りの映画。相変わらずの主人公二人の会話になっていない会話とか、 珍妙な超能力者達。これまたお決まりのすげぇ山の中の村での謎・トリック解説。 いやぁ面白かった。しかし、あまりにもテレビの定説通りで見ていない普通の人には 《ただの変な映画》にしか見えないのでは?と少々心配しています。
『踊る!大捜査線』とは申しませんが、せめて『ナースのお仕事』よりヒットしてほしいもんです。
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「ドールズ〜Dolls〜」
SADAHIKO…1800円
古典的な物語りを現代風に、アレンジしていて、それぞれに魅力のあるストーリーではあった。
しかし、文楽というのは、表情のないはずの人形に豊かな表情が現れる。 そしてそれだからこそより情念のすごみが出てくるもの。人間が文楽の人形のようになるという逆転の 発想自体は面白いけれど、多分に表面的なものでしかなく、すごみが出るまでにはいたらなかった。
北野監督の限界が見えたかな。

SACHINEKO…1500円
この映画は、文楽の人形遣いの吉田玉女さんが出演する、というので観に行った作品。 太夫さんの床回しのシーンまでが、あまりにも素晴らしくて期待してしまったが、 あとがちょっと拍子抜けという感じ。
文楽なしでも、言いたいこと、描きたいことは充分に伝わったと思う。 一流の衣装デザイナー、人気のある俳優さんたちを使ったのに使いこなせていないのは、 北野武自体が、映画監督一筋ではないからか。
とぢらにしても、生身の人間に人形っぽく演じさせるのは、たいへんなことというのは確かだ。
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「太陽の雫」
いずみさん…3000円
ハンガリー系ユダヤ人一家の物語で、祖父、父親、語り部であるイヴァンの三役を レイフ・ファインズが演じています。三役を見事に演じ分けています。
この作品のテーマは、ユダヤ人迫害の加害者はナチだけでなく、それを見逃してきた、 いや積極的に手を貸してきたハンガリー人全体にまで言及しています。 ハンガリーでのユダヤ人差別の普遍的構造が垣間見れます。
余談ですが、オリンピック選手である父アダムが(ベルリンオリンピックで金メダル獲得) 凱旋後ハンガリー政府から表彰されるシーンは、ハンガリー国会議事堂内での撮影です。 週3日一般人に開放しています。私も中へ入りました。

kazさん…3500円
ユダヤ人3代、100年の物語という壮大な歴史ロマン。
長尺の大作ゆえに、少々あらが見え隠れするものの、及第点というところ。 人は同じなのに、時代、時代によって立場がどんどん変化していくのが、 不条理を感じる。現在にも通じる深いテーマに感動した。

SADAHIKO…1500円
この映画には大河ドラマを観たときにある充実感のようなものがないです。 世代を超えて伝わっていく血筋というもの、そこにカタルシスがあるものなのですが、 それが「禁断の愛に燃えること」ではねぇ。しかも全部レイフ・ファインですぜ…ファン以外の人はどうしたら いいの?って感じです。ゲンナリ。物語りとしても大樹を見過ぎて枝を見ずかな…。

SACHINEKO…1600円
すいません…この映画、すでに掲示板でも散々ケナしてしまいましたので、あえて書きません。 レイフ・ファインズファンの方はぜひ。(=^_^=)
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「チョコレート」
NOBIさん…2500円
アメリカ映画で、こんな映画が作れるとは...意外で有り、とってもアメリカ的な作品なの かもしれない。
人種差別を正面から描いてるようで有り、実はもっと深刻な人生の問題を描いている作品でも有る。 貧しさの上に成り立つ彼らの生活は、非常に微妙なバランスの中で成り立っていて、 それが一旦崩れはじめると全てが噛み合わなくなる。 その中で出逢った二人の男女が引かれ合い、結ばれていく。
ビリー・ボブ・ソーントンの静と、ハリー・ベリーの動...それぞれの演技が素晴らしい。 ラストは何とも言えない味わいがある...

SADAHIKO…2300円
あくまでもこの映画は人種を超えた恋愛映画となっているところがいいなと思いました。
この映画は主人公が安直に差別主義者でなくなるという偽善的な物語りに陥ることがない。 それがごく自然で説得力があるのです。共通の心の傷を見出したこと… そこには人種とかそんなのを超えた、人間どうしの情があるだけです。 いわば魂の部分に触れてやっと彼は、それを克服するのです。重いけれど、後味は爽やかです。
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「たそがれ清兵衛」
木島さん…1800円
真田広之の自然な演技と殺陣が素晴らしかった。あれだけ汚しても美しくて、惚れてしまった。。。 ラストシーンはできすぎでしらけてしまったが。

としさん…1800円
こんな映画が「日本映画だ」と思った作品です。

みつぐさん…3000円
少々ボケの入った母と幼い子供達の為、井口清兵衛(真田広之)はたそがれ時に必ず家に帰るので、 《たそがれ清兵衛》というあだ名が付いていた。
ある日の事、友人の妹朋江(宮沢りえ)の暴力亭主の元夫と果たし合いをするハメになり、 清兵衛は居合の達人の彼を打ちのめしてしまう。ほのかな思いを寄せる朋江の為でもあった。
しかし、果たし合いの噂を聞いた藩がある命令を清兵衛に下す。藩主の死をきっかけに謀叛が起き、 その首謀者は切腹したが、部下だった余呉善右衛門(田中泯〈みん〉)が切腹を拒否、その男を打てというのだ。 初めは断るが強硬な命令と脅かしの為、しかたなく承諾、覚悟を決め対決に向かうのだった。 決心した清兵衛の顔はもはや「たそがれ清兵衛」ではなく勇猛な武士の顔があった・・・
余呉の侍としての生き方を拒否しながら実は侍に固執してしまう悲しさ。侍としての生き方をしていなかった 清兵衛がうらやましかったのではないか。余呉は実は自分から「死」を選んだんだろう。 せめて自分を切る人間は、自分らしい生き方をしている人に切ってほしかったのではないのか。
清兵衛にしても自分の家族を大事にし、やがて《ほんとうに何が大切か》に気づいた清兵衛・朋江の「生き様(ざま)」。 3年間を経て清兵衛は、幕末の動乱に巻き込まれ亡くなるが「子供を愛し、朋江を愛した」人間としての 濃密な3年間だったに違いない。たぶん清兵衛の「死に様(ざま)」も彼なりにかっこよかったのではないか。 朋江のその後も清兵衛を愛し・愛された日々を胸にすばらしい「生き方(生き様)」だったに違いない。
田中泯〈みん〉の「死に様(ざま)」のすばらしさ。宮沢りえの好演。特に朋江の奥の深い苦悩を演じられるのは、 20才前半精神的な苦労をした彼女しかできなかったのかもしれない。 これから「どう、生きていけばいいのか?」悩んでいる人達にぜひ見てほしい映画です。

