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沈黙!苦しさと切なさと

2000年9月14日  FOX−兄貴


パソコンは、電源が入らなければタダの箱
そんなことを実感した応対でした。


お客様は中年の男性

「知人からパソコンを貰いまして、そのことで聞きたいんですが」
「はい、どういったご用件でしょうか」
テレビパソコンを貰ったんだけど、どこをどうやって繋げていいか分からなくてね」

( ̄▽ ̄;ああ、そういうレベルですか

「はい、ではケーブルの確認をさせていただきます。電源ケーブルはございますか?」
「それ、どれ?」
「・・・ええっと、黒くて太い・・・」


ということで、ひとつひとつ確認してみたところ、

・本体
・ディスプレイ
・電源ケーブル
・RGBケーブル
・キーボード
・マウス

の存在は確認。
うむ、一応部品は揃っているようだ(^−^;


ここで私は、ひとつの見落としをしていたのです・・・


さて、部品の確認をしたところで接続作業です。
実際にその場に行けないモドカシサを感じつつ作業を進めていきました。

(その場にいたら1分で終わる作業に10分ほどかかりました・・・)


ようやく完成し、

「では電源が入るかどうか確認してください」
「はい」

・・・・・。

何も映らないですねぇ」

( ̄_ ̄あり? どこか間違えたかな・・・

・・・あ。

モニタの電源、入れてますか?」
「モニタの電源? ああ、このスイッチか・・・入らないよ?

え・・・そんなはずは・・・

あああ!!

「ええっと・・・電源ケーブル、もう1本ありますか・・・?」
「いや? もう余ってる物はないけど?」

そう、電源ケーブルが1本しか無かったんです。
パソコン本体に繋げたので、当然モニタ用の電源ケーブルは無く・・・

パソコンは、その場では「ただの箱」に成り下がったわけでございます(^−^;


その場に行けない苦しさ。
実際に見れない苦しさ。
当たり前のことが当たり前でなくなる苦しさ。

サポートセンターの苦しさを、いっぺんに味わうことができました。はうぅ。

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