★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
保坂和志拡散マガジン
∧ ∧ ★ぴょん吉くんはかつおぶし中毒★
=〆ェ^=
略して『ぴょんかつ』
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
第11号(2/5) 幸福の遺伝子
________________________________________________________________
コミュニケーションしたり、相手の言うことを理解したりすることは
できるけれど、相手が実感していることや彼がそれをそう感じたり
考えたりするに至ったプロセスをじゅうぶんに理解することはかなり
難しい。 ("様態"のこと『アウトブリード』)
________________________________________________________________
こんにちは。
なんか今週は風邪ひいちゃって。
やっとほとんど直りかけましたが、みなさんもご注意を。
およそ4年ぶりで風邪らしい風邪をひいちゃいました。
◆幸福の遺伝子◆
何年か前に幸福の遺伝子のはなしをある人からちらっと聞いたことが
あって。
遺伝子のなかに幸福の遺伝子というものがあって、その遺伝子を生まれ
つき持っている人は、はたから見ればどんな不幸な状況でも自分は幸福
だと感じて生きていれる、らしいのです。
いつも前向きに明るく生きている人や、失敗をおそれずで〜んと構えて
いる人なんかをみて、なるほどそういうのはあるかもしれないなと思う
と同時におれは幸福の遺伝子は持っていないなと思いました。
でもほんとにその幸福の遺伝子があったとしたら、欲しいな〜と感じま
した。
けど遺伝子なんだから、ないものねだりして今更欲しがったってしょう
がないんだよなあ、とニヒリストっぽくあきらめていました。
◆あなたは今、幸福ですか?◆
この幸福の遺伝子のはなしは、どうやらアメリカで行われた「あなたは
今、幸福ですか?」というアンケート調査をもとにした幸福感に関する
大規模な研究によるものらしいのです。
簡単にまとめると、
1.生活状況、経済状態、教育レベル、宗教活動などの、環境要因といわ
れるものは、幸福と思うかそうじゃないと思うかを決定する要因では
ない。
2.大切な人を亡くしたとか、宝くじに当たったとかというのが幸福感に
影響を与えるのは3〜4か月だけ。
3.幸福感の程度は、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児では80%一致する
が、違う遺伝子をもつ二卵性双生児だと40%になってしまう。
これらのことから、ある人が幸福と感じて生きていけるかどうかは、環境
や体験によって決まるのではなく、生まれ持った遺伝的なその人の気質
によって決定される、らしいのです。
◆青い鳥はここにいた?◆
この幸福の遺伝子のはなしが、科学的にどのくらい信憑性があるのかは
わからないけれど、といっても最近は信憑性自体の信憑性もどうでもい
いというか、結局はじぶんがどう思うかが重要なのであって。
幸福の遺伝子のはなしは、じぶんとしては寓話的というかなんというか
そんな感じでとらえていた部分がたぶんつよくて。
だからということもあるんだけれど、最近おもったのは、あっそうか、
幸福の遺伝子が欲しけりゃ自分でつくっちゃえばいいんだなというか
遺伝子という名称をつけてるけど、自分で意識的に突然変異をおこして
自分のなかに幸福の遺伝子をつくればいいことなんだ、と考えるように
なってきたんです。
◆幸福の尺度◆
結局幸福かどうかはその本人しかわからないわけで、というかまわりの
ひとがどう思おうが、本人が幸福ならそれがたぶん真実なわけで。
そとからみて、あのひとのように生きていけたら幸福だろうなあと思っ
てもその本人は意外とあまり幸福ではなかったりとかするし。
などと思っていると、結局幸福になるのはそんなに金もかからないで
済みそうだなあともおもえるし、自分も最近すこしずつ以前より幸福
になってきたような感じもして。
これから、生きている残りの時間、無限に加速度的に幸福になってい
こうと考えている今日この頃です。
◆編集後記◆
最近の「ぴょんかつ」ちょっと保坂さんの作品からずれちゃってるかな
あなどともちょっと感じて、次回あたりはなんかおもいっきりほのぼの
とした保坂ワールドにどっぷりつかりたいなとも思ってます。
といってもいきあたりばったりの「ぴょんかつ」なんでどうなるかは
わかりませんが。
それではまた。
○○○お知らせ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
★出来るだけ等幅フォントでお読みください。
★「ぴょんかつ」では読者の皆さんのご意見・ご感想・投稿などを大募集
しております。
出来る限り返事もかいていきたいと思っています。
いただいたメールはこちらで勝手に「ぴょんかつ」にとりあげさせてもら
う場合もあると思います。もしとりあげられるのが嫌な場合はその旨お書
き添えください。
出来れば、公表してもいい名前(本名なりハンドル名なり)を書いて頂け
ればうれしいです。
☆ご意見・ご感想・投稿などはこちらへ akama@din.or.jp
★ぴょんちゃん倶楽部もよろしく。ぴょんかつ掲示板もあるよ。
(http://www.din.or.jp/~akama/)
★このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用
して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
★無料電子出版サービス ◇ E-Magazineも利用して発行しています。
( http://www.emaga.com )
★「ぴょんかつ」の登録・解除は上の『ぴょんちゃん倶楽部』か『まぐま
ぐ』で行えます。 まぐまぐマガジンID:0000019217
★E-Magazineで登録された方の解除はE-Magazineで行ってください。
★「ぴょんかつ」は転載自由です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
保坂和志拡散マガジン
ぴょん吉くんはかつおぶし中毒 略して「ぴょんかつ」第11号
発行人 あかま としふみ akama@din.or.jp
http://www.din.or.jp/~akama/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