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007/ダイ・アナザー・ディ
戦場のピアニスト ストーカー スウィート・シックスティーン
西洋鏡 スコルピオンの恋まじない スリープレス
セレンディピティ ズーランダー スター・ウォーズ/エピソード2
スパイダーマン ステイト・オブ・ドックス 素敵な歌と舟は行く
スパイ・ゲーム 千年の恋/ひかる源氏物語 ソード・フィッシュ
スウィート・ノベンバー スコア 千と千尋の神隠し
スターリングラード スナッチ 星願
スペース・カウボーイ スペース・トラベラーズ 西班牙狂想曲
ストレイト・ストーリー ストーリー・オブ・ラブ スリーピー・ホロウ
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ 双生児 スティル・クレイジー

「007/ダイ・アナザー・ディ」
いずみさん…1300円
今回は記念作品なので見せ場が盛りたくさんなところです。 従来なら、悪党の秘密基地粉砕した時点でジ・エンド。ですが、今回は場所を変え品を変え、 大暴れするわするわで、結局、朝鮮半島38度線まで引っ張っていき、 ど派手なシーンまで持ち出したところです。
豪華なキャストでお祭り気分を味わい、旬のハル・ベリー起用で話題を呼んだ007。 彼女のオスカー受賞で、かつてないほど大物のボンド・ガールとなってしまいましたが、 個人的には、彼女のファンだからOKです。今回のシーリーズは悪役がポイントですが、 「憎っくき、こいつ〜」と思わせるくらいの悪役の顔が無かったです。 下手な韓国語でいっぺんに白けたのも事実です。 アッと驚く場面も新鮮味もないのが長寿の秘密。これからもマンネリの王道をボンドおじさんに 頑張ってもらいましょう。

としさん…1000円
海外の寅さん映画だけど、ハル見たさに行ってしまった。

SADAHIKO…1800円
ちょっと『ムーン・レイカー』に近い荒唐無稽さが気になってはしまったけれど、 007の雰囲気に飲み込まれて結構楽しく観れてしまった。
40年20作目ならではの遊び心も嬉しく、ミス・マネーペニーにもドッキリ!!まあこんなものでしょう。

SACHINEKO…2000円
『007〜』は、当たり外れのないちょっとお色気が入った大人のアクション映画。
今回、特に良かったのは、今までの作品へのいろんなオマージュが入っていて とても懐かしく観れたことと、今をときめく(?)将軍様ネタだったこと。 なかなか楽しみました。
ちょっと荒唐無稽すぎるところに着いて行けなかったところがあったので、2000円どまりかな。
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「戦場のピアニスト」
いずみさん…4000円
前半と後半に分けて作品を観ても分かるように、前半は普通に人々の会話がありましたが、 後半は極端に台詞がなくなり、淡々と映像で語るようになります。観る側に解釈を委ねています。
なんと言っても、ドイツ将校の前でショパンを演奏するシーンは白眉です。 調律の狂った調べに乗せ、二人の魂の開放+情熱が静かに伝わります。
終盤のシーンはこれまた強烈です。 ドイツ将校のコートを身に纏った主人公が、危うく解放軍に射殺されそうになる場面です。 「ダビデの星」を着けていればユダヤ人で、ドイツ軍のコートを着けていればドイツ兵、 主人公が「私は、ポーランド人だ!」と叫べばポーランド人。ええ?戦争って一体なんだろう? 戦争って所詮こんなものか?監督(シンプルな積み重ねで)は、 この作品で観客に戦争の愚かさを提示するだけで、誰かを断罪したりはしていません。 私にとってこの作品は、涙を誘う作品でなく、胸が張り裂けそうに痛かった作品でした。

としさん…3000円
最後の演奏のシーンは席を離れることができなかった。また、他の人もほとんど立ち上がらなかった。 久しぶりのいい映画でした。

みつぐさん…2000円
今の戦争でも、イラク・アメリカ共《神》に勝利を願っています。 この映画で主人公に助けたドイツ将校が、「運命は《神》が決める」みたいな事を言いました。 いったい《神》とはなんなんでしょう。それは、監督のロマン・ポランスキー監督が 一番考えていた事なのでは?
【いったい私はなぜ助かったのか?どうして、私の家族は死んだのだろうか?】ある意味での 解答はこの映画なのでしょう。しかし、監督にとっての命題は一生続きます。 どんな《神》であれ、人の命を犠牲にする勝利はほんとの勝利なのでしょうか? それを一番考えてほしい人達に見てほしい映画です。

NOBIさん…5000円
とても評価するのに難しい映画。
『シンドラーのリスト』とこの作品のどちらが好きか?と問われれば、 私は間違いなく『シンドラーのリスト』と答えるだろう。 何故か・・・それは、この映画が、戦争映画として、また映画として、 冷徹過ぎるからだと思う。戦争の周辺にいる人々(戦争に巻き込まれていく一般市民)を 描いているが、そこには、劇的なドラマもなく、ましてや英雄談もない。 スピルバーグの『プライベート・ライアン』は、リアルな映像で戦場の悲惨さを描いたものの、 スピルバーグ独特のヒューマニズムと言う演出が存在した。 この映画も、映画として存在させるための演出やドラマは存在するにしても、 あくまで冷徹に、そこに存在した戦争の事実を描き出す事に徹している。 それは、戦争の現場にいる人々に、正義・悪の区別がないように、カメラはその中間点に 居続けようとするためか、ドキュメンタリーのような映像が続く。
面白い映画とは言えない・・・ただ、戦争の本質を映し出している映画かもしれない。 (私は戦争を体験した事はないけれど)

ゴーフィンさん…4000円
上手く言えないけど、とても良い映画でした。長い映画でしたが、 長くてダレルことなく引きつけられる様に最後迄見ました。そしてずっしりと心に響きました。
何か常に現在の平和な日本を意識しながら、また一方では戦前の日本軍が韓国や 中国に対して行った植民地政策を思いめぐらしました。 何の罪もない弱い立場のユダヤの人達、ナチス・ドイツに支配され、言いなりにならざるを得 なかったポーランド人達、ヒットラーに扇動されてユダヤ人を迫害したドイツ人達。 そこには色々な立場の人間が、正しいと信じて行動を起して、悲劇が生じました。
「人間とは」を深く考えさせられました。とても重い映画で、もう一度見たい気は失せてしまう程、主人 公のピアニストの受けた苦難は、自分も一緒に体験したかのような、辛さが伴いました・・・・・・。
↓ここからは、ちょっとネタばれです(管理人注)


