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2000年12月の近況
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2000/12/01 金曜 さてどうしたものか
 朝、娘を保育園に送って、ノートパソコン担いでデニーズで仕事。
 と、言ってもいつもとは違う店。雨が降っていたので自動車で出勤してその途中で飛びこんだのである。
 で、たかが、朝メニューとはいえ、ちょっとした違いがあるのを発見。……なによりもぼくの好きな濃いコーヒーがなかった。

 書くことないので思わず書いてしまうが、盟友、岡本賢一氏が先日、ファミ通文庫から新刊を出した。『それ行け薔薇姫様!』というお下劣な文庫である。これ以上ないというほど非道い話で、なにしろ、日経の書評欄で絶賛されてしまったほどの怪作。思わず一気読みしてしまった。
 で、この新刊に早くも読者カードが届いたのだそうである。
 一つは「てめー、金返せ。返さなきゃ、八丈島まで刺しに行く」。
 もう一つが「お友達になりましょう(はぁと)」という男性からの封書で、写真入りだったそうである。

 これはもはや報復としてK女史はすべて下駄を岡本氏に預け、住所電話番号を両読者へ連絡すべきだと思うのであるがいかがであろう?

 『DINX』 304枚
 『と空戦記大和A2』 56枚
2000/12/02 土曜 ソノラマ25周年とエゾコン2 16周年
 朝日ソノラマ文庫、発刊25周年記念、という記念イベントに呼ばれる。ぼくなんかでもにぎやかしになるだろうと出かける。
 目玉は菊池秀行さんを中心とするトークショーと、日本未公開の「Vampire hunter D」。英語版で日本語字幕付き、と言う代物である。
「D」は配給会社だか何かの都合で公開が延び延びになっているが、なかなかの傑作である。多少ダレ場もあるが、動きは良いし、キャラもかっこいい。同じ監督でアニメ化された「妖獣都市(だったかな?)」で、ハードボイルドな主人公がミスタースポックのような髪型で興を削いだのとは大違いである。
 CGも少し古びているのだが、ああいう薄暗く沈んだトーンのCGは初めてみた。

 幕間に飯野文彦を見つけたので、後ろから近づき様、首を絞める。
 以前日記で書いたようにぼくと同月同日生まれの同業者がおり、一度会ってみたいのだが、どうしても機会がない。この日、会場に来ているらしいので飯野文彦が引き合わせてくれると言うのであるが、なぜか見あたらない。

 イベント後、移動して立食パーティ。
 名前だけ知っている初対面の人に「いや、ぼくはSFの敵だし、友達なんていないんですよ」というと、マジで受け取られ、ちょっと考える。

 で、再び飯野文彦の首を絞めると憧れの君は「帰った」という。やれやれ。

 お開き前に抜け出して、新宿へ移動。
 実はいまだにやっているエゾコン2スタッフ同窓会である。なにしろエゾコン三悪人の一人なので、やることはやらんと。日常、良く顔を合わせたり、数年ぶりだったりの人物が入り交じる。あれから、16年。

 聖性氏曰く「あの頃、あいつは病気持ちだ。というと「頭がおかしい」ぐらいの意味だったが、この年だったら本当に病気持ちで、冗談にもならん」
 けだし名言。

 伊吹秀明は胆嚢無いし、K副委員長の結核は治っただろうけれど、どうも調子よくないらしいし、この青山もめっきり頭が薄くなった。

 年を取ったものである。
2000/12/03 日曜 来客
 娘の母親の会社の同僚、というのが遊びに来る。
 が、こっちは娘を寝かしつけている間に思わず一緒に寝てしまう。
2000/12/04 月曜 眠い
 朝から眠い。
 どうしよう?
2000/12/05 火曜 同窓会ではないのだけれど
 日中、デニーズで仕事。
 リュウブックスより電話。明日ゲラを渡す手筈に。
 午後、家でゲラチェック。

 父に娘を任せ、こちらは伊勢久美子ピアノコンサートへ。
 以前、同窓会の話で書いたはずだけれど、ぼくの出た高校ではなぜか芸術系に進んだ連中が多い。同じクラスだけで、声楽家三人。小説家(ぼくの事だ)。そしてピアニスト。