ギョー座の女さん…3000円
なにも先入観無く観たので、素直に心の奥から感動できた。 山田洋次監督のこだわりと美学が全面に感じられ、とても素晴らしかった。 清兵衛の髷を朋江が整えるシーンが何ともいえずゾクっとした。
今の日本人が失ってしまった清貧さや凛としたものを描いていて、心地よい余韻が残った。

SADAHIKO…3000円
いま流行の言葉「金持ち父さん」「勝ち組」ってやつが嫌いだ。自分の価値観を持ち、 頑ななまでに貫きとおす主人公の姿は例え、ボロをまとっていても美しい。 でもそれだけじゃ綺麗事になるのだが、終幕にいたると、それが本物の輝きとなってくる。 クライマックスの例えようのない緊迫感、生々しさ、悲壮感、人間の哀しさが画面からほとばしってくる。 真田広之と田中泯ふたりの動きが素晴らしい。
哀しいだけじゃなくて、なんとも美しい!傑作です!

SACHINEKO…3500円
大好きな映画です。山田監督って、こんな映画も作れたのね。
幕末の庄内が舞台というだけで、「悲惨」という感じがしましたが、 信念を持つ人の強さや生き様は、いまの時代にも通じる、今のような時代だから大切なものなんですよね。 とにかく細かいところまで、丁寧に作られた映画で、とても完成度が高いです。
私は地方の人間なので、言葉の部分はだいぶ無理して、標準語と東北弁をごちゃまぜにして、 使っていたようですが、その辺は仕方のないところでしょうか。 とはいえ、特にりえちゃん、田中眠さん、とても良かったです。
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「ディナーラッシュ」
ギョー座の女さん…2100円
NYのとある人気のトラットリアで起こる一夜のいろいろな出来事を、 スタイリッシュなカメラワークで歯切れ良く描いていて小気味良い。
結末はたたみかけるようなどんでん返しがあって、爽快ささえ感じさせる。 オーナー役のダニー・アイエロの存在感と、その息子でスターシェフ役の エドアルド・バレリーニのカッコよさが更に華を添えていた。

SADAHIKO…2300円
『ブレッド&ローズ』もアメリカなら、こちらもアメリカ。そこがアメリカの実は面白いところ。 ニューヨークの香りが多いに楽しめる。
洒落た格好をした人たちが集まるリストランテの中ですべての事件が起こるのだが、 実はその外では思いがけないことが進んでいる。 「3代も経てば生粋のアメリカ人になる」と言うけれど、イタリア移民のこのリストランテの父と子。 ガッツという点では血を争えないようだ。

SACHINEKO…2100円
優雅にお料理を口に運ぶ面々と戦場と化している調理場、そしてサスペンスが同居した、 濃すぎずも薄すぎず、前菜、お口直し、メインもまことに美味な映画。
評論家とシェフ、イタリア移民二世と三世の葛藤、時代の変化などなど、 てんこ盛りの感がありますが、散漫にならず上手に盛り付けられ、 スピード感もあり、満足のいくディナーでございました。
オチも完璧で、監督のイタリアン・フルコースのラッシュに 私のお腹は大満足。この"お店"はおススメですよ。
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「月のひつじ」
TAMAさん…2000円
途中で何度か画面を横切る羊たち。ところどころメエェ〜メエェ〜という鳴き声も聞こえてきます。 ですが、なぜに・このような邦題なの?・・・という疑問も。
それはさておき、私は素直に楽しめました。オーストラリアの小さな町で、 かつてないほどの大仕事を引き受けることとなり、技術者をはじめ、町の誰もが期待と不安と プレッシャーを同時に感じていたはず。でも終始、なんだかみんな、のんびり・ほのぼの・ ほがらかな雰囲気のまま。ただし、一部分「嘘も方便」な場面にはドキドキ&大笑いさせられました。

SADAHIKO…2000円
月着陸の背景に、こんなにも人間味溢れるロー・テクな世界があったなんて…。
地方と中央。整然とした秩序ある職場と人間味溢れる職場。 夢と情熱ばあればこそ、そんな違いは乗り越えられる。この映画にはそんな純粋さがある。 オーストラリアの住民たちが、アメリカ国歌を知らないというエピソードなど、 オージー魂の心意気を感じて快感!断然拾いものです。

SACHINEKO…3000円
「USA! USA! USA!!」のシュプレヒコールと、アメリカ万歳のような映画ばかりにうんざりしていたので、 猫のおナラみたいに、さりげなく激臭を放つこの映画は、一服の清涼剤となりました。
『ライト・スタッフ』や『アポロ13』みたいな映画が、オーストラリアじゃ、こうなるのねぇ。 今年一番の拾いモノ。ベスト10に入れますよ、私は。
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「チャドルと生きる」
ギョー座の女さん…1600円
イラン本国では上映禁止の作品である。病院で女の子が生まれるシーンから始まり、 そこから色々な女性にスポットを当てたドキュメンタリー風になっている。 イランでは女性であるだけでいかに社会的に低い立場であるかがわかる。 社会体制が生活の実情に追いついていないのだ。
女性がタバコを吸うシーンが多く、女性の喫煙率が高くなっているのは万国共通のようである。 でも妊娠中の人が吸ってる場面はいただけないと思った。日常の雑音や女性達の話し声が ちょっとうるさくて癇に障った。
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「父よ」
SADAHIKO…3000円
画面は淡々と進むのにも関わらず、監督の父への思いがこちらに迫ってくる。 ジョゼ・ジョバンニ監督が今まで映画の中で言いたかったこと、そのすべてが、 おそらく彼の最後の作品になるであろうこの映画に込められている。それが観客の心にも響いてくる。
こういう渾身の一本を観ると映画ファンで良かったなと思う。でもこんな一徹で優しい父親って今は数少ないだろうなぁ。

