2009年4月6日 わたあめ
注文!承れません
デパート内の本屋に勤めております。
通常、本の取り寄せは来店していただき商品を確認したうえで発注をかけるのですが、電話のみで注文を受け付けることも少なくありません。
そんなある日、中年の女性(声判断)より、注文をしたいとの電話が掛かってきました。
「注文をお願いしたいんだけどいいかしら?」
「かしこまりました。まずは在庫の確認をいたしますので、タイトルよろしいですか?」
「○○のバッグなんだけど」
・・・バッグ?
○○って・・・確か女性に人気の服飾ブランドだよねぇ。
でも、うち本屋・・・
と、自問自答。
一瞬考えた後、気を取り直して、
「バッグ、ですか? ブランド専門の通販誌でしょうか?」
「バッグよ、バッグ! 本は要らないの!」
「・・・は?」
「お宅の上の階に○○のショップあるでしょ! そこに注文しておいて欲しいのよ!」
・・・・・・。
もちろんそんな注文受け付けることは出来ませんから、丁重にお断り。
自分でショップに注文をかけてくださいと伝えました。
すると、
「私はね! よくそちらで本を買ってあげてるの! 御用聞き位しなさいよ!! 本当にこの店どういう教育してるのかしら!!」
と、激しく電話を切られてしまいました。
5分後、同じ人から電話。
「考えてみたら、忙しい時間に頼んじゃいけなかったわね。次は暇な時間に電話するわ、よろしくね」
とりあえず非通知ではなかったので、番号と会話の内容をメモして上司に報告。
忙しくなくても受け付けないという事を従業員一同再確認しました。
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