99.01.15

今日は成人式。
式典に出たが、つまらないので速攻退場。
外の同窓生集団に混ざる。

寒すぎる。
手に持ってる記念品の袱紗がうっとうしい。
店が近くなので置きに行く。

店の中にはMさん1人。
店長は店員の給料を取りに行っているらしい。
当然帰りを待つことにする。
スーツを着ていたので、変な顔をされる。
俺が着ていたら文句があるのだろうか?

レジ清算。
1人ではつらそうなので手伝う。
ワイシャツの上に制服を着て、本部社員の真似事をしてみる。
ふむ、なかなかだ。
Mさんは爆笑していた。
失礼な人だ。

電話が鳴る。
俺が出ると、くぐもった男の声で
「あの・・・Mさんをお願いします。」
と言われた。
名前も言わないとは失礼なやつだったが、代わってやる。
そのあいだ俺はレジ打ち。
ささやかな矛盾を感じるが、気にしないことにする。

電話のところから、Mさんの声。
「うちの店こういう電話よくあるんですよ。
いたずらはやめてください。」
切ったあと、妙にうれしそうだ。
気になるのでなんだったのか訊いてみる。
以下、Mさん談。

「いやー、なんかね、私の写真を撮ったって言うのよ。
私がオ○ニーしてるやつ。
そんなわけないじゃんねえ。
だいたい昼間は子供の友達とか来てるしさ。
トイレとかも無理なのよ、うち。
それで、写真を返したいから、出てこいだってさ。
うちの店でも、KiちゃんとかKbさんとかにそういう電話あったらしいけど。
私誰より長くやってるけど、初めてよ。
私もやっと女の仲間入りだあ。
でも、もし出ていったらどうなっちゃうんだろう?
私どうされちゃうんだろう?
きゃーーーーー!!
こっちから連絡するとか言って電話番号聞いとけば良かったかなあ?」

以上。
かなり舞い上がっている。
俺はただひたすら聞くしかできなかった。

店長帰る。
俺は今にも死にそうになっていたので、
給料をもらってそそくさとその場を立ち去った。

前のページへ