日記 (2002.6)

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2002.6.30

やー、昨日の飲みは楽しかった。
昨日のあいつはやっぱよくわかんない。
たぶん、楽しかったという気持ちが次またしようと思わせるんだな。
楽しくなかったという気持ちが次はもういいやと思わせるんだな。
それだけのことか。

2002.6.29

今日後輩の芝居見にめずらしく早めに家を出た。待ち合わせ時間に余裕持って。
駅のホームで電車を待った。ら、見覚えのある姿が。
なんてしらじらしい。すぐわかった。あいつだ。僕が一年間恋していた人。いや今も心をさいなんでる人。
すぐ近くに居た。だけど声をかける気は起こらなかった。
何度電話しても出ない。メールも音沙汰ない。だから今さら僕がかけることができる声なんて。
後ろ姿を見て少し安心した。
生きてたんだ。まだこの駅にいるんだ。
そいつは別の車両に乗り途中の乗換駅で降りた。
電車内から見た、急行を待つそいつの姿が僕が最後に見る姿になるんじゃないか。
後輩の芝居は3時間もかけて観てそのあと後輩を囲んで軽い乾杯をした。新宿で。
帰り、調べておいた終電に間に合うようにろくにあいさつもせずみんなと別れ改札ぬけて電車にかけこんだ。
推測はしていた。あいつは新宿で夕方から終電頃までバイトをしているから。
今日夕方駅で見たのはバイトに行くところじゃなかったのかって。
もしかして同じ終電に乗っているかもしれない。
自分の駅で降り見渡しても居なかった。まあそう都合のいいことはないか。
改札出てすぐ駅前のコンビニに入った。
居るよ。
こちらに背を向けているが妙に近くに居る。まるで気づいていないかのように。ただ買うもの選ぶのに集中しているように。
僕も気づかないふりをしていた。そのじつそいつの背中は見れる限り見ていたけれど。
そいつは先にレジに並んでいた。数人うしろに僕は並ぶことになった。
先にレジ済ませたはずのそいつはなぜかすぐにコンビニを出なかった。雑誌コーナーで目で物色してたみたい。
僕は自分のレジを済ませコンビニの外に出た。後ろから一緒に出る気配があった。
こんなタイミング合わせを感じるともはや気づいてないとは思えない。
傘立てに差していた傘をとりコンビニ玄関の軒の下で広げ僕はまっすぐ道路に飛び出した。横を見ることもなく。
そいつはきっと僕の横にいて傘を広げていたのだろう。
タイミングの作為は感じたが結局僕はなにもしなかった。
行きの電車で見かけた偶然。存在を確認できて満足だった。自分がなにもできないことも実感した。
帰りの電車まで同じだった偶然。でもコンビニで一瞬見せたそいつの作為。
僕を避けることもなく声をかけるでもなく無視するでもなく。
帰り道、なんとなくこの偶然、この作為がもったいなくて僕は電話した。
前と同じように出なかった。
いつもは吹き込まない留守伝に「今日もしかして会った?」なんてしらじらしいこと入れた。
そいつがどう思っているのかわからない。
僕がそのとき気づくかどうかにかけたのか?ワンチャンスだけ。
ほんの少しでも歩み寄りを感じたならこだわりなく声をかければよかったのかもしれないと惜しい気もしたけれど声をかけないことにこだわった自分も今の本当の自分の姿。
こだわりはまだあるんだ。
「過去」にはなっているけれど残り火はまだくすぶっていて今も突発的に心を締め付けるんだから。
ほんの少しお互いがお互いを思い出すニアミスな今日の出来事。
姿見れて良かった。早起きは三文の得。
この場合は早めの行動ってこと。

2002.6.17

つぎつぎと、効率的に処理しようとする心が、遊びのなさを生んでいたんだ。
人の行動の中の気持ちを考えることもなかった。自分のことばっかだった。
効率好きは染みついてるし、集中するのも悪い事じゃないけど、ちょっとまわりもみてみよう。自分以外のこともね。
そうすれば、もう少しやわらかく生きることができるかな。
それと、
心ない人々にやられて、心を失くしていた。
それよりも、心ある人々を感じて心を持とう。

2002.6.16

愛だろ愛。
とか、
そこに愛はあるのかい!?
とか。
どんなにクールやドライ目指したり気取ったりしてみても、どうもいざ本番になるとホットでウェットな僕みたいです。
愛のない行為は僕には合わない。(恋愛だけじゃなくすべてにおいてよ?)
心も受け付けないが体も受け付けないようだ。萎縮。
苦い経験でも、まあネタになるのなら。
かしこぶってもまだまだかしこくねえ。愚直に行くよ。

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