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NOVEL01
制作日時:1998/7/下旬
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今回は書くと言うことと、
世界観の作り方ってのを説明したいと思います(いきなり高圧的だなあ)。
さて、
小説(もしくは一本の話)を作る際には、
どのようにすべきなのか?
一番やってはいけないのは、
「いきなり書き出すこと」
です。
そしてまず初めにしなければならないことは、
「自分が何を書きたいのか、
よく考えること」
だったりします。
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一体自分は何が書きたいのか?
一言でも良いから、
メモとしてノートや画面に書き、
文字として目の前に置いてみましょう。
その一言と自分が長い時間をつきあえるか否か(短編でも早くて1時間、
長編だと数年かかる場合もある)を考えるといいかもしれません。
それが女房だ(笑。
うちの女房はいける。
と思ったならば更にそれを考えましょう。
自分が言いたいことはどのような形をもって提示されるべきなのかを。
そこから先がものを書くという行為ですね、
と。
▲世界観要素 :物理法則の設定 :諸処限界点の設定 |
以下、
物理法則として、
「何故に存在できるのか、
もしくはできないのか」
を明確にしておかねばならない要素を軽く列記します。
▲▲世界観の物理法則(ライト小説版) :光と闇 :重力 :時間 :地球(大地)もしくはその世界 :宇宙 :人 :霊もしくは人以上のもの |
物理法則を設定しなくて良い話は、
無いっす。
いやマジに。
設定として、
「現実と同じ」
「不明である」
「ある・なし」
というのであろうとも、
設定としては大切なことであり、
「作者の頭の中に明記されるべき」
だということを忘れないようにして下さい。
なお、
上記の法則は自分的な一例(99年末現在)ですので、
不足分や助長分は各人で判断なさって下さい。
さて、
ここまで読まれて解ると思うけどここでいう世界観の物理法則とは、
「機械や魔法や政治ではなく、
基礎となるグローバル部分」
のことだったりします。
機械や魔法などは世界観の諸処限界点に含まれます。
▲▲世界観の諸処限界点(ライト小説版) :現在にいたるまでの歴史 |
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世界観を完全に作りたいのならば、
発明関係の本と歴史の本が最も資料になると自分は思っています。
世界とは、
「前提となる物理法則」
を、
「人がどれだけ見つけたか」
によって決定され、
機械や魔法とかそういう概念の発展は、
「それらを土台にして生まれる副次製品」
でしかない、と。
そういうものを各分野において考えていき、
相互反応させていけば、
世界観の限界点は生まれてきます。
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と、
短いが今回ここまで。
実はかなり大事なことを言った(気がしているだけかも(笑))ので、
何度も読んで確認して自分なりに消化(同化じゃなくて消化ね)して下さい。
あまり一気に知識を詰め込んでもしょーがないですし。
押しつけじゃないですしね。
いいと思えたらそこを拾って、
嫌なら拾わなくて、
それでいいんじゃないかと思います。
それをやっても理解できなかったら謝りますスマン。
次はキャラクターと話の流れの解説にいってみましょう。