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◇俺と都会と島根イズム

先日島根の実家に帰ったときに親戚のAさんBさんと座を囲んだ時の会話。(会話の意味が分らない方は会話全体をドラックし反転させていただくと標準語訳が出てきます。)

 

A「やあ今日はお疲れさん。」
 「やあ今日はお疲れ様。」

俺「いえいえ。どうもありがとうございました。」
 (いえいえ。どうもありがとうございました。)
A「灰皿とってもらっていいですかいね。」
 「灰皿とってもらってもいいかな。」
俺「ああ、はいどうぞ。」
 「ああ、はいどうぞ」
A「ああだんだん。まあ飲んだわ飲んだわ。」
 「ああ有難う。まあ飲んで飲んで。」
俺「ああども。」
 「ああども。」
A「あんたはタバコは吸わんててね。」
 「君はタバコは吸わないのか。」
俺「ええ。昔ちょっと吸ったけどやめました。」
 「ええ。昔少し吸ったけどやめました」
A「やめてね。」
 「やめたのか。」

俺「ええ。喉が痛なりましてね。」
 「ええ。喉が痛くなりましてね。」

A「そげかね。」
 「そうなんだ。」

B「ま、しゃんこともああわな。」
 「まあ、そんなこともあるよね。」
俺「ええ。でも今東京はだいぶタバコが吸い辛い環境になっとりますけん丁度よかったですわ。」
 「ええ。でも今東京は大分タバコの吸い辛い環境になっていますから丁度良かったです。」
B「ああそげそげ。なんだい駅のホームでもタバコ吸ったらいけんとこがあるんでしょ。」
 「ああそうそう。なんだか駅のホームでもタバコを吸ってはいけないところがあるんでしょ。」
A「そぎゃん馬鹿なことがああかい。駅のホームやなんか丸々外だがね。あぎゃんとこどこでも吸い放題だわね。」
 「そんな馬鹿なことあるものか。駅のホームなんて全て外じゃないか。あんなとこどこでも吸い放題だよ。」

俺「いやそうが違いますけん。あっちの駅のホームは喫煙場所が決められとって路線によっては全面禁煙のとこもああますが。」
「いやそれが違うんですよ。あっちの駅のホームは喫煙場所が決められていて路線によっては全面禁煙のところもありますよ。」
A「そげな!」
 「そうなの??」
B「あぎゃん長げとこでなんで丸々禁煙にさんなんかね。東京のホームなんか端から端まで何百メートルもああがね。」
 「あんな長いところなん全部禁煙にしないといけないんだろう。東京のホームなんて端から端まで何百メートルもあるのに。」
俺「さあ何でですかね。あと歩きタバコすると罰金取られる地区もああますよ。」
 「さあ何でですかね。あと歩きタバコすると罰取られる地区もありますよ。」
B「ああ、何だいそぎゃんこともテレビで言っちょったわ。」
 「ああ、何だかそんなこともテレビで言ってたな。」
A「何だいそら。どこだいタバコ吸えらせんがね!」
 「何だよそれ。タバコ吸う場所なんて無いじゃないか。」
俺「まさに欧米か!て感じですよね。」
 「まさに欧米か!て感じですよね。」
A「 ? そぎゃんとこの氏はどこでタバコ吸っちょらいかね。」
 「 ? そんなところで暮らす人たちはどこでタバコを吸ってるんだい。」
B「外でも中でも吸えらんとこだらけだだけんねえ。建物の影やなんかで隠れて吸うしかないわのう。」
 「外でも中でも吸えないところだらけだからな。建物の影か何かで隠れて吸うしかないよなあ。」
A「犯罪者だがね!」
 「犯罪者かよ!」

B「そげだわや。おぞいとこだけん東京は。わしらみたいな何も知らんもが行くと何時の間にか逮捕されてしまあで。」
 「そうだよ。恐ろしいところだから東京は。俺達みたいな何も知らない者が行くと何時の間にか逮捕されてしまってるよ。」
A「そげだのう。タバコ一本でその厳しさだだけん。わしや何かどげすうだかや。今更タバコやめれらせんで。」
 「そうだよな。タバコ一本でその厳しさだもんな。俺なんてどうすりゃいいんだよ。今更タバコやめらんねえぜ。」
B「お前さん東京行かんなん用がああててや。」
 「お前、東京に行く用なんてあるのかよ。」

A「いやあ、無いわ。」
 「いや、無いな。」
B「じゃ行かでもいいわや。」
 「じゃあ行かなくていいだろ。」
A「そげだわのう。じゃ、どげでもいいわ。」
 「そうだよな。じゃあどうでもいいか。」
B「どげでもいいわや。」
 「どうでもいいさ。」

