自分で全てのユニットをコントロールして敵と戦うのは面白いものです。スポーツにたとえるならば、自分が選手として体を鍛えて大会に出るようなものです。しかしスポーツの面白さはそれだけではないでしょう。コーチとなって選手を鍛えるのもまたやりがいがあり面白いことだと思います。
また、ロボットにスポーツをさせるという面白い試みがあります。ロボットをいかに性能よく作り、いかに頭よく得点を獲得できるようにプログラミングするか。この面白さは、やってみた人でないと分からないのかもしれません。 |
コンピュータがどうやって戦っているのかを見ると良いでしょう。
シングルプレイヤーのランダムマップゲームは、一人でコンピュータ相手にゲームをするためだけにあるのではありません。ゲームの最初の設定をする画面で、プレイヤー名やコンピュータと書かれた欄のところがプルダウンメニューになっているのがお分かりでしょうか。そこを開くと、プレイヤー名のところをコンピュータにすることが出来ることが分かると思います。ではそこをコンピュータにしてゲームを開始してみてください。 そうやって始めたゲームは、ゲーム画面になりますが、プレイヤーは操作する必要がありません。コンピュータのプレイを観察することになります。コンピュータの資源状況だとか、建物の様子、生産・研究状態をつぶさに観察する事ができます。
* ただ同じコンピュータだけを戦わせても、そのコンピュータがどう戦略を立てているのかということしか分かりません。そこで、今度は別のコンピュータをインターネットから拾ってきましょう。開発元の Ensamble Studio Corporation の download コーナーには、同社のプログラマが趣味で作成した AI (コンピュータの思考ルーチン) が置いてあります。これを取ってきて解凍し、全てのファイルを Ai フォルダにコピーします。Ai フォルダは、あなたが AGE of EMPIRES II をインストールした場所のすぐ下にあります。 >注意!
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Doug's Test AI これを一番上のプレイヤーに設定してください。そして敵をコンピュータにしてゲームを開始してみましょう。出来ればここでは一対一の勝負をさせてあげてください。それから、この Doug's Test AI はいまのところ、人口の最大値が 75 のゲームにしか対応できません(他の人口でプレイすると少ししてゲームを放棄します)。 この AI は、親切なことに自分の考えている戦略を画面にチャットとして喋ってくれます (ただし英語ですが…)。この AI はかなりよく出来ていると思います。ゲーム開始前の設定で、難易度を「非常に難しい」に設定すると、元々あるコンピュータと Doug's Test AI はそれぞれ最高の知恵を絞って戦います。この状態で二つの AI を戦わせてみたところ、Doug's Test AI が快勝しました。 ただし、インターネット上に転がっている AI の中には、難易度を「非常に難しい」にすると、インチキをして勝手に自分の資源を増やすものもありますので、そういう時は難易度を「普通」にすると良いでしょう。これは恐らく前作の初代
AGE of EMPIRES のコンピュータに習ったものと思われます。今作 AOK では、難易度を「非常に難しい」にしても、自分の知恵だけで戦うようになっているようです。
* ここまでで、インターネット上にあるどの AI が最強かを自分で試して遊ぶことが出来るようになったはずです。
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