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2012年06月の近況
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2012/06/01 金曜 【オタ】なにも、そこまで……
 娘(中三)は書庫部屋に入り込んで勝手に本を読んでいる。
 まあ、まともな本もあるのだが、引っ張り出してくるのはマンガが多い。
 高橋留美子、椎名高志、竹本泉、ヘタリア(まあ、健全)とか、高橋葉介とか……「学校怪談」は良いとして「夢幻紳士」あたりから濃くなってくる。怪奇編から冒険活劇編まで。
 諸星大二郎は「栞と衣魚子」で止まった。「魔性が岳」はお気に召さなかったらしい。

 で、枕元を見ると「トライガン」が転がっている。
「君、これ読んだの?」
「うん。マキシマムまで全部」
 おい、純粋培養したって普通はトライガンは読まんぞ!
「トライガンのアニメがあるんだけど、知ってる」
「見たい!」
 ……普通のオタになるんだろうと思うが、せめて引っ張り出した本は元に戻してくれ。全部とは言わない。せめて「うる星やつら」と「犬夜叉」と「クッキングパパ」だけでも。
2012/06/05 火曜 どうせなら全部止めちまえ
 夏に向けて節電、電力確保のために原発再稼働、ついでに内閣改造、オウム菊地直子逮捕でニュースが騒々しい。

 何度か書いたがぼくは「原発、消極賛成派」である。
 替わりのエネルギー源があるのならともかく、現代の情況で原子力発電はベターな方法だと思っている。原発は低価格安定供給が可能、というメリットがある反面、事故が起こった時の被害が大きくなると言うデメリットも大きい。これはこのしばらくの情況で判って頂けるだろう。

 で、事故が起こってしまった。
 じゃあ、どうするか? と言う話しである。
 政府は再稼働を決定していたようであるが、反対運動もある。まあ、どちらもありそうな話である。たしかに、もう一度、大事故が起きたら手の施しようがない。

 だったら、本当に「二度目の大事故」が起こったとして原発を全部止めてしまえばいい。本当の非常災害時のシミュレーションになるし、反対派の人も、賛成派の人もなにが起こるか、身をもって知ることになろう。

 現在、原発の次に出力の大きい発電は火力発電である。出力調整が利き、運用しやすい。だが、新しい物はすべて天然ガス利用で重油や石炭を使ったシステムは古い物ばかりである。公害防止のため石油利用の発電所建設が禁止されたためである。
 で、もちろん、天然ガスだけでは日本の電力はまかなえない。古いシステムを動かさなければならない。メンテナンスに金がかかるし、トラブルだって発生するだろう。もし、すべての既存発電所が動いたとしても、まだ、足りない。

 つまり、すべての原発を止めてしまうと、石油を使わなければならない。ただでさえ石油の値段は高騰している。勢い、電気料金も高騰する。いくらカネを積んでも発電容量に限界があるから停電が起こる。電灯がつかないぐらいはともかく、工場は止まる、電車も止まる、冷房が止まったら熱射病も頻発するだろう。流通が滞るから、食べ物にも困る。

 逆説的だが、止めてみればいいのである。
 そして、原子力のない生活に耐えられるかどうかを確かめればいい。原発など、なければ、ないに越したことはないのだから。
2012/06/07 木曜 総選挙
 金星の日面通過は見られなかった。台風じゃあなあ。
 レイ・ブラッドベリが死んだ。十何年か前、一度、姿を見かけたことがある。あの頃、すでにヨボヨボだった。いつか、墓ができたら墓碑銘を読みに行こう。

 さて、普段はこの手の話題、興味も持たないし、言及しようとも思わないのだが、世間の尻馬に乗って感想を述べてみよう。
 AKB48総選挙についてである。
 誰が一番かの人気投票なのだろう。ぼくとしては全員が同じように見えて一つも判らん。しかし、思うのは「巧いこと考えるやつがいるなあ」である。
 聞く所によると芸能界商売は儲かる商売ではないらしい。何とだかのオーディションを開くとアイドル志望の人間が押し寄せて千人に一人とか、そんな倍率で選ぶらしい。ちょっとした大仕事だ。時間もかかるし、書類選考でふるい落とすにしても、ここを通過した百人単位の人間を比べて「その役」に適切か見極めなければならない。
 受験者を受け入れるハコを用意して、選考委員を連れてきて……って、どれもタダではない。
 しかも、苦労して選出した新人が投下した資金を回収できるほど稼いでくれる保証もない。つまり、消えてしまうわけである。