A「ま、飲んだわ飲んだわ。」
 「まあ飲んで飲んで。」
B「お前さんは東京ではどぎゃん暮らししとうててや。」
 「君は東京ではどんな暮らしをしてるんだ?」
俺「いやあ狭い場所で細々と暮らしとりますわ。」
 「いやあ狭い場所で細々と暮らしていますよ。」
A「もっと広いとこ住んだわや。」
 「もっと広いとこ住めばいいじゃないか。」
俺「いやいや東京は家賃がすごい高いですけん。人気の街だと20平米の1Rで8万くらい平気でしますよ。」
 「いやいや東京は家賃がすごく高いんですよ。人気の街だと20平米の1Rで8万くらい平気でしますよ。」
A「そげにすうかや!」
 「そんなにするのか!」
B「うちの納屋より狭いが!」
 「うちの納屋より狭いのに!」
A「タバコはなんぼすうててや…。」
 「タバコはいくらするんだよ…。」
俺「え…300円じゃないですかね。」
 「え…300円じゃないですかね。」
A「さ、普通だわ。」
 「それ普通じゃん。」
B「普通だわ。」
 「普通じゃん。」
A「吸うと犯罪者だにかあにタバコの値段は一緒かや。」
 「吸うと犯罪者になるのにタバコの値段は一緒なのか。」
B「罠みたいなもんだの。」
 「罠みたいなもんだな。」
A「おぜとこだの東京は…」
 「おそろしいところだな東京は…」
B「だのう…」
 「そうだな…」
A「ま、そうでも何かいいとこもああわな。」
 「まあ、それでも何か良いとこもあるだろうよ。」
B「何かああわな。」
 「何かあるさ」
AB「さ、飲んだわ飲んだわ。」
 「さあ、飲んで飲んで。」

東京でタバコ吸っても別に犯罪者にはなりません。あと結論がいつもおおらかすぎ島根イズム。

 [ '07/06/28(木) ]

 



ご意見ご感想等ございましたらこちらまでお願い致します。


 

◇俺と虫と魔法の爆弾

だいぶ久しぶりだ。時が経てば人は変わる。語調も変わる。

仕事が終わって家に帰ったら部屋の壁に未だかつて目にしたことのない異形の虫が留まっていて、羽をゴウゴウうねらせながら俺を見ていた。そいつに入室を許可した覚えは無い。勝手に入ったのだろう。俺はそいつが嫌いだと思った。それ以上に怖かった。そいつの姿を見れば毒を持っているのは明らかだ。毒虫特有のカミソリのような鋭い殺意と高慢な自信がそいつの目からは溢れていた。

「殺虫剤はどこだっけ。」などとは微塵も考えなかった。俺の部屋に殺虫剤は置いていない。それは俺が一番よく知っている。強いて殺虫剤めいたものを挙げるとするならば袋詰めのネオパラエースが洋服ダンスの隅に転がっているが、羽音をブンブンがなり立てながら今にも俺を殺そうともくろむ地獄のキラースナイパー相手にネオパラエースをしかけて殺害をもくろむというのは余りにも気長でのどかで緩慢な作戦で、夢の世界に足を踏み込みすぎている。虫はずっとそこに留まっていないんだよ。ネオパラエースをしかけてこの虫の死を可憐な巫女のように祈り待つくらいなら、いっそ俺はネオパラエースを袋ごと投げつけて物理の力で奴を倒すことだろう。

そう、物理の力。

虫退治において物理の力は殺虫剤などの科学の力に勝るとも劣らない頼れる兵器だ。しばしばそれは圧倒的な力量で科学の力を凌駕する。しかし科学の力も捨てがたい。それはいつもクールにスタイリッシュに標的に対して一定のレベルで作用する。物理の力か科学の力か。人は常に虫の前でその両者の選択肢に頭を悩ませ心労を積み重ねてきた。

しかし実は俺にだけ、この両者の力を見事に融合させた魔法の爆弾があるのだ。それは「洗剤ボール」。台所用洗剤を水で薄め、ヒタヒタにならない程度にティッシュに染みこませ丸めて作る死の玉だ。自分で発明した。これを標的とする虫に目掛けて思い切り投げつけると、ぶつけられた虫は科学の力と物理の力のアルティメットパワーで跡形もなく消し飛ぶ。いや消し飛ばない。消し飛ばないけどすげーよく死ぬ。超ハイパワー。

