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1998/9/1の週 九月六日記入 兼業主夫はいと愉し
 どうも、ご無沙汰しています。といっても、このページを見ている常連さん(?)は十人ぐらいしかいないはずですが。
 今週の出来事は、まあ、色々ありました。
 個人的にはいまだSF大会が余波を引きずっています。企画が結構上手く言ったこととか、何年が振りかで音信不通だった、友人に会えたこととか。
 でも、なんと言っても今週の一番大きな出来事は「九月一日から嫁さんが復職!」でしょう。去年暮れから出産休暇、育児休暇を取っていた嫁さんが、いよいよ復職。それでいて保育園が見つかっていないので、今月いっぱい、あるいは来年三月一杯までぼくが娘の面倒を見ることになります。で、実際に嫁さんが出社してみると、これが意外と楽。赤ん坊は一日の半分、寝ますし、その間に掃除もできる。おんぶしてやりながら仕事もできる。また、暇を見て実父がやって来てくれて、娘を散歩に連れ出してくれる。その間にこちらは仕事。あるいは買い出しに行ける。当分、こうした生活も良いかなと思う今日この頃。
 夜はその日の日中の出来によってはデニーズに行って仕事。夏休みが終わって落ち着いてきており、ほんの二三時間だけれどこうやって仕事が進むと気分がいい。

 で、今週のびっくり。「北朝鮮のミサイル発射」。いや、だからどうと言うことはないんですけれどね、拙作「FX帰還せず」でおんなじ事やってるんですよ。あの作品ではミサイル発射がきっかけになって、なにが起こったかな?(いかん、作者まで忘れてしまってどうする)
 話を戻して、うーん、予測は当たったか、と喜しい反面、増刷もかからず、話題にもならない。まあ一昨年の作品が今さらどうこうされるとは思っちゃいませんが。
 で、強引に教訓「未来予測は当たってもな〜んにもならない」

 今週のもう一つ、二つ大きな出来事。9/4に東京都交響楽団の定期コンサートへ行ったこと。
 クラシックが好きで好きで月に二度、コンサートへ行かないと発狂する。そんなわけで都響の定期会員に入っているのだけれど、夏場というのはクラシックはオフ・シーズンで定期コンサートが二ヶ月ほど無かったんですね。例年ですと八月くらいでも名曲コンサートみたいなのを聴きに行って餓えを癒すのだけれど新生児つきの今年はどうしようもならない。
 それがいよいよ再開。指揮は高関健だと思った。ピアノが園田高弘字が違うような気がする。レーガーの「ヒラーの主題による変奏曲」ベートーベン「皇帝」。
 演奏はそこそこでした。レーガーも悪い曲じゃないけれど名曲として残されていないのも納得できるし、皇帝は聞慣れた曲。ピアノはベートーベンにしてはおとなしかったけれど、ピアニッシモが心に染みいるごとく。ほっとしました。
 この日、半日、娘は親父に任せその間、こちらは湯島のメガネ屋に修理に出していたメガネを取りにいったり、神田の金ペン堂に行ったり、時間がちょっと浮いたので赤坂のドトールで仕事したり、普通の日常が戻ってきて、本当にほっとしました。

 で、週末も良い週末でした。
 嫁連れ、子連れで小松研に出かけて、帰りにいつものハイチによると、小宮山さん、寺島さん、柴田さん、柳瀬さんといったメンバー。このところ珍しい盛況でこれも喜しい。
 日曜、つまり今日は実家に嫁さんと娘を置いてデスクトップマシンのある仕事場に来ています。これからこちらに置いてある資料を調べたりします。