 山瀬まみ、というタレントがいる。天然ぶりが結構気に入っている。いまでバラエティには欠かせない顔であるが、もともとは歌手だったそうである。何とかいう芸能プロに見いだされ、何とかキャラバンと称して新人一人のためにパレードまで行ったそうである。
 で、山瀬まみが歌手として成功したかというと、多分違うだろう。歌手としては、ぼくの知っている限り、いまや懐かしい「ホワッツ・マイケル」の主題歌を歌っているだけである。
 芸能プロは失敗したわけである。

 AKBが商売上手いなあ、と思ったのは一気に何十人という新人をデビューさせた点である。
 この中には化けて大物になる子もいるかも知れない。
 反対に、消えてしまうのも居るだろう。

 ところがタイプの違う(いや、違うようには見えないのだが)何十人をデビューさせることによって、それぞれ好みの違う多数のファンの関心を引き、人気の低いタレントをふるい落として、自然淘汰させる。
 デビューさせる、あるいはテレビ画面に露出させるプロダクションの努力は新人一人と変わりない。
 テレビ局なり、作曲家から「新曲を誰かに歌わせたい」というオファーがあった時も、プロダクションが推す一人を提示するのではなく、クライアントに48人を差し出して「このうちのどなたでもどうぞ」とやればリスクも減るし、「AKBの誰それ」と吹聴した方が「期待の新人」などやるより箔がつく。似たような例は過去にもあるだろうが、AKBの場合、意図が透けて見える。

 これも人づての話だが、芸能界商売でもっとも堅い商売が「タレント養成学校」だそうである。タレント、アイドル志望の子たちはいくらでも居る。そう言う志望者を集めてトレーニングをする。成功するかしないかはほとんど運であるが、学校となればとりっぱぐれはない。あるいは少ない。

 通わせている側だってありがたい。いままで、千人に一人しか受からなかったオーディションに数十人単位で合格するのである。ステージママは喜ぶだろうし、本人だって嬉しいだろう。

 出版界は寒風が吹き、大手も色々と苦しいらしい。めったやたらと新人がデビューするので中堅が苦しいのと同じである。

 なお、青山は芸能関係には非常にうとい。
「あの手のアイドルで、誰が好き?」
 と人に問われて
「いえ、ぼくは二次元しか興味がないので」
 と答えて引かれたぐらいである。
2012/06/12 火曜 死刑反対
 前も何度か書いたが、青山死刑反対論者である。
 理由は単純で「判決が間違っている恐れがぬぐいきれない」からである。

 ご存じのように、犯罪が起こると容疑者が逮捕、ないしは警察の事情聴取をへて検察に送検される。軽犯罪などであれば書類だけが送られ、身柄を拘束されている場合は本人が拘置所行きである。
 次は検察が警察の調査を元に被疑者を取り調べ、起訴相当と判断すれば裁判にかけられる。
 裁判は被疑者、というか日本がすべての人間に認めている権利でここで申し開きができる。
 裁判官は検察、弁護の双方の意見を聞き、正当に判断を下す……という流れになっている。
 ところが、ここには穴があって裁判は公開であるが、検察、警察の取調は公開ではないのである(最近は記録を取れるようになった)。
 大したことではないが、警察、検察の取調を受けたことがある(あ、交通違反です)。
 例の取調室に引っ張り込まれ、トイレに行くのも警察の許可がいる。それどころか、警官がついてくる。緊張で喉がカラカラで、水を飲ませてくれ、と頼んだら断られた。
 非常に、高圧的である。
 なかなか耐え難い雰囲気である。
 もちろん、黙秘権であるとか、自分に不利になる事は話さなくて良い、と説明はあるが形だけである。大抵は警察の有利なように誘導される。
 理由は簡単で、ノルマというと大袈裟であるが、警察にも成績があって検挙率の多寡が成績に響く。ついでに言うと、検察も起訴率が成績に影響する。
 ところが、ここまで弁護人は登場しない(弁護人、弁護士は本当は逮捕された時点で呼ぶことができるのであるが、ほとんど知られていない)。
 被疑者を、有罪にしようとする側のワンサイドゲームで進むのである。

