はじめまして。どうしても子供のころにみた「ねらわれた学園」（もちろん”やっ くん”主演）が見たくてケーブルTVやビデオ屋でさがしてるのですが・・・。見つ かりません。どなたか情報お待ちしてます。
お久しぶりです。いろいろとあってなかなかアクセスできませんでした。 その間年齢層も広くなり大変な盛り上がりでしたね。とてもうれしいです。 さて、ドラマが二本も近々放映とは、とても楽しみです。「香港明星迷」は 脇役かと思っていたら、やっぱり主役なんですね。彼女が脇役をすると、主 役を食っちゃいますからね。「野生の証明」も「木更津キャッツアイ」もと ても存在感のある脇役でしたが、やっぱり主役がいいですね。でも美礼先生 は最高でした。彼女のコメディエンヌとしての資質を見抜いて、あそこまで 徹底的にその資質を露出させたクドカンに拍手です。 ああでも７月１８日のＢＳのドキュメンタリーを見逃したのはとても残念で した。またＮＨＫの本放送のほうで再放送はないのでしょうか。どなたかご 存知の方ぜひ教えていただきたいのですが。 またこれからもよろしくお願いします。
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2001/ronbun/12-r4.html
もし、この掲示板の目的にそぐわないと管理人が判断する場合、この発言 は削除してください。 ２年前に放送された「恋愛中毒」というテレビドラマの最終回を録画して お持ちの方、ビデオテープを貸していただけないでしょうか。 実は、殺人事件で疑いをかけられている女性の嫌疑を晴らすため、この番 組のあるシーンが放送された時刻を特定したいのです。ある証人が、帰宅途 中で女性を目撃し、帰宅後に最終回の放送を見た、と証言しています。女性 を目撃した時刻が特定できないため、証人が見たというシーンが何時に放送 されたのかが分かると、目撃時刻がより正確に特定できるのです。 事件については、下記の私のＨＰにも情報があります。趣旨をお汲み取り の上、快く貸していただけるという方がいたら、お手数ですが、私のメール アドレス宛で連絡をいただけないでしょうか。
http://www5.big.or.jp/~cqnet/1/algeria/index.html
里見八犬伝の中で歌われた 曲（バラード調？） シンガー・題名 知っておられ る方がぜひおしえてください。アレから20年ぐらいたちますね。
今、日本テレビの『探偵家族』というドラマを見ていました。初めて見たのです が出演されている子ども二人が可愛くて思わず見入ってしまいました。二人とも １０歳ぐらいだったのですが、ストーリーの中で最後に女の子が引越しのために 男の子と別れなければならない所で、走り去る車の中から手を振る女の子に向か って男の子は『グッバーイ！薬師丸ひろ子ー！』と叫んでいました。何だか、こ んな小さな子どもが『薬師丸ひろ子』という名前を呼ぶだけですごく嬉しかった りしました。
テレビ東京のサイトにみどころ・キャスト・スタッフ等が 掲載されています.↓
明星迷のオンエアが近付いてきましたね。といってもまだ８月ですが、そろそろ 告知（番宣ＣＭ）が、ＴＶ東京、ＴＶ大阪で流れる頃かな？ ９月に入ったら、ＴＶ東京の方では『香港明星迷の見所』として５分ＣＭが朝・ 昼・晩と流れるようです。多分、ＴＶ大阪も同じだと思いますかが？ ＣＭでも、ひろ子さんに会えるのが楽しみだな〜お見逃しなく！
「ママの遺伝子」楽しみですね。 僕も、思わずガッツポーズをとってしまいました。
うふふ 途中からですが楽しみに見てました。独特の世界ですが そこがまたいいんですよね。男性はちょっとついていけないかも（笑） ひろ子さんとめぐみさん ドアップ共演あるかしら あ そんな趣旨のドラマじゃない？失礼しました！
＞ぺこさん 私も 真珠夫人 毎日ビデオにとって見ていました。ＤＶＤになるんですよね ひろ子さんも見ていらっしゃったかしら？ ほんとに楽しみです。 嬉しい−！やったぁー！と思わずガッツポーズをしてしまいました。