 で、先日の同窓会を機会に声楽に進んだ女友達(隣に座っていた)から連絡があり、幸運にも今回の伊勢久美子ピアノコンサートを聞くことがかなった。僥倖である。
 曲目は
 モーツァルト ソナタ二長調 K311。
 リスト 超絶技巧練習曲 第三番、第十番。
 バッハ 平均率クラヴィーア曲集第二巻第14番

 休憩をはさんで

 ショパン エチュード変ホ長調 OP10-11
 ショーソン 風景 ハ短調 OP38
 ベートーベン ソナタホ長調 OP109

 渋さここに極まれり、という選曲である。

 昔からオーケストラは好きだった。
 就職して、自分でどうにかカネが出来るとぼくはさっそく都響と読響の定期会員になった。読響はちょっとした理由で数年で辞めざるを得なかったが、都響は二十年聞き続けている。
 二十年一つのオーケストラを聞き続け、時には外来のオケに足を向けるとそれなりに様々なソリストの演奏に接する。ピアノも例外ではない。
 最高のピアノ演奏というとこれはワイセンベルクにとどめをさす。
 それ以外にもデ・ラローチャ、アシュケナージ、アルトモン、ミケランジェリ、アルヘリッチ……。
 これだけ聴くと結構忘れる演奏もある。だが、今回のリストは忘れないだろう。

 もう一つ、忘れられない光景がある。我が校では音楽祭だか、合唱祭があってまあ、クラスごとになんかやる。当時、我が三組は優勝候補の一つで(そりゃ、後に声楽のプロが三人も出るクラスだ)練習にも気合が入っていた。
 伴奏にも録音テープなど使いはしない。
 すべて生演奏で、クラスにピアノを弾けるのは一人しかいない。伊勢さんである。
 どこのクラスにでも必ず一人はいる全く目立たない、というより影の薄い女の子だった。顔を思い出そうとしても輪郭がはっきりしない。ぼくも隣に座っていなければ覚えいなかっただろう。
 だが、何回、何十回というリハーサルを彼女はこなした。最後には指に血を滲ませながら弾いた。当時、売出中のアルヘリッチのように髪を振り乱しながら。

 彼女は音大卒業後、様々な道を歩んだと聞く。
 かような経歴の持ち主として当然のようにレッスンプロ。あるいは伴奏者(名前を出せば誰でも知っている世界的なバイオリニストの伴奏である)。
 続かなかったと聞く。

 今回、演奏に触れて「まあ、そうだろうなあ」と思う。誰かの横で弾いているよりオーケストラをバックに弾くような音だったからだ。フランス系の曲は苦手だと言うけれど、今度はスラブ系の曲を聴いて見たい。
 あの調子でチャイコンとか、ラフマニノフの三番やったら聞き応えあるだろうなぁ。
2000/12/06 水曜 ゲラ
 朝一でリュウブックスの編集さんと会ってゲラの受け渡し。
 昼ごろまで話しこみ、帰宅。少し寝る。

 起きて仕事。

 娘を迎えに行く。ムーバスが来ないので苦労する。
2000/12/07 木曜 仕事してます
 午前中、野暮用の手紙を書いて、野暮用のFAXを待つが来ない。
 帰ってメシ作らないと。
2000/12/08 水曜 仕事
 午前中、デニーズで仕事。エスプレッソ用の機械が壊れていて、ぼくの好きな濃いコーヒーができない。おかげで目が醒めず困った。

 昼過ぎ、TT宅へより出勤。
2000/12/11 月曜 せかされている
 アップデートなんかしている閑はないのだが、今日、やっとかないと、次いつ出来るか判らない。
 木金は野暮用が少し。物書き的にはG社から新刊を送ってもらう。もちろん、裏には『新陸軍(仮)』早く書けという圧力が潜んでいる。他には何があったか思い出せない。
 慌てて設定を確認しつつ書き始める。
 陸軍航空隊をメインに据えたリアル系の戦記の予定。

 土曜は一日、娘と遊んで過ごす。予定突っこもうと思えばいくらでも出来たのだけれど、タイミング悪いことばかり。
 日曜は昼間は寝て、晩飯は宴会。帰りの自動車の中で娘がゲロを吐く。夜中までゲロ掃除。

 今日は……すでに週末気分。
 朝から娘を医者に連れていき、嫁さんに早退してもらって娘を任せて、こちらはどうしてもはずせない野暮用を片づける(でも、まだ、やることがある)。