早速俺はこの洗剤ボールを作った。そして奴に死の宣告の言葉を唱え、その手に人類恒久の平和の願いを込めながら投擲の動作に入った。

「念仏を唱えろ。お前はもう死んでいる。人類万歳。とあー!」

最早勝ったも同然だった。そして渾身の力を込め俺の右手から放たれた洗剤ボールは風を切りうなりを上げて飛んでゆき、壁に留まる虫の2センチ下に轟音を立ててぶつかって床に落ちた。

「きゃあああああああああ!」

それは正に洗剤のボール唯一の弱点が露呈された瞬間だった。そう唯一の弱点……投擲者のコントロールに効果が著しく左右される点。どんな威力のある爆弾も、標的に当たらないことには意味が無い。意味ないどころかそれは一気に逆効果となり、大抵の虫はその衝撃を引き金に暴れ反撃に転じる。一命を取り留めたその魔界のデスストーカーも例外では無かった。獰猛な牙をむき出しにして「ヨクモヤッテクレタナー。コロス。オマエヲコロス!」と叫びながら俺の頭上を旋回し始めた。俺は恐くなってすぐにお風呂に隠れた。そして5分くらい隠れてから出てみると、もうそこに奴の姿は無かった。窓はすべて閉まっている。外に出て行ったはずはない。

 

それから一時間。まだ奴は姿を現さない。どこへ行ったのだろうか。

俺は今も自分の部屋の片隅で、ただひたすらに息を殺している。

 [ '07/06/11(月) ]

 

 

◇俺とキノコと時々オトン◇

好きな野菜について書いた時に、ラインナップに入れようか入れまいか迷った物としてキノコがあります。キノコ大好き。

でもキノコを野菜として捉えてよいのかと言われれば、俺は違うと思うんですよね。キノコは植物じゃないから。あいつらは菌類だから。植物と菌類つったらもう真逆の存在ですからね。光合成によって無機物から有機物を作り出すのが植物なら菌類は有機物を還元して無機物を作り出す人々(人々?)なわけで。

そんなわけで、キノコについては別にランキングをつけてさせてもらいます。好きなキノコランキングベスト5!

1.マツタケ  2.シメジ  3.シイタケ  4.マイタケ  5.エリンギ

5位のエリンギはあのボリュームと歯ごたえがたまりません。脇役に徹することの多いキノコ達の中でエリンギは数少ない確かな存在感を持った戦士ですよね。そこが好き。味はとり立てて美味くないけど。ちなみにうちのオトンはこのキノコを食いません。こんなキノコ昔は無かったのに最近になって急に店頭で見かけるようになったから怪しくて食えたもんじゃないそうです。エリンギって昔は無かったのか。

4位のマイタケは炒めて食べると絶品です。炒め加減命。パスタにも合いますね。マイタケを好きになったのは大学時代の知人で妙にマイタケフリークな人がいたからです。その人によくマイタケの素晴らしさを聞かされしょっちょう食わされてました。面白い人でした。

3位のシイタケは昔実家でも栽培していました。そして採りたてのシイタケをすぐに鉄板焼きにして食った時の美味さは今でも忘れることが出来ません。まさに絶品でした。今では作ってませんが。鍋に入れても美味しいですよね。

2位のシメジは俺にとって故郷の味です。幼少時代に朝食に出てくるシメジの味噌汁が大好きでした。香りマツタケ味シメジと言うけれど、香りもマツタケに負けてないんじゃないだろうかと思っています。ホイル焼きにしても美味しい。

そして1位はマツタケ。正直味が美味いのかどうかはよくわかりません。あんまり食べたこともない。しかしマツタケには他のキノコに決して真似できない魅力があってそれは言わずもがな「高級感」。もうマツタケという名前を聞いただけですごく稀少で高いものというイメージが沸々と湧きあがります。いかにシメジが美味かろうとも、泉の女神が両手にシメジとマツタケを持ってどちらかをくれると言ったら俺は間違いなくマツタケをいただきますよ。ノータイムで。高級感最高。

 

一度くらい国産マツタケ飽きるほどに食いまくってみたいものですね。

 [ '07/05/23(水) ]

 

 

◇俺と野菜と時々オトン◇

野菜が好きです。とりたてて健康ヲタクというわけではないと思っていますが、野菜を食べるとなんだかホッとします。皆さんはそんなことないですか。少なくともお通じは確実によくなります。

でもどんな野菜でも好きかと言えばそんなことはありません。例えば芋は嫌いです。ジャガイモもサトイモもサツマイモも。食べられないというわけではないのですが、全く食欲を掻き立てられないのです。でもポテトチップスは大好きです。まあ、ポテトチップスを食べて「野菜を食べなあ。」と感じることはないですけれども。

