検査！せっかく来たから
昔、眼科で検査の仕事をしていたさくらこです。
今回は、ひじょーにとんでもない患者さん（というかその親）の話を・・・
冬の寒ーい午前中。
眼科は基本的にお年寄りが多いので、冬になると出足が鈍ります。
「やっぱり昼間にならないと来ないよね〜」
と、仲間同士で談笑しながら、検眼用のレンズを拭き拭き。
そんな時、受付から「検査の人、来ました」との連絡が。
カルテを見ると小学生の女の子でした。
ああ、月に一度視力検査に来てる○○ちゃんか。
あれ？ でも今日って平日だよね。創立記念日とかだっけ？
疑問に思いつつ、その子を待合室から呼びました。
が、検査用のイスに座った○○ちゃんは、明らかに具合が悪そう。
顔も赤いし、コンコン咳してるし。
「どうしたの？ 具合悪いの？」
「うん、さっき小児科（同じビル内にある）に行ってきたの。インフルエンザだって」
Σ(￣□￣；)
「え？ 家に帰って寝た方がいいんじゃないの？」
動揺しながらと言うと、
「お母さんが、ここ来たついでに検査も受けていきなさいって」
はぁ！？
慌てて先生に事情を話すと、先生は待合室にいるお母さんを呼び一喝。
「何考えてるんですか！ 具合悪い時に視力検査なんか出来るわけないでしょう！ すぐ家に帰って寝かせなさいっ！！」
先生グッジョブ！
しかし、インフルエンザの子に検査受けさせる親って一体・・・