日記 (98.11)

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98.11.8

今朝夢を見た。
僕は会社らしきとこにいるらしい。そして女の子となんか話してたらしい。
僕がなんか人とは違う変なことを言ったらしい。女の子が「それ変だよ」ってなこと言ったらしい。そして近くに居た別の男にも同意求めてやはりその男も変だ、って言ったらしい。
僕は「あんたら同類(の常識人)だから変って思うだけだよ」と反論したらしい。その二人は「でもやっぱり変だ」ってなことを話し続けてる。
僕は「じゃ、好きに話してれば。僕は場所変えるから。」と言ってちょっと離れたところに行った。
二人はまだ何かしゃべり続けてるらしい。僕は連中が話してるのを気にしながら傷ついていた。近くにいた上司に「変じゃないですよね?」って聞いてみようとも思った。でもそれも他人に頼ってるような気がしてやめた。
一人傷ついたまま、何も聞きたくない誰とも近くに居たくない思いにとらわれていた。

変な夢だった。でも僕は中学生のころ実際そうだった。人と違うことをいつのまにか言っていたらしく、それを指摘されることにいつも傷ついていた。
女の子の反応が顕著だった。女の子は変なこと、常識からずれたことに過剰反応するらしい。異性に興味ある時期だけにそういう反応はつらかった。だから避けたくなっていった。きっとその反動が自分の根っこに残った。僕の心の底には女を馬鹿にして憎んでいる部分がある。自己防衛的な僕の性格はかわいさあまって憎さ100万倍に思うらしい。
世の中の「みんな」「常識」ってものを根本的に憎んでいる。普通に社会の中にいたいのに勝手に僕を異端視した。求めてる対象に蹴られたら僕はそれを憎む。愛憎は表裏一体だ。

夢から覚めて起きて、なんで今さらこんなの見るんだろうと思った。
でもなんとなく自分の歪みの根本にあるものを再確認した。そして未だにとらわれてるんだろうかと思った。
人を憎みたくないから人から遠ざかるようになったのかもしれない。求めるのをやめたのかもしれない。でもその反動は確実にきている。
傷つきたくないながらももうごまかしきれない人への欲求。夢で見るほどまだ心にトラウマが残ってるわりに、28の体はすでに人を求める欲求が自分の中にあることを自覚している。
心と体の葛藤の果てに、僕は「関係欲求」を満たすことができるのだろうか。

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