戦闘記録

Belisarios 0.50β V.S. Chinese Whispers (1月25日版)

背景

私の知っている最も強い AI である Doug's test AI を破る事だけを考えてチューニングした私の Belisarios と、いままでドキュメント整備に注力してきた SAUER さんが、詳しい知識を元に作成した Chinese Whispers を戦わせてみました。

Belisarios の特徴はなんと言っても、海外の AI を参考にして作られた部隊編成システムです。Belisariosどの文明でやってもその文明で最適の組み合わせで部隊を編成します。また、敵の戦力に偏りがあると、アンチユニットで部隊を編成して敵を撃破します。技術の研究も自分の部隊編成に有利なものから研究していきます。今回の対戦では、Belisarios の文明はケルトとなりました。ケルトで強力なのは、やはり強力なスコーピオンと脚の速い剣士との組み合わせです。Belisarios は当然この組み合わせで Chinese Whispers を迎え撃ちます。

一方 Chinese Whispers は、中国に特化することで理想的な攻撃を行う AI です。なんでも作者の SAUER さんは中国史を専攻しているらしく、それで中国にしたそうです。特徴は、中国の素早い進化を AI でやってのけながらも、速攻は一切せずに連弩兵を溜めてフルアップ(研究)を行い、その間はひたすら防御に徹して敵を退け、十分な部隊が揃ったあとで猛攻撃を仕掛ける点です。
 

展開

Belisarios は城主の時代から積極的な攻めを仕掛けます。最初は、剣士とスコーピオンの組み合わせで、大体40分ぐらいから Chinese Whispers の壁付近で戦闘が始まります。Chinese Whispers の木こりが防壁近くの森を伐採していたため、Belisarios はうまく陣地に侵入します。しかし、防壁付近の城と、じわじわ集まってくる連弩兵に、次々とやられていってしまいます。

この時点で Belisarios は敵に弓が多いことに気づき、ここで戦略を変更して散兵と投石器による編成に切り替えます。これはかつて、石弓射手を大量に用意してくる CAT さんの CAT0111 を難なく破れるようになった作戦と同じです。ところが…! 改良型連弩兵の五連射攻撃にはどうしても互角の戦いさえ出来ません。

Belisarios はそうして何度も攻撃していくうちに兵と資源を消耗していき、なかなか帝王の時代に進化できません。そうこうしているうちに Chinese Whispers の総攻撃が始まり、Belisarios は防戦に回ります。防御部隊としてさらに投石器七台が迎え撃ちますが、改良型連弩兵に加えて遠投投石器や近衛剣士を送りこんでくる Chinese Whispers に、Belisarios はなすすべもなくやられてしまいました。
 
 

結果

Chinese WhispersBelisarios の陣地を綺麗さっぱり整地してしまいました。結果的には、速攻に失敗した Belisarios がジリ貧となり、順調に守って軍備を固めた CChinese Whispers が圧勝した形になりました。

Belisarios は速攻をやめることが出来ないという欠点をさらしてしまいました。一方、Chinese Whispers は防備による優位を最大限に生かしたとも言えますが、敵の自滅によりまだ実力がはっきりしませんでした。