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直撃!最後に痛恨の

2006年2月28日  おけい


学生時代のお話です。


私はどっちかといえば、見かけはボーイッシュなタイプ。
通学には流行りのカッコいい原チャリフルフェイスのメットでした。

ムチャな運転はしてませんでしたが、ある時事故を起こしてしまいました。

スーパーにパンを配送に来ていたトラックの陰から、大きなプラスチックのパン箱を山と抱えたオジサンが飛び出して来たのです。
箱の山に私は突っ込み、まるでアクション映画のように、道中に箱が散乱しました。

私はバイクから吹っ飛ばされ、地面に転がり落ちました。


人通りの多い場所で、人がどんどん集まって来ました。
痛さにのたうちながら、ヘルメットを頭からもぎ取った私を見て、皆が、

「うわ、女の子やないか〜!」

と驚いていました。
死ぬほど苦しみもがいていましたが、

「な、なぬ?」

と少々ムっとしておりました。


ちょうど目の前に外科医院があり、担ぎこまれたところ・・・
受付のおねえさんに、

「あら? 女性の方だったんですね」

と言われました・・・


治療が終わり、初診だったので新しい診察券を作ってもらいました。
見ると、性別の「男」の欄がつけてありました・・・

訂正してもらう気力もなく、そのまま激痛を堪え大学に向かいました。
どうしても休めない試験があったのです。
足を引きずり、ジーパンは破れ、シャツには血が滲んだままでした。

大学に着いて早々、大親友の女の子に見つかって、大真面目な顔でひと言、ブっ放されました。

「ちょっとあんた何ソレ、喧嘩でもしたん?

・・・ケッ、ケンカ??

も〜〜〜〜口も聞きたくありませんでした。


未だに根に持って、彼女には15年以上経った今でも嫌味言っています(笑)

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