最後のピアノ演奏は今迄溜まりに溜まった心のうっ憤をピアノの音に込めてたたき出した、 感動的な演奏で、主人公と同じ様に心が晴れました。

英雄本色さん…1000円
基本的に3000円、4000円と評価している人が、実際に2500払え言われて本当に払う気があるのかが疑問。
確かに、評価の目安として考えれば、4000円は星5つ位という意味を持たしているのだとは思うが、 根本的に金をいくら払える?というこのサイトの発想自体がバカバカしい。
現在の通常入場金1800円を満点とするのが本当ではないのか? (たたでさえ日本の映画の入場金は高いのに、いい映画なら値上げしてもいいのか?) 屁理屈だが素直にこのサイトの事について述べさせてもらった。
そのうえ試写でよく見ている人間はただで見てるのだから、3000円と書いてもちっとも痛くもかゆくもないだろう・・・ (はがき代が高い人は先行上映代思えば当然だし)

この映画は非常に反戦映画としていい作りをしている。しかし、見ている人間をひきつける映画ではない。 第3者的視線で描いてるような気がする。だから、この主人公に生き延びて欲しいと心からは思わない。 その冷めた目線で描いてるからこそリアルなのかもしれない。 これが実話だというのが寂しい。レイトショー代位が妥当です。

TAMAさん…3000円
ポランスキー監督の生い立ちを知っていても、知らなくても、そんなことは関係なく、 心にせまるものがあるだろう(と思う)。
ピアニストが家族と過ごした裕福で平和な日々は、突然、ただ一方的に奪われてしまう。 しかし、自分の危険をかえりみずピアニストを救う人々もいた。 もちろん混乱につけこんだ裏切りもあるのだが。廃墟の中をひとりさまようピアニストの目に 恨みや憎しみの色が浮かんでいたのだろうか?でも、何に対して?なすすべもなく彼は 見ているしかなかったのだ。生きていくことをあきらめたわけではなく 「良くも悪くも生かされるとき」を受け容れざるをえなかった。 それは・・・敵国の兵士とて同様のこと。
仕事に復帰したピアニストがピアノを奏でる表情は驚くほどやわらかい。 長い時を経て同作を撮ったポランスキー監督の目に今の世界状況はどのように うつっているのだろうか?
『戦場のピアニスト』について、もっと言うべきことがあるだろうに、私はうまく言えないままだ。 もどかしい。

SADAHIKO…4000円
死んでいった人たちも、意地の悪いことをするドイツ兵たちにも、顔がありません。 通りを歩いていて、むこうからひっきりなしに行き違う人たちの群れ。そんな普通の人たちの中に善も悪もある。 そんな感覚が素晴らしい。
ピアノを弾くことで生き延びた主人公と、映画を作ることで生きてきたポランスキー監督… どこかでつながるような気がしました。これは反戦映画とかそんなのではなくて、人間の生き様 の映画と私は思います。大変な傑作を観たという思いが日増しに強くなっています。

SACHINEKO…4500円
この映画、アメリカ映画などにありがちな正義感や善悪の境目がはっきりしない映画なので、 不満を抱えているファンもあるようです。 確かに、今までのナチスのユダヤ人迫害の映画とは一味違います。
周囲を写すカメラは、いつも主人公の視線に寄り添っています。 どんなシーンも淡々としていますが、何を言わずとも、主人公の性格、生き方が伝わってきます。 テーマがテーマだけに、こういう言い方は不謹慎ですが、淡々として美しい映画です。 その中に、哀しみや怒りを超えた監督の心のうちがあるのでは、と思います。
レンガ積みの作業中にも「自分の指を傷めて、二度とピアノが弾けなくなるのでは…」(原作より)と 心配しているような主人公の映画ですので、『シンドラーのリスト』のような映画を 期待していくと、がっかりするかもしれませんよ。
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「ストーカー」
SACHINEKO…1800円
最近、先生とかお医者さんとか説教臭い役が多かったロビン・ウィリアムスでしたが、 この作品は、久々に存在感を見せてくれました。
彼は天涯孤独のフォトショップの店員、無機質な彼の部屋、規則正しい生活… お客さんに笑いかける彼の目には、にじみでてくる哀しみが漂っています。 彼ならではの役でした。ロビン・ウィリアムスの演技に1000円分、 映画に800円というところでしょうか。
最後に映画会社の人に注文あり。
『ストーカー』っていうタイトルは、ちょっと違うんじゃないでしょうか? 彼は、俗に言うストーカーではありませんよ。
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「スウィート・シックスティーン」
SADAHIKO…2100円
スイート・シックスティーンとはもちろん皮肉なタイトル。どうしようもない母親、家庭の不幸に飲み 込まれていく少年たち。ケン・ローチ監督の視線が彼らには温かいのが救いだが、ツライ映画です。

SACHINEKO…1800円
『マイネーム・イズ・ジョー』を始め、この監督は好きなんですが、 ここまでどうにもならないとツラくてツラくて立てなくなるのよね。 やっぱり映画だから、少しでも……ね。
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「西洋鏡」
SADAHIKO…1500円
20世紀は映像の世紀…そんな言葉がこの映画を観ていると思い浮かぶ。汽車が入ってくるあまりにも 有名なリュミエール兄弟の映画から始まった映画…映像の価値の大きさに気づいていく過程。それが とても純粋に描かれている。興味深いけれど、ただ物語自体は陳腐なのが残念。

SACHINEKO…1800円
20世紀初頭の北京、彼らに動く映像を伝えたのはイギリス人でした。
列強の進出に混乱していた北京の風景、初めて動く映像を観た中国人たちが感動するシーンは、 新鮮でとても臨場感があって良かったけれど、期待しすぎたのがマイナスでした。
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「スコルピオンの恋まじない」
SADAHIKO…2500円
若作りして登場のウディ・アレン氏、決死のアクション・シーン?にはハラハラとさせられましたが、 相も変わらず黄金期のハリウッド映画の香りも高く、終始ニコニコ安心して楽しめるご機嫌な一本なの でありました。

SACHINEKO…1950円
ウディ・アレンの恋愛がらみのお話は、今ひとつ生理的に抵抗があるのだが、 それを除けば、彼の作品はいつもハズレがない。安心して見ていられるのが嬉しい。
この映画のアレンは、もうちょっと年を取りすぎて、ラブコメの主人公としては 無理を感じてしまった。特にハシゴを昇るところなんざぁ、足がガクガクしていて あぶなっかしいし…。^^;
次の作品は、落ちぶれた監督のお話とか…まだまだ期待しておりますよ。
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「スリープレス」
まろさん…1000円
「サスペリア」で世界中を恐怖させた巨匠も、近年、駄作を世に次々送り込んで、 ファンの一人として、いささか肩身の狭い思いだったが・・・今回の「スリ−プレス」は、まずまず、といったところ。
古い付き合いのゴブリンの音楽もふんだんに取り入れ、おなじみの演出で、恐怖を盛り上げる。 ことの真相が、某有名作家のパクリなのはいただけないが、多分、監督特有のお愛嬌なのだろう。
今回、子守唄の「見立て殺人」というのも、目新しくはないが、興味深い。相変わらず、殺しのシ−ンは「イタ〜い」ので、 目を覆ってしまう。 ま、アメリカものの大量生産ホラ−よりは、よくできてるから、「映画デ−」に観に行くのもいいかも・・・。
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「セレンディピティ」
SADAHIKO…1400円
恋愛映画の鉄則を見事?に破ってしまっている。女性の心をつかむはずだったロマンティック・ コメディもこの一点だけでもうご破算。
結構笑えるところもあるし、話の作り方もとっても上手なだけに惜しいのだが、 結局その一点で所詮ガキの恋愛ごっこってことになったことを作り手は反省してもらいたい… これがあの名作『ヒア・マイ・ソング』の監督なだけにねぇ。