 冤罪で十何年も投獄された、あるいはつい先日、いわゆる東電OL殺人事件の再審が決定した。
 これが被疑者が生きていたからまだしも、殺しちゃっていたら取り返しがつかない。ぼくが死刑に反対するのは「国家権力が人を殺すのは良くない」ではなく「誰だって間違える」からである。

 一方、死刑より重い刑罰を適用すべきではないだろうかとも思う。
 秋葉原連続殺傷事件、ついこないだも大阪で似たような事件が起きた。どちらも「死刑になりたかった」というバカな理由である。「自己完結しろ」とやはりものの判っていない政治家がいたが、政治家がそれは言っちゃマズイだろう。就職難なり、生活苦から死刑……は極端としても刑務所の方が楽だと考える人は結構いるらしい。就職難、生活苦、つまり不況は政治により解決すべき問題であり、自分の責任を放棄して、個人になすりつける行為である。
 ……いや、個人的には「自己完結しろ」というのは納得できるが、自殺者が増えているのも実情なので、あまり話を広げないで置こう。

 世界中で「単純な死刑」より重い刑罰が存在した。
 江戸時代、通常の死刑は打ち首だが、その上に獄門があるし、ノコギリ引き、磔刑もあった(どっちが重いかは知らない)。
 西洋では火刑、キリストが受けた磔刑(日本の磔刑はちゃんととどめを刺すが、西洋では死ぬまで放置された)
 中国あたりはもー、考えたくない。

 刑罰というのは本来、再教育、矯正の場であるのだが、秋葉や心斎橋の事件など、明白な凶悪犯罪者で矯正不可能な場合、石子詰めなり、車裂き、火炙りあたりを適用して貰いたいものである。
・石子詰め、刑死者を穴の中に放り込み、周囲から一般民衆が小石を投げつけて殺す。時間もかかるが、すごい苦しいそうである。
・車裂き、両手両足の骨を馬車の車輪で砕き、四方から馬で両手両足が千切れるまで引っ張る。
・火炙り。読んで字の通り。ジャンヌ・ダルクの場合は杭に結わえ付けられた上、腰の高さまで生木を積んで火をつけたという。死ぬまで半日かかったらしい。

 もちろん、全部公開で(巣鴨プリズン跡が適当だろう)、連続殺人などしたらこーゆー死に方をする、と認識が広まれば「死刑になりたい」なんてやつは減るだろう(本当は世のため、人のため、臓器取りにでも使いたいが、適合性の関係で無理がある。他方、執行官の負担が大きいため、ノコギリ引きがせいぜいだろう)。

 逆に少年法などでは軽微な体罰を復活させても良いのではないかと思う。
 いきがったツッパリ(いま、いるのか?)中学生などは「おれさー、このDS、アキバのマハポーシャでギッてきたぜ」なんて万引き犯をとっつかまえて尻叩きである。
 軽犯罪だと、簡易裁判所所轄だから、東京なら高尾駅前、立川駅前、吉祥寺駅前、……霞ヶ関所轄だったら銀座かな?
 そんなあたりに移動尻叩き公開車を仕立てて「このもの、新宿紀伊国屋に置いて書籍を万引きした罪により、尻叩き三回に処す」と尻ッペタを剥きだしにしたツナギでも着せて、未来少年コナンよろしく板で引っぱたくのである。
 個人情報保護とか、顔見せちゃ気の毒だというのならマスクでもかけて執行する。
 とはいうものの、裁判は情報公開が原則なので裁判所に問い合わせれば、どこの誰だか判るだろうし、こうした司法機関は土日は止まっているので、処刑は平日になる。学校は公休になるから「おい○○のやつ、尻叩きらしいぜ」
 なんて悪友が囁く。
 本人も自慢などできないし、次の日、イスにそっと座るから「かっこわるい」とまねようとするやつも減る。
 なお、公開処刑の時、万引きした本の著者「青山智樹」など叫んで頂けるととても嬉しい。
2012/06/16 土曜 カレー食べ比べ
 新宿、ハイチ二号店でカレーバイキング。