 そんなわけで、今月いっぱいか、あるいは来年四月まで、このページはこんな調子で更新して行くでしょう。

1998/9/7の週 9月13日記入 そろそろ専業主なア・タ・シ
 なにカマ言葉使っているんだ、と自分で突っ込みたくなるけれど、本当なんだから仕方ない(いや、おカマの話じゃなくて主夫の話ね)。
 親父が家に来てくれて、娘を見てくれる日はいいけれどそうじゃないと一から十までぼくが家事というか、家の仕事すべてやる。白眉は火曜日、八日だったかな? 家事をやったあと娘を散歩に連れ出す。散歩と言っても七ヶ月の乳児なので歩けないからバギーに乗せたり、抱きかかえたりして、その辺を歩き回るわけである。
 このところ降り続いた雨で地面はところどころぬかるんでいたが、空気はそろそろ秋の気配を帯びて心地よい。井の頭公園の林の中をぬけ、玉川上水を越えて競技場の方までバギーを押して歩く。競技場という名前は付いているけれど一周四百メートルのトラックとその中の芝生。トラックでは定年退職したぐらいのおじさんが汗まみれになって走っている。芝生にはどこかの幼稚園だか保育園の子供たちが来て体操だか、お遊戯だかしている。芝生は乾いている。娘をしばし草の上に置いて遊ばせる。もっとも、いつ、芝を引っこ抜いて口に運ぶか判らないので、気は抜けない。
 バギーを押してトラックを一周。来た道を戻って七井池のそばに出る。池のそばに出るにはゆるい階段を降りなければならない。土と木で出来た階段を降りるたびにバギーは大きく揺れ、娘は大喜びする。井の頭公園駅の方向に向かかう。神田川のそばの空き地(三角広場というらしい)で、のんびりするかと思うが娘が眠ってしまっている。タオルケットを忘れていたのに気づき慌てて取りに戻る。
 家に戻ると娘が目覚めてしまった。
 バギーでは走破姓が悪いし、気分を変えるため今度はだっこ紐に娘を抱きかかえ、再び三角広場へ。井の頭線で一駅戻るほどの距離である。ついでだからともう一駅歩く。神田川のそばの道を三鷹台まで。三鷹台まで来て気が変わった。もう一駅歩くことにする。娘は泣きもせず、きょとんとしている。神田川沿いに公園があり、近くの主婦、子供たちの遊び場所になっているらしい。子供連れの奥さん(美人。若い)がこちらを見てにこりとする。ぼくも会釈を返す。ううむ。久我山から急行に乗って戻る。薬局で粉ミルクを買い、家で米をとぐ。
 土曜。嫁さんの会社が休み。で、親子連れで公園を散歩。天気もいい。
 顔面紙芝居なるパフォーマンスをやっている。紙芝居の舞台(?)のごとき部分に顔を出し、紙に絵とかセリフが書きこんである。演技者が何かしゃべったり、紙が変わったり、紙人形が出てきたりして、話が進む。他愛ない物だったが、結構、人だかりしていた。
 ……これでは、まるっきり家族サービスを受ける専業主婦ではないか!

 今週のどっきり。
 某A社のB編集長から電話。「C君(作家)から聞いたんだけれどD社、危ないんだって?」
 と、ぼくのつき合いのあるある出版社名を出す。慌てて色々確認すると、どうもD社の系列が倒産してその影響が来ているらしい。事実、その関係から印税原稿料の遅配が起こっていた。その日のうちに担当の編集さんから「それは会社の内部事情であって、著者には迷惑かけませんから」との電話。推測を重ねても仕方ないのだけれど、気疲れする。
 ちなみにB編集長の弁。
「D社が無くなるんだったら、うちの仕事、進めてね」
 へーい。
 朝日ソノラマの高橋さんから電話。原稿の催促。一つも進めていなかったのだけれどそろそろ尻に火がついてきて『怒るUFO誘拐?事件』の制作に着手する。そもそもD社がコケるのだとしたら本気でやばい。
 ちなみにこれは同社の『笑うUFO殺人?事件』の直接の続編です。

1998/9/13の週 9月20日記入 子連れ銀行強盗はアリかもしんない
 兼業主夫生活も三週目。そして気が付いたことがいくつか。子連れだと何をやっても許される。
 モノ書きなんて大抵そういうものだと思うが、あまり良い格好をしているわけではない。今のシーズンだとジーパンにグレーのTシャツでふらふら歩いている。靴だって穴の空いたスニーカーだ。考えてみれば、相当胡散臭い格好だ。社会から警戒感をもたれても不思議はない。
 ところが赤ん坊を連れて歩いていると、世の中がすべてにぼくに好意的だ。向こうから歩いてくるお姉ちゃんはこちらに向かってにっこり笑いかけてくるし、おばさんたちはあらかわいい、と無警戒にぼくに近づいてきて赤ん坊の手を握る。シルバーシートだって座り放題だ。昼間、スーパーに買い物に行ってもさすがに最近は減ったがどこかに「いい年の男がこんな時間になにフラフラしてるんだ」という視線を感じたものであるが、赤ん坊連れと言うだけで「ま、いいか」になる。もっとも「あら、気の毒に。奥さんに逃げられたのかしら」が少し混じるが。
 赤ん坊に対して世間は甘い。
 この調子だと武装して銀行に押し入ったとしても、誰も警戒しないだろう。警察が非常線を張っていたとしても、容易に突破できるに違いない。そもそも、子連れだと荷物が増える。おしめの替え数枚。哺乳壜大小二本。粉ミルク。ジュース。タオル、ティッシュ、お尻ふき用のウェットティッシュ。まあ、減らそうと思えば減らせるが、これだけ持っていても不思議はない。きっとここにライフルの一挺、札束袋五千万円加えたところで、お巡りさんも「あばばばば」と言って通り過ぎるに違いない。
 子連れのメリットを生かすには、子連れであることを強調しなければ行けない。赤ん坊をおぶっていてはだめだ。前から見たら赤ん坊をおぶっているのか、ランドセルをしょっているのか、はっきりしない。ベストはバギーだ。前から子供の顔を見えると可愛らしさが発揮できる。このあたり、拝一刀の読みは正しい。次善がだっこであろう。前から、つまり接近方向から見て子連れであると認識できる。
 無論、問題もある。赤ん坊はそれ自体が目立ちすぎる。逃走の際には邪魔になる。途中、保育園に預けるとか、母親に受け渡すとか、手は考えなければならないけれど、使えそうな気がしてきた(無論、ほんとにやるわけじゃないですよ)