 忘年会シーズンだけれど、不義理しまくり。

 『と空戦記大和A2』 69枚
 『新陸軍』 3枚
 『DINX』 310枚
2000/12/13 水曜 ♪南の島は、毎日毎日、朝が来て、夜が来る〜
 この仕事場は物書き仲間数人と共同で借りているが、みんなが南の島に遊びに行ってしまった。残っているのは締切間際で陰気な岡本賢一と、ぼくだけである。
 是方さん、高橋さんはハワイへ。篠田さんはインドネシアである。篠田さんは例によってサバイバリッシュな旅行なんだろうけれど、ぼくもまた、南の島に行きたい。

 ぼくにとって南の島はなんと言ってもシンガポールである。
「東洋のすべての神秘はシンガポールにある」ってたのは誰だったけな? 行ってみると、大都会だし、季候はいいし(ぼくにとっては)、ぼく程度の英語でもなんとか通じるし、実に居心地がよいのである。  そういやあ、シンガポール航空のリコンファーム取るとき、受付のおばちゃんとやけに意気投合して長話ししてしまったなあ。ウェスティン・スタンフォードホテルのハイエストティー。中華とインド料理が混じり合ったニョニャ料理。開放的で清潔な雰囲気……。

 いかん、こんな事を書いていたら長くなる。

 『と空戦記大和A2』と『DINX』に詰まったのでG社の『新陸軍』に手を着けると思わず進んでしまう。それでも、到底、要求されている締切(デッドラインではない)に間に合いそうもない。

 小説を書いていて、いくつか辛い情況があるが、これもまたそうだ。

 物語の終わりは見えている。だが、そこへたどり着くための道筋が見えない。最初っからきちんとプロット組んで箱書き作って置けばそんな事はないのだろうが、箱書き作ったって詰まるときゃ詰まる。

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 28枚
 『DINX』 310枚
2000/12/17 日曜 進まない
 ここ数日、苦吟していたら闇の中に明かりが見えた。
 もっとも、その明かりに向かって這いずって行く閑がないのが大問題なのであるが。

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 32枚
 『DINX』 310枚
2000/12/18 月曜 少し進んだ
 昨日の日付を間違えていたので直す。

 朝からデニーズで仕事。デニーズのカウンターは素晴らしい。黙っていてもコーヒーが出てくるし、何よりもノートパソコンを使うのに絶好の高さなのだ。

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 46枚
 『DINX』 311枚
2000/12/19 火曜 気分が優れない
 こう言う時は大抵、原稿が進んでいないのが原因なのだが、今回はちょっと違う。
 進展具合は以下のようになっている。

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 55枚
 『DINX』 312枚

 身辺で細々としているが、いろいろと厭なことが重なったせいである。
 そのうちの一つはいずれここでも明らかにするつもり。原稿の一本でも上がればサッパリする程度のことであるのだが、重大事に発展するかも知れない。
2000/12/21 木曜 多少、上向いてきた
 今日は冬至。
 あとは一日一日、明るい時間が長くなってくる。
 そう考えると、月曜から続いていた気鬱が、多少、上向いてきた。

 昨日はほぼ休養の日としてTTと昼飯を食い、TT宅へ向かってコンピューターをいじりながら「攻殻機動隊」を見る。原作を読んだときはピンと来なかったけれど、そうか、あれは地球温暖化が進んだ香港が舞台だったのか! などと納得する。だけれど、スターフェリーの横でダイビングする気持ちは分からんぞ。

 押井のアニメ程度では気分は回復しなかったが、夜、都響。
 没後50年とかでシェーンベルク特集。
 シェーンベルク編曲の、バッハ、プレリュードとフーガ。ピアノ協奏曲。ワルシャワからの生き残り。オーケストラのための変奏曲。

 十二音階技法の曲なんか聞いていてもどうもピンとこないのだけれど、聞いている内に気分が落ち着いてきた。シェーンベルクって癒し系?
 また「ワルシャワからの生き残り」は初めて聞く曲なのだけれど、これは圧倒的。
 反戦的な曲、というは幾つかあるけれど、ブリテンみたいな戦勝国人のものとは説得力が違う(いや、戦争レクイエム、好きな曲なんですがね)。

