乱打！下手な鉄砲も
私は証券会社で顧客管理の仕事をしています。
お客様から届く住所変更届や登録印鑑変更届等をチェックするのが主な仕事です。
毎日必ずといっていいほど、記入漏れやら登録印鑑違いという不備が出てきます。
その中でも印鑑変更届というのがやっかいでして・・・
登録した印鑑と新規の印鑑を押してもらうのですが、登録した印鑑を忘れてしまっているお客様が多いのです。
おまけに弊社からはプライバシーの問題から登録印鑑のコピーを郵送できないことになっています。
とあるお客様のお話です。
登録した印鑑を忘れてしまったようで、登録印の欄が空欄でした。
ご丁寧に、
「すみません。登録印を忘れました」
とメモが同封されています。
（こんな気遣いをしてくれるお客様ばかりだと嬉しいのですけどね・・・）
でも不備は不備。
いつもの通り、
「ご登録された印鑑を押して下さい」
という内容の手紙と一緒に、不備返却しました。
後日、そのお客さまは２種類の印鑑を押して送られてきました。
同封されたメモには、
「どちらかだと思います。お手数おかけします」
と書かれています。
残念！！ ２つとも登録印とは違います。
「ごめんなさい。また不備です」と思いつつ返却。
そして数日後。
そのお客様から再再度送られてきた書類を見てびっくり。
登録印欄の周りに23個もの印鑑が押されてきました。
（どれも全部微妙に違う）
そして同封されたメモ。
「この中のどれかだと思います。よろしくお願いします」
唖然・・・
なんでそんなに印鑑持っているんですか（ＴＴ）
23個の印影チェックをしている間、間違い探しでもしている気分になりました。
やっと登録印鑑を確認でき、印鑑変更できました。
今度こそ新印鑑を忘れないでくださいね。