好きな野菜を挙げろと言われれば

1.キュウリ  2.ブロッコリー  3.キャベツ  4.モヤシ  5.ミョウガ  でしょうか。

5位のミョウガはちょっとマニアックな感じかもしれません。でもあれは美味い。そんなに大量に食べるものではありませんが、酢の物にしたり汁物に加えて食べると最高です。

4位のモヤシはシャキシャキとした食感もさることならがらその価格の安さにメロメロです。1袋30円とかもうどんだけだよって感じじゃないですか。量もそこそこ入っているのに。ほんとモヤシって欲の無いイイ奴ですよ。しかもその貧相な見た目の割には栄養もあり、沖縄では長寿の秘薬と呼ばれているんです。それはちょっと嘘くさいですけどね。

3位のキャベツもコストパフォーマンスという点ではモヤシに負けず劣らず素晴らしい野菜です。キャベツの場合は季節によって若干価格が変動しますが。しかしキャベツがモヤシと比べ明らかに優れている点は生で食べられるところ。そしてその美味いこと美味いこと。キャベツの千切りに醤油を垂らして食べるとほんともうゴーツーヘブンですよ。もちろん煮ても焼いてもGOOD。

2位のブロッコリーは好みの別れる一品ですね。俺は大好きなんですが。コリコリとした歯ごたえと茹でたての時に薫るあの風味が絶品です。茹で加減が命の野菜です。でも嫌いな人は逆にあの風味がダメなのかな。ちなみに俺のオトンもブロッコリーが大嫌いなんですが、オトンの場合は味がどうこうよりもあんな毒々しい緑色した野菜が体にいいわけがないと言って食おうとしません。ブロッコリーは熱を通さないとあの濃い緑色にはならないし熱を通したら大抵の葉野菜はそういう色になるだろうと説明しても全く意に介しません。ほんと盆暗。あとは形が不自然だとか何だとか言ってます。

そして1位のキュウリ。奴こそまさに野菜の王様です。これほどまでに食べやすい野菜って他にないですよね。生まれた時から既にスティックタイプ。そして生食OK。完璧すぎる。野菜界のイチロー。もはや味がどうこうでは無いです。俺はたぶん年間に500本以上キュウリを食べてます。ほぼ毎日食うし、多い日だと一日に4本くらいポリポリ食べています。キュウリって一日に何本食うと飽きるんだろう。今度安売りの日にでも買い込んで死ぬほど食ってみようかな。

 

傾向として、安くて手間のかからない野菜が好きです。

 [ '07/04/28(土) ]

 

 

◇最近の映画

休日にすることと言えば映画を観るか、麻雀するか、街で買い物をするか。そんな生活がすごく楽しい。しかしそれがいいことかと言えば少し微妙な気がする。俺はいくらなんでもあまりにも独り好きすぎるんじゃないかと思う。付き合う相手にもそういうことをよく言われるし。まあ子供の頃からずっとそうなので、今更直らないと思うけど。

映画「蟲師」を観た。幻想的な雰囲気を全面に押し出した映画かと思っていたら意外とホラーの要素も持っていた。ちょっと恐かった。でもラストがあまりにもあっさりしていてそこは拍子抜けという印象だった。監督の大友克洋さんがこの映画について「最後のクライマックスでガーっと盛り上がるような映画ではなく、あくまで蟲師の日常をメインとした現実感のあるなだらかな映画を撮りたい。」というようなことを言っていたけれど、なるほど確かにその通りだったなと思った。でもこのタイプの映画はクライマックスを薄く作るど締りが悪くなってしまうのは避けられない気がする。蟲師自体が現実とかけ離れた世界の話なわけだから自然とそういったドラマチックな演出を期待して観てしまうしね。そんなわけでちょっと消化不良な映画だなと思った。

このところあまり観たいなと思う映画が無い。「蟲師」はそのひとつだったけれど今ひとつだった。「さくらん」はかなり良かったので2回見たけどもう上映が終了した。今やってる映画で観たいのは無いなあ。もうすぐ上映開始の「ストリングス」はちょっと観たいけれど。基本的に映画は洋画よりも邦画が好き。B級映画を漁るのも好き。夜の映画館でのんびり映画を観るのは最高の贅沢のひとつだと思います。

 [ '07/04/22(日) ]

 

 

祖母とケンシロウ◇

先日実家の祖母が逝去しました。他人を思いやることの大切さを俺に教えてくれた人でした。孫の目ながらにとても素敵な人でした。さようならおばあちゃん。お疲れ様でした。ありがとうございました。俺の自慢のおばあちゃん。

