システム関係の設定

システムの設定といってもあまり特別なことをしてないのですが・・・
  1. USB関係

  2. FreeBSD-3系列からUSBがサポートされています。
    私はLoghitechの光学ホイールマウスをUSBで使っていますが、
    これをmoused で使用するには
    /etc/rc.conf で
    usbd_enable="YES"
    moused_type="auto"
    moused_enable="YES" 
    moused_flags="-z 4"
    moused_port="/dev/ums0"
    とします。ホイールも認識してくれます。

    4.1-RELEASEではUSB機器は /etc/usbd.conf で管理されます。
    /etc/rc.conf
    usbd_enable="YES"
    moused_enable="YES"
    moused_type="auto"
    /etc/usbd.conf
    device "Mouse"
     devname "ums[0-9]+"
     attach "/usr/sbin/moused -z 4 -p /dev/${DEVNAME} -I /var/run/moused.${DEVNAME}.pid"
    ホイールを有効にするには下線部を追加する必要があります。
    /etc/usbd.conf による管理によってホットプラグに対応しました。
     

  3. MOドライブ

  4. FreeBSD-2系列からMOドライブを扱える odドライバが開発されて
    いましたが、3系列以降 SCSIドライバが SCSI CAMドライバに変更され、
    odドライバはdaドライバに一本化されました・・・でもやっぱ不便。
    で、開発が再開されたodドライバは
    ftp://daemon.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-jp/OD/
    で配布されています。CAM対応の ejectコマンドもここにあります。
    ※4.2-RELEASE以降、daドライバで使用している関数の仕様が変わったため
     odドライバもそれに合わせて修正する必要があります。パッチ
     
  5. ES1370 pcmドライバ

  6. 今や事実上FreeBSDの標準サウンドドライバとなった Luigiドライバ
    ですが、ES1370を使用したPCIサウンドカード、SoundBlaster PCI128 が
    使えています。しかしFreeBSD 3.5-STABLEではバッファに残ったゴミを
    出力してしまい、短いwave fileの再生で不快な場合があります。
    で、これがその対処療法。
    4.1-RELEASEではpcmドライバが大幅に書き換えられたようで、この問題
    は発生しません。
     
  7. CPU温度モニタ

  8. FreeBSDのメーリングリストで流れたコードを流用してwmlmon-1.7
    FreeBSDで動くようにしてみました。
    wmlmonのアイコン  ソース (25k)
    LM75/78(|winbond製互換チップ)を使用したSocket7マザーなら動作するもの
    が多いかと思います。なお、動作にはroot権限が必要ですので一般ユーザ
    で使うにはrootにset-user-IDする必要があります。
    dot.wmkmonrcを home directoryに.wmlmonrcとして置いてください。
     
  9. Sambaマウンタ

  10. wmmountを Samba + sharity-light に対応させたものです。
    smbwmmount  ソース(28k)
    system.smbwmmountを適当に編集してください。

 
ネットワークの設定

IPSへの接続はFreeBSD(98) 3.4-STABLE on PC-9821Xa9(CPU:IDT WinChip2-240MHz)を
NAT Boxとし、PPxPを使って行っています。
  1. NATの設定

  2. NATを有効にするにはkernelを
    options IPFIREWALL
    options IPDIVERT
    を追加して再構築します。
    /etc/rc.confの設定で
    network_interfaces="lo0 ed0"    # List of network interfaces (lo0 is loopback).
    ifconfig_lo0="inet 127.0.0.1"
    ifconfig_ed0="inet 192.168.43.31"
    #loopbackインターフェイスをlocal host
    #NICにプライベートIP addressを設定

    gateway_enable="YES"
    firewall_enable="YES"           # Set to YES to enable firewall functionality
    firewall_type="OPEN"            # Firewall type (see /etc/rc.firewall)
    #Fire wall を有効にする。

    /etc/rc.firewall は
    # Prototype setups.
    if [ "${firewall_type}" = "open" -o "${firewall_type}" = "OPEN" ]; then

          $fwcmd add divert natd all from any to any via lo0
            $fwcmd add pass all from any to any

    となっていればよいです。
    ほかのマシンでは/etc/rc.confでdefaultrouter="192.168.43.31"とNAT Boxを指定して
    やればグローバルに接続できます。
     
  3. PPxP

  4. PPxPは最近Linuxではいくつかのディストリビューションで標準的な地位を
    獲得していますが、IIJ-PPPの影響を受けて開発されたソフトであるため
    FreeBSDでも問題なく動作します。むしろトンネルデバイスがGENERIC
    カーネルに組み込まれている点などを考えると、Linuxより簡単かも。
    IPマスカレード(NAT)機能を使うには、~/.ppxp/conf/ にある設定ファイルに
    filter ip +mO -S 192.168.43.0/24
    を追加します。
     
  5. wwwoffle

  6. wwwoffleはダイヤルアップ環境に対応したProxyサーバです。オフライン時
    にはキャッシュ済みのデータを配信してくれます。Apacheと組み合わせて
    使いましょう。これらは /usr/ports/www/ にあります。
    デフォルトではspoolが /var/spool になっていますが、容量の関係で変えたい
    場合はMakefileを編集し、WWWOFFLE_SPOOL=/usr/local/spool などとします。
    PPxPの接続、切断に対応してオン、オフの切り替えができます。
    /usr/local/etc/ppxp/rc/ に
    wwwoffle.rc
    #!/bin/sh
    export PATH="/usr/bin:/usr/local/bin:/bin:/sbin:/usr/sbin"
    case "$1" in
        up)
            case "$PPXP_PHASE" in
                Dead)
                    ;;
                *)
                    wwwoffle -online &
                    wwwoffle -fetch &
                    ;;
            esac
            ;;
        down)
            wwwoffle -offline
            ;;
    esac
    exit 0
    というファイルを作成し、
    /usr/local/etc/ppxp/ip/drouteup に
    start wwwoffle
    /usr/local/etc/ppxp/ip/droutedown に
    stop wwwoffle
    を追加します。これで特に意識しないでオンライン、オフラインの
    切り替えができます。
     
  7. fetchmail

  8. IPSのPOP3サーバからメールを転送するのにはfetchmailを使っています。
    設定はPOP3の場合 ~/.fetchmailrc で
    poll mailhost.hoge.hoge.jp POP3:
            no dns, username hoge 
            password gehogeho;
            no mimedecode
    とします。複数のメールサーバも記述できます。
    APOPやIMAPの場合はPOP3を置き換えればよいでしょう。
    最後の行で Subject のMIMEデコードをしないように指定しています。
    メールクライアントにMewを用いる場合はこうしないと2重デコード
    になって Subject が文字化けします。
     
  9. Netscape

  10. WWWブラウザの代表格であるNetscape Communicator の日本語化は
    ports/japanese 下にある netscape47-communicator を使えば問題なくできます。
    注意点としては、Netscapeのバイナリは aout形式であるため、package で
    libxpg4-ns-3.3 をインストールしてやらないとテキストフォーム等で
    日本語表示ができません。特に 4.1-RELEASE ではxpg4がlibcにマージされて
    libxpg4がダミーとなったこともあり、気付きにくかったりします。

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