61. ブック型ベアボーンキット (1) (2000/6/5)


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今回から、ブック型ベアボーンキットに関する話を三回に分けて書くことにする。第一回目の今回は、買ってから組み立てて Windows を入れるところまでである。

■ベアボーンキットとは

前から気になっていたベアボーンキットを買った。

私の言うベアボーンキットというのは、パソコンの半完成品のことである。

ベアボーンキットの利点というのは…ひとことでは説明できない。半完成品といっても、部品が全部揃っているわけではなく、買った人は残りの部品も手に入れなければ組み立てられないようになっている。ここで私が「部品を手に入れる」と言ったのは、残りの部品を買うだけでなく、これまでに買って余っている部品を使っても良いからである。

私はベアボーンキットを、パソコン工房一号店で買った。店員さんの話によると、ベアボーンキットは部品の余った人が買うことが多いそうである。どんな部品が必要かというと、これはそれぞれのベアボーンキットによって異なるので一概には言えないが、私の買ったキットはあと CPU とメモリとハードディスクが必要なものだった。もちろんモニタは別売りなのでどこかから調達しなければならない。CPU なんかは、自分のマシンの CPU をアップグレードして良い CPU に買い換えると古い CPU が余るし、メモリは世代交代で新しい種類のメモリを使うようになると古いタイプのものが余るし、ハードディスクは大容量のものに買い換えると余るものである。マザーボードなんかも最近の技術革新というか規格変更の早さを考えると買い替えサイクルが短くなってきて余りがちなのだが、マザーまで流用するようなベアボーンなんてものは見たことが無い。

よく雑誌なんかでは、パソコンを自作したいと思っている初心者にはベアボーンキットが良い、と書かれていたりすることがある。私はこれには反対である。確かに組み立ては楽かもしれないが、やはり自作の楽しみは部品を全て自分で選ぶことにあると思うし、半完成品だと自作したという充実感が少ないからである。ただし、主要なパーツは買い足さなければならなかったりするので、買い足すパーツを好きに選べて個性を出すことは出来る。私が買ったベアボーンキットは、キーボードとマウスとスピーカーまで付いたものなのだが、これら三つが付いてこないベアボーンキットを買ってから自分の気に入ったキーボードやマウスなんかを買い足すのも楽しいかもしれない。  

■そのベアボーンキットとの出会い

なぜ私がベアボーンを買ったかというと…、主な理由は極端な安さであった。

私は職場の立地条件の良さを利用して、よく昼休みに秋葉原の万世橋付近にあるパソコン工房一号店に出掛ける。昼食をコンビニのおにぎりだけで済ませると TWO TOP とか ZOA あたりまで出向けるのだが、さすがにそこまで行くのはたまにしかない。十分満足に昼食を終えてからでも気軽に行ける店ということでよくパソコン工房一号店を利用するのである。この店は全般的には特別に安い店ではないのだが、たまに他店とは異なる価格体系で売られているものを見つけることがある。単刀直入に言えば、掘り出し物がある、ということであろうか。

私が買ったベアボーンキットは、ある日突然山積みにされて置かれていたのであった。

BKi810 の写真
Figure 1. 私が買った BKi810 というベアボーンキット

ベアボーンといえば切って離せないものがある。それはショップブランドマシンである。ショップブランドマシンというのは、そのショップ独自に完成品のパソコンを売っているのである。メーカー製のマシンと比べて、ソフトはあまり付いてこないがとにかく安いので、お買い得度が高いパソコンである。まあ初心者にはソフトが沢山ついてマニュアルもサポートも充実したメーカー製のものが良いのかもしれないが、それでも実際に使うソフトはそんなに無いので、パソコンに慣れてきて本当に使うソフトは限られていると気づいたらメーカー製以外のパソコンにも目を向けてみると良い。