SACHINEKO…500円
ロマコメなんていうのは、ラストは見えているわけで、その経過を楽しむものだと思っているが、 この映画はいけません。二時間の夢も、ラスト30分で覚めてしまいました。 今ひとつすっきりしない、ロマンチックじゃない映画でした。
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「ズーランダー」
ギョー座の女さん…1900円
ベン・スティラー主演・監督のお気楽おバカで楽しめる作品である。 大体ベンがスーパーモデルっていう設定からしてプッと噴き出してしまう。 キメ顔が3種類くらいあるが、どう見ても全部同じにしか見えましぇーん。 ところどころで色んなセレブ達が顔を出すのでよーく見てないと見逃します。
音楽が80年代のヒット曲満載なので、その頃青春だった人達にはグッとくるものがあるはず。
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「スター・ウォーズ/エピソード2」
NOBIさん…3000円
『スター・ウォーズ』サーガは永遠に不滅です!と言える人にとっては、楽しめる作品。 今回は、ヨーダに尽きるとも...
でも、やっぱり個人的には、エピソード1の方が好き。今回は、エピソード1の時の クワイ=ガン・ジンのような軸になる人物がいない。 結局、話がアナキンとアミダラ、オビ・ワンの話と二つに分かれてしまったせいか... それと、これまでジェダイ騎士の強さを見ていたのに、あんなにあっさり殺されてしまって良いの ...と言うくらい数が出ていたのが...
まぁ〜〜〜でも、私個人、このシリーズは大好きだから、ワイワイ楽しんでしまっているのは確かだが...

まめさん…1800円
エピソード2より話が小難しくなっていますが、それなりに楽しめました。 シリーズもので尚且つ一本の独立したストーリーを持つ映画というより、次回作への橋渡し的な作品という 印象ではありましたが。
恋物語については、ストーリーの進行上必要なのであろうことは想像できるのですが、 いかんせん、ヘイデン君のダ○△※ぶりにはちと閉口(^^;私には「十年来想い続けた女性に恋焦がれる青年」というより 「発情期を迎えた若いオス」にしか見えなかったです。ハイ。

SADAHIKO…2500円
懐かしい『スター・ウォーズ』が帰って来たという感じがし、大いに楽しめた。
戦闘シーンの真っ最中にC3POとR2D2が、笑いを誘う。この息抜きがあるからこそ、 息切れをしないで長いクライマックスシーンが楽しめる。悪役のクリストファー・リーの存在感、 ボバ・フェット親子の哀愁。コメディースレスレのあっぱれヨーダの活躍がお見事。
しかし、ごった煮感は相変わらずで、今回はなぜかアードマン・アニメの影響まで入り込んでいたけれど、 これも『スター・ウォーズ』だから許しちゃおう。

SACHINEKO…????円
根本的なところが、何もわかっていなかった……。だから、ここに書く資格もないのですが、 やっぱ名前だけでも載せたい、ということで。(爆)
ただひとつ。アミダラ姫にあまり魅力を感じなかったので、ラブ・ストーリー自体に 乗り切れませんでした。ルーカスっていうのは、女性を描くのはヘタクソなんでしょうかねぇ。 スピルバーグもそうですが……。

ギョー座の女さん…2700円
この作品の一番の見所は、ヨーダが大活躍するところでしょう。 アナキンがだんだんフォースの暗黒面に近づいていく様が良く描かれている。 演じているヘイデン君が予想より良かった。エピソード3がどうなるかを早く観たくもあり、 不安でもある。

セブルバさん…1800円
まずファンに取っては、十分楽しめる内容になっていると思う。
ヨーダの活躍、ルークの故郷の家と叔父さんたちの若い頃の姿、ボバ・フェットの子供時代、3POのおとぼけなどと、 楽しみがいっぱいちりばめられている。アクションシーン、追跡シーンも緊迫感があって良い出来だ。
けれどもファンでなかったら、また前3部作を見たことのない人だったら、どうか?
1本の独立した作品として見ると、アクションシーンやCGのすばらしさに目を見張ることがあっても、 展開に身を委ねて見て楽しめるかどうか疑問がある。ことに今回はアナキンとパドメの禁断の恋愛があるが、 これがどうも物足りなさ過ぎるのである。前シリーズでは、ソロとレイアの恋愛の駆け引きがあって、 それが作品を盛り上げ、コミカルな楽しみも出ていたし、人間関係の絡みのおもしろさもあった。 しかし今回のは、恋愛が物語の展開に深く係わる重要なテーマなのに、それが十分描かれてるとは思えなかった。 アナキンのパドメを見る目は、ナンパしているような感じだった。
…と言うことで、まず前3部作を見て、EP1を見てからでないと、おもしろさは半減するのでせはないかと思う。 しかしヨーダはかっこ良かった。

ブリキさん…5000円
先行で観てきましたーー。興奮してまっす。やっぱこれからは映画はCGの時代っすね。もう実写と変わりません。 ただ、愛だの恋だのというのは自分的には余計でした。アミダラ姫は好みじゃないし…。
ところで昔の「スターウォーズ3部作」から見てる人たちは、エピソード2をどう思ったんすかねぇ。 ぜひ聞いてみたい。

canさん…1800円
ヨーダが活躍して嬉しかったし、それなりに楽しみましたけど、目が疲れてしまいました。 そろそろ『スター・ウォーズ』も卒業しようかしら…。
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「スパイダーマン」
ryoさん…2000円
トビー・マグワイヤが、かっこよかったです。でも、キルスティン・ダンストは、微妙でした。

とりいちゃん…800円
期待が大きすぎました。キルスティン・ダンストのかわいさだけで、2時間何とか乗り切りました。
ビル街を飛び回る場面は、高所恐怖症気味の自分には、つらかったです。宮崎アニメだと、平気なのになぁ〜。 主人公が、最後まで自分の正体を明かさないと言うのは、アメコミヒーローもののお約束なんでしょうか? 次回作に、期待したいと思います。

のこよもさん…1800円
ストーリー展開を早くすることで、コミックを読み飛ばしているような感じを出すのが狙いだったのかな? でもそのせいで、主人公に感情移入できたのがラストシーンに近くなってから。
悪役ウィレム・デフォー様のコスチュームはいかがなものかしら?特にマスクはその昔、 某怪獣映画にでていたジェットジャガーを彷彿とさせてくれます。 ぶいんぶいんと摩天楼を跳びまわるスパイダーマンはかっこいいと同時になんか笑えます。
ストーリーにもうひとひねりがほしかった。まあ、おそらくパート3ぐらいまでつくるでしょうから、 期待も込めて1800円ご奉仕致しました。
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「ステイト・オブ・ドックス」
SADAHIKO…500円
社会問題を『落穂拾い』と違い、声高に叫んでしまうのがこれ。 死んだ犬の視点からという、凝った作りがかえって自己矛盾をおこしてしまう。 せっかくの神話の挿入も、その自己矛盾をまとめるための方便のように見えてしまう。 もっと自然体で映画を作ったらと、忠告したくなってしまう。 一番よくないドキュメンタリー…珍しい風習だけは面白かったのだが。

