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憶測!謎の女性あらわる

2008年8月20日  さくらこ


昔、眼科で検査の仕事をしていたさくらこです。

個人病院は、ものすごく狭い社会です。
私も、先生1人スタッフ4人という小さな病院で数年勤務していました。
ちなみにスタッフ4人の内訳は、主任が常勤で、あと3人(私含)が日々ローテーションです。

そして、そんな狭い社会だからこそのトラブルが・・・


ある日の午前中。診療終了間近。
受付に中年の女性が。

「すみません。こちらに面接に来たんですけど」

受付担当だったMさんは、先生から何も聞いてなかったので、びっくり!
でも先生に聞いてみると、

「ああ、じゃあ応接室に案内しておいて」

と一言。


そこの病院では、余計な人員は雇わないので、

新しい人が入る時=誰かが辞める時

という、暗黙の了解があります。

ってことは、誰か退職? ええー、そんな話聞いてないよ!
その日出勤してた主任、私、Mさんは同時に同じことを考えました。


お昼の時間。当然話題はそのことに集中。

「ねぇ、新しい人が来るってことは、誰か辞めるの?」
「さあ・・・Mさん、何か聞いてます?」
「えー、知らないわ。でもこの中にいないならひょっとしてSさん?」

Sさんは勤務半年の主婦。その日はお休み。
仕事はきちんとしてますが、おとなしい人で、イマイチ何を考えてるのか把握しずらい・・・

「あ! そういえば・・・」
「何かありました?」
「この間、Sさんが先生に何かこそっと聞いてたのよ! もしかして、あれが・・・」
「退職の相談、ですか?」
「かもね。彼女おとなしい人だから、空気に馴染めなかったのかも」

何の根拠もないまま、退職予想をされていたSさん。
・・・まあ、小さな病院は女同士「同じ釜の飯を食べてる」的な連帯感があったりするので、その中に入らないとこういうこともままあります(苦笑)


ですが、その後何日経っても新しい人が来る気配はナシ。
当然Sさんも、辞める気配ナシ。
「あれは何だったんだろう?」と思った頃、真実が発覚しました。

・あの日面接に来た人は、先生のご自宅で雇う家政婦の面接。
・Sさんが先生に聞いていた内容は「盆休みの日程」だった。



そして、あれから約1×年。
私、主任、Mさんは既に退職し、現在はSさんが主任になってるそうです(笑)

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