パソコン工房もショップの例に漏れず、やはり自分の店独自のパソコンというのを販売していた。そして大抵の場合、完成品の一歩前のベアボーンキットも商品のラインナップに置くものなのである。消費者の多様な好みに対応するということだろう。パソコン工房のショップブランドマシンの特徴は、どうやら Office 2000 を付属させていることにあるようだった。Office 2000 というのは非常に高価なソフトで、普通に店頭で買ったら三万以上する代物である。ところがこのソフトには OEM 版というのがあって、これはマイクロソフトが各メーカーに対して、マシンに最初から入れる形で買ってくれるなら安くしますよ、というものなので店で買うよりずっと安い。通常ユーザーはこのようなパッケージは購入することが出来ない。それを付属させているので、パソコン工房のショップブランドマシンは少なくとも Office 2000 を同時に買いたい人にとってみれば非常にお買い得なマシンなのだと思う。

ただしこの Office 2000 というソフトは一般には業務用であって、個人ユーザーが使うソフトではない。ワープロソフトも含まれてはいるのだが、他に安くて便利なソフトがあるのでわざわざこれを買う必要は無い。企業の場合色々あって、ユーザー数の多い Word というワープロソフトを導入することで、他の企業との文書のやり取りが円滑になるというので仕方なく導入しているというのもある。

もちろん私は Office 2000 にはそれほど興味は無い。会社で使っているマシンには当然入っているのだが、個人向けではないしそれほど役には立たない。いくら割安とはいえそれでも二万円近くは最低でも価格に上乗せされているので、そんなソフトが付属していない製品の方が欲しい。というか私にはこれ以上マシンは必要ない。

そう、私は別にいま新しいマシンなど必要なかったのである。しかし、このショップブランドマシンの横に山積みされたベアボーンキットが、スペックの割に非常に安かったのである。それも普通の安さではない。小さいボディに色々なものが付いていて 22,800円だったのである。この値段に私は心引かれた。

しかしそのときの私は冷静に踏みとどまった。当然である。要らないマシンを一台増やしても仕方が無い。しばらくすればまた新しくて性能のいい CPU や色々な部品が出てくるのだから、そうなれば当然いま使っている部品は時代遅れになり、買い替えをしなければならなくなる。そうなって初めて、要らなくなった部品をかき集めて新たなクズマシンを作ればよいのである。なにもいま廉価で安いマシンを作る必要は無い。  

■ベアボーンキットを買ってしまう

そうして二週間ほど我慢していた私だが、ある日その店に足を運んだ時、店の雰囲気が少し違っていたことに気づく。店の奥にやたら声を出す店員がいる。スーツ姿で太った男である。いらっしゃいませ。ありがとうございました。声が大きくて客への応対がしっかりしているとは言えるのだが、どうも私は居づらさを感じる。

そんなわけで私は、時間もあまり無かったこともあって足早に新製品をチェックして、最後に出口付近でケースを物色していたそのときである。
「ベアボーンキットをお探しですか?」
なんと店員が話し掛けてきたのである。こんなことはこれまでこの店では一度も無かった。ちょっと顔の濃い、かといってそれほど線の太くない、白髪交じりながら若さを感じさせる中堅っぽい店員が話し掛けてきたのである。

そのとき私はたまたま、特に出口に近い位置にある NLX と呼ばれる小さくて平ったいベアボーンキットの前で考え事をしていたので、物色していると思われたのだろう。その店員がなおも色々と話し掛けてくるので、ついでに、私がずっと気になっていた格安ベアボーンキットについて聞いてみた。
「あのベアボーンキット、なぜこんなに安いのですか?」
すると店員、
 「私は最近名古屋から移ってきたばかりなのでよく分かりませんが、このベアボーンを売っているのはうちくらいのものですよ。他店では同じような製品に五千円くらい上乗せして売っています。この値段だと儲けはほとんどありません。」

私はこの言葉に店員の誠意を感じたのかもしれない。最後の「儲けはほとんどありません」は例え本当だとしても消費者としては疑って掛かるべきところだが、一般のショップがどれくらいの値段で仕入れてきてどれくらいの儲けを考えて値段を付けて売っているのかということをさりげなく想像させてくれた点は喜ばしい。

