●「状態異常キツいんでしゅううう」
「点蔵様、ウエットマン様が」
「誰だか解るのが嫌で御座るな……。
 ただまあ、状態異常を避けるには二つ。
 :攻撃を受けないこと
 :抵抗値を上げること

 この二つによるもので御座る」
「攻撃を受けない、となると、
 :絶対回避:点蔵様の固有スキル
 :貧乳回避:ミトツダイラ様の固有スキル
 :捌術:格闘士レベル21で習得スキル

 の三つですか」
「否。基本スキルの”避ける”や、”超回避”も該当で御座る。
 つまり、絶対避けるか、確率避けか、の違いで御座るな」
「回避率は多くをACに頼っているから、防具をランク上げしておくと生還率は高まるわね」
「あと、避けるのとは別で、”攻撃される前に倒してしまえ”という戦術もありますね。
 つまり、第一ターンのイニシアチブを取る訳です。
 :先手必勝:忍者レベル7
 がこれに該当します。
 これに限らず、先手をとれると安全性が高まるし、出来る戦術が増えるので、先手必勝はリーダーだったらとっておきたいスキルですね」
「ちょっと長くなったので、抵抗値上昇は次に回すで御座るよ?」


●「抵抗値を上げるんでしゅうううう」
「点蔵様、また」
「段々腹立ってきたで御座るなあ……。
 でもまあ、抵抗値を上げるには、二つの方法があるで御座る。
:強化玉をつける
:抵抗値上昇:白魔術師

 が、それに該当するで御座るな」
「抵抗値を上昇させる強化玉は、ストーリーモードクリアの状態で、結構拾えていると思います。
 そしてこの強化玉、実はランクがあります」

:下位玉:属性が一つだけ入っている
:上位玉:属性が三つ入っている
:最上位玉:属性が四つ入っている

「最上位玉があると、多くの属性に抵抗出来ることになりますね」
「ま、”自分が欲しいもの”なんて、そうそう見つからないけどね……。
 あと、気をつけて欲しいのが「玉は、同ランク以上の武器、防具にしか練金出来ない」ことね。
 下位の武器や防具に、上位や最上位の強化玉は入らないから」
「結構見落としがちですよね。
 でも、この強化玉、玉には抵抗率がついてないから注意です。
 抵抗率は、それを練金して取り付けた人のレベルによるんですね」
「ちなみに、練金はこんな感じになるで御座る。レベル30の錬金術師がいれば──」

「始め、全部ゼロで御座るな?」



「練金で、行動不能属性の強化玉を選ぶで御座る」



「するとこのように、この武器(防具)に、12%の行動不能の付与率もしくは抵抗率がつくので御座る」
「レベル1の状態でも、10はつきますので、上位に上がったら、ランクアッパーと強化玉でスロットを埋めてみるといいのではないでしょうか。
 上位武器はスロット三つ。
 最上位武器はスロット四つです。だから、投入数値は、基本、以下のものとなります」

:上位武器:ランクアッパー1+強化玉二つ
:最上位武器:ランクアッパー2+強化玉三つ

「結構派出ねえ。でも、抵抗率が10%あるのと無いのとでは、雲泥の差があるわ。0の場合、救からないわけだから」
「なお、抵抗値上昇は、3ターンの間、抵抗値を30%上昇します。
 現状、使い切りスキルなので、可能なら白魔術を究めて下位、上位、最上位を持っておきたいところですね」


●「抵抗値が上がらん!」
「点蔵様、低めの方です」
「Jud.、抵抗値に限らず、数値が足りないというのはよくあること。
 ならばちょっと考えて見るわけで御座るが、大体、どのくらいの抵抗率があれば満足して戦闘に臨めるで御座ろうか」
「100欲しいですけど、無理なら80、最低でも75くらいほしいですねー……」
「だとすると、抵抗値上昇が30%なので、”強化玉による抵抗値45%+抵抗値上昇30%”という考え方も出来るので御座る。
 大体、抵抗値上昇が使い切りの3ターンスキルなので、重ね掛けは結構厳しいで御座る。
 ゆえに強化玉で底上げをすることで、抵抗値上昇の使用回数を減らすので御座るな」
「上記の表を見ると解りますが、最上位なら強化玉は三つつけられます。
 また、錬金術師は大体レベル100で玉一個への抵抗値を15与える事が出来ますので、強化玉三つのの属性を重ねると、抵抗値は45となります。
 つまり、錬金術師のレベルが100になったあたりから、抵抗値問題は解決が見えてくるわけですね」
「なお、強化玉にはレアものとして”全属性玉”があります。これはちょっと抵抗率の伸び率が悪いんですが、一個あるだけでかなり安定するのは確かですね」
「レアの筈がフツーにでるときあって困るというか……」
「センサーじゃないかしらねえ……」


