視覚効果賞 | Title | ひる | コメント | |
Gladiator グラディエーター |
○ | 古代ローマの街、大観衆の円形コロシアムをCGを駆使して再現した映像が圧倒的迫力。でも熱狂しているはずの観衆が実はやる気無さげだったのは気のせい?冒頭の戦闘シーン(というか殺戮シーン)も迫力満点だったけど、ストーリー上必要だったのかな? | ||
Hollowman インビジブル |
透明人間を初めて映像化?した意欲的視覚効果が話題に。主人公が透明化する過程の映像は衝撃的。ケビン・ベーコンの一物が見えたの見えないだのも話題に、ってそれは視覚効果とは関係無いか。 | |||
The Perfect Storm パーフェクトストーム |
史上最大の嵐に襲われる大海の小船。映画館の大画面で見るために作られた映像が圧巻の迫力。共演が続いているG・クルーニー、M・ウォルバーグの仲も何やら怪しい雰囲気、って視覚効果と関係ないっちゅうに。教訓:船を出す時は天気予報をちゃんと聞いてからにしようね。 | |||
ワイヤーアクション花盛りの年でしたが、見る分にはダイナミックだけど実はローテクだからか、「M:I−2」「チャリーズエンジェル」「グリーンデスティニー」はノミネート選考の対象にすらならなかったらしい。「バーティカル・リミット」も残念でした。(視覚効果としての)新鮮味がなかった、ということなのかな。 ラッセル・クロウの逞しいセクシーナイスバディーが脳裏に焼き付いて離れない、という視覚効果が素晴らしいグラディエーターに一票。 |
音響賞 | Title | ひる | コメント | |
Cast Away キャストアウェイ |
○ | 映画の大半を占める無人島のシーンを、音楽を全く使わず波と風だけの効果音でこなした演出がかえって新鮮。技術的なことは分らないけど、これって結構大変だったのでは? | ||
Gladiator グラディエーター |
冒頭の戦闘シーン、コロセウムでも決闘シーンの迫力は映像だけの力ではなかったはず。 | |||
The Patriot | これも戦闘シーンが見せ場。やっぱり派手に聞かせてくれます。 | |||
The Perfect Storm パーフェクトストーム |
史上最大規模の嵐に巻き込まれる男ふたり。不運としかいいようがない。自然の脅威を迫力溢れる映像と音で再現。 | |||
U-571 | ||||
伝統的にやたら騒がしい作品が受賞することが多いカテゴリだけど、自然音だけで映画の大半がこなされたキャスト・アウェイに努力賞。 |
音響編集賞 | Title | ひる | コメント | |
Space Cowboys | 引退したはずの宇宙飛行士たちが再び宇宙へ。宇宙へ行くとなったら水杯で家族と別れる…というのは昔の話かも。おやじ飛行士の明るい事ったら…。 | |||
U-571 | ○ | |||
3作品の枠があるはずなのになぜか今年は2つだけ。どうしちゃったんだろうか。これじゃあ受賞できなかった方がかわいそう。宇宙vs大海の「船対決一騎討」は潜水艦に軍配が上がると見た。だって宇宙には空気が無いから音はしないはずだもんね。 |
作曲賞 | Title | ひる | コメント | |
Chocolat
ショコラ |
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Crouching Tiger, Hidden Dragon グリーンデスティニー |
○ | |||
Gladiator グラディエーター |
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Malena マレーナ |
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The Patriot パトリオット |
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授賞式ではグリーン・デスティニーのサントラに参加もしているヨーヨーマがノミネート作品のさわりをメドレーで演奏。オスカー獲得もグリーン・デスティニーでした。 |
オリジナル主題歌賞 | Title | ひる | コメント | |
"A Love Before Time" Crouching Tiger, Hidden Dragon グリーンデスティニー |
アジアの歌姫、ココ・リーのバラード。アクションだけでなく、時間を超えた愛もこの映画のテーマ。 | |||
"I've Seen It All" Dancer In The Dark ダンサーインザダーク |
好き嫌いが分れる映画だけれど、ビヨークのなりきりぶりには誰もが唸ったところ。主演女優賞ノミネートから惜しくも漏れた彼女が作曲家としてノミネート。 | |||
"My Funny Friend and Me"
The Emperor's New Groove |
この部門で圧倒的強さを誇るディズニーアニメでスティングが初ノミネート。ディズニー+英国ロックシンガーの組合せでエルトン・ジョン、フィル・コリンズに続いてV3なる? | |||
"A Fool In Love"
Meet the Parents |
実に14度目(!)のノミネートとなるランディー・ニューマンが悲願のオスカー獲得なるか?に注目。今年はグラミー賞獲得で勢いが。あ、でも違う映画だった(トイ・ストーリー2)。 | |||
"Things Have Changed"
Wonder Boys ワンダーボーイズ |
○ | ボブ・ディランが初ノミネート。そういえば昨年の「ハリケーン」の主題歌も彼だったな。 | ||
ビヨーク、スティング、ボブ・ディラン(←七五調にまとめてみた)という豪華な顔ぶれ。「エビータ」の時のように主演女優賞候補から漏れたビヨークに票が集まるかも(マドンナ自身ははノミニーではなかったが)しれないが、ベテランの復活に弱いアメリカ人のことなので、ボブ・ディランに行くのではないかと予想。唯一の心配は映画がヒットしなかったことか。 グリーン・デスティニーの時にバックでワイヤーアクションの振り付けがあったくらいで、その他はごくごくシンプルな演出で歌をじっくり聞かせる趣向。バラエティーに富んだパフォーマンスで見ていて楽しかった。ビヨークは白鳥をモチーフにした奇抜な衣装で注目を集めていた。(っていうか、その後あちこちでギャグのネタにされていた。)結局オーストラリアからの衛星中継ライブだったボブ・ディランが受賞。グラミー賞といい、ベテランに甘いアメリカ人です。 |
外国語映画賞 | Title | ひる | コメント | |
Amores Perros (メキシコ) |
メキシコシティーに住む様々な人々(モデル、ビジネスマン、殺し屋、闘犬のエージェント)。普段は決して交わることのない彼らが交通事故がきっかけで関わり合うようになってしまう…。メキシコからは25年ぶり5度目のノミネート | |||
Crouching Tiger, Hidden Dragon (台湾) |
○ | 台湾からは「ウェディングバンケット」「恋人たちの食卓」に次いで3度目のノミネート。つまり全てアン・リー監督。さすがです。 | ||
Divided We Fall (チェコ) |
第二次世界大戦終盤、ドイツ占領下のチェコで暮らすカップルは子供を切望したが男は「種無し」。ある日収容所から逃げてきた若いユダヤ人男性と出会い、家にかくまってあげることになったが…。分裂後のチェコからはオスカー受賞の「コーリャ」以来2度目、チェコスロバキア時代には6度のノミネート。 | |||
Everybody Famous! (ベルギー) |
娘が歌手になることを夢見ている父親が、会社をクビになったことがきっかけで夢を実現させる計画を実行する。まずは国内一の売れっ子歌手を誘拐する事…。ベルギーから5度目のノミネート。 | |||
The Taste Of Others (フランス) |
気分が乗らないビジネスマンがふと立ち寄った劇場で主演女優に恋をする。叶わぬ想いを成就させようと奮闘する男は思いがけずも色々な人々を巻き込んでいく…。 フランスからは31度目のノミネート。 | |||
日本からは故黒澤明監督の遺稿、小林監督の「雨あがる」がエントリーしたが惜しくも届かず。 |