SACHINEKO…280円
あたまでっかちで、その上観ていて不愉快な映画。
実際に行われた野犬狩りの映像をそのまま使い、ゴミの山の中で腐敗していく亡骸の実写も 挿入しながら映画は進んでいく。この演出は窮めて意図的だと思うが、もっとアタマに来るのは、 この映画を動物モノとして宣伝し、劇場でキャラクターグッズを売っている興行主だ。 値段をつけることに疑問はあるが、タバコ代という程度はつけてあげようか。
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「素敵な歌と舟は行く」
SADAHIKO…2500円
広いお屋敷と、大きな壁一枚を隔てて広がるパリの街並み。街中には人間のありとあらゆる悪、 エゴ、愚かさがつまっております。
人は色々な方法でそんな街へと繰り出します。せめて人生の最後にこのお年寄りのように、 素敵な歌を唄いながら、舟を漕ぎ出せればいいのですが…この映画はそんな社会の寓話です。

SACHINEKO…2000円
どう勘違いしたか、若いカップルが多かったけれど、あまりのイメージの違いに戸惑ったかも…。(笑)
生々しいドラマを、まるで詩を読むかのごとく描いているので、観ている時はあまり実感は沸かないのだけれど、 観終わったあと、漠として言いようのない気持ちに陥ってしまった。
私はフランス語は皆目わからないけど、きっとセリフも韻を踏んでいる部分もあるんじゃないかと思うほど セリフが心地よく聞こえた。詩的でありながら、内容的には非常に厳しいんですね。萩原朔太郎のあの有名な詩のように、 沈んでいきそうな気分になりました。(苦笑)
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「スパイ・ゲーム」
みきさん…700円
B・ピットはかっこよかったのですが、内容がいまいち。 途中で寝てしまったのもあってよく分からなかったです。

魚鱗さん…2000円
ブラッド・ピットとロバート・レッドフォードのラブロマンス という分類が正確なのでは無いでしょうか(笑) レッドフォードがブラピの恋人役に嫉妬してるあたりいかしてます。 でも主演二人ともセクシーで良かったっす。

TAMAさん…1900円
ベテラン・スパイ退任の日、彼が育てた昔の部下が危機に陥っていることを知り、 独力で救出を試みる・・・という無茶苦茶なドラマなのですが、 これは想像していた以上に面白かったです。
回想部分でレッドフォードとブラピのつながりを見せながら、同時に現在時刻を 入れて区切り、タイムリミットを意識させ、緊迫感もあおる。 また、根回し・情報操作・仕掛けなど裏の部分を絡めて進行するあたり (〜その真偽は別にして〜)スパイらしくて楽しめた。
そういえば...ブラッド・ピットの恋人役は『娼婦ベロニカ』の 主演女優さんだったのですね?パンフ読むまでわからなかったです。(笑)

ギョー座の女さん…1800円
R・レッドフォードが渋くてカッコ良かったのだが、皺がありすぎで哀しい・・。 いかに他の役者が整形その他で若造りをしているかが逆に分かったりして。 いっくら可愛い部下でもそこまで肩入れして助けるだろうか? ちょっと疑問が湧いてしまった。
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「千年の恋/ひかる源氏物語」
とりいちゃん…1600円
キャストが豪華、紫式部が吉永小百合、清少納言が森光子、光源氏が天海祐希。 おまけに、ぼくの好きな竹中直人も出ている。竹中直人さんの『月夜の蟹』という本には、 映画『連弾』の天海さん出演までのエピソードがかかれているので、 読んでから観ると面白さ倍増するかも?
光源氏役は、宝塚出身の天海さんでまったく違和感がなく、よかったのですが、 天女役?の松田聖子だけは最後まで何で必要なのか分らなかった。 常盤貴子、南野陽子、中山忍とキレイな女優さんばっかり出てくるので、 目の保養になりました。

みつぐさん…500円
正直言って失敗!確かに主演の女優陣も美しかったしひかる源氏もきれい! 風景はさすがきれいだった!(で・500円は風景代)
しかし・・・原作では《H》シーンはそれらしくおくゆかしかったでしょ? それを、延々とやってみせてどうやっちゅーんねん!それもやってる二人が女だよ。 話にリアリティもたせたかったら、ひかる源氏の女性は失敗。 幻想的に描きたかったら《H》シーンは御法度。 どちらでもない映画は、奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)以外なにものでもありません。
……ただし、私はこの映画の前にさらに奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)な上おぞましい映画『発狂する唇』を 見ていたので、そうは思わなかったのが怖い所。
……所詮男が作った《女の映画》こんなものしか作れんとはなさけないっす! とりあえず『源氏物語』にあこがれを持っている女性・男性(笑)は見ない方がいいのでは? ついでに天海祐希ファンの方もお止めになった方がいいかもでも、4回も見たって方もいるし・・どうなんだろう?
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「ソード・フィッシュ」
のこよもさん…1300円
えっ?どこが錯角なの?みんながハマる『視覚の罠』って?役者は悪くなかったし、 アホでかっこいい見せ場には楽しめましたけどねぇ。 ヒュー・ジャックマンは、若き日のイーストウッドみたいですね。 トラボルタはおかっぱが似合ってました。近頃のかるーいアクション映画の中では、 マトモな部類に入るかな?でも斬新さはなかったです。

Kabuさん…1500円
「これが亜米利加ぞ!」と思える作品。もちろん悪い意味で。

SADAHIKO…1800円
この映画は不気味です。こんな映画ができるなんて、ニューヨークのあのテロが結構差し迫ったもの だったのかと思えます。あの不幸な事件のためにこの映画は何よりも記憶に残る映画となりました。 なんとも苦い結末がこの映画を単なるサスペンス映画以上のものにしています。

SACHINEKO…2000円
最近では、珍しくないお話の映画ですが、トラボルタの胡散臭さと、 ひねりのある展開がとても良かったです。 CGもああいう使い方をするならいいなぁと思ったし…。 あまりにタイムリーで、びっくりしてしまうシーンもありましたし、 なにやらリアルで薄ら寒くなってしまいました。

