2006年6月27日 あも
共通!知識は2日にして成らず
わりと大きめの市で大学三年生やってます、あもです。
ちょっと面白い(?)アルバイトを春休みに経験しましたので投稿します。
3月。
個人事業をしていらっしゃる方や保険屋の方、何箇所かからの給与がある方にとっては頭の痛い、確定申告の時期です。
最近は(といっても5年前くらいかららしいですが)技術の進歩と共に、確定申告にも便利な機械が登場しています。
その名も「タッチパネル」。
そして、私は申告に来る方々にタッチパネルの操作方法を案内する「事務補助員」なるアルバイトをしました。
1月の終わりに、2日間だけ研修がありました。
生まれて初めて税務署に行った、てな具合ですから、
「かくてーしんこくって・・・なに?」
という状態です。
機械の操作方法と納税者の方が持ってみえるであろう源泉徴収票やらなんやらの説明を受け、いざ本番!
しかし!!
「機械の操作以外の事は、職員に振ってくれればいいから」
なーんて言葉を信じていた私が馬鹿でした。
えぇ、馬鹿だったんです。
タッチパネルは10台あって、それに対して事務補助員が3人、正規の職員が2人の体制です。
つまり、1人でパネル2台分を見るってことになります。
いや、そういう体制なハズなんですが。
私が受けたのは、けっこうご年配のおじーちゃんでした。
「平成17年分の申告でよろしいですか?」(にっこり)
「・・・なんじゃ、ようわからんのじゃぁ〜」
そっからかい!!
嫌な予感がします。
何かいっぱい葉書とか書類とか出しちゃってます。
ピンチです。
「これなぁ、すんませんがいるものだけ分けてくれんかのー、いらんもんは捨てるでのー」
・・・わかりません☆
私は事務補助員です。
ていうか2日の研修(主に機械の操作)で、確定申告のいろはがわかるハズもありません。
こんな時こそ、税務署の職員さんを呼んで対応してもらわなければ・・・!!
しょくいんさーん
あれ? しょくいんさーん?
いません。
いや、いるんですが全員が何かしら対応してます。
誰も手が空いてません。
ていうか、タッチパネル担当の職員さんどの人っすか!?(涙
やばい。
こりゃーやばい。
パネルまできてくれそうな雰囲気じゃない。
こうなったら・・・!!
「すみません、ちょっと確認して参りますので、書類を一式お借りしてもよろしいでしょうか?」(にーっこり)
職員さんのとこまで書類デリバリー。
毎度! お世話になります!!
「すいません、ちょっと(ちょっとじゃないけど)質問していいですか?」
いるものといらないものを分けてもらいました。
ついでに質問攻めにしちゃいました。
だって何も知らないんだもの。
エヘ。
本当は書類を預かっていくのはあまり良いことではないのですが(紛失とかいろいろ)、そんなこと言ってる場合じゃなかったんです。
納税者の方々が並んでいらっしゃるんです。
「待たされたあげくこんなに税金払うのか!」
なんて方もいらっしゃいます。
私に言われても仕方ないです。国に言ってください国に。
ちなみに、最後の給与明細と一緒に、
「来年もよろしく」
ってメモが送られてきました。
合掌。
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