SACHINEKO…3600円
死刑囚だった自分を助けてくれた監督自身の父親の実話映画。
色味を押さえ方、寡黙さ、息子を救うためなら、自分の銀歯をペンチではがし金に換える、 ただただ黙って、黙って行動する父親。まさにこの映画は、フィルム・ノワール&ハード・ボイルドの極上品です。
最後に一言…「かっこいいぞ、こういう父ちゃんて!!!」
ちなみに主人公の父親に扮しているのは、メグレ警視の俳優さんです。
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「タイムマシン」
ナンシーさん…2300円
地球という惑星が変貌していくCGが、息を飲むほど美しかったですね。音楽もよかったと思います。 その点が予想以上に楽しめました。
ストーリーに関しては、結局主人公は何を探していたのだろう…と、映画を見ながら考えているうちに、 途中で答えを突きつけられたという感があります。それで見終わったあと、いろいろ考えましたね。 細部にもいろいろと疑問が浮かんできました(ツッコミ所もあったのかもしれませんが)。 あの終わり方はハッピーエンドとは思えません。
が、ああいうふうに未来を思い描いた人の人生観や世界観を反映したものだと考えれば、それはそれでとても興味深いです。

みつぐさん…1200円
1959年制作の『タイムマシン・80万年後の世界』のリメイク。
特撮もぐ〜んとよくなってるし、未来の描き方も迫力あるのに何でこんなに見た後が空虚? 「わぁ、面白かった!」てのがない。月が爆発して、環境がガラっと変わって・・・てくだりもいいのに、 なぜか映像がもの足りず面白くない。やっぱこれってH・G・ウェルズのひ孫の監督の演出が平凡だから?
SFXのシーンの使い方ががなんとも未消化。監督さんの演出力の大事さを感じました。でも、まあ特撮好きの私としてプラス200円!

TAMAさん…1750円
これはこれで面白かったです。ただ、私は元の作品(1959年の『タイムマシン』)に好きなシーンが多いためか、 少し物足りない部分もありました。→特に、マネキン嬢の着せ替え。 逆に80万年後における言語の違いなどは、今作にて納得できました。 また図書館の案内場面とか時代の流れを鮮やかに見せる技術などには感服させられます。
難は、ジェレミー・アイアンズかな?怖いのに、笑えるぅ。あとは、主人公のタイムトラベルに対する 動機づけと実際の行動にギャップがあるように思えたことが少〜しだけ残念でした。 (近未来は自転車まで厳重に駐輪しているのに、ガイ・ピアースが乗りつけたタイムマシンは、 図書館へ立ち寄っている間も駐禁キップ切られてませんでしたね。あっ、そのままタイムトラベルすれば関係ないのかぁ。なるほどね。)

SADAHIKO…1000円
クラシックなデザインのタイムマシンは大変魅力的。それと時間の経過と共に、周りの風景が変化していくCGはお見事であった。 それにしても「運命は変えることができない」という理屈でもって進んできてのあのラスト…じゃ主人公の恋人は浮かばれないってことに はならないか!監督さんこそタイムマシンに乗って、おじいさんに助言をもらいたかったろうねぇ。

SACHINEKO…1500円
この映画で一番感心したのは、お話ではなくてCGによって気の遠くなるような時間の流れを、 映像で見せてくれたことですね。変わって行く季節、朽ちていく建物…いゃぁスゴかったです。 肝心のお話なんですが…主人公がマシンに対する愛着がないんですよね。ちょっと不自然な ところもあったし……なんともねぇ。^^;
同じタイムマシン映画なら、切り裂きジャックが、タイムマシンに乗って現代に来てしまう 『タイム・アフター・タイム』の方がよっぽどおもしろかったなぁ、私は。
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「突入せよ!浅間山荘事件」
みつぐさん…2500円
戦後《平和が普通の日本》に起こった大事件が、この『あさま山荘事件』。 《ひょっとして、日本は平和じゃないかもしんない》て気づかせてくれた事件だ。
その時に、なんともたくましく颯爽と登場したのが、警視庁から派遣された機動隊。 派遣された当時は《いよいよ突入!》と期待させたものらしいけど、これがなかなか動かない。 人質救出の為動けないのだ。
この映画は、当時知られなかった救出の裏側を映画にしてみれば《妙にリアル》に描いた作品になっている。 警視庁から派遣された佐々(役所広司−少々かっこよすぎるのでは?)は、早速自分達で解決しようとする 長野県警の面々と対立。しかし、突入最中に県警のお偉方が、のんびりみかんを食べていてそこに入った 佐々が「はいはい、ゴミを片づけて」てごみを捨てるところとか、冷静に対立シーンを描いていて妙に苦笑するシーンが続出。 変に強調していない分だけ、リアルでおかしい。思想問題を全面に押し出すと、 ややこしい事になるのでひたすら県警と警視庁の対立を描いているのだが、その分事の重大さが見えず単なる 歴史上の【一騒動】的に描かれているところが欠点か。
また、犯人役の武田真治・鈴木一真が熱演しているにもかかわらず最後に顔を見せる程度。 それならパンフレットにでも写真ぐらい載っけてくれてもいいじゃん!プンプン。
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「タイタンズを忘れない」
ミニミーさん…3500円
D.ワシントンの作品はいいね!見たほうがいいよ!
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「ドリアン・ドリアン」
ギョー座の女さん…2500円
相変わらずフルーツ・チャン監督らしい視点の作品だった。 香港で身体を張って3週間稼ぎまくって、いざ牡丹江に帰ってみたら、 何をしたらわからない主人公に共感した。描き方が独特で爽やかなのです。
余談ですが、私はドリアンがけっこう好きです。匂いは強烈ですが、 チーズに蜂蜜をかけたような濃厚な味は病みつきになります。

SADAHIKO…3000円
ドリアン…こんな不思議な果物が身近にあったら絶対家族や友人の間で会話も弾むと思う。(あるいは、人を殴りたくなる?) そんなところに目を着けたところがいいですね。大陸と香港では、キャメラの動きも異なって、空気の違いがよく出ていました。 そこに置かれた人の喜怒哀楽。ますます良くなってきましたね。