TAMAさん…1200円
冒頭部の緊迫した雰囲気とは裏腹に、途中の伏線説明がまどろっこしく感じられました。 また、とても「世界一のハッカー」とは思えないヒュー・ジャックマンの役柄が残念です。 全編通して謎めかしている割に、答えは実にシンプルだったぁ〜。
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「スウィート・ノベンバー」
SACHINEKO…1800円
皆の衆、ハリウッドお得意のベタ甘恋愛映画と思うなかれ!この映画を監督したのは、 『君といた夏』のパット・オコナーでございます。(^.^) だからして、やっぱり一味違うんですねお話の納め方が。最初から中盤までは、シラけムード だったんですが、ラストでグーンと1800円にお値段が上がりました。
しかし…キアヌ・リーブスは、やり手の広告デザイナーにはとても見えないですね。 彼はミス・キャストかな?ジョニー・デップ辺りに演じて欲しかったわ。
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「スコア」
SADAHIKO…2200円
いまどき珍しいとてもクラシックな作りの泥棒映画。
こういう映画の醍醐味は、計画をじっくりと練れば練るほど、実行の際のサスペンスが 産まれるものなのだけれど、最近は映画のスピード感が求められる結果、 この計画の部分がおざなりのものが多かったように思う。
「映画はやっぱり脚本から」と思う。デ・ニーロの職人、老骨に鞭打ってといった 感じもよく出ていたし、エドワード・ノートンも良かったのだが、 やたら目立つだけで、あまりドラマと噛み合っていない、 マーロン・ブランドだけはどうしたもんだろう?

SACHINEKO…2000円
とても単純なお話。とにかく地道に作戦を練り、盗みを決行する。それだけなのね。 あとは、な〜〜〜んにもないんですよ、この映画は。(笑) 最近はやりの銃撃戦もCGも、FBIもCIAも国際事件もなし。 ヒーローなし、スター女優との恋愛話もなし。
でもね、おもしろいの、これが!
特に後半はドキドキハラハラで、体をねじりっぱなしでした。ビデオならきっと早回してたでしょうね。 ロバート・デ・ニーロは、相変わらずの存在感と計算された細かい演技が光っていたし、 とにかくお金かけて派手なことやらなくても、これだけいい映画ができるんですね。 (フィルム・ノワール風の映画でしたが、ラストを考えたらちょっとひとつ線を引いておきたいかな?)
あと…マーロン・ブランドは、もうちょっと痛ましいですね、見ていてツラいです。
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「千と千尋の神隠し」
ギョー座の女さん…2800円
ジブリの作品をスクリーンで観たのは「紅の豚」以来であるが、感動した。
この作品で使われている絵の具は、東京の小さな町工場の熟練したおじさんたちが、 手間ひまかけて作っているそうです。空の蒼さとか微妙な色合いがとても綺麗だし、 背景が立体的でびっくりした。 お湯屋さんの建物などもとても凝っていてどこか懐かしい雰囲気だった。
毎度ながらキャラクターの発想には脱帽である。みんなどこか憎めないかわいらしさがある。 笑えて泣ける心に残るお話である。

亀甲鶴さん…1800円
隣の席の小学低学年君は、コブシを握りじっと見つめ、endでほっとため息を。 宮崎マジックは凄いネ。いい映画です、飽きませんもの。
しかし好みとしては、ナウシカ、トトロ、紅の豚。 今回は、お化けの連発、「今昔物語」や水木しげるの、楽しい恐ろしいストーリー。 「物の怪姫」の続編なのでしょう。時間の制約の所為か、「白龍」の説明不足の感あり。 マ、マンネリを感じました。お化けのギャグも退屈でしたし。 ゴメンネ、老年は飽きっぽいんで。ただ、友人には物の怪姫をベストと言う人も居るので、 年でなく好みだろうけど。

まりさん…2600円
エンディングでテーマソングが流れ出すと、ふわ〜っとした気持ちになった。 心を明るく、軽くしてくれるような映画でした。 「神隠し」って言葉には、何だか土俗的な怖さのような、それでいてどこか 惹かれるような響きがあって、この映画はその「神隠し」って言葉の持つあやしさを、 宮崎駿テイストで見事に描いてたと思う。
何より「異界」の設定が面白い。「現実」から「異界」に行くファンタジーっていろいろあるけど、 それが風呂屋だなんて、異形の神々が入浴するなんて、主人公が下働きしなくちゃならないなんて、 こんな妙な生活感があるのは珍しいよね。登場する異形の神々や妖怪たちは、 どれもこれもうっとりするほど楽しいかたちで不気味な生命力にあふれてるし。 楽しくって、どこかこわい、自由自在に描かれた想像世界のようでいて不思議な生活感。 このバランスがたまらなく面白い!

kabuさん…3000円
あ〜良かった。なんだか心がホンワカするよ。 いままでの宮崎作品のイイトコ取りのような感じもするけど それを上回る出来のよさ!

ほびっとさん…2500円
始めて映画館で見た宮崎作品。何かとても懐かしい記憶の底を覗いたような、 今の中年以降の人達が1度は経験、又は見た事があるような風景がとても懐かしく美しい。 しかしお話は結構シビア。
でも、観終わって感じるのは、意地悪な人(?)は出てきても、 悪人が登場しない始めての宮崎作品ではないのか。観終わっても珍しく 観客が最後まで立ちあがらなかった事が観客動員に繋がっているのかも。

ローリー坂元さん…2500円
とにかく、細部まで驚くほど絵を描き込んでいるのには圧巻!!

SADAHIKO…3000円
妙に懐かしい者たちと出会ったような気がする。使用人たちの部屋だって、 ちょっと昔のデッチ部屋みたいでしょ。あの神様たちがお風呂に入るという発想は、 アメリカではわからないだろうな。神様たちがくたびれ果ててやってくる。 そう意味でもあの不思議な世界は、病んだ現代の縮図でもあるのだけれど、 この映画を観ると不思議と希望が涌いてくるんだ。

SACHINEKO…3600円
スゴい映画です。みなさんにおススメしちゃいます。
でも個人的には、あまりにも考えさせられてしまい、最後はすっかり疲れ果てていました。 こんなに緊張感を持ってアニメを観たのははじめてです。 でも、これって本当に力がある映画だからですね。二度目は、ゆったりと楽しみたいなどと思いました。

とりいちゃん…4000円
こんどこそ、宮崎監督の映画はこれでおしまいかもしれない。 映画の最後の、「おわり」というひらがなの文字を観て、そんなことを考えてしまった。 過去の宮崎アニメーションの記憶が、充満したこの映画は、これが最後でも不思議ではない出来栄え。 子供と大人が、一緒に楽しめる漫画映画を作りつづけてきた宮崎駿監督は、ほんとにえらいと思います。 おにぎりたべるところが好きです。(ちょっと泣きました)
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「スターリングラード」
tomippuさん…1800円
ドイツ人もロシア人も英語をしゃべるってのは、いかがなもんでしょう? 結構みんな汚れていても血色よさそうだったし、これは一体、どこの話なの??って感じでした。 映画全体では1500円ぐらいですが、濡れ場の色っぽさがピカイチだったので、300円上乗せです。

