パッシィブ赤外線トレイルモニター

トレイルマスター TM550、TM300


TM550は動物が出す赤外線を検知する方式のモニターです。モニター範囲内での熱と動きの組み合わせによって検知します。検知する範囲は、モニターから外側に向かって四方に広がるくさび形を形成します。このくさび形は20mの奥行きで150度の幅に広がります。暖かい血を持った動物がこのくさび形の範囲内で動くと、イベントとして登録します。動物がこの範囲で動いている限り、設定可能な時間当たり一つのイベントとしてデータを記録します。 このイベント回数を見ることによって、動物がその範囲にどのくらい長く居たかを知ることができます。

TM550パッシブ赤外線モニターは、1,000件のイベントを日付と時間で保存できます。TM300、TM550は1つのイベントから次のイベントと認識するまでの時間を、0.1分〜2分の範囲で0.1分ごとに設定できます。この間は動物を検知してもイベントとして数えません。TM300、TM550は使うのが大変簡単です。モニターの前側にある3つのボタンで、多くの機能をコントロールします。TIME SETボタンは、時間と日付の機能の初期設定をするために使い、デジタル時計と同じ要領でセットします。SET UPボタンは、熱と動きが探知される範囲を確認するために使われます。正しい機能はセットアップモードに入った時、点滅する赤いライトで示されます。R/O ADV (READ OUT/ADVance) ボタンは、データを読み出す時に使います。ボタンを次に押すことに依って、記録された各々のデータをデジタルディスプレーに表示させます。

総てのトレイルマスターのモニターは全天候型です。TM300、TM550のバッテリー作動時間は長く、1年間の記録が可能なたいへんコンパクトなモニターです。

TM300、TM550はパッシブ赤外線モニターなので、アクティブ赤外線モニターであるTM1000やTM1500のように、検知範囲を限定し検知対象を選択することはできませんが、奥行き20m、幅150度の広い範囲に渡ってモニターする信頼できる方法です。

TM300は、アクセサリーが使用できない点以外は、TM550と共通です。


TM300、TM550 の特徴

    体温と動きの組み合わせで動物を検知

    20mまで検知可能

    1,000件のイベントを保存可能

    日付と時間を分単位まで記録

    アルカリ単2電池4個で1年間作動

    不揮発性メモリーを使用

    パスワードによるデータ保護

    全天候型(温度範囲:-40゚c〜54゚c)

    サイズ:121x83x83mm

    *M550はイベントの記録のほかカメラなどのアクセサリーが使えますが、TM300はイベントの記録のみに使用します。


トレイルマスター TM550用アクセサリー


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