楽しみです！新ドラマ。今期ドラマがいまいちなのでよけい楽しみです。 だんなさんもいいですね。似合いのカップルでは？ あと真珠夫人も共演なので楽しみです。
確か大昔の映画で、 竜雷太さんとの殺し合いシーンがありましたね。
「恋愛中毒」が終わる頃に今度は明るい「サザエさん」みたいなホームドラマがい いなどと書き込みましたが、それに近いドラマのようですね。「アフリカポレポ レ」のように心に残る作品になってほしいです。
台湾で木更津キャッツアイ放送中なんですか！ いいですね〜。 第4話は、一番いいところかも。美礼先生的に。 第4話のラストはビックリですよね。(笑) しかしまだまだ後半の美礼先生も見逃せない！ でも、男の勲章とか、その辺のギャグって通じるのかな？海外でも（^^;)
お久しぶりです。 嬉しい！主演！！ テレ東のドラマも日にちが近づいてきたし、 見るぞ〜〜〜と盛り上がってきました！ 本当に今年はお仕事いっぱいですね。嬉しいな。 一応そのニュース読めるところリンクします。
夫役は上川隆也さん、文句なし。 ひろ子さんの共演の男優さんはほんとに素敵な人が多いですね。 ああ、楽しみ、楽しみ。
今朝、寝ぼけまなこで見たとき一瞬、ひろ子さんがママになったのか！ と驚きました。今秋は楽しみが多いです。 最近はTBSが多いですね。
１０／１１スタートの２年半ぶりの連ドラの主演にわくわくしています。 『ママの遺伝子』、金曜日１０時枠の放送で・・・この頃は寒中時期の撮影ばかり だったのに対して今回は過ごしやすい頃だと思うので良かったです。ＴＢＳなので 又、オンエア日にははなまるに出演されるかな？すご〜く嬉しいです。 ひろ子さん頑張ってね！
僕も深夜中薬師丸さんと談笑しながら散歩したい・・・ 星光満天の時。 ーーー 同性愛？このシナリオは・・・？ （これ、全然 普通 じゃない）（ワラ）
万歳〜 今見てるながら書いてる！ 今日は第４話です。 38歳でも、美しい〜、ぼっ〜
ボメラートさん、あすみさん、情報ありがとうございました。 今度hirorinで「止まった時計」が新曲として発売されますので 宜しくお願いします。薬師丸さんとはまた違った形で聞ける事を 願っています。
ASKAの曲です。確か薬師丸さんのアルバムに入ってると思います。
日刊スポーツにも載っています。 女優3人でなかよく食いしん坊さんだったのかな。 よかったですね、ひろ子さん。
昨日、香港明星迷の完成会見が渋谷であった様です。主演のひろ子さんは『ひと つの空間をみんなとひとりの人を見つめて応援する楽しさを初めて感じました』 と感想を述べられていました。（サンケイスポーツより）写真も載っていました ＞ひろみさんへ 「止まった時計」と曲は『Heart´s Delivery −ハート・デリバリー』とい うアルバムの４曲目に入っています。しっとりとしていて心が落ち着くとって もいい曲です。
そんな曲ありますか、教えて下さい。 飛鳥さんの楽曲みたいなのですが・・・・・。
いや、ポメラートさんにはかないません。(笑) Met'sか〜。なつかしい。 「ねらわれた学園」の時は「たのきん」の映画(題名思い出せない。なん とかジーンズ。(笑))と同時上映だったので、当然女の子だらけなのですが、 ひろ子さんの映画も熱心に見ていたので当時は意外だと思いました。 私も関西出身なのですが、確かにフラッシュをたいてましたね。光ってい るスクリーンをフラッシュたいて写るのかな、と思っていました。(笑)
因みに関西では １９日（月） 関西ＴＶ 夜１：５５〜３：５９ 『探偵物語』 ２６日（月） 関西ＴＶ 夜１：４０〜３：４１ 『Ｗの悲劇』 のオンエアです。 それから『香港明星迷』の放送日は前にありました様に９／４（水）で オンエアタイムは 夜８：５４〜１１：１８（工藤里美ーイーキンのファン役） のようです。
