★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 保坂和志拡散マガジン  ∧ ∧   ★ぴょん吉くんはかつおぶし中毒★ =〆ェ^=          略して『ぴょんかつ』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 第32号 やっと運転免許をとったのです(8/7) ________________________________________________________________ デートは男の運転する車でするものと思って疑わない女の子が少なから ずいて、そういう子に運悪くぶつかって「免許がない」なんて言うと その子は一瞬黙りこんで見てはいけないものを見てしまったような顔に なって気まずいことになる。ぼくはぼくで運が悪いと思っているが向こ うは詐欺に遭ったぐらいに思っているはずでそういう女の子とうまくいっ たことはないし、その面からはぼくも一応ひけ目を感じる材料を持って いることになるが、どんどん自分で運転する工藤さんは、珍しそうな顔 のまま、 「どうして取らないの?」  と訊いてきた。 「おれ、人からものを教わるのが嫌いだから」  工藤さんは口許にはじめて見たときの笑いをつくりながら三回四回と わざとらしく頷いて、「まあ、東京だったら車がなくても不便はないし ねえ」と言った。              (草の上の朝食) ________________________________________________________________ こんにちわ〜 暑いですね〜〜〜 と言ってもだいぶ涼しくなってきたような気もするきょうこのごろ、 みなさんいかがお過ごしでしょうか・・・ 今回は運転免許について。 そう、いままで免許持ってなかったんです。 それでついこのあいだ、8/1にやっと取得してきたのであります。 これでビデオ屋の会員証をつくるのにわざわざパスポート持ってかなく てもよくなったわけで。 ◆いままで免許を取らなかった訳◆ べつにひとからものを教わるのが嫌いなわけではなくて、とりたてて 何か特別な理由があって取らなかったわけではないんです。 でもなぜか世の中は運転免許くらいは持ってて当たり前、持ってないと 「なんで?」と聞いてくる。 ガス溶接の免許だと「なんで持ってるの?」になっちゃうのに。 とりあえず、「暇があるときは金がなくて金があるときは暇がなくて」 なんて答えたりしてたんだけど、まあ実際たしかにそうなわけで、暇が あって金がないときにただで教えてくれるんだったら取ってただろうし、 金があるときにお金さえだせば免許くれるっていうんだったら取った ろうし・・・ ほかにも細かい理由はいろいろあって、たとえ免許とっても車買って 維持するだけでお金がかかってどうせ運転する機会があんまりないだ ろうとか、教習所にいくのが途中で嫌になってめんどくさくなっちゃ うだろうとか、事故を起こしちゃったら嫌だしとか、酒飲んだら気が 大きくなって運転しちゃいそうだなとか、 でもそんなことよりなにより結局は車に対してそれほど憧れがなかった というか、自分にとって運転免許がお金だしたりリスクを背負ってまで 欲しいと感じなかった、ということですかねえ。 というか、じぶんにとってはなんでみんなそんなに車が好きなんだろう、 ということのほうが不思議で、まあひとそれぞれ好きなことはいろいろ あるから当たり前なんだけど、でもそれを勝手に世界標準のようにし てほしくないよなあという気分で。 ◆でもまあそんなこと言っても取っちゃうとけっこう嬉しいもので◆ 教習所に申し込みしたのが去年の12月で、最初に乗ったのが一月だった ので、結局まる7ヶ月もかかってしまった。 でも時間はひとつもオーバーしなかったんですよ。 一月に2,3回乗ってから、まる四ヶ月空けちゃったんでこんなにかかっ ちゃったんです。 ◆年をとってから免許を取るということ◆ 実はうちの父親もわたしが小学生のころに教習所に通って免許取った のでだいぶ年齢がいってから免許をとったんです。 それほどまではいってないけど、世間の標準からみれば、わたしの場合 もだいぶ免許をとる時期は遅いわけです。 でもなんだろう、ふと思ったんだけど、年をとってからのほうが若い ときより、あたらしいものを覚えたり練習したり身につけるという行為 に歓びを感じるような気がしますねえ。 『生きる歓び』じゃないけど、あたらしいことを覚えること自体が歓び。 まあ若いときのほうが身につき方は早いんでしょうけど。 でも若いときって、へんなプライドとか見栄みたいなのが強いから、覚え ることが目的じゃなくて、なんとか無難に、できればかっこよく上手に、 みたいなのがあるからあんまりあたらしいことを覚えること自体は楽しく ないのかも。 ◆執筆後記◆ あっ、でも実技も学科も「試験」っていうのはいくつになっても嫌です ねえ。 べつに緊張しなくてもいいのにやっぱりちょっとは緊張してしまう。 ○○○お知らせ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★掲示保板にも書き込みしないと忘れられちゃうよ〜 「いなむらL7通信」も読もう〜 http://www.k-hosaka.com/ ★出来るだけ等幅フォントでお読みください。 ★「ぴょんかつ」では読者の皆さんのご意見・ご感想・投稿などを大募集 しております。 出来る限り返事もかいていきたいと思っています。 いただいたメールはこちらで勝手に「ぴょんかつ」にとりあげさせてもら う場合もあると思います。もしとりあげられるのが嫌な場合はその旨お書 き添えください。 出来れば、公表してもいい名前(本名なりハンドル名なり)を書いて頂け ればうれしいです。 ☆ご意見・ご感想・投稿などはこちらへ   akama@din.or.jp (まぐまぐから配信された方は、このメルマガに「返信」すれば  akama@din.or.jp宛に届くみたいです) ★ぴょんちゃん倶楽部もよろしく。ぴょんかつ掲示板もあるよ。         (http://www.din.or.jp/~akama/) ★「ぴょんかつ」は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )と E-Magazineを利用して発行しています。( http://www.emaga.com ) ★「ぴょんかつ」の登録・解除は上の『ぴょんちゃん倶楽部』か 『まぐまぐ』(マガジンID:0000019217) 『E-Magazine』(マガジンID:akama) のそれぞれで各自お願いします。 ★「ぴょんかつ」は転載自由です。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 保坂和志拡散マガジン   ぴょん吉くんはかつおぶし中毒 略して「ぴょんかつ」                       第32号 発行人  あかま としふみ akama@din.or.jp               http://www.din.or.jp/~akama/ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