SACHINEKO…3000円
好きです!この監督の映画。 この映画、淡々としているけれど、その中に懸命に生きる人々の喜怒哀楽が、しっかりと描かれています。 それでいて説教地味たところもない。前作『リトル・チュン』も大好きでしたが、 この映画も期待以上でした。
関係ないけど、劇場に飾られた本物のドリアン、殴られると痛そうだなぁ、と思いました。 ドリアンとアイス・レモンティー…これには大笑い&にっこりでした。
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「Dr.Tと女たち」
SACHINEKO…1800円
リチャード・ギアは、若い頃から今まで、生理的に好きぢゃないけれど、 新旧スター女優たちの"裸"の競演が楽しい。スクリーンの中の演出とはいえ、 なぜか艶めかしさを感じるのは私だけだろうか…。
ロバート・アルトマンの映画は、どれもちょっとグロい演出が目だつけれど、 今回はそんな気にならなかったな。
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「ダンボール・ハウス・ガール」
とりいちゃん…2000円
ホームレスを取り上げた映画です。本当に、小さなことから、浮浪者になっていくのが、 よくわかりました。
『三文役者』以来、吉田日出子さんには、注目していますが、 もう少し出番が多いとよかったかなと思いました。米倉涼子は、 初主演作ですが上手いと思いました。最後まで、希望を捨てない前向きなヒロインに好感が持てました。
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「トレーニング・デイ」
ナンシーさん…2000円
ソフトが出てから見たのですけれど、1800円を基準として値段をつけさせて頂きました。
「デンゼル・ワシントン=善人」という先入観を取り払って見ると、これ以上の悪人はいない! と思えるほど凄みと邪悪さがあったと思います。デンゼルさんたらキレちゃったの?と思えるくらい、 あるいは、これまで善人ばかりを演じさせられてきた反動(ストレス)がいっきに爆発したのかな、という印象も。 ラストのシーンは、この映画でしか見られないデンゼル・ワシントンの死に様に、目が釘付けになりました。
そのデンゼルに翻弄されるイーサン・ホークも、ハマり役だったと思います。とてもリアルな人物に思えました。 1つ難を言わせてもらえれば、これまでのデンゼル・ワシントンのイメージとどうしても比べてしまうので、 それが少し邪魔かも…。彼の映画を見たことない人の感想も聞いてみたいと思いました。

まりさん…800円
事前情報がな〜んも無くて、ただデンゼル・ワシントンとイーサン・ホークという ひいきの役者が揃ってるってことで、映画館に飛び込んだんですが。
…が、しかし。デンゼル・ワシントン悪役だったの〜〜?! 私はその事実を半分近く映画を観終わってから、やっと認めたのであった。 それまでず〜っとず〜っと、「悪そうに見えて実は新米刑事をひっかけるお芝居なんでしょ〜、 分かってるって」なんぞと一人勝手に思い込んでたの…。知らないってコワイ。
悪役と分かって見たらデンゼル様の演技は素晴らしかったと思います…。 でも私は…ず〜っと彼が善玉だと信じてたのに。がびーん。イーサン・ホーク演じる新米警官よりも、 私のが絶対「正義はどこに…?!」って感じだったぞ。そんな個人的な理由でこの値段だー!

SACHINEKO…1500円
「デンゼル・ワシントンがカッコいいし、作品をグングン引っ張ってるよ」と友人からすすめられ、 観に行ってきました。
たしかにデンゼル・ワシントンは、損な役回りながら映画全体を引き締め圧倒的な存在感を感じたけれど、 なんかね、こういう映画はもうちょっと食傷気味なの、私は。 だからこのお値段は、デンゼル・ワシントンにぜ〜〜んぶあげます。
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「チアーズ!」
とりいちゃん…500円
もうすぐ、上映が終了するというので、急いで劇場へ駆けつけたのですが、 正直、期待はずれでした。キルステン・ダンストは、文句無く魅力的なのですが、 彼女と恋仲になるロック青年が、あまりにもカッコ悪すぎます。 なんで、こんな男とくっつくの?あと、かんじんのチアリーディングも 思ったほどたいしたものではなく、期待はずれでした。
全体に、安っぽいつくりで、ビデオで十分だと思いました。
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「大河の一滴」
とりいちゃん…3000円
とても、しみじみとした味わいに満ちた映画です。 一人、一人の人生が大河の一滴という意味だと思います。
(原作、読んでないもので)ロシアから、トランペットのオーディションを 受けるために来日した青年と彼を取り巻く人たちの物語なのですが、 そのロシア青年の「戦争は、誰もしあわせにしません」という言葉が 心に残りました。ぜひ、多くの人に観てほしい映画です。
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「ドリヴン」
まりさん…900円
飛行機の中で字幕なしで観た為、細部が分かっちゃいないので、 このお値段はアレかと思いましたが…。あまりにも「?」の嵐なもので。
とにかく最大の疑問は、なぜに公道をレーシングカーで爆走しながら免許取消をくらわないのか? ちょっと女が昔の男と寄りを戻したからって、いきなり暴走機関車のごとく疾走するのは、 あんたそりゃ甘いっちゅうの。あと何故に『猿の惑星』のねえちゃん (←なんとなくE・ウォーレンって「ねえちゃん」と呼びたい感じやな)は、 変なプールでくるくるシンクロやってんのか?あとCGがな〜んとなく安っぽくて、 クラッシュの時とか下手な合成写真のように見えたのは気のせいなの? 一時F1にハマってたんで、レースシーンをけっこう楽しみにしてたんですが…。
まあ、若手男優2人がかっこよくて「買い」な雰囲気なので、観賞用にはいいかも。 あ、ライバル役をやってた方って、もしかして『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』 に出てた人?手元に資料が無いうえ、私は外国人男性の見分けがなかなかつかないという 致命的な欠陥があるので…うう、気になる…
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「蝶の舌」
まろさん…1000円
期待しすぎたかな〜?原作読んで、少し先入観もあると思うけど、ちょっとがっかりでした。 ま、映画デ−でなら見に行っても、ってことで、1000円です。
原作の短編を何作品かひとつにまとめたものですが、何か、あれはちょっと強引だな〜。(原作はおもしろかったけど) 映像は美しいんだけどね。

TAMAさん…3500円
「人間は死んだらどこへ行くの?」私の子供達(9歳&6歳)からもよく同じ質問をされ、 その度、私は答えに詰まります。 モンチョ少年の問いかけに対し、先生が「秘密だよ」と前置きした上で口にする言葉の意味が ズッシリ重くのしかかるラスト・シーン。痛くて痛くて泣けました。
先生、モンチョ少年、彼の家族、すべての民衆に、抗えぬ“ちから”は 鋭い牙をむき選択を迫ります。逃れる方法は“裏切り”って行為だけ・・・。 自分の意に反し(結果として)生まれてはじめて「人を裏切った」少年が 「先生との別れ」を実感できるのは、おそらく数年先でしょう。 (←それを思うとまた涙腺があやうくなるぅ〜^^;)
いつも無難に1,800円〜2,200円あたりのお値段をつけてる私にしては、 破格(!?)な今回のお値段です。

