1999年5月26日 無心天使
驚愕!有効期限を知らないオヤジ
私は、とあるレンタルビデオ屋さんでアルバイトをしている短大生(19、男)です。
そのバイト先にかかってきた一本の愉快な電話について話そうと思います。
その日はなぜか忙しく、一日中接客に追われていました。
そこへ一本の内線が。
「お客様からお電話です」
「あ、はい。わかりました」
・・・この電話を取ってしまったのが運の尽きでした。
「もしもし、お電話変わりました。担当の・・・」
「あんたのとこのカード使えんかったんやけどどういう事やねん!!!!」
Σ(^▽^; いきなり怒鳴られてしまいました。
接客が命のレンタル屋ですから一応穏便に済まそうと思って、穏やかに、
「そちらのカードの有効期限はいつでしょうか?」
「4月28日だけど!?」
「それでしたらまだ更新は出来ま・・・」
「そんな事は知っとる!!!!!」
Σ( ̄▽ ̄ また怒鳴られてしまいました。じゃあ、何が不満なんでしょう。
「え〜・・・・どうしましたか?」
「他の店に行ったらあんたんとこのカードが使えんかったんじゃ!!!」
一応言っておきますと、うちのレンタル屋さんは文苑堂と言うお店の系列で運営しているので、文苑堂系列なら何処でも使えます。
「何処のお店で使われましたか?」
「Y店だ!!」
Y店なら使えるはずです。それでは何が原因で・・・
ん? 4月28日? 有効期限切れてんじゃん。
それじゃ使えないのも無理はない。
「ちょっと有効期限が切れておりますので、こちらのほう(K店)で更新していただかないとご使用は出来ない・・・」
「なんでだ!!!!」
いや、なんでって言われても・・・・・・
「有効期限が切れていたら使えないって、なんで最初に言わないんだ!!!!!」
Σ( ̄△ ̄#
あんた、賞味期限切れた食品、食うか!?
有効期限の意味ちゃんとわかってるのか!?
あんた日本語しゃべれる!?
大丈夫!? もしもし!?
と言いたい言葉を飲みこんで「申し訳ございませんでした」と言ったら、
「・・・・あんたじゃ話にならん。責任者を出せ!!!」
おお! こんなところで不条理な客の定番の言葉を聞けるとは思いもしませんでした。
とりあえず精魂尽きた俺は内線につないで、
「M吉さん(責任者)お願いします・・・・・・」
と言って電話を切りました。
とりあえず有効期限ぐらいの意味は知っておこうね。日本人として恥ずかしいよ。
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