それから、なぜこの店員が話し掛けてきたのかも分かった。彼は名古屋から移ってきたと言った。実はパソコン工房はフランチャイズで全国展開している店である。パソコンパーツショップの中には全国的に展開している店も一部あるのだが、恐らく文字通り全国展開と言うに等しいくらいに多く店舗を展開しているのはパソコン工房だけだろう。かといってそれほどメジャーというわけではないのだが…。ともかく、私の予想では、彼はパソコン工房の社員であり、フランチャイズ先の名古屋の店舗に技術指導でもしていたのかもしれない。それで一通り指導が終わって一旦一号店に戻ってきたのかもしれない。まあこれは私の予想に過ぎないので実際はどうなのか気になる。

昼休みの時間が終わりそうだったので私はその場は切り抜けて会社に戻った。しかしこのときから私はいわゆる「買いモード」に入っていたのかもしれない。…買いモード。どこかの会社が i-mode でのインターネットショッピングサイトの名前として商標登録を獲得するかもしれない。どうでもいい話だが。

そうなるともはや、そのベアボーンを買うことを前提として、私の頭の中では「理由づけ」が始まるのである。  

■ベアボーンを買う理由づけ

三ヶ月近く前に、ハードディスクとメモリが欲しくなったときに、それぞれ一個ずつで良かったのに調子にのってハードディスク二個とメモリ四枚買ってしまったことがあった。それらは私や弟のマシンに組み込んだので無駄にはなっていないのだが、一台のマシンに 384MB も積んだり、増設したはいいが全く遊んでいるハードディスクがあったりして、値段にして二万円あまりのパーツが事実上遊んでいるに等しい状態にあった。そんなハードディスクとメモリを有効利用するにはもう一台作るのが一番だ…。しかしよく考えたら、使いもしないマシンが一台できてしまうともっと無駄だというのが事実である。

ベアボーンを買うからといってわざわざ CPU を買うのも馬鹿馬鹿しい。もちろん買うのは、いくらベアボーンが Celeron しか搭載できないからといって Celeron を買うわけではない。買うとしても Pentium!!! か Athlon に決まっている。しかしそれもまだ買う時期ではないと思う。そこで、家にある Dual Celeron マシンに搭載されている二個の Celeron のうちの片方を流用することにする。すると当然 Dual Celeron マシンは多少遅くなってしまうし、せっかく買った BP6 がもったいない。しかし BP6 は Dual でなくても良いマザーボードなので、オーバークロックに向いている。しかしオーバークロックするには Celeron 433MHz は中途半端である。なんとか 66 x 6.5 = 433 を 92 x 6.5 = 598MHz ぐらいで動作しないかどうか試すのも面白い。それに、私にはまだ、親向けのマシンについている Celeron 366MHz があるのだ。こいつは 66 x 5.5 = 366 なので、うまくいけば 100 x 5.5 = 550MHz で動く可能性がある。1999年の 37週製造なので微妙なところだ。BP6 はオーバークロックのための設定が細かいので、95 x 5.5 = 522MHz なんていう設定もありだし、うまくいけば 105 x 5.5 = 577MHz なんていう設定も可能かもしれないのだ。

もう一台マシンが増えて何に使うかが最大の悩みである。というか、目的が購入のあとになっているところが、マニアにありがちな非常に倒錯した買い物である。目的は二つばかり作ることが出来る。現在、親に貸与しているマシンは、モデムの性能が低く 28.8kbps しか出ない。そこで 56kbps 出るマシンに交換するとインターネットの速度が倍になる。もっともそれならモデムを買えばよい話である。ただ、親に貸与しているマシンは、設置場所の狭さゆえに、ミニタワー型であるにも関わらず、モニタの上に直立して設置してあるので非常に不安定なのである。だから、小さくて平らなマシンに置き換えることは非常に有意義であるように思える。