ギョー座の女さん…3800円
スペイン内線直前の時期を背景にした少年と老教師の心の交流を描いた感動作である。 ラストシーンが衝撃的ではあるが、色々考えさせられる。少年はどんな思いで先生に あの言葉を投げかけたのだろうか。そしてどんな大人に成長したのだろうか。余韻が残る。

SADAHIKO…3800円
温かい先生に見守られた少年の成長物語と思いきや、ひとつの時代を切り取った映画だった。 子供の目の高さから見える大人たちの世界、それで充分にこれからくる時代の不安というのが 見え隠れしている。
途中挿入されるバンドツアーのエピソードや犬に嫉妬する男の話など、 文学的な寓話も一見関係ないようでいて、最後に生きてくる。 こういう歴史へのアプローチの仕方ができるスペインって国は豊かかも。

SACHINEKO…4000円
観終わって、しばらく立ちあがれなかった映画って、そうそうない。 この映画はその一本。猿や子供や飛行機の大仕掛けの映画もいいけれど、観てください、ぜひ! 『ミツバチのささやき』『エル・スール』と比べてもヒケは取らない映画ですよ。
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「デンジャラス・ビューティー」
TOMIPPUさん…2000円
サンドラ・ブロック主演作の中では、ピカイチです。
コミカルな台詞のやり取りが中心になってますが、ちょっとシリアスだったり、 緊迫した場面があったりと、メリハリが利いていて、最後まであきさせません。 彼女のサバサバしたキャラのおかげか、下品になることもなく後味さわやかな作品でした。 前売り買ったら1300円だったんですが、随分得した気分です。
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「隣のヒットマン」
みつぐさん…2000円
悪妻(ロザンナ・アークエット−名演技!)と義母からも冷たくされ、 おまけに義父の借金まで背負わされた歯医者のオズ(マシュー・ベリー)は、 悶々たる日々を送っていた。そんな日々の中、隣にマフィアの殺し屋として有名だった ジミーが引っ越してきて…。
いかにも《ヒットマン》らしいブルース・ウィルスと対する善良な小市民、オズの 大慌てぶりがおかしいし、殺し屋・彼の妻・彼の愛人? 悪女の絡み合いぶりも絶妙。最後の最後まで見逃せないどんでん返しも楽しい。 でもさ、最後に殺された人、何も殺さなくたっていいんじゃないの?
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「トラフィック」
SADAHIKO…3000円
3本の柱となる話が、決して交わることがないというのに、一本の映画の中でうまく溶け込んでいる。 逆に言えば、ひとつひとつの話が独立した映画ということだとストーリーが弱いのだけれど、3本ま とまると、見ごたえが出てくるというのが、見せ方のうまさです。 色々な角度から物語を語っていって、ひとつのテーマを追求するというのは、まさに「シックスティ ミニッツ」のドキュメンタリーの手法を映画に置き換えたようにも思える。社会派だけれど、なおかつス リリングで面白い。こういう映画もあるんですねー。

SACHINEKO…2500円
4つのエピソードが、微妙にからまらながら話が進んで行くこの映画、 ひとつひとつ取って見ると、使い古されたネタながら、その味付けとバランスが 素晴らしく、見事な作品に仕上がっている。 エンターテイメント的でありながら、同時に個と組織、個と社会という視点も しっかりと掘り下げられて、社会派映画としても素晴らしい作品でした。
欲を言えば、できすぎていて、息を抜けないんですよね。少し遊びや無駄な シーンがあったら良かった。それと、いろんな色調の映像、過露光のハレーション気味の 画面が、1日中パソコンで仕事をしたあとの私にはツラかったです。

achakoさん…2500円
ドキュメンタリータッチかつスタイリッシュな演出がきちんと脚本にハマッていて、 ちゃんとしたエンターテイメント映画だったと思います。これぞA級娯楽作品という感じでした。 ベネチオ・デル・トロが素晴らしいのはもちろんですが、ミゲル・フェラー、 ルイス・ガスマンなど脇役好きにはたまらない俳優たちが美味しい役で登場し、 映画を盛り上げています。
セリフや周囲の音が非常にクリアーに聞こえる作品でリアルな臨場感がありました。 これは映画館でご覧になる方がいいと思います。

CHIKAEINさん…3000円
1)3話構成をすっきり見せる映像テクと編集
2)3人の主人公の演技の凄み、共感させる脚本
3)ビターなハッピーエンド
が理由かな。出来れば映画館をお薦めします。 ビデオだったら、ある程度キレイに見える(映像の違いがわかる) ブラウン管のほうがいいかも??

ギョー座の女さん…2200円
登場人物が多く、主なストーリーが3つに分かれているが、 それぞれの話が違う色彩になっているので、理解しやすい。 なかなかのアイデアだと思う。
ベニチオ・デル・トロが巧い。最後のオチがホロリとさせる。いい顔してます。 惜しいのは、M・ダグラスの部分の話が安直だったことだ。 でも全体としては、硬派でピリリとしていて飽きさせないので、楽しめた。
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「チキン・ラン」
ギョー座の女さん…2800円
ドリームワークスが製作ということで、アメリカンテイストになっていたらどうしようかと思ったが、 相変わらずブリティッシュに一本筋が通っていて安心した。 細かいディテ−ルに凝って作られているので、もう一度観て見落としたところをチェックしたいぐらいだ。 お話も、いろいろな名作が少しずつ取り入れられているので、探すのも楽しいと思う。
観終わった後、ほんわか優しい気持ちになれた。ニワトリちゃんたちのかわいさと勇気に拍手。

SADAHIKO…3000円
ハリウッド資本が入ったことで、ニック・パークの世界がどう変わるかちょっと不安でした。 『大脱走』に『動物農場』的なイギリスらしさが加わって、なおかつ『ウォレスとグルミット』的な 笑いも健在というわけで、とにかく楽しかったです。キャラクターのひとつひとつが味がありますね。 このハイテク時代に粘土でアニメを作る。こういうホンモノのエンターテインメントこそ、子供たち に観てもらいたい!DVD出たら、必買!