 てなわけで、お仕事はあまり進まず。

 あと『新陸軍』設定を少し換えた方がいいような気がしている。
2000/12/22 金曜 ラーメン
 今日は別に更新するつもりはなかったけれど、週末なので例によって次いつ出来るか判らないので更新する。
 日中、デニーズで仕事。まあまあ。
 昼飯、突如ラーメンを食べたくなっていつも行くところへ行くが閉まっている。仕方無しにそのそばのあまり美味くないところへ入る。
 「博多より毎日空輸!」とかのぼりが立っている割に「だまされた」的にまずい店だったのだが、今日食べたら普通だった。

『新陸軍』一巻目はともかく、二巻目あたりから方針を変更しようと思っている。
 でも、まあ書き上げないと話にならないけれど。

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 68枚
 『DINX』 318枚
2000/12/26 火曜 年末
 年末だというのに、年末気分が出ないのは相変わらず。
 クリスマスも、クリスマスイブも気がつかない間に通り過ぎていた。もっとも、耶蘇教のお祭りに興味はない。
 そもそも、キリスト教さえなければ今頃、人類は月だとか火星に移住していたって不思議じゃないのだ。

 でもまあ、昨夜は気分ぐらいだそうとそれっぽい音楽をかける。
 『スターバトマーテル』を探すが、実家においてきてしまったらしく、ない。
 で、レナード・バーンスタイン自作自演の『ミサ曲』をかける。
 こんな曲だ。


 それどころか、体調まで崩れてきた。どうしよう?

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 78枚
 『DINX』 319枚(完成予定枚数未定)
2000/12/28 木曜 物書きの一年
 前回、年末気分が出ない、などと書いたが世の中の動きを見てりゃ当たり前である。
 年末年始に印刷所、製版所が止まる。印刷所が止まると出版社も動きようがない。印刷所が止まる前に駆け込みで出版社(雑誌、マンガを含む)は原稿を完成させてぶち込まなければならない。これが有名な年末進行である。

 年末進行が終わると、編集さんはやることが無くなる。
 いかに作家をせかして、仮に一月一日に作品を書き上げさせても、持って行きようがないのだ。
 たまには12月31日上がりで自宅で原稿チェックする方もいらっしゃるが、もちろん少数派であるし、年明けに通常進行させても構わないものを前倒しにしているだけだ。まあ、編集さんの精神衛生の問題もあるかも知れない。

 だから大抵は「休み明けに原稿ください」と、言い残して編集さんは仕事を終える。
 後に残されるのは、原稿抱えた作家である。

 従って、年末年始というのは大抵は書き入れ時なのである。共同で借りている仕事場に、元旦に全員が顔を揃えたりする。大晦日と三が日、通常ペースで仕事が出来れば問題はないのであるが、なかなかそうはならない。やれやれ。

 今日はやっと、年賀状の文案を作ってコピーショップに放り込み、宛名シールをプリントした。例によって文字だらけの愛想のない年賀状である。投函は明日になるので元旦に届くかも知れない。地域によっては三日になるかも知れない。

 『と空戦記大和A2』 70枚
 『新陸軍』 92枚
 『DINX』 320枚
2000/12/29 金曜 大掃除
 朝一に年賀状投函。いつものような愛想のない代物。

 仕事場の大掃除。
 去年は遅れてきたので便所掃除を割り当てられたが、今年は何となく早かったので、ゴミ出し、不要物の選別に専念。今日出し損ねると新年ゴミにまみれて生活しなくちゃならない。
 人手が五人いるとかなりさっさかかたづく。

 その後、いつもの国分寺の餃子屋へ行って打ち上げ。ここで家の娘とその母親が合流。宴会後、近くの安売りショップに篠田さんがはまる。外で待っているとあまりに寒いのでヒンズースクワット40回やると疲れた。
 他愛ない一日だ。
2000/12/30 金曜 蕎麦
 仕事が押し詰まっているので、朝から出勤。仕事。
 実家から「蕎麦がついた」との連絡があったので、昼食に蕎麦をむさぼり食う。

 出勤、仕事。
 普段の日と生活パターンが違うので頭が回らない。『DINX』『と空戦記大和A2』と『新陸軍』書くべき内容は決まっているのだが、形に出来ない。
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