「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」を観た。ケンシロウかっこよすぎる…。やはり恐怖で人は縛れないのだ。悪は必ず滅びますよ皆さん。でもそれは暴力によってではなく愛の力で!そしてケンシロウもかっこいいけれどラオウとかトキとかシュウもかっこいい。悪の聖帝サウザーさえもなんだかちょっとかっこいい。何故か。それは各キャラが持つそれぞれの信念がビシバシ伝わってくるから。では何故サウザーはケンシロウに負けたのか。それはサウザーの信念には愛が無かったからです。え、単純にケンシロウがサウザーより力が強かっただけじゃないかって?いやそれは違う。心に秘めた愛の差で、サウザーは決してケンシロウを超えられなかったんです。じゃあなんでシュウはサウザーに負けたんだって?やかましいわホーゥアタタタタタタタタァ!!

 

思いやりとか優しさって大切ですよねー。

 [ '07/04/15(日) ]

 

 

SPORTS◇

フジテレビのスポーツニュース『スタメン』を観ていたら24日に世界フィギュアスケートで金メダルを獲った安藤美姫さんが出演されていたんですけれど、「安藤さんに何か質問されたいことはありますか?」とインタビューアーに振られたキモイ系のおっさんコメンテイター(名前知らない)が「前に滑ったキム・ヨナさんが転んだ時はヤッターと思いましたか?」とか質問して場が一気に凍りついててウケタ。

質問としては絶対タブーでは無いと思うんですけれど、何よりも質問の仕方が下手すぎ。話術稚拙すぎ。この手の質問振るならもっと「一般人だとライバルが失敗したらいいなあとか普通に思っちゃうんですけど安藤さんくらいのレベルの人だとどうなんですか?」的ニュアンスを咬ませとかないと答えにくいだろう。そんな「純粋に夢を追い求めてるような顔しやがって、あんただって本当は他人の不幸が嬉しくてたまらない汚い人間なんだろうが。」的目線で話振られてもね…。

そして安藤さんが「いや…キム・ヨナさんの滑るところは観ていませんでした…。」とウザそうに答えたところにおっさんコメンテーターは更に「いや、でもキム・ヨナさんの得点くらいはわかったでしょう?」とネチョーっとした問を投げかけてたんですけれど、そこでカメラがぐぐーっとおっさんを闇の彼方へ葬り去るように画を切り替えたのでそれ以降おっさんが映ることは二度とありませんでした。ウケル。

 

スタメン最終回だったから自暴自棄になってたのかな。おっさん何かあったのかな。春ですねー。

 

 [ '07/03/25(日) ]

 

 

夜の劇場◇

最近映画のレイトショーに行くのにはまってます。

レイトショーだと料金が多少安いってのも魅力ですけれど、それ以上に夜の劇場で見る映画ってすごく面白いと思うんですよね。同じ映画でも昼に見るそれよりも1.5倍くらい面白く感じられる気がします。「奇蹟は夜に生まれる」という好きな言葉があるんですが、映画の世界ってのも一種の奇蹟だからやっぱり夜ってすげえなーとか一人で感心していたります。最近だと土屋アンナさん主演の「さくらん」と、あさのあつこさん原作の「バッテリー」をレイトショーで見ましたけどとても面白かったです。今日はこれから「どろろ」でも観に行こう。

 

あと、映画館までの夜のドライブも楽しみのひとつです。窓から見える街並みが綺麗で。

 [ '07/03/18(日) ]

 

 

MAHJONG◇

仕事帰りにまたフリー雀荘へ。会社の最寄り駅のほど近くに落ち着いた感じの雰囲気の良い店があって、仕事帰りに打つ時は大抵そこに寄る。場代は少し高めだけれど、雰囲気って大切だ。疲れた体をひきずって、100円の場代をケチってまで安いくすんだ店で打つ気はしない。

今日の成績は3戦やって2着・1着・2着だった。実は土曜にも行っててその時は5戦で2着・3着・2着・2着・2着。今月の通算成績はこれで12戦・1着3回・2着8回・3着1回・4着0回。ちょっと2着ばっかり多すぎるけれど、リハビリがてらの盆暗麻雀にしちゃ上出来だろう。結果を気にしないで打っているのがかえって好結果に結びついているのかもしれない。

ところで今日はほんとは2回で帰る予定だったんだけれど、店のマスターに3日連続でしかもたった2回で勝ち逃げは認めないと理不尽な引き止めをくらってしまい仕方なくもう1回打ってから帰った。仕方なくというか、実はそういう風に構ってもらえるのも楽しかったりするんだけれど。だから、別に3回目は結果負けたって良かった。前にも言った気がするけれど、俺は別に金の為に麻雀を打っていない。麻雀を打つのは麻雀自体に惹かれているから、そして牌を通じてのみ出会える楽しみがあるから。