SACHINEKO…3000円
惨めな収容生活を送っていたニワトリたちが、柵の向こうのパラダイスを夢見て、 "はばたく"!音楽も冒頭から『大脱走のテーマ』のような曲が流れる… という一見アメリカ映画的なお話ですが、嬉しいかな英国の匂いがプンプン。(=^_^=)
『大脱走』はもちろん『第17捕虜収容所』『戦場にかける橋』などなど戦争モノ、収容所モノの パロディがあちこちに散りばめられ、別なお楽しみも隠されています。
この映画、ニワトリの集団劇ですが、1羽1羽のニワトリが、キャラクター・グッズに なりそうなほどかわいく、凝りに凝って丁寧に作られています。見事です。 もうアニメーションとは呼ばせない?!でも、親子で楽しめる映画ですよ。 (SACHINEKO文部科学大臣推薦映画です…(笑))
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「タップ・ドックス」
SADAHIKO…500円
ダンス・シーンだけだったら、2000円出しても観たいけれど、お話の部分は、支離滅裂で、登場 人物が何を考えているのかがさっぱりわからない。映画的ディテイールもおざなりで、いいところ全く 無し。ひたすら忍の一字でした。まあ、下手な映画の見本にはなるが…。

SACHINEKO…300円
誰?この映画の予告編作った人!うまくダマされたわぁ。(-_-)
母親は亡くなって、貧しい鉄鋼所勤めの父と二人の息子たち… シチュエーションは『リトル・ダンサー』そっくりなのだけど、 男所帯のクセして、なぜか家の中がこぎれいに片付いているし、 弟思いのお兄さんという設定なのに、マジメに働こうとしないわ、 弟のオンナを寝取って孕ませるわ、足の引っ張りどうし。あげくの果ては 死んじゃってさぁ。なんなんでしょうか、これって。
"タップダンス映画"と聞いて、喜び勇んででかけたのに、時間返してください〜〜〜。 お金返してください〜〜〜!
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「どら平太」
クルンテープさん…500円
期待が大きすぎた反動か、見てがっくり。 市川監督のファンとしては、納得出来ない作品でした。

亀甲鶴さん…300円
市川監督、山本周五郎原作。中身は往年の嵐寛寿郎、市川右太衛門 などの時代劇。 気持ちは判るが、格落ちのリメイク。退屈男をなめている。全盛期の時代劇の魅力にとても及ばぬ。 ダメだ。
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「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
ほびっとさん…1200円
遅れ馳せながらやっとビデオで観た。う〜ん、ビデオにして良かった。
実験的作品として観るなら、確かに斬新。手持ちカメラの扱いとか、 ロケの使い方から来る光線の具合とかですね。それとあんなに暗〜い内容の ミュージカル作品にしちゃうとかですね。 でも、ミー・ハー的、映画はエンターテイメントだ!と思っている私には……ダメでした。

クルンテープさん…金返せ円
不協和音ではないが、ほんと、神経を逆撫でする映画。 しかし、このテーマを、ミュージカルで表現しようとした 発想は凄い。2度と見たくないが、忘れられない。 久々に見たカトリーヌ ドヌーブが、懐かしかった。

カイジさん…2500円 この映画は、いいって言う人とヤダって言う人に大きく分かれる映画だと思う。 ヤダって言う人の言い分はだいたい共通で、「主人公の行動に共感できない」とか 「後味の悪さしか感じない」だ。 いいって言う人はそれらすべてを受け入れつつ好きなんだと思う。 欠点を帳消しにするくらいの、なにか大きなものを僕は感じました。

せいこさん…1000円
キリスト教の臭いがプンプンする映画でしたね。 主人公の考え方や選択も、そういうレンズで観ると納得はできますけれど、 いかんせん私は日本人…『奇跡の海』もそうでしたが、根本的なところで、 主人公に共感できないのが残念でした。それにやっぱりミュージカルは、 楽しい方がいいなぁ、私は。

なおさん…つけられません…円
心の強いひとは、涙は出ないと思う。 現実って、厳しくて、汚くて、歪んでる。そのなかを生きぬいていくためには、 自分も、優しく甘くはいられない。 セルマは子供みたいに純粋で、甘くて、不器用で、 現実の中で自分をどんどん不幸にしていった。セルマのそういうところに納得できない人は、 ミュージカルのような、恐ろしいことの起こらない世界を夢見たりはしないんでしょうね。 現実を生きぬいていける人なんでしょうね。
強い人に励まされたりしても、少しの元気も出ない私の弱った心を、 悲しいけれど温かく、包んでくれる作品でした。

TOMIPPUさん…1500円
ほとんどの観客が泣いてました。私も泣いた一人。 でも、ストーリー的にはちょっと疑問。 お金に困っている人の前で、お金をたっぷり貯め込んでいるなんて 話をするなんて、バカとしか言いようがない。 他にも、どんどん、自分自身で事態を悪い方へ悪い方へともっていって、 で、事態が悪い方に転がる度に、自分の空想の世界へ逃避するもんだから、 見ていて、「もっとしっかりしなよ!!」とイライラしてしまった。
それなりに面白かったけど、主人公に共感できない私にとっては、 並の作品でした。

ギョー座の女さん…1600円
確かにビョークの楽曲も歌もすばらしい。 けれど、それ以上に納得できない事が多かった。
主人公セルマは、自分の命と引き換えに息子の眼の手術代を守ろうと するのだが、それほど息子を深く愛しているにしては、 母子の絆の強さを描いているシーンが少なすぎたと思うし、 その後息子が手術を受けて、どうなったかが語られていないのも不満が残った。
それに、最後のシーンをあんなにリアルに描くべきではなかったと思う。 もっとミュージカルらしい終わり方にして欲しかった。・・・ すすり泣いている人が多かったが、私は後味が悪くて涙も出なかった。

SADAHIKO…2800円
徹底的にリアルなシーンから、想像の世界ミュージカルへと 自然に繋がってくるところが、神業的。
映画には現実を再認識させる映画と、夢を見させてくれる映画2種類があるが、 この映画では映画が夢であることを再認識させてくれる。 私たちは夢を見なければ生きていけないのだと。

TAMAさん…1200円
う〜〜〜ん・・・!?斬新なミュージカル融合&ビョークの音楽は良かったと思うのですが、 内容的に私はついていけませんでした。 途中から家へ帰りたくなってしまって...ラストはもう惨憺。
悲惨な事件以前に、(ビョーク演ずる)セルマと最愛の息子ジーンとの強い結びつきを もっときちんと描いて欲しかったし、また、あれほど善意あふれる人々に囲まれながらも、 ひとり「不幸」と真っ向勝負するセルマの姿が頑なすぎるようにも思えました。
(ただ、レイトショーでさえもほぼ満杯だった劇場内が嗚咽の渦だったことと、 上映後、場内が明るくなるまで殆どの方が席を立たなかったことだけは付け加えておきます。 私がヘソ曲がりなのですね、きっと。感動された方も多いはずです。すみません。^^;)
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「チャーリーズ・エンジェル」
まりーなさん…1800円
もう、とにかく映像がすんごくキレイ。コントラストバッチリで、女優人も輝いていました。 美術がすごく鮮やかでしたね。そっち方面に興味がある人にはかなりおすすめ。 映画を眺めているだけで楽しいですよ。
ただ、内容的には、映像があまりにもカッチリいきすぎているせいか、話には、 入り込めるというか、ただの傍観者になってしまいましたね。 ああ、こんなことと、こんなことが起こったのかあ、ふ〜ん、というかんじ。 ミュージックビデオ出身の監督ということで、かなり納得しましたね。