ギョー座の女さん…2500円
冒頭から凄惨な戦闘シーンがあるのだが、不思議とむごたらしくなくて、正視できた。 ジュード・ロウの眼の色が魅力的で、惹きこまれた。 ソ連の崩壊を暗示させる余韻があって、さすがアノー監督のテイストが感じられた。 ラストはちょっと安直な感じがしてちょっと残念だが、あっさり終わったのがせめてもの救いだと思った。

ほびっとさん…1800円
巻頭の壮絶な銃撃戦に度肝を抜かれた。と同時に1942年当時の ソ連の置かれた状況が銃を兵士に渡す場面で表されているのが 悲しくも哀れだった。スナイパー2人の対決は息をもつかせぬ恐怖と 緊迫感があった。しかしラストの唐突さは、納得するのに少々 時間が必要だった。

SADAHIKO…2100円
戦争映画といっても、嫉妬、人間の弱さ、出世のために人を利用するエリートの矛盾、それらが、すべ て人と人との関係の中で露になってくるあたりは、"ジャン・ジャック・アノー印"。
スナイパー同士の対決は、近頃まれにみる"娯楽戦争映画印"。
しかし、肝心のラストが安直な"ハリウッド印"なんだよなぁ。

SACHINEKO…2300円
うぅーー、久々のジャン・ジャック・アノー映画!期待して観に行きました。
やはり戦争シーンは、『プライベート・ライアン』が吹っ飛んでしまうほどのど迫力。 (まぁ、『プライベート〜』のシーンは、ロバート・キャパの写真の再現という意味があると 思っているので、単純に比較はできないのですが) 不思議なのは、『プライベート〜』と違って、凄惨なシーンなのに目を背ける気持ちにならなかったこと。
それとエド・ハリス対ジュード・ロウの緊張感あるスナイパー対決は、『眼下の敵』のロバート・ミッチャム対 クルト・ユルゲンスを彷彿とさせます。ヨーロッパの騎士道をも思わせます。
ただひとつアノーらしくないのは、甘いお話を中途半端に入れてしまったこと…。これは"男の映画"にしても 良かったのでは……。
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「スナッチ」
まりさん…3000円
もろ好みな世界でした!まあ、「ロック、スットク〜」の焼き直しじゃん、 てなこと言われてもしゃあないかもしれんが、つまりはその懲りないとこが魅力なんである。 登場人物全員も懲りない奴らばっかだしね。
懲りないといえば、ブラピ…。またも腹筋見せびらかしのサービスショット連発で、 自ら出演作「ファイトクラブ」の広告塔と化してるわ。 こういうのを「自分のふんどしで相撲を取る」とでも言いましょうか。
それはさておき、主役不在・キャラ総立ちまくりな作り方って、 けっこうオタク的・同人誌的な傾向だと思うんですが…そういうマニアックな 流れが今後どうなっていくか、真面目に興味あり。誰か社会学で研究してくれんかな。

ギョー座の女さん…2300円
前作に続き、またも間抜けな男たちのお話である。
登場人物は15人位いて、複雑に絡み合うのに、なぜか混乱せずに単純に楽しめる。 女性がほとんど出てこないのでラブシーンが全く無いのにもかかわらず、面白い話である。 ブラピも流れ者の賭けボクサーの怪しげな感じを巧く出していて、楽しそうに演じている。 ガイ・リッチー監督が次回作をどんな作品にするのか、楽しみである。

ドラゴンスクリューさん…2400円
前のがよかった。主役は犬でしょう。

TAMAさん…1800円
ブラピもデル・トロも主役にあらず。(笑)
前作『ロック・ストック〜』同様のスピーディな展開は、 一瞬でさえ目を離すことのできないような気持ちにさせる。 「善悪・真偽」等々、世間一般で言う常識は通用しないし、 この映画にそれらは必要ないのだろう。頭を空っぽにして観ると楽しめる!

SADAHIKO…2300円
こういう映画は理屈抜きに楽しめば、いいんじゃないかな。
コンピュータも駆使した、自由自在な編集には、何かある種の快感を感じてしまう。 『ラン・ローラ・ラン』にも共通するのだけれど、従来の「映画らしさ」を崩したこのスタイルが、 21世紀型なのだろう。けれどこの監督、あんなに複雑な人間関係をわずか 1時間40分くらいで綺麗にまとめあげてしまう力といい、ストーリーの運び方のうまさと いい、単なるMTV世代以上のものがあると思う。
ブラックな笑いは、ヒッチコックにも通じるところあり。
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「星願」
SADAHIKO…1400円
泣きたい人への泣かせるための映画です。小道具もいかにもそれモンで、 製作者の期待通りに泣かされてしまいました。 『天国から来たチャンピオン』によく似ているのだけれど、下界に戻ってくるのが、 クジに当たりましたというあたりが、もうこの映画らしい軽さと繋がってくる。 看護婦のセシリア・チャンを見て、泣ければ満足かな…。

SACHINEKO…1600円
ありがちなストーリー展開も、"看護婦姿"のセシリア・チャンのかわいさとエリック・ツァンの 人間味溢れる魅力で、充分に楽しめる作品になっています。 難しいことは考えないで、ただただ映画の世界を楽しみましょう。
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「スペース・カウボーイ」
SADAHIKO…1800円
派手さはないけれど、永遠に少年のような無邪気さを持つじじいたちの頑張りが、 楽しい一篇。
ハイテク時代に対する"職人気質のロートルの反乱"という構図で見てもいいかもしれない。 イーストウッドが自分の「若さ」をことさらアピールしているのもまあ微笑ましい。おじさ んには、「精力剤」より効く一本ですぞ。

SACHINEKO…2000円
大の"じじい"と"ミイラ"好きの私にとっては、極上のフルコース料理 のような映画。(*^.^*) イーストウッドがかっこよすぎるのは、まぁ許しましょう。 でも、私個人としては、ジェームス・ガーナーが良かったな。 なんだか途中から、「じじい版アルマゲドン」みたいなお話になっちゃったけれど、 味わいの点では、断然こちらのが上でした。
中年のおじさんたちをたくさん映画館に呼んでくれたこの映画、 敢闘賞、技能賞をあげたい!

