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判断!思わぬ先入観

2004年8月25日  ぱふ。


前日、住基ネットの性別登録ミスのお話が掲載されていましたが、うちの銀行にはそれと逆のお話がありました。


お客様のお名前を、仮に「高橋 浩信」様としましょう。

窓口においでになったご用向きは住所変更でした。
顧客データを検索してみると、


ヨミガナ:タカハシ ヒロノブ


おいでになったのは女性

奥さんが旦那さんの通帳を持って変更手続きなどにくることはよくある話。
そこで、ご本人確認の関係で、印鑑票の記入について説明した際に、

「こちら代筆はできるだけ避けていただきたいので、ご自宅でご主人にご記入いただけますでしょうか」
「あの、私、本人です」

最初は口座開設時も奥様の来店で、管理してるのは自分だという意味なのかと思いました。

「あ、でも通帳のご名義人様と筆跡が違うとご本人確認時に支障がでてきますので・・・」
「いえ、ヒロノブです」

はい??

そして顧客データをよくよく見ましたら、


預金者区分:


・・・なんと、本当にお名前をヒロノブさんとおっしゃる女性だったのです。
大変失礼なことをしてしまい、文字通り平謝りに謝った次第です。


そして、同時に受けた他支店の口座についても住所変更を受け付けたのですが、そちらの顧客データは「男性」として登録されていました。
担当支店宛に変更届を送付する際に、

「ご本人様女性につき、預金者コードの変更も合わせてお願いいたします」

と一言添えて送ったのでした。


普段、名前で男性か女性か判断している先入観があるんだということと、名前と性別とは直接的には関係ないんだという二つの点について、心底思い知った一件でした。

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