あいかさん…1800円
超面白かった。3人かわいすぎ!音楽もあってていい。 でも確かに深みはまったくないですね。ストーリーもあんまり・・・。 でもでもっコスプレ楽しいし、とにかくLAに行きたくなって行っちゃいましたよ。 アメリカ好きな、ミーハーな人にお勧めです。

りょういちさん…500円
オリジナル世代のワタクシとしては、一寸幼い感じが否めないのだが、 でも元気なお嬢さん方が画面で飛び跳ねているのを眺めているのは楽しい (^_^;しかし、Dバリュウモアと聞いた時に、「え?」と思った人は他にも居たに違いない。 だってちょっと太くない?なんて(^_^;・・・。 Wアクションはちょっと不自然だったかなぁ・・・惜しい(T^T)

ギョー座の女さん…2400円
もう、冒頭から”ツカミはバッチリ”です。 3人ともとても楽しそうにアクションしてます。 いろんなファッションも堪能できるし、理屈抜きで楽しめました。 3人のワイヤーアクションも観ものです。かっこいいっす。
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「タイタス」
まりさん…2200円
この原作を中学生の頃読んで、吐いてしまったといういわくつき。 シェークスピアを全部読破しよう、という試みはこの一作の為、 終わってしまった、幼かったあの日…。
んで、この因縁の映画をアンソニー・ホプキンスが見たい、 というただそれだけの情熱で観に行ったんですが、観に行って正解。 舞台設定、衣装を見るだけでも面白い。先に難癖つけちゃうと、変なCG表現は蛇足だし、 A・ホプキンスと敵対するJ・ラングの復讐に燃える様が迫力不足だし、 アクの強さに欠けるのがやや白けさせる。もっと強烈に女ならではの陰湿さ・ 執念深さを見せないと、あの強烈な俳優陣の中で「復讐の総元締め」の役をやるのは難しい。 単なる淫乱ヒステリー気質の熟女にしか見えない。
ただこの映画に400円の上乗せをしたのは…沼地のラヴィニアの痛ましさが、 並みでなく悲愴だったから。あのシーンの何がぞっとさせるというと、 ラヴィニアの手にくくりつけられた枯れ枝。あの行為は、人間の悪意そのもの、 無頓着で無軌道な悪意の底知れなさをすんごくリアルに感じさせられて、背筋がぞっとした。
人間が単なる悪意や好奇心からどこまでも残酷な行為を、単なる悪戯のような表現で行うことが 可能だという事実、そして想像しうる行為は実行にうつしうる、 その可能性がすべての人間に与えられているという事実を、まざまざと感じました…。

SADAHIKO…1800円
復讐のドラマというより、親の子供への愛情、そのエゴとエゴのぶつかり合いといった、 感情的な部分が強く出ているドラマと感じた。 冒頭の兵士の行進、性的な暴力シーンの描写など、様式的で映画というよりも むしろ舞台を思わせる。見せ方には様々な工夫がされてエンターテインメントとしてはまずまず。

SACHINEKO…1800円
やはり『ライオン・キング』とは少し勝手が違ったようですね。
しかしながら、舞台的な演出と映画的な演出、時代を自由自在に行き交い、 それをじょうずにミックスさせて、楽しませてくれました。 ただ、様式にこだわりすぎて、肝心なところが今ひとつ…。 あとあとまで"?マーク"が頭の中を飛び交い、とても惜しかったです。
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「チューブ・テイルズ」
てんこーさん…2800円
ギャグがきっついっす。特に第2話のあのシーンで、自分とこの女王様持ってきていいのかよ〜と、脳内つっこみ。 (日本じゃ不敬罪ものじゃ)

SADAHIKO…2000円
ロンドンの地下鉄に流れる空気が伝わってきます。これは企画の勝利。
製作者は改装されてきれいになった駅には、あまり興味がないようで、 あくまでも昔ながらの「チューブ」に固執しています。おハイソではなく、 庶民の視点、人種も年齢もさまざま。今日の英国の活力源はそこにあるかのように…。

SACHINEKO…2500円
ロンドンの地下鉄を舞台にした、9つの寓話。
イギリス的な風刺がたっぷりと入ったお話がすらりと並びます。 それぞれが10分から15分のお話ですが、どれもこれも2時間の映画にも ヒケを取らないデキになっています。
イギリス通でない方でも、大笑い(ときには苦笑い)、そしてしみじみと した気分になれます。とっても得した気分になる映画でした。 「イギリスはあまり好きでない」という方にも、ぜひおススメしたいです。 (でも、一度でもロンドンの地下鉄に乗ったことがある方は、 たまらなく楽しいですよ)

TOMIPPUさん…1800円
面白い話もあったし、後味の悪い話もあったし、まあ、値段は企画料といったところです。 全体の感想は、「ロンドンの地下鉄って、怖い!!」です。
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「太陽は、ぼくの瞳」
まりさん…2000円
すまんが私はこれをNHKでTV放映されたのを観ました…。 映画にお金つぎこんでる人が多いであろうこのサイトで、 TV放映でタダで見た映画に値段をつけるなんて、 やっていいもんかどうか分かりませんが、まあ受信料払ってるし、いっかー。
さて。やっぱいいよねえアジア映画って。なんかね、不幸ってものをぽーんと 登場人物に投げ与える無造作な感じが、欧米映画には無い。 「…そして父親は何もかも失ってしまいましたとさ。」って市原悦子の語りが耳に聞こえたわ。 不思議に突き放したような明解さ、幸も不幸も妙に自然なワントーンで語る、 そんな描き方ってアジア映画の味だよなあ。明るい悲惨さというか。
NHKってけっこうまめにアジア映画放映してくれるんで、地方で見逃すこと多い人は、 受信料払ってる分たっぷり見ましょう。

