2004年10月17日 八重
隣人!リアル恐怖映画
これは私が学生時に住んでいたコーポでのお話です。
「部屋を決める時にはお隣さんをチェックしろ」とはよく言いますが、全くです。
私は実家を離れ上京し、某歯科衛生士の学校に通っていました。
これは、国家試験を一週間後に控えたある雨の日のことでした。
家に帰ると、外に置いてあったポストがなくなっています。
(ドアポストも付いてたんですが、何せ折れては困る郵便物が多いので、ホームセンターで売ってる赤い郵便受けを買って置いてたんです)
しかし、その日は雨の日。
玄関の前からお向かいに続く足跡が残っています。
(部屋同士はお隣なんですが、玄関は向き合ってる形でした、ワンフロアに2部屋しかないので)
なのでお隣に、
「うちのポスト知りませんか?」
とチャイムを押して聞いてみると、40代ぐらいのおばさんが出てきて、
「うちのおばあちゃんが持って来てたみたいだわ」
と、快く(?)返却してくれました。
そして事件はその夜起こったのです。
国家試験に向けて夜中まで勉強中だったんですが・・・
玄関先からカタカタと音がします。
この時点で既に午前3時過ぎながら、友達と電話したまま様子を見に行くと・・・
ドアポストに何か入ってる。
・・・遺影と仏壇の奥に掛けておくような煌びやかな刺繍の仏様の絵!!
驚いてドアを開けようとすると、バッグやら洗濯物がドアの前に積んである様子。
誰がやってるのかドアスコープから覗いていると・・・
昼間応対したおばさんです!!
しかも魚眼レンズから見る風景はおばさんは、フラフラしながらコタツを持って私のドアの前に置いて、
「私はアラン・ドロンを殺した」
とか呟いてます。
バイオ・ハザード並みに怖いです!!
その後勿論、警察を呼びました。
私から話を聞いた後、警察の人は隣人にも話を聞いてました。
耳をすませていると・・・
「詰んであるものは、そっちの人が盗んだ」
と言張っている様子!!(汗)
妄言も甚だしいです・・・
警察の指導で詰んだものを撤去してもらい、夜は明けていきました。
一応翌朝学校だったので、寝不足ながら準備して、学校に行こうとすると今度は・・・
ウチとお隣の通路にテーブルを置いて座ってます!!(汗)
速攻学校に電話しました。
「お隣さんがおかしくなって通路を塞いでますので登校できません」
勿論対応に困っておりました(苦笑)
9時過ぎには警察から連絡がいったのか、娘さんらしき人が来て撤収してくれました。
その日遅刻して学校に行き、下校に時間になってまた心臓が高鳴ります。
また居たらどうしよう!!
でも、そんな心配は杞憂でした。
だって既に引っ越してましたから(汗)
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