2004年3月25日 ぴょんたろう
対決!黄色い悪魔
黄色い悪魔(花粉)のことが話題になる季節。
私は、3年前よりこの悪魔に魅了されました(つまり、花粉症)。
毎年、巧妙な罠にかかり、悪魔の嘲笑を聞いている。
1年目の罠
この年、私は黄色い悪魔のとりこになった。
家族では、私以外誰一人として悪魔のとりこになったものは、いない。
悪魔対策のおまじないとして、「マスク着用」がある。
ビギナーな私は、「マスク=ガーゼのやつ」の式しか思いつかず購入。
貧乏性のため、当然洗って悪魔を浄化していた。
夜洗って室内に干し、乾いたら着用。
幾日か経ったが、マスクをしても一向に症状が軽減されない。
いや、ひどくすらなる。
悪魔め、私をくしゃみで殺す気か?
「まだだ。まだ終わらんよ」
悪魔シーズン真っ只中、なつかしのアニメのせりふを
つぶやきながら洗ったマスクを着用していた。
週末、目に飛び込んできた光景に絶叫した。それは、
ベランダでゆれるマスクたち!
あろうことか、悪魔が笑い、住処としたマスクを鼻先にあてていたのか!
早く乾くだろうとの母の親心だった、・・・らしい。
2年目の罠
対悪魔アイテム「目薬」なるものがある。
1年目これで結構楽になったので、2年目は早い時期に購入。
購入時、去年と同じ物を持ってレジにいくと、同じ効果でお安いものを薬剤師様に進められた。
しかし、総合目薬やただの風邪薬でもアレルギーを起こす私だ。
当然、薬剤師様にお伺いをたてた。
「花粉症っていうアレルギーのための薬ですから、大丈夫ですよ」
さわやかな笑顔の青年だった。
説明を読み、朝、昼、帰宅前、就寝前に点眼するようにした。
1週間くらい経っただろうか。ある朝、悪魔は笑った。
なんと、目のふち(ぐるりと1周)が目薬に負けてしまった!のである。
も〜たまらんっとばかりに痒い目(の周り)。悪魔より何倍も痒い。
この痒みからどうすれば、解放されるのだろうか。
目薬はもうごめんだ。
そうすると、できることは何もない。
己の回復力のみが頼みだ。
「若さゆえのあやまちというものか・・・」とがっくりきた。
黄色い悪魔の結界のつもりが、とんだ別の悪魔を召喚してしまった。
回復するまでの間、黄色い悪魔と目薬悪魔の両方から攻められたのは言うまでもない。
あの薬剤師はきっと悪魔の手先だったのだろう。
その後、あの薬局には行かなくなった。ということは特にない。
3年目の今年、黄色い悪魔の数は少ないという話だが・・
どんな罠が待ち受けているのだろうか。
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