 

ただその為には、どうしても負けすぎない程度に踏みとどまらないと続かない。金持ちじゃないから。

 [ '07/03/12(月) ]

 

 

フリー雀荘◇

会社帰り、久しぶりにフリー雀荘に寄って来た。

久しぶりというか、今年初。去年まではひと月以上行かないなんてことはほとんどなかったんだけどね。

久しぶりなので大負けしちゃうかなとか思ったんだけど、4回打って 2位,1位,1位,2位 と好調だった。でも今日は

 ドラ

みたいなイーシャンテンからを引いてくる日だっただけなので、腕は何も関係なかったけど。こんな日は誰が打っても勝てるから。実力が問われるのはこの牌姿にを引いてくる日。でもそんな日こそが麻雀の醍醐味であって、打っていて一番楽しい日だと俺は思う。そういう意味で、今日はいかにも運に勝たされている感じで麻雀自体はあまり打った気がしなかった。まあ久しぶりだったから、俺が基礎を忘れてやしないかと麻雀の神様がリハビリから始めてくれたんでしょう。

 

どうもどうも。

 [ '07/03/06(火) ]

 

 

パレン

目覚まし時計よりも一分早く目覚めるのが最近のマイブーム。そして目覚まし時計を止めてまた寝る。本当にタチが悪い。

毎年この時期になると必ず書いているような気がするけれど、今年もあいつがやってきた。麗らかな春の日差しの下、ビルの間をすり抜けて飛び回る悪魔の粉-花粉。今年の飛散量は例年の4分の1程度らしいけれど、俺にはあんまり関係ないようだ。去年は確か10分の1とかで、それだとほぼ平気だったんだけれど、4分の1だとダメなんだな。俺は一体何分の何から平気なんかな。

花粉症対策として、俺は例年抗ヒスタミン剤をガンガン飲んでマスクはせずに乗り切るんだけれど、それだと薬が効いている時に眠くなるし薬が切れてからも辛い。やはり対策の一環にマスクは欠かせないんじゃないかと(今頃)気付いて今年からは花粉対策用のちょっと高いマスクを買ってそれを通勤時や時には家の中でも着用している。

効果のほうは、今のところかなり上々。花粉症は85%くらいマスクだけで抑えられている。ちなみに抗ヒスタミン剤は飲んでいない。飲まなくても平気なレベルまで軽減されたから。こんなことならもっと早くからマスクをすればよかったと思った。経済的にもお得だしね。

 

でも目だけは痒い。こればっかりは仕方ない。アイマスクしては歩けないしね。

 [ '07/02/28(日) ]

 

 

東京紀行

池袋へ買い物に出かけました。

 

目的は服のSALE。欲しかったアイテムがうまいこと買えたので大満足でした。レジ前の行列の長さはちょっと堪えましたけれど。1時間以上並んだかなあ。

コートと、シャツと、ネクタイと……総額16万!

が、もちろんそこから割引されるんですどね 笑。それでも結構な額になってしまった。安い安いと思うとついつい余計に手がのびてしまう悪癖。お店にとってはよいお客。

買い物のあとで、少し街を探索しようかとも思いましたが、丁度SALE会場を出たところで雨粒が落ちてきたので探索は諦め、まっすぐ駅へと向かいました。池袋なんて滅多に行かないので少し残念だったけど、これといって行きたい場所もなかったしまあいいか。

 [ '07/02/18(日) ]

 

 

東京紀行

天気もよかったのでぶらりと秋葉原に行ってきました。

 

秋葉原って、今はもう全国的に有名ですよね。「オタクの聖地」的なイメージで。

ところで、俺はこんなサイトを持っていたりするのでイメージ的にすごく秋葉原とか詳しいんだろうと思われがちなんですが、実のところ全く詳しくないです。収集癖はあんまりないし、メイドさんには無関心だし、そもそも俺はメカ音痴だし。秋葉原に足を運んだのも今回で4回目。街角で売られてる数々のジャンク品とか、一体何に使うものなのか全くわかりません。基本的に手の出せない街。

そんな秋葉原にいったい何の目的があって足を運んだのかと言うと、いやほんと、目的とかありません。強いていうならば、使用方法もわからないマニアックなアイテムが陳列される街並みと、それに群がるこれまたマニアックな人々の織り成す喧騒がなんだか楽しいから。街が完全に独自の文化を形成しているので、ただ歩いているだけで目に飛び込むものが色々新鮮で刺激的です。というか、刺激的すぎてとても足を踏み入れることの出来ないお店も多々ありますが。

そういう、結構恐いもの見たさみたいな面白さもあるかも知れない。そして、そんな秋葉原を歩いていて楽しいと思うんだから、俺も本質的には秋葉気質なんだろうなと思っています。ただそこにハマッているものが無いだけで。

 

萌えー!

