2008シーズン到来
シーズンオフの練習が
開幕戦の結果に繋がるのは
全日本でもサンデーレースも同じ

レース前週のスクール開催は
果たして好結果に繋がるか


写真/文・ZABO
クラブ通信『第42回』
2008年シーズン開幕
第1戦は筑波ツーリスト・トロフィー
誰が幸先の良いスタートを切るのか



開幕戦に向けてレース1週間前にスクール開催
 気が付けば3月。そう、今年もシーズンがやって来ました。モータースポーツシーズン開幕です。 そして筑波ツーリスト・トロフィーを翌週に控えた3月2日の日曜日に、トミンモーターランドで やはり今年の初開催となるファイヤーガレージライディングスクールが行なわれました。
 若干寒さが残るものの天気もよく、絶好のスポーツライディング日和となりました。インストラクター はお馴染みのメンバー、八木さん、舟橋さん、古川さん、宮川さんと飯高店長の5名。そしていつものとお り3クラスに分かれてフリー走行と課題練習となりました。今回は事前にアンケートに記入してもらい、そ れぞれの参加者の課題をもとにアドバイスさせて頂きました。特にレースを控えたクラブメンバーからは より具体的な質問が飛び出していました。次回のスクールは6月1日開催です。皆様のご参加をお待ちしております。
↑走行の合間にもインストラクターからアドバイスを行なった。他のクラスの走行を見るのも勉強になります。 ↑スタート練習のお手本を行なう八木さん。翌週に自身のレースも控えており、気合の入ったお手本となりました。 ↑数台の転倒があったものの今年1回目のスクールも無事に終了しました。次回もよろしくお願いします。


5クラスで繰り広げられたクラブメンバーの予選
 スクールの翌週、2週間続けてのイベントということでもありますが、先週のスクールを活かすには絶好のスケジュールとなりました。 天気もドライで風もそれほど強くなく、絶好のレース日和となりました。2008筑波ツーリストトロフィーinMARCH開催です。ただし、花粉症の方にはちょっとばかり時期でもあります。
 最初の予選は640cc以上の2気筒エンジンを搭載するNTクラスと740cc以上の4サイクルエンジンを搭載するNBクラスの混走となりました。 NTクラスに石原さんと、小林さんが参戦。さらにライディングスポーツ誌のKTM企画2008年第1戦として八木さんが参戦しました。結果は1分 4秒0で八木さんがクラス2位、小林さんは6秒5で10位、石原さんが8秒8で12位でした。NBクラスには仲田さんが参戦し6秒0でクラス13位となり ました。
 続いての予選はNMクラスとなります。390cc〜740ccまでの排気量というレギュレーションですが、毎回このクラスはほとんどのマシンが スーパースポーツ600ccによって競われます。近年各メーカーの600ccが充実して人気のクラスとなっています。このクラスには西さんが参戦。 またライディングスポーツ誌の企画でお馴染みのGO!高橋さんも参戦していました。西さんの予選結果は6秒2で11位となりました。
 その後、数クラスの予選を挟んで、Frontier2クラスの予選となりました。このクラスは250cc以下の2気筒エンジンを搭載するバイクに よって争われます。今回、エントリー台数が増加し36台によって予選が行なわれました。ホンダのVT系エンジンが主流ですが、中にはカワ サキGPXやマハSRVなども見られました。このクラスには関西から遠征してきた高石さんが参戦。19秒9、31番グリッドからのスタートと なりました。
 そして、参加台数がやはり多いNS2クラスの予選になりました。250cc以下の単気筒エンジンをもつ車両が参戦可能で、ヤマハSRXがもっとも多く、 その他にはスズキGooseに加え、最近はカワサキKLXのようにオフ車ベースの参戦も見受けられます。予選結果は14秒5で宮川さんが12位、 片山さんが18秒7で28位となりました。
↑総勢9台が集まったテントスペース。今回は高石さんのご協力で2つのスペースを一緒に使わせて頂きました。 ↑予選前の緊張感で具合が悪くなってる…ワケではなくて走行準備中の小林さん。朝は気温が低いので慎重に。 ↑予選直後に全幅の信頼を置く飯高店長へインプレションを伝え(ていると思われ)る石原さん。決勝ではベスト更新。


