99.01.16

あいかわらず遅刻。
昨夜帰ったのが3時過ぎだからしょうがない。
同窓会は、たまにやると楽しい。

今日もJくんと仕事だ。
こいつとやると楽でいい。
来週から夕方もこいつとやるらしい。
Oさんと比べると、俺の疲労は半減するだろう。
最初からそうして欲しかったのに、
Oさんがいやだと言い張ったのだ。
どうして急に譲ってくれたのか謎だが、
嬉しいので放っておく。

なんだか分からないが、Aさんが来た。
どこかへ行くらしい。
あいかわらず遅刻している。
俺が遅刻しても怒られないわけが少し分かる。

レジ清算を済ませて、売上日報を作成する。
日報を書きこむノートを開く。
昨日の備考欄に、こんなことが書いてあった。
「客少なし。店で走ってみた。おもしろかった。
赤羽君参上。ちょっと手伝ってくれた。M宛にイタ電!!イエーイ」
昨日Mさんが書いたやつだ。
まったく。
俺が目撃した出来事のほかに、店の中を走ったらしい。
楽しいのかな?

タバコの整理をする。
今日届いたタバコを、種類別に分類して棚に詰め込む。
俺はやるときは徹底的にやるので、
タバコをすべて床にぶちまけて、分類してからぶち込む。
時間はかかるが、きれいに整頓できるやり方だ。
Jくんがなんだったかを取ってくれと言ったが、
俺はタバコに埋まって動けなかったので無視した。
動けないんだからしょうがないだろう。

たいしたことは起こらずに17時になる。
が、Oさんが来ない。
もしかしたら、今日からシフトが変わってると思っているのかもしれない。
だとしたら、来ないだろう。
そうすれば、J君が一緒にやることになるだろう。
それは楽すぎる。
俺の中でかすかな期待が膨らんでくる。
Jくんに言ったら、「電話でしょう。」と言われた。
普通はそうだ。
電話をかけて呼び寄せるべきだ。
でも、やりたくない。
俺はあの人がほんとに苦手なのだ。
できることなら呼びたくない。
俺の葛藤をよそに、Oさんは10分くらいの遅刻でやってきた。
期待した分だけ、疲れは大きくなる。

ジュース整理をやる。
本当は昼間のうちにやっておくものだが、
Jくんが嫌がってやらせてくれないのだ。
いまだに宅急便の受付が怪しいため、1人でやりたくないんだろう。
まあ俺もOさんとの時間が少しつぶせるのでけっこう嬉しい。
ウォークインに入ろうとしたとき、肩が入り口のわきに当たり、
中の電灯がぱっとついた。
なに?
この電灯は、切れてたんじゃなかったのか?
前に切れた時、店長が「なくてもなんとかなる。」とか言って、
取り替えなかったはずだ。
だまされた。
つくのならそう言ってくれればいいのに。
これがあるだけで作業がどれだけ楽になることか。
憤りながら中に潜る。

外からOさんに「すいませえん。」と呼ばれる。
出ていってみると、バーコードを登録してなかったアイスに値札がついていなくて、
売り場にも書いていないので困ったらしい。
これはいくらかと訊かれたが、俺も知らない。
しかも、俺も同じ目にあって、適当に98円で売ってしまったやつだ。
だがどう見てもそんな値段ではない。
もっと高そうな奴だ。
自分で勝手に値段をつけてくれ。
そう言ってやると、Oさんはしばらく考えていたが、
「200円!!」と叫んで走っていってしまった。
非常時じゃなくてもこれくらい普通にしゃべってくれればいいのに。

ジュース整理終わり。
外に出て売り場を見渡すと、ふと違和感がある。
1リットルパック入り低脂肪乳が、ケーキの棚においてある。
客が戻すのが面倒で置いたんだろう。
こういう客はけっこういる。
はっきり言って迷惑だ。
知能の進化を願う。

弁当の発注をする。
Aさんに発注数を聞いておくのを忘れた。
いつも金曜日に聞くのだが、昨日俺は休みだったからだ。
Aさんに電話をしてみる。
いきなり、
「なに?なんなの?どうしちゃったの?」
と怯えた声で尋ねられた。
このあいだのI君騒動でかなりこたえたらしい。
用件を聞くと、安心したようだ。
電話に出ようかどうしようかかなり考えたそうだ。
かわいそうに。

22時。
今日もOさんとはほとんど会話をしなかった。
それももう最後だ。
来週からは少しマシになるだろう。
早く帰りたい。

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