・グリーンカレー&レッドカレー。
 どちらもターメリックは使わず、トウガラシだけで色を出している。
 グリーンはタケノコなどの野菜中心で、ココナッツミルクがまろやか。
 レッドはトウガラシの辛さが強いチキンカレー。
 なんとなくタイ風で普通に美味しい。

・レンズ豆のカレー。
 インド料理店ではスタンダードなカレー。だけれど、ルーというか汁少なめで、イギリス風の風味。豆は軽く煮崩れていて、レンティルのスープにちかい。

・豚バラと大根のカレー。
 これもルー少なめ。豚バラと大根の煮込みに近いけれど、カレー風味。豚バラの脂はほとんど感じられず、あっさりしている。大根のカレーはたまにあるが、豚バラと併せるのは意外。 ↑のレンズ豆カレーは自宅でどうにかなりそうな気がするけど、これは手が出ない。

・ラムカレー
 羊は日本以外の世界中で一般的に食べられている食材。ルー多めでヨーロッパ風。羊は角切りで、ごろごろ入っていて、他の具は大切りの人参の存在感が大きい。
 羊はホロッとするぐらい軟らかい。このあたりもヨーロッパ風。

・シーフードカレー
 出汁をシーフードで取っているのだろうけれど、主張が強すぎない。具はエビ、小柱。ルーが多めで、普通のカレー感覚だけれど、旨みが出ていて食べやすい。食べ過ぎ危険。

・ホルモンカレー
 豚と牛のホルモンをカレー味で作った雰囲気。豚の小腸と蜂の巣は確認。
 ルーは軽く絡んだ程度だけれど、ホルモンの嫌な臭みがきれいに飛んでいて、かなり辛味が強い。
 酒の当てに好適。ワインは無理だろうけれど、ビール、チューハイなどは良いだろう。

・ナスカレー
 カレーにナスを入れるのは定番だけれど、これの具はナスだけ。乱切りナスにルーが絡んでいる。ごはんなしでいくらでも入る感じ。

・パンを使ったドリア風焼きカレー。
 これも食い過ぎ警戒の危険な料理。イギリス式のパンを食べやすい大きさに切って。カレーを敷いて、チーズをかけて、オーブン焼きしたもの。カレーがパンに染み込んでこれがウマい。普通にカレーをパン染み込ませてもベタッとするだけだけれど、こうやってチーズがけで焼いてやると別の食感に変化する。

・いつものドライカレー。

・グリーンサラダ。
 ランチスタイルと、和風。和風は魚のダシがこれでもかと言うぐらいに効き、ほんのりとした柚子。

・ナンとジャポニカ米

・飲み放題ラッシーと赤白のサングリア。

・300円でビール、あるいはビール風発泡酒。
 これはパス。

・コーヒーとデザート(別料金)

 グリーンとレッドを別にすれば、全体としてヨーロッパ風で、インド料理のように大きくスパイスを変化はさせていない。この程度の変化は物足りないと見るか、日本人に向いているかは微妙なところ。シェフはもともとフレンチの人だから、カレーを使うだけでも大冒険のはず。
 辛味もビュッフェ形式と言うことで抑えているとのこと。このあたりも同席の人と議論が分かれた。

 ハイチ二号では月二ぐらいのペースでこんなイベントを開く予定とのこと。
 着席でやる場合もあるし、今日のようにバイキング、事実上食べ放題もある。こっちなら、子供連れてこれると思う(うちの中学生は親と遊んでくれない)。
 今月末、日本酒のイベントがあるらしい。青山はパスする予定。

 七月末、海軍めしを取り上げて貰う予定。
2012/06/18 月曜 生活保護
 ここしばらく報道の画面を「生活保護」の文字が躍っている。
 ぼくなんかは政治家が「生活保護の支出を減らして、自分の懐を肥やそう」としている、なんてひねくれた見方をするが、聞く人に聞くと出す現場も、受ける現場も実は結構大変らしい。