もう一つの目的は、この小ささを利用して、会社で暇なときに Linux でも入れて、勉強と言いつつ色々遊ぶことである。会社でフルタワーやミドルタワーのマシンを組み立てて使用するのはさすがに無謀である。…とは言っても、私の会社は割合自由なので、私の真後ろの先輩は机の下にタワー型のマシンを忍ばせていたり、ある先輩は 21inch のモニタを自前で買ってきて置いている。うちは予算にうるさい会社なので大抵は 17inch のモニタしか使わせてもらえない。うちの近くのソフトウェア会社が最近 21inch モニタの空箱を大量に搬入していたのだが、これは多分リース切れのものを回収しに来たものと思われる。また、あるメーカーでは元々ソフトウェア関係の技術者が少ないせいか、彼らには 21inch モニタを与えているようである。うらやましい話である。

小型だと、手さげ袋に入れて会社と家とを自由に行き来できる。幸いなことに、モニタはうちは現在 17inch のものがいくつか余っており、私の机の横にもなぜか使われていないモニタが二つあったのでそれを流用した。そういえば去年の一月、私は無謀にも自分で 17inch モニタを秋葉原で買って、そのまま持ち帰りで会社まで搬入して使っていた。そのモニタは、私が一時期違うところで仕事をするときにある先輩に貸与することにしたのだが、帰ってきてみると別の人が使っていた。上司に「持って帰れ」と言われながらも半ば強引に当時 15inch モニタを使わされていた先輩に押し付けた私が悪いのであるが、代わりのモニタが転がっているのだから何ら不都合はない。

さすがに小型ベアボーンとはいえ、オールインワンタイプのノートPC よりは重い。そう頻繁に持ち運びすることは出来ないだろう。いっそ小型ベアボーンマシンは家に置いておいて、VAIO を会社に持ってきて遊んだ方がいいような気もしてきた。  

■ベアボーンを買った

結局、夕方仕事を 30分早く切り上げて店に買いに行った私は、昼間私に話し掛けてきた店員が他の客の応対を終えるまで少し待ったあとで、彼に「これください」と言った。そうしたらその店員は、
「CPU とかメモリとかありますか?」
とたずねてきたので、私はありますありますと言ってレジに向かった。するとさらにその店員は
「ハードディスクもありますか?」
と聞いてきたので、私は大丈夫ですと言ってレジに着いた。なんというか、少し気まずい雰囲気である。格安ベアボーンだけを単品で買う私。他のパーツも買ってくれると思っている店員。ついには、私が流用しようとしている CPU まで聞いてきた。私が Celeron 433 ですと答えると、それなら大丈夫ですと答える店員。私はますます気まずくなってきたので、彼に気を使って
「去年の一月に買ったマザーボードでカッパーマインは使えますか?」
と、店のレジ下のショ―ケースに並ぶ CPU を見ながら聞いてみた。するとその店員は、気のなさそうな感じで
「多分使えないと思いますよ。あ、BIOS をアップデートすると大体使えると思います…」
彼の態度は、もう私にはこれ以上関わりたくない、みたいな風に私には感じられた。私はベアボーンキットの入った重いダンボールを持って地下鉄の駅に向かいながら、後味の悪い買い物を噛み締めたのであった。

■ベアボーンを組み立てる

ここで、私がマシンを組むにあたって、マシンを構成するパーツとその値段をまとめてみようと思う。

BKi810 (ベアボーン) - 22,800円 (パソコン工房一号店)
CPU Intel Celeron 433MHz - 8,000円 (TSUKUMO パソコン本店II 一月頃購入)
SDRAM PC100 CL=2 - 9,980円(5%引き) (T-ZONE PC DIY 館 三月頃購入)
HDD Fujitsu ATA66 5400rpm 8.4GB - 9,800円 (T-ZONE の最近オープンした小さい方の店 三月頃購入)