 [ '07/02/12(月) ]

 

 

虹マスおじさん

ほんとさ こんな薄汚れた街で 排気ガス吸って生きてたら 命がいくつあっても足りねえよ。

だいたいさ 俺は魚に例えたら虹マスなんだよ。

綺麗な水でしか生きてゆけねえの。

逆にさ どう見ても魚に例えたらナマズのあんた この汚れた空気が心地いいだろ。

そういうことなんだよ それぞれに合う水ってもんがあるんだよ。

おっと 余計な茶々はいらねえぜ。

ナマズは意外と綺麗な水を好むって そんな話じゃねえんだよ。

まあ いいけどな。

俺だって ちょっと言ってみただけしな。

 [ '07/02/10(土) ]

 

 

GUMBO追記

1月18日の記でそこそこ賞賛したコミックGUMBOの追記です。

はっきり言って、創刊号以降の下落っぷりがすごい。今では0円でもちょっともらうのをためらうくらいのつまらなさです。というか面白さ自体はたぶん創刊号と比べてそんなに変化してないとは思いますけれど、創刊号の時は初刊ということもあって期待感というものが相当ありましたからね。これからどんどん面白くなっていくのかなという。それを創刊号のクオリティそのままに(または少し下がり気味に)発刊されていくのであれば先行きは相当厳しいのではないか、と思います。

確かに無料配布は魅力だけれど、読んでも面白くないものに手を伸ばすほど都会のサラリーマンの懐は貧窮していませんし、目も甘くもありませんから。まあ俺は貧窮していて目も甘いですからもうすこし様子を見ますけれど。

 

頑張って、0円だから仕方ないか、ではなくこれが0円!と思える雑誌になっていってほしいなあ。

 [ '07/02/03(土) ]

 

 

そのまんま知事◇

宮崎県知事に当選したそのまんま東(本名:東国原)さん。そのまんま東さんといえば性風俗店で未成年者からのサービスを受けた話や後輩への暴力事件など、スキャンダラスなイメージが強いと思う。そんな世間の風評はもちろん彼の耳朶にも届いているだろうけれど、彼の選挙活動や公約を見る限りとても真摯で妥協がなく、有権者に支持されたというのもうなずけるなと思った。何よりも顔にやる気が感じられた。そういうのって顔に出るじゃん。

今のところ当選後の活動にも齟齬は感じられないように思う。元芸能人ということでこれから先も色々と揶揄されることは多いと思うけれど、腐ることなく奢ることなくどこまで頑張れるか、下世話なようだけれど興味があります。

 

大切なのはこれから、くれぐれも自家撞着に陥らないことですね。注目。

 [ '07/01/28(日) ]

 

 

◇日々綴る◇

それにしても、毎日文章が書けるというのは大変な能力だなと思う。文章を書くということは俺の中で文字を書き連ねるというよりも音楽を奏でたりキャンバスに絵を描く感覚に近いから、まず些細なアイディアが自然に文章として体の中に流れ出す状態を作り出さねばならないし、それを日々安定して保っておかなければ書けない。

単に乾いた文字を連ねるだけの文章ならば、毎日でも綴れるだろう。しかしそこに心の息吹を与え続けることは今の俺にはちょっと無理だ。周りに色々とそれを阻む種がありすぎて、非現実を直視することが出来ない。

しかし数年前まではもう少し力強くその世界へ浸ることが出来ていたような気がする。どうして出来なくなったのだろうか。

それでも文章はずっと綴り続けたいと思う。時々嫌になったり投げ出してしまいたくなったりもするけれど、最終的に捨てることは出来ないと思う。

文章を書いて金を稼ぎたいとか、俺の書いた文章を他人に楽しんでもらいたいとかそういったことではなく、文章が流れてくる時が好きだし、それを楽しく綴れるときの自分が好きだから。

 

そして、もっと楽しく綴れるようになりたいと思う。たとえそれが傍から見ればくだらないことでも。

 [ '07/01/25(木) ]

 

 