 三年ほど前であるが「あんた、作ったろう」的な出来事がぼくのそばで起こった。
 あるご夫婦で、二人揃って病気になった。旦那さんは外資系であっという間に首。奥さんも病身を推して働くが、買ったばかりのマンションのローンを払えず、すったもんだの末、競売にかけられる。これがきっかけで離婚することになったのだが、これは別の話。
 奥さんは小学生の子供を抱えて、さあどうしよう? 働くにも身体がどうにもならない。

 亭主はともかく、奥さんが心配だ。本人の許可を取って知り合いの民生委員さんに連絡を取って貰った。情況からして生活保護を受けるのが妥当なのだけれど、どうも、この奥さん、ウンと言わない。
「良いんですよ、いままで税金随分払ってきたでしょう? ちょっと返してもらたって、誰も文句言いませんよ」
 民生委員さんもいろいろと手を回して、なんとか受給にこぎ着けた(このあたりは、実は詳しくない。民生委員は準公務員という立場らしく、守秘義務が厳しく教えて貰えなかった)。
 受け取るのに、かなり抵抗があったらしい。

 逆に別の自治体で、出す側の苦労も聞いた。
 ここに来る人は「受ける」という覚悟は決めているので、資格審査とか機械的に進めるだけ。
 で、生活保護は半永久的に支給する、という性格のものではなく、一時的に生活を助け自立できるまでの支えとするものである。
 ここがくせ者で、きちんと就職活動をしなければならない。
 お役所は当然のようにハローワークを紹介する。
 この話をしてくれた人は話をこう結んだ。
「そして、受給する人も、窓口の担当者も景気の冷え込みにさらされるわけですよ」
 窓口の人は当然公務員なので、いまの厳しさを知らない。

 逆の話もある。
 やはりご夫婦、というかある一家。旦那さんの給料は減る一方。子供は何人だったかな? 結構な子だくさん。
 仕方なしに書類上、離婚することにした。
 すると、奥さんの所にびっくりするような金額が支給されるようになった。思わず、ぼくも離婚したくなった(幸か不幸か、青山は審査、通りませんが)。
 このお母さんも結構苦労しているらしくて、街中でたまに会うとヤクルトの自転車に乗っていたり、××新聞の勧誘やっていたり、なんか職業が替わっている。

 アメリカの従兄弟に聞いたら「うん。アメリカもそうなんだよ。下手な職より社会保障を受け取った方が分が良いんでなかなかみんな、就職しようとしないんだよ」
 もっとも、アメリカの場合はもっと貧富の差が激しくて、貧困層は子供が義務教育を終えると、すぐに働きに出す。教育がつかないから、余計、高収入の仕事に就けない、という悪循環が続いているそうである。

 〆はごく普通で「不正受給を減らして、必要な所に」という結論である。
 つまらん結論だなあ。
2012/06/26 火曜 遠くに来たなあ
「私は未来を予測しようとしているのではない。予防しようとしているのだ」
 というのは、先般亡くなったレイ・ブラッドベリの言葉である。ブラッドベリはあるアベックのうち一人がラジオを聞きながら歩いているのを見てゾッとしたという。ブラッドベリにとってウォークマンの出現は悪夢そのものだったろう。

 やはり、シルバーバーグの作品を読んでいると、おや? と感じる時がある。
 作品は忘れたが、登場人物がテレビ電話で話をするシーンがある。ところが、電話回線の速度が遅くてリアルタイムの動画が送れない。何秒間かに一回、リライトしているのである。ただのギミックであるが、相手の驚く表情の変化が強調されて面白いシーンだった。

 これはねえだろう、と思ったのがビジネスマン諸氏が新聞の代わりに「情報ボード」と言うものを持って歩いており、新しいニュースが配信されるたびに街中の様子が変化してくると言うものである。こちらはどんぴしゃり、命中してしまった。
 まあね、未来予測が当たったからとて、作家や世界情勢に何らかの変化があるわけではない。 うれしい予測もあれば、そうでないものある。
 たぶん、情報ボードの登場と普及は喜ばしい変化なのだろうが、それ以上に変化を感じるのが……非常に矮小であるが、電車の窓からの風景である。
 ぼくがよく利用する中央線は三鷹〜立川間高架化工事が進み、がらりと風景が変わった。一部、ファンに絶大な人気を誇った「くりみが丘」駅もない(とどめ陸橋は残っている)。

