アダルトサイト

DATE : ( 1999/12/20 )

私は最近プロバイダに入った.会社の用意してくれているインターネット接続では、プロバイダ料金は掛からないが、アクセスポイントが少ないため、私の住んでいるところには市内のアクセスポイントがなく、これまで隣接で使っていたため、普通に使っていると市内電話の倍の料金がかかる。そこでこれまではあまり家ではインターネットをしていなかった。

これでようやく本格的に家でインターネットが出来る.会社のではウェブしか見れなかったのだが、待ちに待った AGE of EMPIRES II の対戦プレイなども出来るようになった。まあそれはそこそこいいとして、やはりもう一度アダルトサイトでもあさってみようかという流れになったのである。

気づくのは、アダルトサイトというのは巧妙に出来ていて、たらいまわしにされたり、突然ダイアログがでて「おめでとうございます、なんたらに当たりました!」と実行形式アプリケーションのダウンロードをうながしたりしてくる。こういうのを実行すると間違い無く Q2 や海外と回線を結んでしまうだろうから注意が必要である。

あと、やはり有料のサイトが多い。探したあげく有料でカード番号を要求されると腹が立つ。しかし、冷静になって考えてみると、アダルトに限らずあらゆる有用な情報には対かは必要なのではないだろうか。逆に私のような、ただで見れるHな画像を期待する側の方が間違っているのではないだろうか、などとも思う。

しかし、アダルトコンテンツの商売のうまさというか卑怯さは非常に巧妙である。商売のコツのようなものが全て見れるのではないか、と思えるほどすごい。コマーシャルの吸引力が凄いのだ.気がついたら有料サイトに飛ばされている。画像へのリンクと見せかけながら実際にはある一つのサイトに導かれるようになっていたりする。ここまでコマーシャルがあると、フリーの画像にも広告収入が入っているだろうから、ただで画像を見ようと問題ないのだと改めて思う。それに、気づいたら通信料金がかさむのも腹が立つ。

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それから改めて強調しなければならないのは、我々がインターネットへアクセスすればするほど、NTT に上前がはねられていることである。どう考えてもこの不況下で NTT のボーナスや給料は高いし、随分昔からある電話回線というインフラを、いつまでも割り引きせずに消費者に提供している。東京電話という東京電力系の電話会社が安い電話料金を打ち出さなかったら電話料金もそのままだったはずである。

なぜ東京電話が安い電話料金でサービスを提供できるかというと、NTT は東京電力から電柱を借りているかららしい。このインターネットブームで電話料金は伸びたが、電力は伸びない、そこで東京電力も電話事業に乗り出したのではないだろうか。

最近私の家に、INS の案内のDMが入っていた。このDMにはなんというか、数字のトリックがあって笑わせてもらった。INS は低額で二回線分使えることがウリのようなのであるが、従来の電話の場合で一回線で大体月々 2,390円なのだが、INS にするとたったプラス 440円で二回線使えるようになるという。この 440円というのをやたら強調しているのだが、その上にさりげなく一回線分の月額料金が 2,830円と書いてある。要するに、従来の電話を二回線にするには、月々プラス 880円必要なのに、さりげなく数値を分けてわずか 440円というのを強調している。さすがに月々 880円というと千円近くになり、消費者が躊躇するとでも思ったのだろう。

ISDN の定額利用や、メタル回線、ケーブルテレビなどのサービスが現在行われているようであるが、どのサービスが落ちつくのか、そしていつごろ落ちつくのか期待したい。



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