トリ頭さん…2000円
歳の近い私としては、複雑なものが有りますが、楽しめました。 特に最後のBGMフライミートゥ・ザ・ムーンが印象的で、製作者の暖かさを感じました。
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「スペース・トラベラーズ」
TOMIPPUさん…1500円
なんでこうなるの〜!!もったいない映画です。
ドジな銀行強盗が人質を巻き込んで警察を騙していく、 っていう基本的なストーリーは十分に面白いのに、作りが全体的に雑。 無駄な描写や間が多い割りに、登場人物が自分の生き方を見直していく、 って要素の取り入れかたが不十分。
おまけにコミカル一変、突然悲劇になってしまって、せっかくの素材が台無し。 薄っぺらなテレビドラマ映画になってしまいました。
同じ設定で三谷幸喜あたりが手がけたら、「ラジオの時間」ぐらいの ワハハ・シミジミ系の作品になっただろうに。

みつぐさん…1200円
期待しすぎたのねって感じ。出演者の個性的で面白いのだが、もう一歩。
なんでこの人はこれで出なくなっちゃうのって思っちゃった。 それにラストねぇ。もうちょっと面白いラスト考えられなかったのかなぁ。 暗すぎる。
それに私は面白そうでもないアニメのお話は興味はなかったですな。 実際に作られるらしいけど。評判はもう一つらしいけど、あのラストでは無理だわ。 さわやかにもならないしね。
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「西班牙狂想曲」
NOBIさん…5000円
ディートリッヒが歌い・笑い・そして魅了する。 映画は俳優を見るもの、これも一つの楽しみ方であり、映画そのもの。 ディートリッヒの魅力が画面いっぱいに溢れる。
ディートリッヒ自信が一番好きな作品と言われ、幻の作品だった本作、 ディートリッヒ自身が所有していた貴重なフィルム。 66年前のフィルムなのに傷一つない美しさ、そしてディートリッヒの歌声。 この作品を観れた幸せは何物にも代え難い・・・そしてディートリッヒに魅了される・・・

SADAHIKO…1800円
これは、マレーネ・ディートリッヒを見るための映画。
『嘆きの天使』をもう一度といったような内容だけれど、一方で彼女が好きになる男も配置し、 悲劇的な要素を増やしている。とはいえ、リアリズムの映画を観慣れた私たちにとっては、 ちょっと古くささを感じるのは、否めない。

SACHINEKO…2000円
細かいことは、ごちゃごちゃ言わず、ディートリッヒの妖艶な美しさに酔いましょう。 しかし、よくぞ、こんな良い状態で、フィルムが保存されていたものですね。 美しいモノクロ画面、スタンバーグの感性と腕の確かさを実感しました。
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「ストレイト・ストーリー」
ミニミーさん…5000円
とても好きな作品です。癒されるなあ!

哲さん…1000円
すいませーん、頑張って目を開けてたんだけど、寝てしまった。
リンチの映画って、こんなに牧歌的だったっけ?ちょっと拍子抜け。 もうちょっと毒気を期待してたんだけどなぁ……。

NOBIさん…2500円
正直に言うと眠たくなる・・・退屈な映画・・・
リンチは何故この作品を撮ったのか?
この作品の中にあるものは間違いなくリンチ・ワールド。 リンチらしい独特の映像感覚がそこには存在する。
しかし、テーマは従来の作品達とは、正反対のもの。 見つめているものは、人間の姿そのもの。 退屈なのは、人生の一部かもしれない。
人生は長い道のり、時には延々と平坦であったり、急な坂道であったり。 老人の言葉は、その人生の節目と重なり合う・・・だからこそ重みがある。 人との出会いの中で語られる言葉、いや言葉以上にその表情・・・ 深い感動を呼び覚まされる・・・そしてラストには、人生を振り返る喜びが有る・・・

ギョー座の女さん…2800円
無駄な物を排除した墨絵のような作品である。
時速8キロのトラクターって、こんな感じなんだ、というのが体感できる。 560kmの道のりを6週間かけて、自力で行こうとういう73歳のおじいちゃん の頑固さと、途中で出遭う人たちとのふれあい、娘への気遣い、 どれをとってもしみじみ心にしみてくる。
それにしても、隣の州へ行くのに、そんなに距離があるとは…「アメリカって広いんだ」と 改めて感じた。

平良さん…8000円
「若者には未来があるから」と言って、老女を殺害した少年、 事件を起こす少年たちにぜひ見せたい。 たとえ先が短い命でも、他人の人生を立ち切る権利がどこにあるのだろうか。
昨今のニュースを聞き、ショックを受けた直後観たので、特に心に響いた。

SADAHIKO…3600円
老人のひとつひとつの言葉の重みが心に染みます。 典型的なアメリカ中西部の「収穫から秋への」季節の移り変わりと老人の人生。歩みの遅い トラクターと、スピードの速い車や若者の自転車との対比。
デビッド・リンチの世界が日常のしっかりとした観察に裏打ちされたものと認識しました。 心を伝えるのは言葉だけではなないのですね。傑作です。

SACHINEKO…4000円
「早くも今年のベスト1は決定か!」と思わせるほどの作品。
できないとあきらめないで、「やればできる」というアメリカの開拓者精神をも 感じさせながら、足元もおぼつかない、糖尿病で目もかすんだジイさまはひた走る… じゃなくて、時速8キロのトラクターでゆっくり、ゆっくりと兄の元へ向う。 限りある人生の終わりがきた時、西の山に沈む太陽のように、一瞬大きくなり、 まぶしい光をはなちながら沈んでいけたらと思う。このジイさまのように…。
心に残る言葉もたくさんでできました。ラストも申し分なしでした。おススメです。

TAMAさん…1800円
テーマは違うけど映像の隅々にリンチ・ワールドの広がる作品。 (あれこれと過去作品に通じる部分を発見すると嬉しい!)
「やたら良い人間ばかり出てくる!」と不満に思われる方も いらっしゃることでしょうが...感動的な(???)実話を元にした 物語なので、それは仕方のないことです。(笑) こんなテーマなのに、ベタベタとした人情を感じさせないのは リンチ監督&主演・ストレイトお爺さんの力量だと思います。 P.S.タイトル・ロゴがHONDA某車のロゴと酷似してます
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「ストーリー・オブ・ラブ」
小鳥さん…2000円
離婚の危機に面している夫婦が過去のことを思い出しながら、 乗り越えるかどうかというストーリーで少し感動しました。

めぐみさん…1000円
『恋人たちの予感』、大好きな映画だったのに。
不自然な頭髪の夫と整形熟女になってたなんて…。夢を壊さないで欲しかった。 いくら、案がないからっていって、リメークと続編が多い最近のハリウッド。 別に「作るな」とは言わないけれど、夢だけは壊さないで欲しい。
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「スリーピー・ホロウ」
Lioさん…3500円
単純明快でかつ爽快な映画でした。難しいこと何も考えず見れて, ディズニーランドのアトラクションを楽しんだような感覚。 何も考えずに見れる作品って,実は基本的にしっかりしあがっていないと、 ホントただの駄作になってしまうけど,これはクリアしていた感じです。

kabuさん…2000円
さすがバートン作品は違うね。ファンタジーぽくなるもの。 案山子もジョニー・デップの持ってた小道具も、バートン監督のお遊びがあって楽しい。 「バートンの最高傑作!」とチラシに書いてあったけど、 やっぱり最高は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。

ポーロさん…2500円
一番印象があるのはなんと言っても、すごく雰囲気があることっ。 首きり騎士の伝説が物語っていました。映像の表現のもよかったです。 騎士が現れるところなんか迫力ありました。 でもメインの話はそんなに良くなかったです・・・。 えぐすぎたし、後見が悪いです。 映像や雰囲気ならすごくいい作品だと思います。