『セーラー服と機関銃』見ました。『ナースコール』の時はぎりぎりまで起きて いましたが前日も徹夜に近い仕事だったので我慢の限界で寝てしまいました。 （録画はしましたが）先週は『時をかける少女』が放送されていましたが、内容 は『時を〜』でも頭ン中は同時上映だった『探偵物語』の事ばかりで一杯でした エンディング曲が流れると思い出はピークに達していて ほんの５分位いの間に その頃あった 高島屋での写真展や大阪球場でのヒロコーズの試合 ついにはＭ ｅｔ′ｓ（その頃協賛していたジュース）の缶ジュースまでが頭ン中によみがえ ってきて懐かしさで胸が熱くなり眠れない夜でした。昨日（今日）の『セーラー 服と機関銃』は深夜放送のせいかＣＭ回数が少ない様に思いました。映像もいつ もよりきれいだった様な・・・（気のせいかな？）９時からのロードショータイ ムにオンエアされる時にはカットされる事が多いシーンも昨日はありましたし全 体的にカット数がほんとに少なくて満足！！と見ていましたがラストになって 『ワタクシおろかな女になりそうです マル』のあとに映像的には○となるはず がカットされていたんですよね〜『あれっカットしちゃー駄目ですよ〜』って感 じなんですが・・・この映画と共に色々な思い出がある梅田東映も今はない事に 改めて淋しく感じました。当時、大阪では『セーラー服と機関銃』を観に行くと 毎回、スクリーンをカメラで撮っていた方が多く 特にキスシーンではフラッシ ュの嵐でした。そういった現象は大阪だけだったのでしょうか？ それにしてもビデオやＤＶＤを持っていてもやっぱりオンタイムで見ると違うな 〜 でもスクリーンだったら又 感動は一味も二味も違うんだろうな〜と感じま した。 Ｋ．Ｎさんがおっしゃる通り ひろ子さんブームのはじまりですね。 最初は角川まつりだ〜とおもっていたのですが。こうひろ子さんムービーが続く と ひろ子さんまつりですね。
今日、関西テレビ25時40分から「セーラー服と機関銃」の放送が あるそうです。 先週くらいには毎日テレビで「ナースコール」を放送していたそ うです。 どちらも深夜放送ではありますが、 今、関西では薬師丸ブームが始まっている！？ (笑)
＞ ワイドショーの新聞に『ショック！！薬師丸ひろ子に不倫発覚！』という見出 しがあり・・・ ＞ 番組の冒頭に映画の内容とは公表せずに記者会見のシーンが流れて へ〜、そんなエピソードが有りましたか？ 絶対ショックですね。ポメラートさんの気持ち、判ってます。 人生って、思い出で積り上がる物ですね。
たいきさん、ひろきさんの意見、そのとおりだと思います。 ひろ子さんの映画を見ると、ワンカット、ワンカットがとても大切につくられていると感 じることが多いですし、そうした作り方の映画のほどひろ子さんが輝いて見えます。逆に、 ストーリーを追っているだけ、あるいは監督の考えが前に出過ぎの映画では、「なんでこん な映画に出るの」と思うこともあります。それで、前に私にとってのベスト映画をいくつか あげましたが、ワースト映画もあります。「マグネチュード」や「ダウンタウン・ヒーロー ズ」ですが、特に後者では、山田監督には女性は描けないということを痛感しました。彼に とっては、女性は外から眺めて憧れる対象なのですね。だったらひろ子さんでなくても良い だろうというのが感想です。あっ、ひろ子さんをいかし切れていないという点でのワースト です、念のため。ひろ子さんが出ているだけで、彼女を見ているだけで良いという見方もす るのですが。
久しぶりの書き込みです。仕事が忙しくて中々、書き込みが出来なくて御無沙汰し ていました。映画のお話については、皆さん とても深く 濃く 盛り上がってい て感動しました。 映画についてではないのですが私自身の思い出としては、高校 生の時あるワイドショーの新聞に『ショック！！薬師丸ひろ子に不倫発覚！』とい う見出しがあり 朝「行って来ます」と家を出て私ですが、学校どころでは無く、 待ち合わせをして一緒に通っていた友達に理由を話して家に戻ってきました。番組 の冒頭に映画の内容とは公表せずに記者会見のシーンが流れて『えっー！信じられ ない！』と大泣きしてしまった事がありました。約５分間ぐらいのシーンの放送が 流れてから『実はこれは次回作・Ｗの悲劇という映画の１シーンで・・・』という 言葉に『びっくりしたぁ〜！！』と今度は安堵で笑い泣きで涙が止まらなくて・・ でも、瞬間 私は真剣に信じられない気持ちになってとても 悲しかったなぁ〜 『Ｗの悲劇』というと色んな事を思い出すけど、この事も私の中では忘れられない 出来事でした。 ＞みなさん 念願のＰＣ、おめでとうございます。 こうして沢山の方々の色んな思いが知る 事が出来たり、伝えられたり出来る場所があるって ファンにとっては 嬉しい ですよね 仕事で疲れていても ここで 書き込みを見ると ホッとするんです よね〜 これからも一緒に応援して行きましょう！！ 宜しくお願いします。
