四章「公認禁止法」
−Not official.−



■主旨■
●ファン活動に公認許可をしない。


■■理由■■

●川上稔は自分の代行者を作るつもりはありません。
●たとえファンでも物を作る以上は競争相手であり、それを上から公認する不作法はできません。
●活動したいならば、作家の顔を窺う必要はなく、自分的全力で行くのが礼儀だと考えていたり。
●川上稔は自分を含めて広く等位にあるべきだと考えていたり。


■■■
「馬鹿な……。大体ファンがいるんですか……?」
彼のあきれた口調にグスタフはやはりうなづきもせず、
「何事も、間違いはある」
と、厳かに言った。しかし首をかしげつつではあったが。