◇GUMBO◇

先日の朝、通勤電車に揺られた先で改札を抜けると駅の前で雑誌を配布していた。誌名はコミック・GUMBO。

どうやらこれ、日本初の無料週間漫画誌らしい。最近は面白いフリーマガジンが色々配布されているけれど、漫画好きの俺にとってこれは嬉しい。しかも週刊。毎週の楽しみがひとつ増えた。ラッキー。ただ恐らく人気が出るだろうから、毎週キッチリ入手できるかどうかが少し心配ではあるけれど。入手できなかったらそのことで逆にストレス溜まりそう。

内容のほうは意外に有名な漫画家(江川達也さんとか吉田ひろゆきさん)が作品を掲載していて予想よりも豪勢だった。定価150円とかでも普通に売れるんじゃないかな(200円じゃ厳しいかもしれないけれど)。まあ末永く無料で配布してくれるといいんだけどね。オフィシャルサイトはこちら

ちなみに今俺が他にこまめにチェックしているフリーマガジンはR25麻雀NOW。あとスポーツ好きの人ならSpopreも要チェック。

 

他にもフリーマガジンは色々あるし、そのジャンルも実に様々。フリーマガジンも極めれば、案外それだけで日々読み物に事欠かないかもしれないね。

 [ '07/01/18(木) ]

 

 

◇村上ラヂオ◇

通勤カバンの中にはいつも村上春樹さんの「村上ラヂオ」という文庫本が入っている。入社した頃から入っているから、もう5年も潜んでいるのか。

俺は別に村上さんの小説のファンでもなんでもなく、それどころか村上さんの小説は時に忍耐力を必要とする(あくまで俺にとって)と思っているので敬遠しがちだったりもするんだけれど、村上ラヂオはショートエッセイ集なのでそんな心配もいらないし、第一適当にページを開いてもそこから読み始められるところが素晴らしい。その上薄くて軽くて持ち運びし易いし、おまけに読んで得られる薀蓄も特にないから疲れず飽きもこない。こんなに通勤のお供に適した本って他にそうはないと思うよ。

と言っても毎日読んでいたらさすがに飽きるだろうし、心なしか厚くて重たい本のような気がしてくるかもしれない。でも俺の場合は幸いにもカバンの中には常に他の本(主に漫画)も入っているので、村上ラジオが開かれるのはせいぜい月に一回なのです。

 

今日がその月一回の日で、帰りの電車の中でたまたま開いたページに村上さんが昔コロッケを死ぬほど食べたという話が載っていて、そうなんだと思った。2年くらい前にも同じ電車の中で同じことを思った気がする。

 [ '07/01/16(火) ]

 

 

◇荒涼とした街◇

朝の満員電車の中で座席を占領して寝そべる大学生。

駅の階段では降りてくる婦人を突き飛ばして謝りもせずに駆け上がってゆくサラリーマン。

突き飛ばされた婦人が階段を転げそうになったので助けてあげたけれど、その婦人も会釈すらしない。

駅を抜けるとすれ違う人々はまるで互いが敵のよう。

駅へと向かうOLが、前から歩いてくる人々を横に蹴り飛ばしながら前へと進んでいた。

いったいこの街はどうなっているのか。

あまりにもすさんでいる。

 [ '07/01/13(土) ]

 

 

◇年明け◇

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

と言ったそばからなんですけれど、これを書く前に今年もサイトを続けようかどうか少し悩んだ。2006年を終え、やめるなら今がキリがいいなと。もう都合8年くらいインターネットでカタカタと金にならない文章を綴り続けてるわけなんだけれど、そうなるとサイトを持っていないという状況が逆に新鮮に思える。無垢で純真。広がる未来。限りない可能性。下駄箱にラブレター。

そんなイメージが悶々と広がって、ともすればこれはもうやめるべきだという結論が頭の中を覆い尽くしそうになるけれど、一方でやめるのをためらう気持ちが頭の奥深くのどこかで根強くその浸透を防いでいる。しかしそれは決してサイトを継続することの意義やここを楽しみに見てくれる人たちの気持ちを慮るような義徳心溢れるものではなく、せっかく長く続けてきたのに消しちゃうのもったいないじゃんとか、突然飽きてやめるって今までネットの世界で消えていった幾千もの星屑のようなサイトと一緒でかっこ悪いじゃんといった体裁と利己的な思いに満ちた極めて自己中心的な理由が大半だけれど。

でも俺の何かを他人様にほんの僅かでも楽しみにしてもらえる貴重な場所を、ひと時の気持ちで消しちゃうってのは俺にとって案外な損失なんじゃないかみたいな気持ちもあるけどね。

 

まあ、本当にやめたいと思えたらその時はあっさりとやめよう。煙のように静かに消えて。でも今はまだ、泡沫でも夢の中にいるようだ。

 

 [ '07/01/09(月) ]

 

 

 


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