2005年3月6日 志庵
執念!招かざる顧客
私は以前、某消費者金融でオペレーターをやっていました。
実に様々な人がいますが、そこでのお話をしたいと思います。
当時私は夜9時から朝8時までの深夜部隊に配属され、新規のお申し込み・身分証紛失の受付などを取り扱っていました。
しかし、深夜ともなると電話してくるのはイタ電ばかり。
どんなに数を裁いても9割はイタ電です。
そんな中、私にはイタ電のストーカーがいました。
声は勿論、シフトや最寄の駅なども全て把握されていました。
(唯一の救いは、イタ電Aが会社から遠い地域に住んでいたって事ですが)
そんなある日の事です。
「お電話ありがとうございます。受付担当志庵が承ります♪」
「志庵か?」(ボソボソ声)
キタ━━━━━━・゜・(ノД`)・゜・━━━━━━ !!
お決まりのイタ電Aからの入電です。
しかし、顧客である事が確認取れている為、下手な対応は出来ません。
ここで切電すると嵐のように電話を架け続けてきます。
「本日はどのようなご用件でございますでしょうか?」
「志庵・・・今日の下着は何色だ?」
( ̄□ ̄;)ナント!
いきなりエロかよ!!
「・・・お客様・・・ご用件が異なる様でございますので・・・」
「いや、待て! 今のは冗談だ。ちゃんと用件はある」
なら、早く言え!!
「お前は俺と結婚するんだ。絶対な」
一体その自信は何処から湧いてくるんですか??
「そして子供を作って・・・」
い、イキナリ未来設計ですかぁぁ!!
「名前は決めてるんだ。男なら●●で、女なら△△だ。子作りしまくって・・・」
嫌です! 絶対嫌です!!(゜Д゜;≡;゜Д゜)
間違っても嫌です!!
「お客様・・・ご用件が異なる様なので・・・」
「お前は色が白くて、髪はセミロングで、目はパッチリ二重で身長は小さいんだろう!?」
何を妄想されてますか?
確かに色白ですが、ショートです。確かに身長は低いですが、目は二重ではありませんが?
「俺は知ってるんだ・・・俺は知ってるんだぁぁ!!」(絶叫)
「お客様、ご用件が異なる様でございますので、失礼させて頂きます!」
切電!!
こうして、朝までイタ電Aは電話を架け続けて来ます。毎日。
その忍耐とスタミナがあれば仕事して下さい。
お陰で、イタ電Aの過剰なストーキングが原因で、
「通常の勤務の妨げになる」
と、高時給の深夜部隊から昼間に移動させられ、生活を圧迫されてしまいました・・・
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