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趣味!北風にのせて・・・

1999年9月9日  RX


それは雪の降る、寒い日の事だった・・・(嘘

事の起こりは、私がショールームの受付(技術相談に対応します)を手伝っていた時でした。
当時は486のCPUが現役でペンティアムも100MHzのマシンが速いとされていた時代です。


見た目大学生くらいでしょうか、中肉中背の青年が来店されました。

「マシンが起動しなくなっちゃって・・・」

と、マシンを鞄から出してきます。

「はい。では、あちらのテーブルにどうぞ」

電源のタップが置いてある作業用のテーブルに案内して現象を詳しく聞くと、Windows3.1で使用しているが、メモリ不足で起動しないということです。
まぁ、よくあることなので雑談を交えながらCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATをちょっといじって終了です。

「これで起動できるはずです」

確認のために再起動させながら話し掛けました。
やがてWindowsが起動してきて壁紙が現れます。

・・・・・・!?( ̄△ ̄;
カァサン、トカイノカゼハ、ボクニハツメタスギルヨ・・・

現れた壁紙は、カルトな人気を博していた(らしい?)セー○ームー○でした。

一瞬固まってしまった私は気を取り直して、

「これで問題は解決されましたね」

と、言おうとして青年のほうを振り向きました。
そこには彼のにこやかな顔があります。

「ふふふ、これ、いいでしょう」(^−^)

!?(゚△゚;

逃走経路を確保しようとした私の頭に選択肢が現れます。

 1:そ、そうですね(^-^;
 2:そ、そうですね(^-^;
 3:そ、そうですね(^-^;
 4:・・・かゆ・・・うま


「ごめんなさい。もうしません」

なぜか何度も心の中でそう呟きながら対応を終了しました。


エッチな壁紙を堂々と設定しているおぢさんなどもご来店されますが、お客様の趣味に同意を求められたのは初めてです。
そのあまりにもショックな出来事のあと、どうやってその青年の対応を終えたのか、記憶には残っていませんでした・・・

あえていうならば、コメイチゴ。


次回、《なぜスタート時に「逮捕する>>ヤス」で事件解決ができないのか!?》
に、こうご期待!(嘘

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