残念なことに、五万円を超える値段になってしまっている。メモリが 128MB なのが主な理由だろう。でなければ、これ以上安いパーツを買ったところで税込みで五万円を割るのは恐らく不可能だろう。まあ今回は実際に買ったのは BKi810 というベアボーンキットだけなのだから、あまり金額に対するイメージは湧かない。私の手取りの給料を考えると、一ヶ月にこんな買い物を一個ずつしていくとしたらやはり無駄なので、これから有効に使っていかなければならないと改めて思うことにする。

さて、上に示したパーツのうち、流用パーツである CPU とメモリとハードディスクは、現在クロと名づけた Dual Celeron マシンに全て入っている。早速私はクロから部品を取り出した。Dual Celeron マシンは単なる Celeron マシンになってしまった。わざわざアルミケースまで買った誇らしいマシンも、いまではただのローエンドマシンである。まあこのマシンに関しては一つ考えていることがあるので、その点に関してはあとで書くことにする。

私には、ベアボーンキットを組み立てることよりも、クロから必要な部品を外すことの方が気を使った。面倒だったので、ケースにガッチリ固定されたままのマザーボードからそのまま CPU を抜き取ったのだが、この作業は結構神経を使った。せっかく高価なケースを買ったのだから、マザーボードを固定しているフレーム部分だけをケースから外すこともそれなりに簡単だったはずであるが、それさえ私には面倒に思えた。

ベアボーンキットの組み立て自体は、ネジを外して蓋を開けて部品を入れて終わりだった。ケース内部は狭いなりにも余裕があった。CD-ROM ドライブの下にハードディスクを入れるときに、何かのケーブルがとれそうになってしまったことだけは気になった。  

■ソフトをインストールする

OS にはいきなり Windows 2000 を入れてみた。普通に入れただけだと三つばかりドライバが見つからなかったようなのだが、付属の CD-ROM に入っているドライバを一つ一つ入れていくとどうやらドライバが普通に入ったようだった。

そこでまずモデムからテストしてみたのだが、何が悪いのか、何度パスワード文字列を入れても変になってしまい、うまくつなげられなかった。入力したパスワードは 6文字分のアスタリスクとして最初は表示されたのであるが、さあ接続して失敗、その後に十数文字分になって再入力を促してくる。このとき私は、壊れているキーボードで入力していたので変になったのかもしれないが、普通は考えられないことである。β版のドライバなのかもしれない。

ここでようやく、いきなり Windows 2000 を入れようとした愚に気づき、私はまず Windows 98 から入れてみることにした。こちらはうまくいった。付属の CD-ROM を入れて指示どおりやっていけば、順番に全てのドライバを自動的に入れてくれるのである。多少変な個所もあったが、少なくともセットアッププログラムの起動だけは全自動なので助かる。途中何度か再起動したが、再起動後も自動でセットアッププログラムが次々と立ち上がってくれるので安心感がある。

その後、全てのデバイスを認識したので、通常の使用では分からない三つのデバイスについて一つずつ動作を確かめていった。サウンドに関しては、スピーカをつないでみて音が出たのですぐに確認できた。モデムも、モジュラージャックをつないで、試しに自分のプロバイダに接続させてみたもののなぜか接続が出来なかったが、会社が用意しているプロバイダでの接続には成功した。ネットワークインタフェイスカード(LANカード)に関しては、家でテストすることも出来たのだが面倒なので会社で試してみて、うまくインターネットに接続できることを確認した。

というわけで、少なくとも買ってきたベアボーンが初期不良ではないことだけは分かったので、この日は安心して寝ることにした。早いものでもう午前一時であった。ソフトウェアは面倒なものである。

続いて Windows 2000 でドライバが正常に動作するかを試した。さすがに Windows 2000 は、Intel i810 統合チップセットが出たあとに作られた OS なだけはあって、初期インストール時にほとんどのデバイスが正常に動作していた。ただし問題となる先にあげた三つのデバイスに関しては、インストール直後はデバイスリストに「?」がついていたので、ドライバを改めてインストールする必要があった。こちらも付属CD-ROM の Windows 2000 対応ドライバを入れたところ、あっけなく動作した。


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