表彰台獲得&転倒ナシの全員完走の決勝レース
 片岡さんの美味しいランチ(ごちそうさまです)を挟んで決勝レースの開始です。赤旗の影響によりタイムスケジュールが 押してしまい、NTクラスは周回数が減算となり、10周で争われることになりました。レースは1列目から好スタートを決めた 八木さんがホールショットを奪い1周目を逃げ切り、オープニングラップを飾ったものの直後の1コーナーで交わされて2位に後退。 その後再度のアタックを試みるも前に出るまでには至らず2位でチェッカーを受けました。優勝は逃したものの、今年の初レースで 幸先の良いスタートとなりました。自己ベストも更新し1分2秒9をマークし、このクラスを無事に卒業となりました。 一方の小林さんも公言どおりの5秒台をマークし11位、石原さんは数年壁となっていた8秒を切り12位でチェッカーを受けました。
 表彰台で浮かれる様子を尻目に相応準備を進めるNBクラスに参戦した仲田さんは予選タイムを大きく更新する4秒台中盤をマークし、 レース中にポジションを上げ9位でチェッカーとなりました。
 続いて、やはり10周に減算となったNMクラスでは西さんがカワサキのマシンとのバトルに競り勝ち13位でチェッカーを受けました。 ベストタイムは5秒9、小林さんとともに昨年公言していた5秒台は見事にクリアとなりました。ライディングスポーツ誌の高橋さんは 4台のバトルから抜け出し6位表彰台を獲得しました。
↑先週のスタート練習が功を奏した八木さんは見事なホールショットを決めた。優勝は逃したが2位表彰台をGET。 ↑今、最も進化しているとクラブ内でも注目の的の仲田さんは予選⇒決勝の間にもレベルアップ。表彰台が近づく。 ↑クールダウンラップ中のnipiさん。スタンドの観戦者やポストのオフィシャルに手を振る優しさは素敵です。

 混戦が予想されたFrontier2クラスではオープニングラップの1コーナーで発生した転倒により、赤旗中断、再スタートとなりました。 トップから最後方まであらゆるところで集団が形成され、周回ごとに順位を入れ替えるバトルが展開されました。さらには周回遅れが 絡む激しいレース展開となりました。高石さんはその乱戦を無事に生き残り24位完走となりました。
 そしてバトルが展開されるという点はFrontier2以上の実績をもつNS2クラスでは、予選結果の悪さに逆に吹っ切れた宮川さんが、 予選タイムを大きく上回る12秒台前半のタイムで怒涛の追い上げを展開。レース終盤には2位争いの集団でのバトルとなったが、 2位のライダーが抜け出し、最後は4位と1000分の1秒まで同タイムの3位となりました。一方、予選走行後に今回装着したマフラーが イマイチと嘆いていた片山さんだが、なんとか決勝レースを生き残り29位完走となりました。
 というわけで、ファイヤーガレージ・サンデーレーサーズクラブの2008年第1戦が無事に終了しました。八木さんと宮川さんは表彰台 おめでとうございます。他のクラブ員の励みにもなったと思います。またお手伝いいただいたクラブメンバーの皆様ありがとうござい ました。今年もレースやスクールで皆さんと一緒に楽しみたいと思います。よろしくお願いします。
↑スターティンググリッドで緊急整備(?)中の高石さん。前日練習から決勝まで慌しいレースとなったみたいです。 ↑表彰台の宮川さんに抱きつく高石さん。前日練習から決勝までコレがやりたくて仕方なかったみたいです。 ↑友田さんと耐久でペアを組む片山さんが今回は久しぶりにスプリントに参戦。もて耐参戦も計画中?



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