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言葉!時に凶器に変わる

2006年9月27日  delta


中学時代の英語の授業の話です。
その日もいつも通り授業は進み、後は先生が板書していく和訳を写すだけとなりました。

カ、カカカ、カ、カ、カ
カリカリカリ


チョークの音とシャーペンの音だけが教室に響いていました。


と、誰からともなくクスクスクスという小さな笑い声が。
次第にクスクスは教室のあちらこちらから聞こえるようになり、なにやら黒板を指差しながらゲラゲラ笑いあってるクラスメイトもいます。

最初は無視していた先生でしたが、流石に機嫌を悪くしたのか、振り返って不機嫌そうな顔と声で言い放ちました。

「なんだ、何がそんなにおもしろいんだ!」

すると、2,3席前のTが答えました。

「先生ぇ、その訳、いったいなんなんですかぁ?」
「どこだ」( ̄^ ̄)
「その『of course』の訳」
「なんだって。えーっと・・・」

自分も含め、まだ気づいていなかった生徒が一斉にその訳を黒板から探します。
そこにあった和訳は・・・


「もろちん」


無論、クラスは笑いで爆発。
授業が続けられるわけも無く、先生があわてて書き直したところで授業終了のゴングが鳴り響きました。


中学生向けの塾講師のバイトをしていたとき、このネタに大変御世話になりました。
ありがとう、もろちん。

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