SADAHIKO…2300円
森の中を静かに「靄」が流れていく。川のせせらぎ、獣や鳥の鳴き声。風の通り過ぎていく音。こんなに 自然が美しく捉えられた映画は久しぶりだ。五感にせまってくる。目の見えない少年も光を感じるという。 音や空気でそれを掴まえるというのだ。
この映画を観ると、不幸が不幸を呼ぶとは、こういうことかと思えるちょっと哀しい映画。

ギョー座の女さん…2200円
8歳の盲目の少年モハマドは、夏休みのため、テヘランの盲学校から、イラン北部の村に帰郷する。
祖母や姉妹はやさしくモハマドを迎えるが、男やもめで炭焼き人夫の父親は、 再婚を控えて複雑な心境でいる。盲目の息子の将来を考えて、 無理矢理モハマドを大工の所へ連れて行き、住み込みの弟子にしてもらう。
泣きじゃくるモハマドを大工はやさしく慰める。彼もまた盲目であった。 祖母は或る日雨の中、家出をしようとして途中で倒れ、 やがて家族の行く末を案じながら息を引き取ってしまう。
結局、父親の再婚も破談になり、父はモハマドを家に連れ戻すために迎えに行く。 モハマドを馬に乗せて橋を渡っているとき、雨で増水した川が氾濫し、モハマドをのみこむ。 父親は最初呆然と見ているが、息子を助けるため川に飛び込んで自分も流されしまう。そして・・・。
ラストが少し希望をもたせるが、哀しい。
モハマド少年が指先を空気に漂わせたり物を触ったりして、心の眼で”見ている” という感覚が微妙に伝わってくる。
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「どこまでも行こう」
きめこめさん…1600円
変わっていく子供の、男の子の、いやさ存在の哀しみを知りはじめた 「男」の映画。
リアルでちょいとガサついた画が、団地的な悪がき連の叙情を 映し出していると言えるかもしれない。 でも、映画としては、何か起こるかな?と思うところで終わってしまった。 それは美点でも欠点でもあるように思う。

SADAHIKO…2000円
感性豊かに子供時代の成長過程における複雑な気持ちを描いた作品。 子供時代に戻ってしまった気分になってしまう。

SACHINEKO…1800円
たぶん、監督の伝記的な映画だろうと思う。
とてもリアルで、とくにはコミカルで、時には哀しく、ほろ苦い…。 前半の明るさが、後半になるにつれて、ジワジワと鉛のように重くなって いくのが、ちょいとツラいかな。
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「遠い空の向こうに」

梓さん…5000円
『タイタンズを忘れない』も名画でした。この作品はそれ以上です。 自分の将来に悩んでいる高校生が感動の余り泣きました。実話の持つ説得力、 『スタンド・バイ・ミー』が思春期を描いた名作ならこれは青年期の名作。 すがすがしく、希望と勇気が感動と共にわいてきます。是非。

TOMIPPUさん…2000円
首都圏ではとっくに上映終了した映画ですが、地方ではただ今公開中(^^;
感動作とは聞いていたけど、涙があふれて止まらないタイプではなく、 シミジミと心に残る作品でした。 才能というのは、本人の情熱とそれを支える環境があって、 初めて花開くものなのだなぁと思います

SACHINEKO…2300円
非常に素直に感動できるアメリカン・ドリーム映画です。 でも「ドリーム」じゃなく、ノンフィクションを元にした映画だから、 あざとくなくて良かったなぁ。
少年が抱いた空への夢を、地の底で黙々と働く職人炭坑夫の父親や、 炭坑夫仲間のおじさんたちが後押しするっていうのも、良かった。 みんな、人間的にも魅力的だったしね。
つくづく思う。夢の実現て、決して一人じゃできないことなのね。

たけ@ボストンさん…3700円
どうも今年は出来の良い作品が少ないが、この作品は99年度上半期に全米で公開された作品の中では、 (「マトリックス」と並んで)ずばぬけた出来っす。多分いくつかの賞を獲得するのではないでしょうか? (少なくともノミネートはされるでしょう)
ソビエトが人類初のロケット打ち上げに成功した頃、ウエスト・ヴァージニアの鉱山地区にて、 宇宙に魅せられた青年がロケット作りに夢を見い出す、という物語。 「青年よ、大志を抱け」なる範囲だけではとどまらず、父と子の確執、鉱山で働く人々の手助け、 教師の理解、、、などのエピソードを交え、嫌でも感動してしまうドラマに仕上げてるっす。
あざとさといい、根本の狙いといい、「フィールド・オブ・ドリームス」を思い出してしまったっす。 お勧めっす。
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「トマス・クラウン・アフェアー」
弥生さん…1850円
いまいち人気がなかったようですが、わたしは好き。
「華麗なる賭け」も観て比べてみたのだけど、「トマス・〜」の方が断然よい。 「華麗なる〜」は卑怯なかんじで後味悪い。(笑)
それに比べて「トマス・〜」は嫌味のないおしゃれな映画だった。 レネ・ルッソのシースルードレスはもう見なくてもいいけど。
内容とは関係ないけど、冒頭の美術館で、たぶん日本展のようなものを やっているというような、旗が天井から下がっていたのだけど、 そこに書いてある文字が『昆布』という漢字だった。なぜ『昆布』?!

TAKUさん…1799円
人気がないようですが、僕は十分楽しめました。軽いテンポの映画です。 映像と音楽はかっこいいと思った。たしかに大きな山場はないし、 ストーリーにもひねりはないが、元は取れると僕は言い切ります。 でももうすぐ終わってしまうようなので、見たいと思ってた人は映画館に急いでね。

たけ@ボストンさん…800円
「華麗なる賭け」(?)のリメイクらしい。
2時間もあるんだからさ、ドラマが描けないんだったらスリルやら アクションで攻めてくれよなぁ、、、。とても「ダイ・ハード」を撮った 監督のものとは思えないそのスピード感のなさ、、、。 正直言って勘弁してほしかったっす。
映画はタルいし、後ろの爺さん婆さん夫婦はおいらの椅子を蹴りまくるし、、、。 予告編に騙されるのにも色々あって、「なんだよ、予告編で全て見せてしまってるじゃん」ってのがまあ大半なんっすけど、この作品の場合、「予告編のあのスピードはどこにも見られなかったじゃん、、、なんじゃ、こりゃあ、、」ってやつっす。 まいった、、、最後まで見るんじゃなかった、、、。 ブロスナンは好きなんだけどねぇ、、。
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