2006年10月21日 坂崎ゆき
水槽!弱肉強食の世界
私がまだ小学1年生の時の事です。
クラスで金魚を6匹ほど飼っていました。
数週間後、その水槽に誰が入れたかは忘れましたが、おたまじゃくしが数匹同じ水槽に入れられました。
多分入れた人は、
「金魚だけだと寂しいから」
という可愛い幼心からだったんでしょう。
ある日。
休み時間、飼育係の子が金魚にエサをあげようとして水槽を覗いたときに物凄い悲鳴をあげました。
「先生! 金魚が、金魚が! おたまじゃくしが金魚食べちゃった!!」
担任の先生に泣きながら訴える飼育係の彼女。
その一言にわっと児童が水槽に群がります。
そこで私が見たのは、マンガのように頭と尻尾が骨で繋がった状態の無残な金魚さんが1匹。
そう、おたまじゃくしは肉食なのです。
被害は6匹中4匹・・・
この事件以来この学年では、
「金魚の水槽には余計な生き物を入れないこと」
という掟が出来ました。
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