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第15号 思い出の今に在る(4/15)
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映画の上映までにはまだ一時間以上時間があり、浩二はどこで時間潰し
をすればいいのか考えが浮かんでいなかった。
浩二はヒゲパンを考えるのと同じだけ美緒を考えていた。
結局目覚める直前の夢にでてきたかつての恋人を一日忘れられなかった
のだった。
今日は一日が丸々時間潰しみたいなものだったと思った。
それが誰かを好きになったときの時間のすぎていくのに似ていると思い、
浩二はそれを懐かしいように感じていた。
(コーリング)
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こんにちは。
今号も『コーリング』からの拡散で、思い出についてちょっと。
◆思い出は変化する◆
思い出はあくまで自分のなかに在るものであって、それは確かに過去に
自分が体験したことではあるんだけれど、それがそのまま過去の現実そ
のままのこととして記憶しているかというとかなり疑わしく、時間が経
つにしたがって思い出を自分のなかで無意識のうちに変えていき、すこ
しずつ過去の実際の体験とは違ったものにしていっている。
というようなことをしばらく前にテレビで言っていて、ん〜なるほどな
あと思ったんです。
思い出をあとから自分が脚色して作っていく、というか。
◆思い出に浸る◆
「思い出に浸る」なんていうと、どっちかっていうと積極的じゃなくて、
もっと未来にむかって進んでいかなきゃいけない、みたいになっちゃう
と思うんですが、でもそうとも言えないんじゃないかなあとも考えるん
です。
過去に縛られることはよくないと思うけど、過去を題材にして今を楽し
むことは健全なことなんじゃないかなと。
結構わたしは夢想癖があるのかどうか、ひとりでいろいろと思い出して
はニヤニヤしてたりします。
その思い出のなかから思い出の人がとびたしてきて、また新たに会話し
たりすることもあります。
そんなときはなんか幸せな気分なんですね。
でもちょっと自分のなかでそんな現実じゃないくだらない無駄なことを
考えていても意味がないぞ、なんていう声も聞こえたりするんだけど、
やっぱりそういうことは無駄なことではないし、意味もあると思うんで
す。
◆テレパシー?◆
自分がある人のことを思い出したりしたことは、その人には伝わるのか。
というのがあるけど、自分のなかのいまの時点での結論はうまくいけば
伝わることもあるし、もちろん伝わらないこともある、というかそっち
のほうが多いかもしれない。
でも自分が思い出すことによってなんらかのエネルギーを放出していて、
それが相手にはきちんと届かないかもしれないけど、自分が思い出した
ことによってすくなくとも宇宙の空間に変化を起こさせたのは真実だ。
というのはちょっと大袈裟すぎるかなあ。
ん〜、でもなんかそんなようなこと考えてます。
「印象の強さと記憶の量」とか「生きてる記憶と固定した記憶?」みた
いなことについても書こうと思ったんだけど、なんかちょっとまとまっ
たみたいな気もするんできょうはこのへんで。
次回そのへんのこと書こうかとも思うけど、なんかうまく整理されそう
もないような気もして、全然べつのこと書くかもしれないです。
◆執筆後記◆
いまから久々の新潟に行ってきま〜す。
そいじゃまた〜。
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ぴょん吉くんはかつおぶし中毒 略して「ぴょんかつ」
第15号
発行人 あかま としふみ akama@din.or.jp
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