 最近、良く夢に見るのがぼくが生まれ育った家である。
 平屋ではあるが、洋間と、和室が混在して、縁側がある。「となりのトトロ」のサツキとメイの家にもにていた。庭には梅の木があり、夏になると従兄弟と蚊に刺されながら木に登って梅を採って、祖母が梅干しにした。
 ぼくがただ歳を取ったと言うだけかも知れないし、世の中も変わったのかも知れない。
 縁側のある家に住みたいと思う。

 と言いながら、いま住んでいるのは築40年の太古マンションであるが。
2012/06/30 土曜 レバ刺し禁止の謎
 レバーの刺身が禁止されるというので、その手の店ではレバ刺し特需が発生しているそうだ。
 ぼく個人はレバーはそれほど好きな食べ物ではないし、魚でも生より火を通した方が好きだ。ステーキを食べる時もレアよりウエルダンである。
 だから、個人的には別にどうでも良いのだが、汚れた大人としては「レバ刺しを禁止すると誰が得をするのだろう?」と勘ぐってしまう。
 大義名分では食中毒の防止、となっているが牛レバ刺しの食中毒はO-157由来のものであるらしい。O-157は「病原性大腸菌」と言うぐらいで牛の大腸に住む菌である。これが肝臓に行くというのはまず考えられない。だが、実際に起こっている。
 生物系の人に聞いたら「肝臓に行く血管の弁がないから何かの間違いで逆流したのだろう」というが、それこそ何かの間違いでしか起こりようがない事態である。また、0-157が肝臓に漏出するのなら、筋肉部にも異動する可能性だってある。そうすると、牛肉の生食(レアステーキを含め)をすべて禁じなければ意味がない。

 O-157に限らず、何らかの食中毒が起こっている。
 何年か前、ぼくもカンピロバクターにやられてひどい目にあった。冬場、ノロにやられてトイレが友達になった人も珍しくないだろう。
 ただ、死亡するほどの食中毒は数が少ないし、ボツリヌスもサルモネラもほとんど報告されていない。近来珍しく死者を出したO-157に過剰反応しているのだろう。

 食の歴史を見ていると、意外なものが禁止されている。
 たとえばジャガイモ。コロンブスによってヨーロッパにもたらされたジャガイモは当初、観賞用として、後に食用として栽培された。ところが、当時、ジャガイモの無毒化の方法が知られておらず、多数の死者を出した。無毒化と言っても簡単な話で芽を取るだけである。もし、芽を取らずに食べたらどうなるか?
 ……作家仲間で実験したのがいる。ジャガイモの芽のサラダを作って食べてみた所、トイレと仲良しになったそうである。
 現代だからこの程度で済んだが、栄養状態の悪い時代に腹を下したら命に関わる。

 日本でも禁止の例がある。こちらはカツオである。カツオの刺身による食中毒が多発したため禁止令が出た。
 が、そこは食い意地の張った日本人、カツオの表面を強い火で焼くことによって「これは刺身ではない」と、主張して生カツオを食べ続けた。ご存じ「カツオのたたき」の始まりである。
 現代ではカツオによる食中毒など聞きもしない。江戸時代、衛生状態が悪い中で調理したから発生しただけなのである。

 レバ刺しについてもすでに逃げ道が出現し始めている。生のレバーを提供しても、それを生で食べるも、焼いて食べるも客の自由とか、従業員用裏メニューの極秘提供とかあるらしい。もっと他の手も考案されるだろう。それこそ、レバのタタキもありかも知れない。

 話を戻すと、一体、誰が得をするのだろう?
 「生レバーを出したら厳罰」とか言っている所を見ると、厚生労働省が天下り先としてレバ刺し監視団体でも作ろうとしているんだろうか。

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