1999年4月27日 某スーパーレディ
試着!それは女の戦い
かねてからの念願であった転勤により、ようやくお店を変わることのできた私。
ウキウキ気分の春になりました。
でもお客さまは相変わらず、ムリ難題を押し付けてくるのは何処もいっしょ。
でも茨城弁のまくしたてがなくなったのはちょっぴり悲しいところかも・・・
こないだ、ウエスト100センチの女性(推定29歳くらい?)が61センチのデニムパンツを試着しようとしてました。
「サイズ、よろしいですか?」
と一応確認してみると、
「これがはける様になりたいので、一回はかせてください!!」
・・・・ぜったいムリ、絶対ムリなのよぉぉぉ!!!!
と心の中で絶叫しながらはいていただきました。
ブチ・・・
そう、デニムの頑丈なはずのファスナーがぶっちぎれてしまいました。
・・・・・・・絶句。何も言えません。
でもその彼女は
「ここのは少しサイズが小さすぎるんじゃないの!!」
と怒ってしまいました。こういう場合って自分のカラダに問題があるんじゃないのか!?
でも懲りないで3本試着しましたが、全部ファスナーがぶっ飛びました。
しかしお客様は、スイマセン、も何もなく、
「ここはサイズが小さいのよ!!」
とご立腹。
・・・だから言ったじゃない、それはウエスト61なのよ!!って。
無残にもファスナーの砕け散ったデニムパンツ、よく見たら、内股も裂けていました。
もう商品価値もないけど。
でも、どー見たって入らないものなのに、よく試着するよなぁ・・・
オンナの痩せたい執念ってコワいよなぁ・・・・
と実感させられた一件でした。
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