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 梅原氏からの手紙2001年03月02日

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2001・3・2
前略

青山 智樹 様

 今日、私は日本推理作家協会へ退会届けを出しました。
 推理作家協会賞の賞金五〇万円も返しましたし、副賞の腕時計(二五万円)も返しました。

 協会側には「退会する」とだけ通知しました。もう何を言っても無駄だと悟ったからです。
 しかし、この手紙には理由を述べておきましょう。

 ご存じの通り、私は「推理作家協会の会報にSFの年度総括は要らない」と意見を送りました。
 「年度総括のSF部門は廃止して、エヴリ・アザー部門(その他すべての意味)を創設するべきだ」とも意見しました。

 しかし、私案に対して、SF関係者からは何の意見も何の反論もなかったのです。
 そして会報二〇〇一年二月号を見たら、大森望が何の臆面もなく、「SFの年度総括」をたっぷり書いていました。
 大森望は、活字SF氷河期を作り出した張本人の一人です。
 大森は「SFおたくイデア真理教」にはまり込んで、「わけのわからない超マニアックな小説」を「現代SFだ」と言い張り、おかげで大衆は「SF」を嫌う、という最悪の結果を招いたのです。
 こういう愚か者の責任を問わないまま、マスコミ・メディアは評論家活動をやらせているし、推理作家協会も会報にSFの年度総括を書かせてしまうのですよ。
 私の意見に何一つ反論もできない無能な人間に、推理作家協会は、こんな特権を与えてしまったのです。

 要するにSF関係者というのは、今までの人間関係のしがらみを利用して、ミステリー関係者たちにも、自分たちへの批判を一切やらせないように手を回してしまう連中なのです。
 ならば、仕方がありません。
 ここに一人ぐらい、そういうトリックが通用しないプロ作家がいることを示しておきましょう。

 それに北陸のド田舎に住んでいる私にしてみれば、東京に本部のある推理作家協会には所属していようといまいと、元々生活に何の影響もないのです。
 それと現在の協会の会費は年間二万四千円です。つまり、今後二〇年間、所属していたら、その会費だけで四八万円ですね。
 つまり、私が死ぬまで協会に会費を払い続けていれば、結局は賞金と、腕時計の代金も返す結果になるわけです(笑)。
 要するに今すぐ退会して賞金と腕時計を返したとしても、死ぬまで会費を払い続けたとしても、どちらも似たようなものなのです。
 ただ、協会会報が読めるか読めないかのちがいでしかありません。

 私の場合、私にとっては無意味な「SFの年度総括」など読みたくもないし、SF関係者が特権階級のように甘やかされている現状にも我慢なりません。
 退会した方が、私にとっては気分のいい生活に戻れるわけです。

 というわけで、退会しました。
 一応、お知らせしておきます。

 では、また。
      草々


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