初投稿です。PC持って始めてで何からどうしていいものかわからないので１ ５年来大好きな薬師丸さんのHPを探しました。すっごい感動です！全盛期の 頃はあんなにたくさんいたファンもだんだんと少なくなり、すっかり人前で ファンといえなくなった私にとってはすばらしいHPだと思います。最近の情 報はすっかり知らなくて、テレビガイドで名前を見つけては大騒ぎしてビデ オとってました。映画はもちろん見てますし、レコード（笑）、CD、ラジオ 番組出演のテープ、大量なビデオテープに切り抜き・・・と本当にめちゃめ ちゃ好きです。もちろんコンサートも全部行きましたし、イベントもばかほ ど葉書だして行きました。あー、なつかしいなぁ。念願かなって５年前には 実物の薬師丸さんにお会いさせていただきました。思っていたとおり清楚な 方で、一緒に写真をとってもらったときにはもうどうなってもいい！と女な がらに（笑）思いました。まだまだPC初心者なので、これから文章力つけて またここに書き込みさせていただきたいと思います。
たいきさんの意見に同感です。 僕も薬師丸さんの魅力はワンシーン・ワンカットによる 「カメラ長まわし」での演技にあると思ってました。 そういう意味では、大林宣彦監督の『ねらわれた学園』や 最近のTVドラマ『木更津キャッツアイ』ではカット割が多すぎてか、 演技に迷いがあって表現しきれてない部分があったように思える。 もともと薬師丸さんは昔から、けっこう「カメラ長まわし」の演技が多い女優さん で、 僕も印象に残ってるシーンがいくつか有ります。 『翔んだカップル』『セーラー服と機関銃』『Wの悲劇』などは、 ワンシーン・ワンカットが多いのが有名でよく知られてるんで、 その他の映画で言えば、 『ＲＥＡＤＹ！ＬＡＤＹ』では、 ◎爆弾を捜すために銀行内を必死で駆けまわるという凄みのある迫力演技。 ◎ラスト近くで桃井かおりさんと酒を飲みながら 男について語り合うアドリブみたいな愉快な演技。 『きらきらひかる』では、 ◎酒を飲んで家に帰ってきた薬師丸さんが、同性愛者である夫の豊川悦司に 「抱いてよ！」と絡む酔っ払い演技。 ◎男を紹介するように友人に頼んだ夫を許せなくて、 土産のシュークリームを奪い取り公園の地面に叩きつけて 足で踏みつけ、さらにそれを口にほおばる異常な演技。 ◎夫と喧嘩して、夜の町を駆け抜ける場面での 途中、コンビニにに入って何をするのかと思えば １つのリンゴだけを取りレジで金だけ置いて立ち去る奇妙な演技。 などなど・・・ もともと映画出身の薬師丸さんには、 TVドラマのようなハードな撮影には向いてないように思える。 やはり映画のようにじっくり時間をかけて役を演じて行くのが合ってるみたい。 日本映画がまだまだ不振で、映画の仕事がなかなか無いのは分かります。 でけど主役でなくても脇役でもイイから、薬師丸さんには ぜひ映画のスクリーンの中で 彼女にしか出来ない「深みと味の有る演技」を見せて欲しい。
この作品で一番好きなシーンはラスト近くで、コテージが爆発したあと珠子と英二 が見つめあって「ハッピーバースデイ」と言うところです。注意深く見ていると画 面の奥からこちらにさす光が一瞬、薬師丸さんの瞳を通って画面がきらりと光りま す。家庭用ビデオではなかなか分かりませんが、スクリーンで見るときれいです。
