2005年1月8日 恵琉
突込!間違った心配ドコロ
どうも。さすらいの派遣社員、恵琉です。
一ヶ月ほど同じフロアで働いていた同僚Aについてお話したいと思います。
Aは、天然ボケキャラ・・・というか、ふと思い出したように「おいおい何でだよ!」と突っ込みたくなるような行動をすることで有名な子でした。
そんなAから聞いた、ある意味一番衝撃的だった話を1つ。
その時、彼女はとても急いでいたそうです。
駅のホームの一番前に陣取り、電車を待っていました。すると、そんなAの前に一台の電車が滑り込んできました。
Aは扉が開くとともにその電車に飛び乗ったのですが・・・Aの後ろに並んでいたお客さんたちは怪訝な顔。
「どうしてみんな乗らないんだろう?」
と不思議に思った瞬間、プシューという音を立てて、扉が閉まってしまったのです。
そう、Aは焦るあまり回送電車に飛び乗ってしまったのです。
アナウンスが流れていたはずですが、それすら聞こえていなかったようです。
Aは焦りました。
「このままじゃ電車と一緒に洗われちゃう!」
前か後ろに行けば車掌さんか運転手さんがいるだろうととりあえず走り出し、一番奥に辿り着くと、扉をとりあえずドンドンと叩きました。
すると、窓にかかっていたカーテンが開けられ、車掌さんが顔を出しました。
「よかった! 助かった・・・」
しかし、再びカーテンが閉められ、Aはパニックに!
「どうしよう! 本当にこのままじゃ電車と一緒に洗われちゃう!」
・・・で、どうなったかと申しますと、なんのことはない、そのあとちゃんと車掌さんが扉を開けて姿を現し、Aが事情を説明すると、車掌室の扉から出してくれたそうです。
そしてその後Aは改めて来た電車に恥ずかしい思いをしながら乗り込み、目的地に向かったそうです。
そしてその話を聞いた私たちが、
「心配するところが間違ってる!」
と突っ込んだのは言うまでもありません。
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