2004年10月10日 FOX−兄貴
突然!異次元サポート
これは、うちの部署のTさんとH君が体験したお話です。
ふたりは電車で帰っている途中でした。
時間は20時過ぎ。乗車一駅、5分ほどです。
電車に乗る前からパソコンのスペックについて話していたふたりは、乗車してからも続けていました。
「んで、今度のパソコンのメモリはですね・・・」
そこに突然!
「そのメモリがさぁ、おっちゃんよく分かんねーから、教えてくんねーかなー」
話に割り込んできたのは、真後ろに立っていた中年男性。やや酔っ払っているご様子。
背中合わせに立っていた状態だったのに、おもむろに振り向き話しかけてきたのです。
突然の来襲に驚くふたりを尻目に、
「なんかいろいろ難しいこと言われてて、よく分かんねーんだわ」
話を続ける男性。
「メモリがあると速く動くんですよ」
一般論で話をさっさと切り上げようとしたTさん。しかし、
「うちの会社のパソコンでも図面を見るときにメモリがあるといいって言われてるんだけど、意味がわかんねーんだよな」
さらに聞いてくる男性。
「図面を見るときに机が大きいとあると見やすいですよね。それと一緒で・・・」
例え話を使って説明しようとしたH君。しかし、
「それでさー、会社のパソコンがさー」(以下繰り返し)
無視して話を続ける男性。
そこでちょうど、降りる駅に到着。
Tさんは、
「じゃっ!」
とだけ言い、そそくさとホームに降りました。
そして電車が出発したのを見届け、ふたりで爆笑。なんだったんだありゃ、と。
この仕事をしていると、家族や友人から相談を受けることはよくあります。
しかし、まったくの赤の他人から、突然にサポートを求められてくることはそうそうないことであり・・・
貴重な体験だと思いますよ、ええ(´ー`)
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