桂花さん…700円
おどろおどろしくも美しい映像と上手い役者のおかげで、 見る価値はないとは言わないけれど、正直「だからなに?」って映画です。 ストーリーそのものにメッセージ性がなく、心に残るものはグロテスクな映像だけ。 正直時間の無駄かな。

TAMAさん…2000円
T・バートン監督&スタッフのこだわりに、まず拍手! (セットの醸し出す雰囲気・衣装・首なし騎士と馬の動き等) 妙に人間味あふれる捜査官J・デップ&美しいヒロイン役の C・リッチなど役者さん達にも大きな喝采を!(笑)
一応はホラー映画なのにユーモアを交えながら進む物語、 大満足のうちに幕となりました。あぁ面白かった!(^-^)

みつぐさん…2000円
ティム・バートンがホラーぶってるが、実はいつもの楽しい映画を作ってくれました。 ちょっと死人が多いけどね。
ファーストシーンからティム・バートンの映画です。ジョニー・デップの気弱な検察官。 クリストファー・ウォーケンの黒騎士といい役者もはまってます。

ジョニ妻さん…3000円
怖い映画はキラいなんて言ってないで、ジョニーふぁんなら、ぜえったいに行っほしー! 久々に、ジョニーの魅力全開の映画です。

ギョー座の女さん…2500円
やっぱり、ティム・バートンとジョニー・デップの名コンビは期待を裏切りません。
不気味な中にもユーモアがあり、血が出てきてもあまり気持ち悪くない。 変な明るさがあって、不思議な雰囲気をより深めている。 クリスティーナ・リッチも、可愛くてお人形さんみたいだった。
気が弱くて腰抜けで、でもやるときゃやる情けない奴……そんな役を演らせたら、 Jonnyくんの右に出る人はいない。 顔の表情を見てるだけで、楽しいもの。
ティム・バートンが、彼を信頼しているという意味が、よくわかりました。

SADAHIKO…2100円
これは、アメリカのオリジナルのゴシック・ホラー。
ショッキングさよりも、物語り雰囲気作りに力を注いだところにひかれます。 ジョニー・デップのキャラクターがまたカワイイ。

たけ@ボストンさん…1600円
狂ったウォーケンのメイクを見て、エドワード(シザーハンズ)を思い出すのはおいらだけではないはず。 綺麗な映像と首ちょんぱだけが見所の、なんともティム・バートンらしくない作品。
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「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」
こまこま☆さん…1000円
アクションは、派手派手しいくらいで、のっけからだったし、惹きつけられた。 Qが、この映画を最後に亡くなっちゃって、残念。 けっこう、好きなじいちゃんだったのに。 女も怖し、最悪な事を乗り越えちゃうと、変わってしまう人もいるよ、と言う事かしら。

SUSUMUさん…1900円
ボートアクション、スキーと、のっけから派手なアクション。 もう画面に釘付でした。でも、序盤がテンション高すぎて、 全編に派手なアクションを期待していたのに、 中盤以降がややもの足りなかったような気がします。 タイトル画面までの値段かな。

SADAHIKO…2000円
何といっても、悪役のロバー・カーライルがとっても哀しくて良かった。
雪山のアクション、海のアクションモーター・ボートでのアクションと、 また原点の007に立ち返ったところがあり、まずは楽しめる。 Qがまるで自分が亡くなるのを予見していたかのように、映画で後継者を指名していたのにビックリ。

SACHINEKO…1700円
さすが『007』。やっぱり当たりはずれのない、水準以上のものを見せてくれました。 悪役もよかったし、ソフィー・マルソーも、体当たりで頑張ってました。 特に、冒頭のテムズ河沿いのおっかけシーンは、今話題のドームや、国会議事堂をバックに見せてくれますよ。
しかし…あのエンドタイトルの音楽はいったいなに?ムードブチ壊しもいいとこ。 というわけで、200円ほど引かせていただきました。

たけ@ボストンさん…2000円
すっかりボンド役が板についてきたブロスナン、今回はアクションではなく、 渋さと粋なジョークで攻めてきたっす。 時間分楽しませてはくれるんっすけど、おいらはどうしてもデニース・リチャーズの 顔を見ると虫酸が走ってしまうんっす。誰にだって大嫌いな顔ってあるよね、、、。
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「双生児」
Francoiseさん…2300円
映像が妖しく不可思議。明治末期のアンティークな装飾、りょうの衣装にも目を見張るものがある。 アート的感覚にあふれた作品。
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「スティル・クレイジー」
まりさん…2000円
ビデオの予告編に入ってて、「これ多分めっちゃ好みやわ…」と即タイトルひかえて、 即レンタルしましたー。
結果。やっぱり好みだった(笑)。ロックな老人(中年と言った方が親切かな) って好きなの〜。エアロスミスとか見てると嬉しくてアドレナリン分泌されまくりです。 痩せてるが故にしわくちゃで、お年を召した方にはシックな装いをなんて、 これっっぽっちも考えちゃいねーよーなけばい衣装、老いた体に鞭打つような派手なアクション…。 ほんとコメディ以外の何物でもないんだけどさ。
でもね、人間の体は否応無く年取っていっちゃってそれは仕様がないことだけど、 心がそれに添うとは限らなくて。思うようにならない体の中で、 心だけがいつまでもあがいてるのがなーんか、いじらしくてさ。 ライブシーンの度に爆笑しながらも、「ああ頑張ってくれ〜」と祈るような気持ちに。 映画のつくり自体は粗いんだけど、もうこれは単に好みなの。

りょういちさん…1800円
やってくれましたね。ここ数年、本当に英国映画が面白い。 当初の予定だとTVシリーズ用のプロット、でも映画化されて本当に良かったと思う。
ビル・ナイ(レイ役)最高です。ロック歌手でもやっていける程の歌声。 そしてあの浮いた妙演!再ツアーの最初はもうボロボロ(笑) でもそれと対峙できたのは50歳という年齢のおかげ(?) カッコ悪さと対峙して成長するって本当はカッコイイ事なんだよねぇ。 ボロボロ具合がコミカルにならないのは流石に英国モノ。 ヘレナベレクストローム(アリスタッド役)の変化も可愛いね。

たけ@ボストンさん…3000円
「フル・モンティ」に続け!とばかりに公開された中年おっちゃん頑張れ!!もの。
これがね〜〜、、、「フル・モンティ」よりも良いんですわ、、なにげに。
1970年代にボロボロになって解散してしまったロック・バンド「ストレンジ・フルーツ」の 復活の夢をかけるメンバーたちを描いた作品。登場人物のキャラがひとりひとり際立っていて、 それだけで観ていて楽しくなるっす。特にボーカルのおっちゃんが良いっすね。 ギグの前には鏡の前でポーズをとろうとして腰を痛めたり、、。(笑)
なんだかアメリカでこういう映画を作ると、どうしてもスカした映画しかできそうにないけど、 イギリスで製作すると何故か素朴で感じがいいっすね。  クライマックスの曲がいまいちなんて言わずに、純粋に楽しんでちょうだい。(笑) 復活最初のギグでの曲は格好良かったっすね。
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