●「気をつけたい状態異常って何!?」
「点蔵様、注意したい年頃の方からです」
「Jud.! 正直全部、と言いたいところに御座るが、”恐怖・麻痺・行動不能・混乱”あたりの行動不能型が究極ボス対応と言えるで御座ろうか。
 ただ、モンスター型のボス。そして”名有り”の武闘系ボスと戦うときは”姿勢制御・攻撃””攻撃できなくなる”ので厄介で御座る。
 剣のマークに×ついてるヤツで御座るな」
「特に大型モンスターのタイプは、コレ、ほぼ持ってるのよね……」
「つまりコレ、大型モンスターや実力者に吹っ飛ばされた際に姿勢を制御する、というアレなんです」
「モンスター系のボスを狩る際など、これを上げておくと効率がよくなるで御座ろうな」


●「強化玉って他に使い方は?」
「点蔵様、試したいざかりの方が」
「そうでござるなあ。たとえば……」
「俺の股間がランクアッパー!」


「すみません。上の水平ラインが番屋だと思って下さいね」
「ま、まあそういうことだろうと理解して御座るが、実際、武器に強化玉をつけて見るのは結構使えるで御座る」
武器に強化玉をつけた場合、それは抵抗値にならず、付与率になるのね。
 つまり、レベル1の錬金術師が、武器に一属性の玉で強化すると、攻撃が当たった際、10%の確率でその状態異常が付与出来るわけ」
「要するに、”敵にやられてたことをやり返せる”訳ですね」


●「付与率の有意性って?」
「点蔵様、エンチャンターの方が」
「増えると面白いで御座るなあ、と思いながらの解説で御座るが、実のところ、錬金術師のレベルが低ければ、付与率も低いので御座るな」
「確かに、10%だと、あまり意味は無いように思うのですが……」
「でもね? 同じ属性を重ねて着けると累積するわ。これは抵抗率の場合も同じだから憶えておいてね?。
 あと、こういう、複数属性の強化玉、あるでしょ? 上位と最上位」

「複数属性の玉の場合、攻撃一回で、複数属性の発生を全て判定します。
 だから上位、最上位の強化玉は、実はかなりのチート武器製造アイテムなんですね」
「ゆえに、付与率が10%でも、ランクアッパー以外のスロットを最上位強化玉で埋めると、結構楽しいことになるで御座る」
「つまり10%でも、五属性を賄えば発生率は50%……!」
「それ計算間違ってます」
「ぶっちゃけ、複数属性でそれぞれ15%も掛けることが出来れば、相当なチート武器ねえ……」


●「付与武器のいい使い方はあるで御座るか?」
「点蔵様、武器を手に入れたらつかってみたい派の方が」
「Jud.、何かビミョーにうちの副長な気もするで御座るが、まあいいとして。
 ぶっちゃけ、いい武器を持っていても、当てねばいかんで御座る。
 ゆえに、HCもしくは攻撃回数の多い武器に着けたいところで御座るな」
「また、先手を取ることが出来れば、かなり有利になります。
 よっと、前にも話が出ました”先手必勝”(忍者レベル7)が役に立ちますね」
「なお、敵として選ぶには、ボスミッションが有効で御座る。
 何しろボスは一体なので、行動不能型の状態異常を掛ければ勝負が決まったも同然。
 そして逆の理由で、三人パーティ相手に使うなら、自分達は二人パーティがよう御座る。
 こちらが二人だとローテーションで、相手側の被害を拡大出来るからで御座るな」
「この状態異常付与攻撃、実は攻防一体でもありますね。
 敵より先にこちらが状態異常を与えれば、敵の脅威性は低くなりますから」


●「でも、そんな上手く行くの?」
「点蔵様、懐疑派の方が」
「Jud.、まあ確かにそんな気もあるで御座ろうな。
 実際、こちらの状態付与が発生判定を通して発生しなければいかんで御座る。
 また、敵にも状態異常への抵抗率が御座る」
「下位の敵は状態異常への抵抗率を持っていません。なのでこちらも発生次第で無双です。
 ただ、上位は3割。最上位は6割ほどの抵抗率を持っていて、究極ボスになると特定属性以外は”原作者が初手で状態異常叩き込んだらバグだと疑われた”感じです。
 でも、究極ボスの苦手属性は、かなり効きますので、そこらへんを探ってみるのもいいですね」
「強敵も、意外と穴があったりという感じで御座るなあ……」
「ともあれ状態異常系は、ここらが基礎ね。守るか攻めるか、ちょっと考えてみるのもいいわ。
 どんな相手にだって”効くときは効く”から、意外な結果が出ることもある。
 だから、武器には一個くらい強化玉をつけておくといいわね」


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