相米監督がよく用いた手法ですが、自分の中でどう感じたかを表現していくタイプ の薬師丸さんには細かいカット割りよりこちらのほうが合っていたようです。 人間は同時にいくつもの感情や考えを持っていると思います。例えば怒っていても その内側に不安や悲しみを抱えていたりとか・・・。 彼女の演技をじっと見つめているとそういうものがこちらに伝わってくるような気 がします。（もちろん彼女がそう表現しているでしょうが・・・。） 澤井監督はそれを「深いところで演技している」と言い「みんなそれを見逃してい る」と言っています。（Ｗの悲劇） それ以前の作品でも例えば「探偵物語」で直美が旅立つ前夜、辻山（松田優作）の 部屋を訪ね「私一人で寂しかった・・・」というシーン。「好きです。」の一言が 言い出せなくてぎこちない会話が進む中で直美の感情がこちらに伝わってきます。 恥じらい、不安、甘えたい、寂しい、・・・・。 bugさんがおっしゃる「Ｗの悲劇」の良さは薬師丸ひろ子が三田静香を演じ三田静香 がパトロンに死なれた研究生を演じ舞台では和辻摩子を演じる三重構造の演技を見 事に見せてくれたからでしょう。 現在、映画やドラマにそういうものはあまり要求されていないように思います。 俳優さんが少々厚みのない演技をしてもCGがすごかったり、ストーリーが面白けれ ば見る側は満足しているようですから・・・。
「野蛮人のように」はひろ子さんのプロモーションビデオ（映画）だと思います。ひろ子 さんの存在を楽しめば良いのです。私はひろ子さんばかり見ていました。ファンでない人に はすすめられませんが、大好きな映画の一つです。
たいきさんの映画の評価は基本的にうなずけるものですね。完成度という点ではやはり 「Ｗの悲劇」が一番でしょう。この映画は、ひろ子さんがいわば演技は女優として大きく成 長した映画ですが、その成長が主人公の三田静香の女優としての飛躍と交差することでとて も奥行きの深いものになっていると思います。 記者会見のシーンは、中盤の頂点でしょう。三田静香が、女優として初めてレポーターと いう観客を前にして本格的な演技をするその迫力に圧倒されますが、しかし一歩離れると、 その三田静香自身がひろ子さんの演技なわけです。この演技をする女優の演技をする女優と いう二重構造の中で、しかし、ひろ子さんの存在が三田静香の中に消え去り、三田静香自身 も「パトロンに死なれた女優」という存在の中に溶け込んでしまう。演技とは何か、女優と は何かということを強烈に訴えているシーンです。 それに比べると、三田静香による和辻マコの演技は一歩、不自然さあるいは稚拙さが残り ます。三田静香から見れば、これは、記者会見が、レポーターに演技とは絶対に見破られて はならないという自分の未来のかかった一世一代の演技であったのに対し、和辻マコは主人 公であっても、芝居だと知っている観客にみられているという余裕のようなものがあるわけ です。「しょせん絶叫芝居」という芝居の性格もあるでしょう。オーディションで落ちたの も当然かなというレベルの演技です。 ところが、ひろ子さんの立場に立つと、記者会見にしろ和辻マコにしろ、同じ三田静香の 演技という点では変わりません。演じわけなのです。そのことによって、三田静香の演技の 稚拙さが、一転して実は薬師丸ひろ子という女優の演技のすばらしさ、役柄の正確な把握を 示すのです。この演技課題の難しさとそれにこたえ切ったひろ子さんの演技実践が、この映 画の完成度を非常に高いところまで引き上げていると思います。 この構造はラストシーンで、性格は違いますがもう一度繰り替えされます。女優を続ける ことを決心することで、演技が日常生活の中に浸透してくるという女優（俳優）のあり方を 三田静香は肯定し、それとつきあっていこうとします。しかし、その三田静香の演技も日常 生活も薬師丸ひろ子にとっては同じ演技です。カチンコが鳴ると、次の瞬間には薬師丸ひろ 子の日常生活が戻ってきます。でも、その薬師丸ひろ子の日常生活に演技が浸透してくるの か、それでも薬師丸ひろ子は女優を続けるのか。同じことがもう一度、つきつけられます。 ひろ子さんは本気で悩んだと聞いています。それに真っ向からぶつかることで、ひろ子さん は演技を演じられる女優になったのですし、映画はその薬師丸ひろ子の飛躍という真実を描 くことことで傑作となりえたのです。（長文で失礼）