2000年4月24日 FOX−兄貴
疲労!長時間労働にはご注意
40代と思われる女性の方からのお電話でした。
「今ね、Excelを使ってたのね」
「はい」
「それでね、2時間ぐらい使ってたんだけど、日本語がおかしくなっちゃったの」
「日本語が・・・ですか。どのような現象ですか?」
「『PA』って打ち込むと『ぱ』って出るでしょ? あれが『ば』になっちゃうのよ!」
こういう質問、同業の方なら一度は受けていらっしゃると思います。
大抵の場合、文字が小さくて潰れてしまっているために「ぱ」と「ば」の区別ができない状態なんですよね。
例: ぱ ←「ぱ」 ば ←「ば」
「さっきまでは問題なかったんですけど・・・パソコンが疲れちゃったんでしょうか?」
なかなか可愛らしいことを言う方です(笑)
「今、Excelが起動されていますか?」
「はい」
「画面の上の方に、フォントサイズを変更する部分がありますよね? そこのサイズを試しに24にしていただけますか?」
「えーっと・・・はい、しました」
「ではもう一度、その状態で『PA』と打っていただけますか?」
「はいはい・・・あ、治った!」
この方法が、一番分かりやすくて早い解決法です(^-^;
「字が小さかったので、ちょっと見分けが難しかったみたいですね」
「あらあらあらあら、そうだったの! いやだわぁ、あははははは」
笑ってごまかすお客様(^-^;
「パソコンが疲れてると思ったら、私が疲れてたのねぇ!」
「・・・そうですね、ちょっとお休みになられたほうがよろしいかも知れないですね」(^-^;
「そうしますわ。そうよね〜、パソコンさんは疲れないものね〜」
「え、ええ、そうですね〜」
「どうもありがとうございました〜」
すっかり暖かくなってきた、ある春の日の午後でありました。
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