 今週のでっかい出来事というと大相撲が始まってしまったぁぁ。仕事にならんじゃないか! そして、そっち方面はぜんぜん判らないのだけれど、貴の花と若の花がもめているとか。やれ、貴の花! 兄貴をぶっ飛ばして部屋を飛び出ろ!
 貴の花、若の花というと歴代で一二を争うぐらいでぇぇっ嫌えな横綱。通常は「横綱は強ければよろしい」という明白な態度をとるのだけれど、若貴に関しては別。おめえら、本当に強いのか? という疑問、というか確信があった。特に貴の花が横綱になったときその思いは頂点に達した。あんなひょんひょろのアンちゃん、横綱にしてええんか? ----ところが、横綱になってからの貴の花は強かった。めきめき成長した。土俵を見ていても、ひょっとした、本当に大横綱かも知れない、とは思う。
 しかし、貴の花、二子山部屋の力士である。二子山部屋は角界で最大勢力を誇り、幕内上位がゴロゴロしている。同じ部屋の力士同士は優勝決定戦以外ではぶつかり合わない。つまり上位の横綱、大関は他の部屋の平幕ぐらいしかぶつからずそれでいて勝った、優勝したとほざいている。そんなものだれが強いと認めるか!
 もし、貴の花が部屋を飛び出て、二子山の他の力士とぶつかって、それで優勝したら、本当の大横綱でしょう。行け、貴の花!
 え? 若の花は良いのかって? 大関時代あれだけ角番繰り返した人がそうそう持ちませんって。

 相撲が始まってしまいましたが、今週も平穏な週でした。台風で世の中は苦労したみたいだけれど、ぼくにとってはちょっと風音がうるさく感じたぐらいで、家の中で掃除&洗濯&赤ん坊の世話。洗濯も衣類乾燥機を買ったおかげで物凄い楽。科学の進歩って凄いですね。洗濯を干す手間もなく、火をおこす必要もない。
 あ、昨日、公園を散歩していたら顔面紙芝居をまたやってました。

 前回の近況で書いた出版社倒産の件については進展無し。やれやれ。

1998/9/20の週 9月26日sat記入 台風一過でまた台風
 長編書き詰めている物書きなんざ、本当に何もない毎日を過ごしているもので、本当に何もない。朝、嫁さんを送り出し(と、行っても大半は寝ている)しばらくすると娘が騒ぎ出すので、お粥を作って食わせ、仕事をしたり、日課となった子連れ銀行強盗に励んだり、仕事をして飯を食い、飯を食わせ、洗濯して洗い物をして、嫁さんが帰ってくる時間には米を炊いて晩飯の下ごしらえ。ちなみに昨日の晩飯はジャコご飯、茹でアスパラガス、アルファルファとカッテージチーズのサラダ、茄子田楽、レタスのニンニク風味中華炒め、出来合いの辛子明太子、出来合いのシジミの佃煮。豪華だなあ、とは思ったが豆がないぞ。品目が少し足らないな。
 平穏な毎日だ(平穏な一日が好きです。なにせ、トラブルはほっといても向こうからやってくる)。
 台風も、ウチの場合、ベランダに出してあったスリッパを乱してくれる程度の被害しかなく全然平気。高知なんかただの雨で洪水になっているらしいんだけれど。
 あー、えーと、あと今週何があったかな? そうだ。久々にプールに泳ぎに行きました。健康のため運動不足解消のため去年の夏あたりはほぼ毎日のように泳ぎに行っていたのだけれど、さすがに今年は時間が作れない。親父が娘を見てくれている間、市民プールへ。なまっている。本気でなまっている。だけれど、この調子で時間が作れればいいなあ。
 そうそう、徹底した運動不足のはずだったのだけれど、体重は二キロほど落ちていました。しかし、これは痩せたと言うより、やつれたのでは……。

 昨夜、江戸川乱歩賞の受賞パーティだったのだけれど、パス。乱歩賞は講談社持ちでロハで入れるのだけれどのこのこ出かけていって編集さんに掴まったら申し訳が立たない。家でしこしこと原稿を書いてました。まじめだなあ、オレって。

 現時点で
 バトル・オブ・ジャパン7 一三〇枚
 怒るUFO……二〇枚
 蒼穹の覇者2 彗星編 七〇枚

 大相撲はこれを書いている時点で貴の花一敗。若の花二敗。ううむ、当たり前の展開ではないか。つまらん。
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