言葉の語源や漢字の読み等、雑多なものを集めています。
言葉遣いの正誤
○彷彿させる | ×彷彿とさせる。「彷彿(ほうふつ)」という名詞に「する」という助動詞がついて「彷彿する」という動詞形になった。受動態にすれば当然「彷彿される」、使役形の動詞にすれば「彷彿させる」。「想像」が「想像する」になり「想像させる」になるのと同じ遣い方が正しい。字は「髣髴」とも書く。「彷彿と〜」のように副詞的用法の時は「ゆっくりと動く」の「ゆっくりと」のように直後の動詞を修飾しなければならない。(2014年追記。本来は間違いである「彷彿とさせる」もみんなが使用するようになり辞書にも載り、市民権を得たようだ) |
○どうもすみません | ×どうもすいません。謝罪する時の「すまない」の丁寧語。 |
○こんがらかる | ×こんがらがる |
○そらうぶく | ×そらぶく。漢字で「空嘯く」。天を仰いでうそぶく。如何(いか)にも生意気な様子。又は無関係だという振りをしている様子。 |
○苦渋を味わう | ×苦渋を舐める |
○ぞうっとした | ×ぞっとした。本来の遣い方であるが、口語ではどちらでもいいように思える。寧ろ「ぞっとした」の方が総毛立つ様子を表しているように感じる。 |
○愛敬を振りまく | ×愛想を振りまく |
○高熱に浮かされる | ×高熱に魘(うな)される。恋に浮かされるも同じ。「魘される」を遣う場合は「高熱で魘される」とすべき。 |
○足を掬われる | ×足許を掬(すく)われる(足許とは地面のこと。影のこと)足許を見るは影を見ること。 |
○怒り心頭に発する | ×怒り心頭に達する |
○きわめつき | ×きわめつけ。(「きわめ」とは鑑定書付きのこと) |
○食べなそう | ×食べなさそう。形容詞の「ない」ではなく助動詞の「ない」だから。 |
○笑みがこぼれる | ×笑顔がこぼれる。笑みは笑いのこと。 |
○君には役不足だから | ×私には役不足だから。「役不足」は役よりも演者の方が優れている時の言い方。「役不足ですみません」と言う時は本来は「役者不足」が正しい。 |
○ブロマイド | ×プロマイド |
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